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更新日:2020年3月16日
~「魅力ある南の拠点づくり」~
650年の歴史を有する鹿児島港は、鹿児島市の北から南へ約20kmの範囲に及び、7つの港区から成り立っています。
この七つの港区は種子島、屋久島、奄美大島などの離島や、大隅半島との定期船のターミナルとして、また地域経済を支える生活物資の流通基地、あるいは漁業・レクリエーションなどの活動の場として、地域の発展に大きな役割を果たしてきました。
しかし、港を取り巻く環境は国際化、都市化、情報化などの社会経済情勢の進展に伴い大きく変化してきています。
このような転換期の中で、県では21世紀を迎え「魅力ある南の拠点づくり」を目指し、豊かなウォーターフロントを形成するため、概ね平成17年(西暦2005年)を目標年次とする鹿児島港の港湾計画(平成5年改訂)に基づき、港湾整備を進めております。
国際化・情報化の進展や産業の高度化・高質化に対応するため、中央港区において、人工島(マリンポートかごしま)を造成して大型観光船ふ頭、国際見本市場等を整備し、人・物・情報の行きかう国際交流拠点の形成を図ります。
県民・市民の余暇活動の多様化や海洋性レクリエーション需要に対応するためのマリーナ及び小型船だまりの整備を図るとともに、ウォーターフロントに対する意識の高まりに対応するため鴨池港区等において、周辺の自然環境にも配慮しつつ、親水機能を備えた緑地を整備します。
港湾と背後地との円滑な交通を確保するとともに、ふ頭間の連絡強化を図るため4車線(一部2車線)の臨港道路の整備を行います。これは背後市街地の道路網との連携に配慮しつつ、各港区間を連絡し、港湾関連交通が円滑に流れるようにするものです。
本港区において、離島航路の集約を図るとともに、離島への玄関口にふさわしい賑わいと潤いのある空間づくりを行います。
なお、新港区については、離島貨物船ふ頭及び官公庁船だまりとして利用します。
旧南港区については、都市化の進展等を考慮しながら、谷山地区に石油・セメント基地等の機能を移転し、土地利用の転換を誘導するとともに、谷山地区の外貿機能の強化を図ります。
興国二年 |
1341年 |
島津家5代貞久が東福寺城(現在の多賀山公園)を6代氏久の居城としたときに、鹿児島港の歴史も始まると言われている。現在の市街地のかなりの部分(地蔵角交番、御着屋交番、俊寛堀跡付近まで)が海であった。 |
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慶長七年 |
1602年 |
18代家久が鶴丸城に居を構え、以後城下町の発展とともに暫時埋め立てを行う。 |
寛政~嘉永年間 |
1789~1854年 |
琉球・奄美貿易の繁栄や国防上の理由により、弁天波止・屋久島岸岐・三五郎波止(以上現存せず)・新波止(現存)が順次築造される。 |
明治34~38年 |
1901~1905年 |
日清戦争以降、沖縄・台湾・阪神などの航路が繁栄したことに伴い、明治の大改修(物揚場、防波堤、浮き桟橋等の整備)を行う。 |
明治40年 |
1907年 |
「重要港湾」に指定(旧法)。 |
大正8年 |
1919年 |
「開港」指定(旧税関法)。 |
大正11年 |
1922年 |
国の指定港湾(内務省告示)となる。 |
大正12~昭和9年 |
1923~1934年 |
大正・昭和の大改修(防波堤、岸壁、浚渫等)を行う。 |
昭和25年 |
1950年 |
植物防疫法「輸入可」港に指定。 |
昭和26年 |
1951年 |
「重要港湾」(新法)・家畜伝染病予防法「輸入可」港・出入国管理及び難民認定法「出入国港」に指定。 |
昭和27年 |
1952年 |
検疫法「検疫港」に指定。旧南港区の整備に着手する。 |
昭和34年 |
1959年 |
港湾計画を策定、港湾審議会で承認。新港区の整備に着手する。 |
昭和39年 |
1964年 |
港湾計画改訂、港湾審議会で承認。 |
昭和40年 |
1965年 |
旧木材港区の整備に着手する。港則法「適用港湾」「特定港」指定。 |
昭和41年 |
1966年 |
谷山一区の整備に着手する。 |
昭和46年 |
1971年 |
港湾計画改訂、港湾審議会で承認。谷山二区の整備に着手する。 |
昭和47年 |
1972年 |
港湾区域を拡大し、浜平川港を編入する。鴨池港区の整備に着手する。 |
昭和48年 |
1973年 |
港湾計画改訂、港湾審議会で承認。 |
昭和57年 |
1982年 |
港湾計画改訂、港湾審議会で承認。 |
昭和60年 |
1985年 |
本港区(再)開発に着手する。 |
平成5年 |
1993年 |
港湾計画改訂、港湾審議会承認。本港区北ふ頭ターミナル供用開始。 |
平成7年 |
1995年 |
第10回「海の祭典」開催。 |
平成8年 |
1996年 |
谷山臨海大橋完成。 |
平成9年 |
1997年 |
「かごしま世界帆船まつり」開催。 |
平成10年 |
1998年 |
桜島フェリーターミナル供用開始。 |
平成11年 |
1999年 |
「マリンポートかごしま」廃棄物埋立護岸工事着手 |
平成12年 |
2000年 |
天保山シーサイドブリッジ供用開始。 |
平成14年 |
2002年 |
本港区南ふ頭ターミナル供用開始。 |
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