自殺対策
みんなで取り組む自殺対策
~あなたのいのちは、大切ないのちです。~
ひとりで悩まないでご相談ください

1.はじめに自殺予防をめぐる国の動き
近年、年間3万人を超える方が自殺で亡くなられていることは、誠に痛ましい事態であり、深刻に受け止める必要があります。
自殺は、個人的な問題としてのみとらえるべきものではなく、その背景に様々な社会的要因があります。
そこで、自殺対策を総合的に推進して、自殺の防止を図り、国民が健康で生きがいを持って暮らすことのできる社会の実現を目的とする自殺対策基本法が平成18年10月に施行されました。
この基本法に基づき、平成19年6月、自殺対策の指針である「自殺総合対策大綱」が決定されました。
この大綱では、うつ病対策と併せ、働き方を見直したり、何度でも再チャレンジできる社会を作りあげるなど、総合的に取り組むことで自殺は防ぐことができるとしています。
鹿児島市では、自殺対策を総合的に推進し、市民の健康な暮らしの実現を図ってまいります。
2.鹿児島市の自殺の現状
鹿児島市は、男性の自殺者が約7割を占め、年代別でみると50歳代から60歳代が約4割を占めています。

(出典:人口動態統計)
3.自殺対策の基本認識(自殺総合対策大綱より)
自殺は追い込まれた末の死
自殺は、個人の意思や選択の結果と思われがちです。
しかし、実際には、倒産、失業、多重債務等の経済・生活問題、過重労働や職場人間関係等の勤務問題、いじめ等の学校問題、男女問題、介護・看病疲れ等の家庭問題、健康問題、さらには個人の性格傾向、人生観等さまざまな要因が複雑に関係しています。
また、大多数の人が、さまざまな悩みで心理的に「追い込まれた」結果、うつ病やアルコール依存症を発症し、これらの疾患の影響で正常な判断を行うことが困難な状態に陥っていたことが分かってきました。
このように、多くの自殺は、個人の意思や選択の結果ではなく、さまざまな悩みで自殺以外の選択肢が考えられなくなる「追い込まれての死」であると考えられています。
自殺は防ぐことができる
WHO(世界保健機関)は「自殺は、その多くが防ぐことのできる社会的な問題」であると明言しています。
健康問題や家庭問題等一見個人の問題と思われる要因であっても、専門家への相談やうつ病等の治療について社会的な支援の手を差し伸べることができます。

