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期待や夢、想いの象徴。人が集う、旗づくりの仕事。

期待や夢、想いの象徴。人が集う、旗づくりの仕事。

概要

[企業名] 有限会社 フラッグ・タナカ
[業 種] 旗類製造加工
[エリア] 鹿児島市東開町

「切ったら血のでるような、人間味のある仕事をしていきたいですね。」

フラッグ・タナカは、江戸時代から続いている伝統的な技法を使って、「手で染める」という仕事を続けている染め物の会社です。具体的につくるものは、暖簾や大漁旗、法被、風呂敷など、身の回りにあるものです。お客さまが持って来られた図柄の場合や、自社でデザインを提案する仕事も多いです。仕事の流れは、デザインを起こす人、型をつくって、のりをつくる人、染料をつくり実際に染める人がいて、縫製の作業があります。

お話を伺ったのは代表の田中さん。この仕事の魅力をお聞きしました。

「この仕事が繁栄している時代に多かったのは、大漁旗でした。船をつくると必ず大漁旗が必要でしたから。城下町にひとつ、港町にひとつずつは染め物屋さんがあって当たり前でした。世の中の慶弔事でいうと、『慶び事』の方に染め物の仕事が多い。お祝い事があると、それに寄り添うように仕事が生まれるんです。鯉のぼりもそうですね。旗は、いろいろな人たちに見ていただく、認知していただくためにあって、会社のPRでもあります。暖簾は、お店の人の身代わりだと思っています。お店の前に立って、お店の雰囲気を伝える役割をもっているのです。だから、暖簾は生きていないといけない。」

期待や夢、想いの象徴。人が集う、旗づくりの仕事。

「私たちは、毎朝仕事を始める前に旗に魂を込める入魂式をしています。特に、暖簾をつくる時には、お客さまのお店が繁盛するようにと願いを込めます。私たちの仕事は、つくって終わりではなく、その後に、旗がどんな役割を担っているのか、そこに責任をもってつくる。それこそ職人の仕事だと思っています。」

期待や夢、想いの象徴。人が集う、旗づくりの仕事。

お仕事のうえで、どんなことを大切にされていますか。

「自分の天職としてどこまで思うか、強い意思をもって働くかがとても大切です。意識をもって取り組むことですね。特に、お客さまの想いをよく聞くということをします。どんな期待や願いを込めたいのか。自分がやってやるという姿勢ではなく、お客さまあっての仕事であり、何かの支えとなるのですから、約束したものを、それ以上のものをもってお返しするのが職人のあるべき姿。いいもの、本物をつくろうという気持ちを常にもって、技術を磨いています。切ったら血のでるような人間味のある仕事をしていきたいですね。ものには命があるといいますが、生きていると思うものをつくっていきたいのです。」

期待や夢、想いの象徴。人が集う、旗づくりの仕事。

どんな人材を求めていますか。

「おもしろいからと表面だけで選ぶのではなくて、ずっと長く続けていくのだと、志してくれる人がいいです。お客さまから仕事をいただいている以上、責任をもって良い結果を出すのだという、謙虚な姿勢の人に来てもらいたいです。職人になろうと思うと、自分は、この仕事を天職にできるのかどうかを捉えることができないと、続いていかないと思います。目的をもって仕事をしている人。自分は、将来はこんなふうになるんだと目的をもって働く人を求めます。」

期待や夢、想いの象徴。人が集う、旗づくりの仕事。

「全員の力を結集してものができる、こんなに清々しくて気持ちの良いことはありません。」と語ってくれた田中さんは、ひとつのものをつくるのに、みんなの手が加わっていることを大切にした仕事環境を心がけています。お店や会社、家族の期待や夢など、想いの象徴をつくり、その旗の下に、心をひとつに人が集ってくる。そんな素晴らしいものづくりの仕事を志してみませんか。

(2013.5.8アップ)

企業概要

企業名 有限会社 フラッグ・タナカ
エリア 鹿児島市東開町
代表者 代表取締役 田中 秀人
設立 1992年(創業1953年)
従業員数 8人
業種 旗類製造加工
事業内容 団体旗・のぼり・のれん・日除け幕・横断幕・懸垂幕・節句旗・
法被(はっぴ)・Tシャツ・タオル等の染製品の制作・販売

最終更新日:2016年4月1日

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