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更新日:2015年3月20日

市民とともに・平成27年1月号(新春市長対談)

森市長と西郷輝彦さんの対談の写真

本市出身で、歌手・俳優として活躍されている、鹿児島市ふるさと大使の西郷輝彦さんと森市長が新春対談を行いました。(この対談は、広報紙「かごしま市民のひろば」第572号(平成27年1月号)に掲載されたものです)

新春市長対談~西郷 輝彦さん

市長 本日は、「かごしま市民のひろば」新春対談の機会をいただき、本当にありがとうございます。
西郷さん こちらこそ、お声かけいただき、ありがとうございます。

生まれ育った谷山の思い出

市長 まずは、生まれ育った鹿児島の思い出をお聞かせください。
西郷さん 鹿児島には15歳までいました。もうはるかにこちら(東京)での生活の方が長くなりました。でも、鹿児島、特に谷山は、いつも自分の心の中にあります。野山を駆け回り、海で泳ぎ、いっぱい遊びましたよ。
市長 私は2歳違いですから、その頃の谷山の風景は良くわかります。西郷さんの生まれ育った田辺地区(現谷山中央八丁目)あたりは、自然がいっぱいで田んぼも多かったですね。
西郷さん この前、久しぶりに谷山に帰りましたが全然分かりませんでした。小松原の海岸は埋め立てられ、港(旧木材港)になっていました。

昔、家の近くに銭湯があって、その手前に大きな木が立っていました。そこでよくチャンバラごっこをしていました。ちょっと走ると谷山中学校や、農業試験場、愛の聖母園があり、さらに行くと慈眼寺、反対に行くと小松原の海岸、本当に自然に囲まれていました。
市長 今では区画整理も進み、まちが整然となり便利になってきています。田辺地区はほぼ区画整理が終わり、また、谷山駅周辺もJRの高架化に取り組んでいます。道路も変わってきています。
西郷さん 谷山街道は、当時はまだ舗装されておらず土でした。バスが通ると砂埃(すなぼこり)が舞い、雨が降るとぬかるみ、夏はほとんど裸足だったので、足の裏が熱かったのを覚えています。

スター誕生から現在

市長 そういう自然豊かな谷山の地からスターが誕生しました。西郷さんは私が15歳のときにデビューされました。当時、瀬川洋一郎さんが司会を務めていたMBCラジオ「城山スズメ」で、西郷さんの歌を聞いていました。
西郷さん 瀬川さんの鹿児島弁が良かったですね。私も覚えています。
鹿児島弁と言えば、時々会う、東京に出てきている同級生がいるのですが、その彼から、鹿児島弁がポッと出るのです。先日もゴルフをしているとき、「つんくじった」と言ったのです。懐かしいねと二人でげらげら笑い合いました。そんなとき、鹿児島を懐かしく思い出します。
鹿児島へは、公演やチャリティーなどでよく帰りますが、皆さんから「西郷さんが帰っきゃった」と言われます。本当にうれしいですね。

市長 鹿児島県民はみんな西郷さんを知っていますよ。郷土の大スターですから。西郷さんに対しては憧れと尊敬の念を持っています。
西郷さんはずっと第一線でご活躍されていますね。その秘訣は何ですか?
西郷さん ”人〞です。一人では何もできない。人が助けてくれました。(芸能活動をしていく中で)もうだめだと何度も思いました。もう落ち目だなと思ったことも。最近は、あまり考えないようになりました。もういいんだ、自分なりに自分のできる範囲のことを、常に少年の心でやっていきたい、そう思うようになりました。今は、非常にいい仕事をいただいています。好きなことだからずっと頑張れます。市長はいかがですか。
市長 そうですね。市長職は忙しいし、土・日もありませんが、仕事が、鹿児島が、”好き〞という思いで続けています。
西郷さん 仕事をする上では、この”好き〞という気持ちが大事だと思います。

ふるさと大使

市長 鹿児島市のふるさと大使を引き続きお務めいただくことになりました。テレビなどで鹿児島のことをPRしていただいているのを私も拝見しています。私をはじめ市民の皆さんも喜んでいます。
西郷さん 先日、舞台「華々しき一族」の九州公演があり、博多・熊本・霧島・種子島などを回りました。博多でふるさと大使の名刺をいっぱい配りました。「こういうこと(鹿児島市のふるさと大使)をしています」とPRしながら。でも会う方、皆さん大体知っているんですよ。「配らなくても分かりますよ」とか、「”歩く鹿児島〞みたいなものだから」と言われます。

鹿児島への思い

市長 西郷さんは鹿児島に来られてチャリティー活動をされて、障害のある方々や家庭的に恵まれない方々に温かい志を伝えていただいています。鹿児島市の皆さんや未来を担う子どもたちに伝えたいことなどありますか?
西郷さん 私の若いころは、集団就職で若い人が故郷を離れ、東京や大阪などに行くものでした。そして、それぞれ自分の分野で頑張ってきました。しかし、私は若い人には鹿児島に残って何か頑張って欲しいという思いがあります。ふるさとに残って、ふるさとのために事業を起こすとか、将来、鹿児島県・市のために頑張ってくれる人がいないと困ります。そんな若い人が多くなって欲しいと思います。
市長 日本の人口が減ってきている状況です。私どももいろいろな手立てをしていますが、都会に出て行ったあとUターンする人は少ないですね。
西郷さん 鹿児島に帰り、天文館を歩いたりしますが、もう少し活気が欲しいなと思います。
市長 以前、天文館に数件映画館がありましたが、無くなってしまいましたね。
西郷さん 日活銀座とか無くなりましたね。(昭和46年閉館)
市長 西郷さんが映画に出るころは、谷山の電停にも日活の看板がありました。
西郷さん 谷山にも農協の先に映画館がありました。雨戸を閉めて映画を見せるところもありました。当時は活気がありました。六月灯も人が集まり、わいわいにぎやかでした。今はどうなのでしょうね。
市長 そういった意味では、我々が責任を持って地域おこしをしなければならないと思います。国も「地方創生」、地方が元気になることが大切だと言っています。
西郷さん 今度、天文館の再開発をするという話を聞きましたが。

