「概算数量発注試行工事」の実施

設計業務の省力化及び積算業務の簡素化を図り、円滑な事業執行を促進することを目的に、概算数量発注工事の試行を開始します。

対象工事

令和4年4月1日以降執行伺い決裁分の建設局が発注する工事（単価契約工事、降灰除去工事、土地区画整理関連工事、建築部発注工事を除く。）のうち、以下の全ての条件を満たす工事を対象とします。

• 当初設計の金額が、25,000千円未満の工事
• 工種や構造、形状等が著しく変化しない比較的単純な工事

「概算数量発注工事」の定義

• 概算数量発注とは、当初設計で平面図、標準断面図等を適用して算出した概算の数量を用いて発注する工事をいいます。
• 工事計画図書とは、受注者が現場調査、測量を行い、結果をまとめた平面図、縦断図、横断図、構造図等の工事計画図面のほか、各種数量計算書で構成する数量総括表などのことをいいます。
• 工事計画図面とは、平面図、縦断図、横断図、構造図等の受注者が作成した図面で、図面に付随する土工、仮設物を含む構造物等の数量計算書を含みます。
• 施工承諾図書とは、受注者が提出した工事計画図書をもとに、発注者が工事費、その他の諸条件等を検討し支障がないことを確認して施工承諾を行ったものをいいます。

試行概要

• 試行工事の対象である場合は、特記仕様書に明記します。
• 工事計画図書作成に要する日数として、15日を標準工期に付与しています。
• 工事計画図面の作成費用として、共通仮設費の準備費に「工事計画図面作成費」を計上しています。ただし、図面の作成に必要な現地調査、測量は費用の対象となりません。

試行要領

• 概算数量発注試行工事実施要領（令和4年2月）（PDF：1,056KB）