武蔵野美術大学名誉教授で南日本女流美術展審査員の遠藤彰子さんは、「人間の存在」や「生きている実感」をテーマに、現代の一大叙事詩を描きます。その壮大な世界観で、圧倒的な印象を与えてきました。
30年以上にわたって500号(2.5m×3.3m)に挑み、近年は1000号(3.3m×5m)を超える大作に取り組んでいます。うねりのある構図から引き起こされる躍動感やエネルギーの前に立つ時、絵の中に迷い込んだかのような不思議な感覚に陥ることでしょう。
精力的な創作と不断の情熱により生み出された迫力ある空間は、具象絵画の新たな可能性を示しました。2014年には女性の画家としては初となる紫綬褒章を受章するなど、輝かしい功績を残しています。
本展では大作群を中心に、飛躍のきっかけとなった「街シリーズ」、初期の「楽園シリーズ」、さらに奄美を描いた新作2点の計40点と、挿画や子供の頃の作品を展示、創作の軌跡を振り返ります。巨大画に広がる「魂の旅」へ一緒に出かけてみませんか。
「海暮れゆけばただ仄かなる」2018、333.3×497.0㎝
会期
2020年3月27日(金曜日)~5月6日(水曜日・振休)
【※休館日 3月30日、4月6日、13日、20日、27日】
会場
鹿児島市立美術館 1階 一般展示室(1)・(2)
観覧料
一般・大学生 1,200円(前売り1,000円)/小・中・高校生 600円(前売り500円)
チケット販売所
山形屋、コープかごしま各店舗、Aコープ主要店舗、高木画荘、大谷画材、集景堂、書林会館、
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、マルヤガーデンズ1Fインフォメーション、南日本新聞販売所(一部除く)ほか
主催
鹿児島市立美術館、南日本新聞社
特別協賛
光学堂
協賛
川商ハウス、きこりたちの店
後援
鹿児島県、鹿児島県教育委員会
お問合せ先
南日本新聞社 事業部
電話 099-813-5053
9時30分から17時30分(土曜日、日曜日、祝日休み)