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更新日:2018年1月1日

市民とともに・平成30年1月号(新春対談)

(この対談は、広報紙「かごしま市民のひろば」第608号(平成30年1月号)に掲載されたものです)

対談画像2

2018年、次の時代の扉を開く

今月、放送が開始される大河ドラマ『西郷どん』。その中で、赤山靱負役として出演される本市出身の沢村一樹さんと森市長が対談しました。お互いに鹿児島なまりの口調で和やかな雰囲気の中、ドラマ撮影や鹿児島のことを語り合いました。 

沢村 一樹・さわむら いっき

俳優・大河ドラマ『西郷どん』赤山靱負(あかやま ゆきえ)役
1967年生まれ。鹿児島市出身。中郡小、鴨池中、松陽高校卒業。

大河ドラマの舞台 鹿児島で次の時代の扉を開く

沢村さん:市長さんが在任中、『篤姫』(平成20年放送)に続く2回目の大河ドラマですね。私も実はどちらにも出演しているんですが、お互いに10年間で2回はすごいですね。

市長:前回以上に鹿児島を盛り上げていこうと思っています。今日はこれからNHKのセットで撮影だそうですね。

沢村さん:今日撮影するシーンは、実際のドラマでは1分くらいなんですよ。

市長:私もロケの現場を見ましたけど、多くのスタッフが携わって、ワンシーンを撮るのに、何度も違う角度で撮り直していて本当に大変なんですね。現場の大変さをつくづく感じました。

沢村さん:大変ですけど、鹿児島出身の僕にとっては、『西郷どん』に出演できているということと、ドラマを見た皆さんが鹿児島に来てくれたらいいなという思いがやはり勝りますね。

市長:鹿児島出身の俳優の方も何人かいらっしゃいますが、皆さん同じ思いなんでしょうね。

沢村さん:鹿児島出身の人は遠くから来ているからか、故郷に対する思いが強い気がします。

市長::平成30年は明治維新150周年という節目ですし、今回、大河ドラマ『西郷どん』は、鹿児島にとってダブルチャンスだと思っています。

沢村さん:本当ですね。このチャンス、鹿児島の皆さんは、ぜひ生かしていただきたいですね。そして、これから鹿児島を訪れようとする方たちを温かく迎えてほしいです。

市長::故郷の大人物が大河ドラマに取り上げられ、地元でロケがあり、こんなに幸せなことはないですからね。やっぱり”オール鹿児島で”という機運の高まりを大事にしたいですね。

沢村さん:鹿児島の人はどう思っていらっしゃるんでしょうか。うれしく思ってくれていれば、僕もうれしいんですが。

市長トップセールスの様子市長:ものすごくうれしいですよ!私たちは”第二の維新の波?って言っているんです。
150年前に明治維新があって、今、またこうして国内外に鹿児島をアピールできる波が来ています。この好機をとらえて、行政も市民も企業もみんなで次の時代の扉を開いていきたいと思っているんです。

西郷隆盛の師「赤山靭負」を演じて

市長:今回、赤山靭負という人物を演じるに当たって、どういう思いを込められましたか。赤山靱負役の沢村一樹さん

沢村さん:正直なところ、赤山靱負をあまり知らなかったんですよ。西郷さんの師匠といえる人だとは聞いていました。西郷さんは鹿児島を代表する人物ですけど、実際、鹿児島にもなかなかいないタイプですよね。そんな西郷さんの内面に、大きな影響を与えた人物として表現したいと考えながら演じていましたね。赤山靭負は、世の中の流れを変えていこうという考え方の持ち主だったのかなと思っています。

市長:西郷さんという人物が形成されていく中で、さまざまな人から影響や教えを受けたと思いますが、赤山靭負は、その中でもキーパーソンだったと思います。

沢村さん:僕が演じる赤山靭負を見て、皆さんが、人生で自分に影響を与えてくれた恩師のことなどを思い出してくれたらいいですね。

尊敬する薩摩の偉人

沢村さん:鹿児島出身だから尊敬する人は西郷さんと言っていましたが、本当は、争いごとをしなかったとか、すごく器が大きかったという印象だけが心に残っており、今回、ドラマの撮影でいろいろな人の話を聞いて、自分は何にも知らなかったと気付かされましたね。

あと、大久保利通については、大久保さんがいないと今の西郷さんも存在しなかったかもしれないと思うこともあって、もっと親しまれてもいいのかなって思いますね。

市長:日本全体を考えると大久保さんの果たした役割は大きかったですよね。大河ドラマ『翔ぶが如く』(平成2年放送)で、県民も、大久保さんにこんな大きな力、役割があったんだと認識が変わったと聞きましたね。

