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更新日:2023年9月4日

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蚊媒介感染症

蚊媒介感染症とは

蚊媒介感染症とは、感染蚊に刺されることにより感染する感染症の総称です。世界的に蚊を媒介した感染症は多く発生し、特に熱帯・亜熱帯地域で広く流行しています。近年では、国際的な人の移動の活発化に伴い、国内での感染があまり見られない感染症が、海外から持ち込まれる事例が報告されています。本市でも2023年に海外から日本へ入国した方で、8月にデング熱の発生の届出がありました。海外からの流入機会がますます増えていくことが予想されることから、今後も注意が必要です。

 

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主な蚊媒介感染症

疾患名

媒介蚊

感染経路

発生地域

潜伏期間

主な症状

治療・予防

デング熱 ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど 人→蚊→人 東南アジア、南アジア、中南米、カリブ海諸国 2~15日 発熱で始まり、頭痛、眼窩痛、筋肉痛、関節痛 抗ウイルス薬やワクチン等はなく、対症療法を行う
チクングニア熱 ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど 人など→蚊→人 アフリカ、アジア(インド、東南アジア)、太平洋地域、カリブ海諸国、アメリカ大陸など 3~12日 急性の発熱と関節痛、発しん
ジカウイルス感染症 ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど 人→蚊→人 中南米・カリブ海地域、オセアニア太平洋諸島、アフリカの一部(カーボベルデ)、タイ 2~12日(多くは2~7日) 軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、結膜炎、疲労感、倦怠感など
ウエストナイル熱 アカイエカ、チカイエカ、ヒトスジシマカなど 鳥→蚊→人 アフリカ、ヨーロッパ、中東、中央アジア、西アジア、米国など 2~6日 発熱、頭痛、背部痛、筋肉痛、筋力低下、食欲不振、発しん
日本脳炎 コガタアカイエカ 豚→蚊→人 日本、中国、東南アジア、南アジア 6~16日 発熱、頭痛、吐き気、おう吐、めまい、意識障害 ワクチン接種が最も効果的な予防方法であり、治療は対症療法を行う
黄熱 ネッタイシマカ 人→蚊→人 アフリカ、南米 3~6日 高熱、悪寒、嘔吐、筋肉痛、出血、蛋白尿、比較的徐脈、黄疸
マラリア ハマダラカ 人→蚊→人 東南アジア、アフリカ、中南米 7~40日 発熱、悪寒、倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛 抗マラリア薬の投与による治療を行う

 

 

感染予防

  • 刺されない

素足でのサンダル履きを避け、白など薄い色のシャツやズボンを選ぶ(蚊は色の濃いものに近づく傾向がある)ほか、肌を露出しない長袖、長ズボンを着用します。また、虫除けスプレーや蚊取り線香などの使用も効果的です。

  • 増やさない
    ジカウイルスなどを媒介するヒトスジシマカは主にヤブや墓地、公園などに生息し、狭い水たまりのような水中に産卵することから、例えば、屋外に置かれた植木鉢の受け皿や空き缶、ペットボトルなどに溜まった水、野積みされた古タイヤに溜まった水などを除去することで蚊の発生を抑えるようにしましょう。

 

 

海外に渡航される方へ

流行地域へ渡航される場合は、上記感染予防策などについて、特に留意し行動をおこなってください。帰国時又は帰国後に発熱等体調の異状がある場合及び渡航先において医療機関を受診するなど体調に不安がある場合には、空港等の検疫所に相談いただくか、近くの医療機関を速やかに受診してください。

 

 

夏の蚊対策国民運動

政府においては、平成28年3月29日、「ジカウイルス感染症に関する追加的な対応(第3弾)」を取りまとめ、各省庁、地方自治体、企業をはじめ国民全体で「夏の蚊対策国民運動」を展開しており、特に、特に6月を「夏の蚊対策広報強化月間」として、政府広報や地方自治体等による広報・普及啓発を集中的に実施することとしています。

家庭や職場では、感染予防に取り組んでいただくとともに、医療機関等においては、「夏の蚊対策国民運動」における蚊の対策に関する普及啓発について、関係者等への周知をよろしくお願いいたします(リーフレットが以下のリンク先からダウンロードできます)。

厚生労働省関連ページ(外部サイトへリンク)

関連情報

 

よくある質問

お問い合わせ

健康福祉局保健部感染症対策課

〒892-8677 鹿児島市山下町11-1

電話番号:099-803-7023

ファクス:099-803-7026

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