更新日:2021年3月10日
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魚介類は、県内をはじめ全国各地からトラックや漁船で運ばれてきます。運ばれてきた魚介類は卸売業者が受け取り、品物の状態を見ながら売りやすいようにせり場に並べられていきます。
せりに参加する仲卸業者、売買参加者は、せりが始まる前に品物を丹念に下見します。長年の経験を生かして、大きさや品質、鮮度を厳しくチェックし、あらかじめ買いたい品物をいくらで買うか決めておきます。
午前5時30分、せり開始のチャイムが鳴ると同時に、市場はせり人の威勢のいいかけ声に包まれます。せりは、せり人のかけ声に応じて、仲卸業者や売買参加者が黒板や指でせり値を示すやり方で行われ、最も高い値をつけた人がその品物を買うことができます。せりは、およそ8時頃まで続きます。
仲卸業者は、せりで買った品物を隣接する仲卸店舗に運び、そこで鮮魚店やスーパーなど買出人が買いやすいように大きさや量を仕分け、調製してから販売します。買出人は、仲卸業者から買った品物を自分の店に運びます。こうして、毎日、新鮮な魚介類がみなさんの食卓に届けられます。
卸売業者は、生産者や出荷者などと連絡をとりあい翌日の取引の準備をし、活気に満ちた市場の1日が終わります。
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