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ホーム > 文化・スポーツ > 文化振興・文化財 > 募集・案内 > 児童書出版助成対象作品決定

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更新日:2019年7月18日

児童書出版助成対象作品決定

児童文学の書き手の育成を図るため、児童文学に関する優れた作品に対して出版助成を行う児童書出版助成について、第4回目の助成対象作品が決定いたしましたので、お知らせします。

制度の概要

児童文学の書き手の育成を図るために、児童書に関する「原稿」を募集し、優れた作品に対して出版助成を行う。

助成額は、出版実費の2分の1以内で、50万円を上限とし、出版後助成する。

助成対象の出版物は、市が必要部数を購入し市内の学校・図書館等に配布する。

助成対象作品

作品名

「I CAN READ MY ABC's いっしょにABCの練習をしましょう!」

作者名

Taniguchi Troy Kisaku(タニグチ トロイ キサク)氏

作品のジャンル

英語のレッスン本(絵本)

作者略歴

アメリカ出身で日系4世の母と日系3世の父をもち、市内で英会話教室の講師をしている。

今回初めての出版となる。

応募状況・講評

応募作品数

2作品

作品名 ジャンル
「I CAN READ MY ABC's いっしょにABCの練習をしましょう!」 英語のレッスン本(絵本)
たこつぼキッズとありまさの森 物語

「たこつぼキッズとありまさの森」については応募資格を満たしていなかったので、選外となったが、作品自体の評価は行った。

 

選考委員の応募作品講評

【選考委員】(五十音順)
石田忠彦氏(かごしま近代文学館アドバイザー・選考委員長)
廣尾理世子氏(鹿児島純心女子高等学校教諭)
森孝晴氏(鹿児島国際大学教授)

作品名:「I CAN READ MY ABC's いっしょにABCの練習をしましょう!」

石田委員長

小学生向きの英語学習の入門書として、英語教育が導入された現在においては、時宜を得た出版物として評価する。

外国語学習において直面する日本語との相違点に関して、指導者と学習者との間において議論の対象になる、種々の問題点を図らずも提起している点が興味深い。

いくつかの難点をあげる。英文と和文との対応、英文とそれと表裏の関係にある絵(挿絵・イラスト)との対応が、必ずしも上手くいっていない箇所がある。また、内容的に小学生にはやや難しいところがある。

廣尾委員

絵のタッチや色彩が個性的で面白い。この独特な雰囲気が、「アルファベットをなぞる」という動作と結びついて、子供たちに文字のインパクトを与えると思う。

さらに、書き順が示してあることで、より「なぞる」という動作に意味が出てくると感じた。

鹿児島を舞台にしているが、なじみのある風物が、全く違う世界とつながっているのも新鮮であった。

新しい言葉を学ぶことは、もしかしたらこのような不思議な世界をのぞき込むようなものかもしれない。

森委員

ふるさとを題材にしてABCを学べることはすばらしい。絵が楽しいし、色もきれいである。

ただ、若干の問題点はある。まず、つづりの間違いや訳文の不備が残念であり、テキストとしての使い方もわかりにくいので改善の余地がある。質問の答えが見つけにくかったり、とらえにくいところもある。

和訳を一つにまとめる、訳し方を学校文法に従って行う、など工夫してほしい。

作品名:「たこつぼキッズとありまさの森」

石田委員長

団地のお祭りに、小学生の時の友人たちが集まり、かつて小学生の時に起こった不思議な出来事を語る内容である。不思議な出来事は、「たまご」にまつわる出来事と、「ジェシーおじさん」に関係する出来事とから成っている。

「たまご」は持ち主の願望に応じて成長し、やがて植物の芽が出て木に成長する。しかし、その願望を実現してくれるのは、「ジェシーとショパニーニ」である。この「たまご」と「ジェシー」との関係が詳しく書き込まれていないところが欠点である。

次に不思議なたまごのイメージには、子供のテレビ・ゲームの素材を感じさせられるが、この作品のなかでの個性(特徴)が描かれていない。

上記の難点を克服すると、児童書としての素材の面白さは否定できないものがあるので、ファンタスチックな物語が出来上がる可能性をもっている。

原稿が整理されないままの提出は、この種の応募では致命的である。

廣尾委員

広がりのある風景が魅力的である。

イメージの飛躍が面白い部分もあるが、それが流れとして入って来にくい部分もあるのが惜しい。

一つ一つのエピソードや人物造形が点ではなく、線でつながれて形となるとスムーズに読み進めることができると思われる。

森委員

方言が楽しく、西郷さんが出てくるのも鹿児島らしい。一方で外国人が登場し、英語が出てるのもユニーク。

「希望のたまご」や最後の詩の位置づけがわかりにくいところはあるが、力作である。

人物が多くてわかりにくい面があり、改行や言葉遣いの部分でもやや疑問がある。小学生らしからぬ部分もあり、小学生にはやや難しいかもしれない。

 

■次回の原稿募集に向けて

審査委員を代表して、総評を記載します。(石田委員長)

毎年、応募者にお願いしていることだが、そのまま出版社で刊行できる完全原稿の形で応募してほしい。はじめて書籍を出版される方が多いと思われるので、応募原稿の種々の疑問は、市の文化振興課に相談してほしい。
また、読者が小中学生だということを、充分意識して制作してほしい。そのためには、既刊の児童文学を読むということも必要であろう。

よくある質問

お問い合わせ

市民局市民文化部文化振興課

〒892-8677 鹿児島市山下町11-1

電話番号:099-216-1501

ファクス:099-216-1128

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