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更新日:2015年3月20日

市民とともに・平成23年1月号(新春市長対談)

 対談にのぞむ森博幸市長と吉俣良さんの写真

 新春にあたり、「篤姫」に続き、今年の大河ドラマ「江~姫たちの戦国」の音楽担当となった鹿児島市出身の作曲家・吉俣良さんをゲストに迎え、甲突川河畔の観光交流センターで対談を行いました。吉俣さんが「九州新幹線全線開業を迎えるふるさと・鹿児島が元気になるよう応援したい」と言えば、「まちの活性化に新幹線パワーと効果を最大限に生かしたい」と答える市長。和やかな雰囲気の中で会話がはずみました。(この対談は、広報紙「かごしま市民のひろば」第524号(平成23年1月号)に掲載されたものです)

鹿児島を大きく盛り上げた大河ドラマ「篤姫」

市長 甲突川の清らかな流れを聞きながら、桜島を望むオープンデッキでこうして吉俣さんとお話できる機会を得て大変うれしく思います。

吉俣さん こちらこそ光栄です。わたしは近くにある鹿児島中央高校出身ですので、甲突川や加治屋町周辺には親しみがあり、とても落ち着く場所なんです。

市長 それは良かったです。さて、平成20年の「篤姫」に続き、今年の大河ドラマ「江(ごう)~姫たちの戦国~」の音楽を担当されますね。本当におめでとうございます。曲作りにはご苦労も多いと思いますが、大変すばらしいことだと心から喜んでいます。今も「篤姫」のメインテーマが鮮烈に記憶に残っていますので、今年も大河ドラマを見る楽しみが増えました。しかも田渕久美子さんが脚本を担当されるということで、「篤姫」の名コンビ復活に期待しています。

吉俣さん ありがとうございます。「篤姫」の音楽担当に決まったときのことは、つい昨日のことのように覚えています。今回、NHKから依頼されたとき、「篤姫」のときの苦労も分かっていたので、すぐには返事できませんでした。でも、田渕さんが脚本を担当すると聞いて、音楽も同じ人に頼むというのは相当な覚悟だと思い、その熱い思いを正面から受け止めようと引き受けました。そういった意味では再び担当させていただける喜びもあるし、楽しみですね。

市長 「篤姫」は吉俣さんの音楽や田渕さんの脚本の素晴らしさもさることながら、主役の宮﨑あおいさんをはじめ、本県出身の「滝山」役の稲森いずみさんや「肝付兼善(小松帯刀の父)」役の榎木孝明さんなど脇を固める俳優さんの好演も相まって、高視聴率を記録し、一年を通じて全国に鹿児島をアピールすることができました。放送にあわせてドルフィンポート内に開設した「篤姫館」には、当初の予想を大きく上回る66万7千人余りが訪れるなど、「篤姫ブーム」により本市を訪れた入込観光客数は、過去最高の902万1千人を記録するなど大いに盛り上がりました。おかげで大きな経済効果があったと思います。

吉俣さん 大河ドラマは国内だけでなく海外でも放送されますから、「篤姫」の音楽を担当したことが鹿児島のPRや活性化のお手伝いになったと思っていました。こうして鹿児島が盛り上がったことを聞くと、とてもうれしいですね。

市長 先月19日の「天璋院像完成除幕式」には、ご多忙のところ、駆けつけてくださいましてありがとうございました。

吉俣さん こちらこそ記念すべき式に立ち会えたことをうれしく思っています。しかも天璋院像の前で中学生や高校生の皆さんと一緒にテーマ曲を演奏できたことは感無量でしたね。

市長 当日は、「篤姫」のメインテーマを、久しぶりに、それも生演奏で間近で聴くことができて大変感動しました。特に「ジャーン」という曲の出だしを聴いた瞬間には、名場面の映像が脳裏に鮮やかによみがえり、感慨深いものがありました。

吉俣さん あの曲の出だしは、桜島が爆発するイメージなんですが、「凛(りん)として前向き」に生きた篤姫の姿をうまく表現できたと思っています。

市長 吉俣さんは、昨秋公開された榎木孝明さん企画・主演の映画「半次郎」の音楽も担当されましたよね。わたしも映画を観ましたが、音楽が迫力ある映像を引き立て、とても印象に残っています。

吉俣さん ありがとうございます。半次郎の生き様に共感し、その生き様を音楽の中に込めることを心掛けて制作しました。満足できる出来ばえだと思っています。ぜひ映画「半次郎」も多くの皆さんに観ていただきたいですね。 