市長 天文館地区の再開発の動きはいくつかあります。中央駅周辺も大きく変わりました。天文館や中央駅などの中心市街地を盛り上げ、にぎわいを創出していかなければならないと思っています。
西郷さん 人の流れは大切だと思います。日本全体の問題でもありますが、鹿児島はこれからも活性化して欲しい。鹿児島は良いところです。ぜひ、盛り上げてください。

観光

西郷さん 九州新幹線が開業して、観光客が随分増えたのではないですか?
市長 一昨年は、宿泊観光客数が過去最高となりました。年間で約333万人です。今後、定住人口が減少していくと見込まれる中で、これからは、人の流れ、”交流人口〞を増やしていかなければならないと思います。西郷さんが鹿児島でコンサートや舞台をしていただければ、日本各地からファンが集まると思います。追っかけもたくさん来ていただけます。
西郷さん (笑)。鹿児島は、桜島や温泉、食など多くの観光資源があると思っています。鹿児島は特別な所だと思います。
市長 そうですね、ずっと住んでいると当たり前のように感じて、なかなか気付かないものです。
県外から来られた方が桜島を見て、温泉に入り、なんでこんな良いところをこれまで知らなかったのかと驚かれます。
西郷さん 他県から来て、桜島を見た方の感動は半端ないですよ。素晴らしいと。そんな声をよく聞きます。
灰は大変だけど。桜島の灰を毎年経験し、洗濯や洗車を頑張るのが”薩摩〞であり、”薩摩人〞ですよ(笑)。
市長 雑誌で西郷さんは「桜島を見て力が出る」とおっしゃっているのを拝見しましたが。

西郷さん ”桜島は父であり、母であり、兄である〞と思っています。

芸能活動と今後の夢

市長 今年の予定をお聞かせください。
西郷さん 1月は舞台「春日局(かすがのつぼね)」に出演します。江戸時代の大奥の話です。私は徳川家康役です。三代将軍「家光」が生まれ、乳母(めのと)として家光を育てる春日局に「徳川が和平を求める時代、戦争の時代は終わりだ」と説明する役です。非常に楽しみにしています。
(東京の)明治座で1月2日から23日まで公演します。森市長をはじめ、鹿児島市民の皆さんもぜひ見に来て欲しいと思います。
その後は、「3匹のおっさん」という舞台に出演します。松平健さん、中村梅雀さんと3人でやります。これも面白いですよ。東京・大阪・名古屋・博多で、約4カ月間の予定です。
市長 舞台が続きますね。休みは取れないみたいですが、体力作りとかはどうされていますか?
西郷さん 何もしません、ぼーっとしています。
市長 でも、体型は変わりませんね。
西郷さん 食べ物には気をつけています。健康に良いものを食べるようにしています。お酒は、焼酎を飲みますが、ほかのお酒は少し控えています。
市長 お会いするたび、体型が変わらないなと思います。私はお腹がどんどん出てきています(笑)。
西郷さん 市長が細かったら頼りがいがないですよ(笑)。
市長 西郷さんはいろいろな舞台やステージで活躍していらっしゃいますが、こんなことをやってみたいとか何か夢はありますか?
西郷さん そうですね、私は、宝暦治水をやり遂げた平田靭負(ゆきえ)翁をはじめとする薩摩義士の話が大好きで、この話を何らかの形で広く紹介できないかといつも思っています。
市長 それは良いですね。私もこの話を小学5・6年生の漫画教材にしました。

西郷さんが制作されるのであれば、鹿児島の皆さんは応援すると思いますよ。鹿児島をPRする映画に対しては支援制度もありますから、ぜひ、やってください。
西郷さん 惟新(いしん)公(島津義弘)もいいですね。薩摩にどれだけ素晴らしい人がいて、今の鹿児島があり、日本があるかということを若い人に伝えたいと思っています。(これが舞台になったら)鹿児島の高校生を招待して、間近で見てもらいたいという夢を持っています。
市長 いいですね。ぜひ実現してください。

鹿児島生まれを誇りに

市長 西郷さんが活躍されているのを拝見すると、我々もファンとしてうれしいですね、鹿児島の誇りですから。
西郷さん 鹿児島出身というのは誇りです。日本全国どこでも、すごく大きな顔をして歩いています(笑)。
市長 西郷さんをはじめ鹿児島出身の方々が、これからも誇りを持ってもらえる、自慢できる市政、まちづくりを頑張ってやっていかなければならないですね。これからも鹿児島市ふるさと大使として、(鹿児島市のPRを)よろしくお願いします。
西郷さん 鹿児島のまちづくり、頑張ってください。私もふるさと大使として各面から協力させていただきます。
市長 本日はお忙しい中、ありがとうございました。

お問い合わせ

総務局市長室広報課

〒892-8677 鹿児島市山下町11-1

電話番号:099-216-1133

ファクス:099-216-1134

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