沢村さん:明治維新から150年の節目に、あらためて大久保さんを見直してみようという機運があるといいですね。

市長:そうですね。西郷さんも大久保さんもどちらも鹿児島が生んだ偉人ですからね。

沢村さん:全国の人が分かる偉人が地元にいることはうれしいですよね。西郷さんが好きですって言えることが自慢の一つですね。

ロケで感じた鹿児島の魅力

市長:鹿児島でのロケはどうでしたか。沢村一樹さんと鈴木亮平さん

沢村さん:とにかく暑かったですね。8月の終わりごろで、(体感で)40度を超えてたんじゃないかな(笑)。

市長:そんな環境だと気が散ってしまったんじゃないですか。

沢村さん:それが、むしろ汗をいっぱいかいているときの方が、それに気を取られないようにと、かえって集中できるんですよ。

市長:そういうものですか。すごいですね(驚)。

沢村さん:夏は知覧の武家屋敷で撮影したんですけど、雰囲気があってとてもいい所でした。屋内のセットだったらこんな気持ちで演技できなかったと思いますね。

市長:きれいな所ですよね。地元ロケは、ドラマの中で鹿児島のいろんないい所を紹介していただけるからうれしいですね。

沢村さん:鹿児島市内では吉野の桜島が見える所もありましたね。

市長:(仙巌園の上の)磯山公園ですね。『篤姫』のときも撮影がありましたよ。

沢村さん:桜島と錦江湾の雄大な景色を味わえるあんないい場所があるとは知らなかったですね。

薩摩ことばで伝える

市長:大河ドラマ『翔ぶが如く』では、薩摩ことば(鹿児島弁)に標準語の字幕がついたんですよ!今回も皆さん、言葉に森市長と沢村一樹さん苦労されたのでは。

沢村さん:苦労していますね。これは鹿児島弁じゃないって思う人もいるんでしょうが、鹿児島らしい雰囲気を出そうとしながら、全国の人に分かりやすくと頑張っているので、そこを見てほしいですね。

(西郷役の)鈴木(亮平)君はびっくりするぐらい鹿児島弁が上手ですよ。それに、勉強熱心ですね。ドラマに入る前の6月に鹿児島で鈴木君と会ったんですね。彼は役作りで九州の西南戦争のルートを車で回っていたんです。最後に鹿児島に行くっていうので、鹿児島で友人たちも招待して食事会をしたんです。そのときは3日間くらい、勉強のため鹿児島弁漬けでしたね。

市長:それは、私もぜひ、お仲間に加えていただいて話をお聞きしたかったですね(笑)。

女性が描く明治維新

市長:そういえば、11月2日のロケの日は、おはら祭の夜まつりだったんですけど、鈴木さんが踊りに出てくださったんですよ。

沢村さん:ニュースで見ましたよ!

市長:熊吉役の塚地さんや原作者の林真理子さんも来ていただきました。
林さんには、講演もしていただいたんです。そのときは、脚本を担当される中園ミホさんもサプライズで登場され、会場が沸きました。

沢村さん:今回、女性が描く明治維新なので、これまでとは違う視点で描かれる部分がたくさんあるんじゃないかと期待しているんです。

市長:林さんのお話から原作の小説への今までと違う思い入れを強く感じ、私もとても楽しみにしています。

”世界の窓口”鹿児島の歴史

沢村さん:実は、鹿児島に対して勘違いしていたことがあったんです。僕、ずっと当時の鹿児島ってへき地だと思っていたんですよ。日本の端っこで、なかなか都から人が来にくいこともあって薩摩藩は長く統治できたんだって。でも、それは全然違っていて、昔から貿易が盛んで世界の窓口だったんですね。

市長:薩摩藩の財政を支えたのは港で、琉球を介して中国などのアジアと取り引きしていたんですね。いわゆる密貿易とされる部分もあったみたいですね。

沢村さん:密貿易!(ドラマで)そんなシーンもありますよ。江戸には知られないようにしながら力をつけていたんですね。

市長:先進的な土地柄だったことは、明治維新にもつながっていると思います。

鹿児島の皆さんとともに

沢村さん:今年は、自分たちは鹿児島の人間だと強く意識して、一つにまとまる絶好のチャンスになると思います。力を合わせて、みんなで鹿児島を盛り上げていきましょう。

市長:地元出身の沢村さん重要な役割で活躍されるので、皆さんテレビを見る機会も増えると思います。我々も『西郷どん』を一つの大きな機会として鹿児島をもっともっと盛り上げていきたいと思いますので、ご協力お願いしますね。

沢村さん:こちらこそ、よろしくお願いします。そういえば、鹿児島黒牛もこのすばらしいタイミングで和牛日本一になったことですしね。

市長:そうですね!食のすばらしさも鹿児島の自慢です。今度、鹿児島で食事会をされるときはぜひご一緒に(笑)。

沢村さん:次回はぜひ!


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大河ドラマ『西郷どん』(1月7日放送開始)

明治維新から150年。「勇気と実行力」で時代を切り開く”愛にあふれたリーダー”西郷隆盛を描く。

  • 放送時間:NHK総合 毎週日曜日20時~20時45分(初回は21時まで)
  • 原作:林 真理子
  • 脚本:中園 ミホ

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