 音楽との出会い

市長 吉俣さんは、高校を卒業されるまで鹿児島市内にお住まいでしたが、ふるさと鹿児島の思い出の場所や好きな場所を教えてくださいますか。

吉俣さん わたしはここから少し下流の天保山橋の近くに住んでいました。天保山橋周辺は子どものころの遊び場で、橋のたもとから望む桜島は、とても好きな風景です。東京の事務所には桜島の絵を飾り、毎日それを見てパワーをもらいながら仕事をしています。

市長 その気持ちは分かります。鹿児島で生まれ育った者にとって、やはり桜島の存在は大きく、特別なものだと思いますね。話は変わりますが、吉俣さんと音楽との出会いを伺ってもよろしいですか。

吉俣さん わたしはピアノを4歳から中学生まで習っていましたが、どちらかというと外で友達と遊ぶほうが楽しくて、練習はあまり好きではなかったですね。中学生になって、クラッシック以外の音楽もやってみたくて吹奏楽部に入りました。マーチングバンドとして、太陽国体で演奏したのをよく覚えています。高校ではパーカッションを担当していました。鹿児島大会で優勝したこともあるんですよ。

市長 吉俣さんとは、同じ大学の出身ということで個人的に親しみを感じています。大学在学中も音楽活動は続けられたんですよね。

吉俣さん 大学ではジャズ・オーケストラのサークルに所属していました。音楽は大好きでしたが、大学に進学したころは職業にしたいとはまったく考えていなかったんです。それが夏休みに鹿児島に帰省中、アルバイトをしていたビアガーデンで演奏しているときに、東京のプロのミュージシャンと知り合い、そのことが東京での音楽活動につながりました。今思うとそれが大きな転機でしたね。大学4年生になると鹿児島よりも東京で演奏する機会が増え、卒業後は美空ひばりさんのバンドの一員になって本格的にプロとしての活動を始めました。

悲願の九州新幹線全線開業間近

吉俣さん 3月12日に待ちに待った九州新幹線が全線開業しますね。カウントダウンが進み、わたしもうれしく思います。市政のリーダーとして森市長も大きな期待をお持ちでしょうね。

市長 そうですね。鹿児島市民・県民の長年の悲願だった九州新幹線全線開業がいよいよ全線開業し、鹿児島中央駅は終始発駅となります。全線開業による時短効果が大きいと考えています。北部九州はもちろん、中国・関西地方とダイレクトにつながり、さらに成長著しい東アジアとの時間的距離も縮まります。新大阪から最速3時間45分でつながり、観光面やビジネス面などあらゆる面でダイナミックな交流が生まれる、「新幹線大交流時代」が到来すると期待しています。

吉俣さん なるほど、効果は大きいでしょうね。全線開業は、鹿児島の活性化にとって大きな追い風ですね。

市長 はい。本市はもちろん、鹿児島全体が大きく飛躍し、発展する大きなチャンスだと思います。ご承知のとおり、本市は錦江湾や桜島に代表される雄大で美しい景観を有しています。また、近代日本の黎明期を築いた多くの英傑を輩出した歴史や風土、独自の食文化や豊富な温泉など、他の都市にはない鹿児島ならではの豊かな個性を持っています。わたしはこうした資源にさらに磨きをかけ、付加価値を加えていたいと考えています。全線開業は本市を国内外にアピールする絶好の機会であると捉え、新幹線パワーがもたらす効果を最大限に生かして、まちの活性化とにぎわいの創出に、全力で取り組む決意を新たにしています。

回遊性のあるまちづくりへの取り組み

吉俣さん 全線開業をにらんでの具体的な取り組みについて、教えていただけますか。

市長 新幹線で本市の陸の玄関口・鹿児島中央駅に降り立った皆さんが、本市のまちの顔である中心市街地・天文館を通り、海の玄関口・鹿児島港やウォーターフロント、そして鹿児島のシンボル・桜島へ移動する中で、まちなかをゆっくり散策しながら自然・歴史・文化などの魅力を楽しんでいただける回遊性のあるまちづくりを進めています。具体的には鹿児島中央駅近く甲突川右岸に観光交流センターを設置し、対岸の甲突川左岸に歴史ロード“維新ふるさとの道”を通り、天文館へとつながる清滝川の遊歩道を整備しました。また観光オブジェ事業として市内7か所に薩摩の偉人像など15体を設置しました。

