更新日:2020年9月29日
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鹿児島市は、霧島錦江湾国立公園に属する雄大な桜島や波静かな錦江湾など、世界に誇れる素晴らしい自然を有しています。この豊かな自然やかけがえのない環境を次の世代に引き継ぐことは、今を生きる私たちに課せられた大きな責務です。
本市におきましては、第五次鹿児島市総合計画の大きな柱のひとつに掲げた「水と緑が輝く人と地球にやさしいまち」を実現するため、第二次鹿児島市環境基本計画に基づき、低炭素社会、循環型社会、自然共生社会の構築を柱とした環境にやさしい持続可能なまちづくりと、環境と経済を一体的に捉えた環境政策を積極的に進めております。
その一環として、市内の全ての小中学校を対象にした「学校版環境ISO認定制度」、事業者に対する「環境管理事業所認定制度」、市民に向けた「エコライフファミリー制度」等をとおして省エネルギーに取り組むとともに、大気・水質等の環境監視や発生源対策を推進し、良好な自然環境の保全に努めています。また、ごみの減量化・資源化や屋上緑化・緑のカーテンの普及促進等にも取り組み、環境にやさしいまちづくりにも力を注いでおります。
さらに、生物多様性の保全と持続可能な利用を総合的・計画的に進めていくために、本年3月に策定した「鹿児島市生物多様性地域戦略」に掲げる施策を力強く推進しているところでございます。
今後とも、市民の皆様や事業者の方々のご理解とご協力をいただきながら、環境リーディングシティ鹿児島として「みんなでつなぐ人と地球にやさしい環境都市かごしま」の実現に向けて各種施策を積極的に展開してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
本書は、平成25年度の本市における環境の現状と保全対策等について、その概要をとりまとめたものです。多くの皆様に活用され、本市の環境行政に対する理解をさらに深めていただく一助となることを願っております。
平成26年10月
鹿児島市長森博幸
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