うつ病、アルコール依存症、統合失調症には有効な治療法があり、この3種の精神疾患の早期発見、早期治療に取り組むことが大切です。
社会の適切な介入により、また、自殺に至る前のうつ病等の精神疾患に対する適切な治療により、多くの自殺は防ぐことができます。
自殺を考えている人は悩みを抱え込みながらもサインを発している
日本では、精神疾患や精神科医療に対する偏見が強く、自殺を図った人が精神科医等の専門家を受診している例は少ないです。
特に、中高年男性は、心の問題を抱えやすい上、相談することへの抵抗感から問題を深刻化しがちと言われています。
死にたいと考えている人も、
心の中では「生きたい」という気持ちとの間で激しく揺れ動いており、不眠、原因不明の体調不良など自殺の危険を示すサインを発しています。
家族や職場の同僚など身近な人は、自殺のサインに気づいていることも多いのです。
自殺のサイン(次のようなサインが多く見られる場合は、注意が必要です。)
- うつ病(気分が沈む、自分を責める、仕事の能率が落ちる、決断できない、不眠が続く)の症状 がある
- 原因不明の体調不良が長引く
- アルコールの量が増える
- 安全や健康が保てない
- 仕事の負担が急に増える、大きな失敗をする、失業する
- 職場や家庭内サポートが得られない
- 本人にとって価値のあるもの(職・地位・家族・財産)を失う
- 重症の身体の病気にかかる
- 「死にたい」と口にする
- 自殺未遂におよぶ
(自殺総合対策大綱「自殺のサイン(自殺予防の十か条より)
これらのサインに気づいたら・・・
「自殺予防のための行動~3つのポイント~」
周囲の方が自殺を考えているのではないかと思い当たるときには、
「周りの人の悩みに気づき、耳を傾ける」
「早めに専門家に相談するよう促す」
「温かく寄り添いながら、じっくりと見守る」ことが大切です。
<気づき>
周りの人の悩みに気づき、耳を傾ける
-
家族や仲間の変化に敏感になり、心の悩みを抱えている人が発する周りへのサインになるべく早く気づきましょう。
-
「手を差し伸べ、話を聞くこと」は絶望感を減らすための重要なステップです。時間をかけて、できる限り傾聴しましょう。
-
話題をそらしたり、訴えや気持ちを否定したり、表面的な励ましをしたりすることは逆効果です。相手の気持ちを尊重し、共感しましょう。
<つなぎ>
早めに専門家に相談するよう促す
-
心の病気の兆候があれば、本人の置かれている状況や気持ちを理解してくれる家族、友人、上司といったキーパーソンの協力を求めましょう。
-
治療の第一歩は、相談機関、医療機関の専門家への相談から始まります。キーパーソンと連携して、専門家への相談につなげましょう。
<見守り>
温かく寄り添いながら、じっくりと見守る
-
身体や心の健康状態について自然な雰囲気で声をかけて、あせらずに優しく寄り添いながら見守りましょう。
-
自然に応対するとともに、家庭や職場での体や心の負担が減るように配慮しましょう。
-
必要に応じ、家族と連携をとり、主治医に情報を提供しましょう。
4.相談窓口
辛くなったとき、苦しいときは、ひとりで悩まないで、あなたの気持ち話してください。
悩んでいる方や、その方のことを心配しているご家族や友人の方々、鹿児島市にはさまざまな相談窓口があることを知ってください。
| 相談内容 | 相談窓口 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 健康の悩み | 鹿児島市保健所保健予防課 | 258-2351 |
|
鹿児島市精神保健福祉交流センター(はーと・ぱーく) |
214-3352 | |
| 鹿児島県精神保健福祉センター | 218-4755 | |
| 鹿児島県自殺予防情報センター | 228-9558 | |
| こころの電話 | 228-9566、9567 | |
| いのちの電話 | 250-7000 | |
|
お金の悩み (多重債務等) |
鹿児島市消費生活センター | 252-1919 |
| 鹿児島県弁護士会 | 226-3765 | |
| 鹿児島県司法書士会 | 256-0335 | |
| 法テラス鹿児島 | 0503383-5525 | |
|
市民相談センター~一般相談(金銭貸借) |
216-1205 | |
|
家庭の悩み |
子どもと女性の相談室 (1)家庭児童相談 (2)女性相談 |
(1)216-1262 (2)216-1263 |
|
サンエールかごしま相談室 (生き方、人間関係、家族、夫婦のこと等) |
813-0853 | |
|
市民相談センター~一般相談(相続問題、離婚の手続き等) |
216-1205 | |
|
職場の悩み (メンタルヘルス) |
鹿児島地域産業保健センター | 226-3801 |
| 鹿児島労働基準監督署安全衛生課 | 214-9175 | |
|
仕事のこと |
ハローワーク鹿児島 | 250-6060 |
| 雇用相談室(市民相談センター内) | 216-1329 | |
|
産業支援課~金融相談(中小企業の融資) |
216-1324 | |
|
学校・子ども 若者のこと |
教育委員会青少年課教育相談室 (1)学習、進路、不登校、いじめ、子育て等 (2)心のダイヤル |
(1)226-1345 (2)224-1179 |
|
青少年補導センター~青少年の悩み、心配事 |
224-2000 |
|
|
かごしま子ども・若者総合相談センター(不登校、ひきこもり、ニート、フリーター等の悩み) |
257-8230 | |
| NPO法人いじめ対策プロジェクト | 090-4475-9351 |

5.関連リンク
自殺対策支援センターhttp://www.lifelink.or.jp/hp/top.html
内閣府自殺対策HPhttp://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/index.html
鹿児島県自殺対策HPhttp://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/kenko-iryo/index.html
「こころの耳」働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト厚生労働省・産業医学振興財団http://kokoro.mhlw.go.jp/
みんなのメンタルヘルス総合サイトhttp://www.mhlw.go.jp/kokoro
こころもメンテしよう~10代20代のメンタルサポートサイト~http://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth
保健予防課
〒890-8543 鹿児島市鴨池2丁目25-1-11電話:099-258-2321(代表)
ファックス:099-258-2392
E-Mail : hokenyobou@city.kagoshima.lg.jp