吉俣さん 鹿児島に戻るたびに、市電軌道敷の緑化など新しいまちの表情と潤いのある風景が迎えてくれて、「あぁー、ふるさとに帰ってきたな」という気持ちになるし、まちなかを散策する楽しみが増えていますね。

市長 ありがとうございます。また桜島全体をひとつのテーマパークとして位置づけ、火山の恵みや迫力ある眺望を楽しんでいただけるよう、湯之平展望所のリニューアルや日本最大級の足湯である「桜島」溶岩なぎさ公園足湯を整備しました。さらに長渕剛さんがオールナイトコンサートを開催した場所には、音楽などさまざまな交流イベントにも活用できる赤水展望広場を整備しました。そのほかにも新たな桜島観光の目玉として、桜島フェリーによる「よりみちクルーズ船」を運航を始め、好評をいただいています。

吉俣さん あと、鹿児島といえば食だと思うんです。鹿児島に戻ったら、郷土の食材を使った料理を食べながら、焼酎を飲むことを楽しみにしています。食の面でも何か取り組みを進めているとお聞きしているんですが。

市長 そうですね。薩摩美味(ぅんまか)維新と銘打って、新たな食の魅力づくりを進めるために、「美味のまち鹿児島魅力づくり事業」を進めています。先日もプレイベントを行って、多くの人が新メニュー「美味両棒(ぅんまかじゃんぼ)」に舌鼓を打って、好評だったんですよ。

吉俣さん 鹿児島に新しい食の魅力が誕生することは楽しみですね。

市長 全線開業を契機に、さらに鹿児島ならではの観光振興に取り組み、積極的な情報発信に努めたいと考えています。ぜひ吉俣さんにもPRなどお力添えをお願いします。

吉俣さん わかりました。ふるさと・鹿児島が盛り上がり、元気になるよう、わたしも応援します。全線開業は鹿児島だけでなく、九州全体にとっても大きなインパクトになるでしょうね。

市長 都市間競争が激化・広域化する中では、各都市の総合力や魅力を高めていくことが大切です。そこで新幹線沿線の福岡・熊本・鹿児島の3市が連携し、九州の背骨の役割を果たそうと平成20年8月に交流連携協定を締結して、合同PRやイベントを行って、3市はもちろん九州全体のアピールに努めています。本市は南の起点としての優位性を生かして、個性と魅力あるまちづくりを進め、九州全体の発展と浮揚につながるよう取り組んでいきます。

吉俣さん 九州新幹線でつながる三都市がそれぞれの都市の魅力を高め、九州全体が活性化するためにも、これからの鹿児島市のまちづくりに期待しています。

人とみどりが輝くまち・かごしまの創造に向けて

市長 最後に、吉俣さんの新年の抱負と、市民へのメッセージをお願いします。

吉俣さん いよいよ今年の1月9日から大河ドラマ「江(ごう)~姫たちの戦国~」がスタートします。再び音楽担当に起用されたことを大変うれしく思っています。「篤姫」ではふるさと・鹿児島の風土と雄大な桜島から、素晴らしいメインテーマを生み出すことができました。今回のメインテーマも主人公である江(ごう)の故郷・近江の琵琶湖にちなんで「水」をイメージして、構想を練りました。「篤姫」のときと同様、曲の仕上がりには満足しています。特にメインテーマの「出だし」にはこだわりましたので、楽しみにしてほしいと思います。「篤姫」とは一味違った感動を味わっていただけたらうれしいですね。また大河ドラマだけでなく、これからもドラマや映画の劇中音楽やアーティストのアレンジ、コンサートなど、創作活動を幅広く意欲的に行っていきたいと思っています。とはいえ、わたしの音楽の原点はやはり鹿児島だと思っており、地元の人たちとの演奏など、鹿児島での音楽活動も大切にしています。これからも鹿児島と関わりを持ちながらふるさとを応援していきたいと考えています。

市長 吉俣さんの作曲した「江」のメインテーマが全国に流れる日が間近になり、とても楽しみです。これをステップにさらに飛躍され、国内はもとより世界を舞台に活躍されることを60万市民とともに心から期待しています。

今年は、わたしにとって、市長2期目後半のスタートの年です。今回、創作活動に意欲的に頑張っている吉俣さんと新春対談の機会を持てたことで、大きなパワーをいただきました。今年も引き続き、市民の皆さんとのパートナーシップを大切にしながら、市民の笑顔が広がる「人とみどりが輝くまち・かごしま」の創造に向けて、全力で頑張ってまいります。

本日は、貴重なお話ありがとうございました。

 

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