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更新日:2020年12月23日

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平成27年5月27日(水曜日)市長定例記者会見

記者会見の模様は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」で配信しています。

市長定例記者会見

日時:平成27年5月27日(水曜日)10時30分~10時59分

場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室

 

皆さん、おはようございます。

まもなく梅雨入りを迎えます。先日、防災点検を実施してまいりましたが、市民の皆様には、風水害へ備えるため、気象情報などに十分注意をしていただきたいと思います。

さて、ご承知のとおり「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」について、イコモスから世界文化遺産への登録勧告を受けました。登録に向けて一歩前進したものと思っております。

6月末から開催される世界遺産委員会での正式な登録に向け、国や県、関係自治体と連携して引き続き全力を尽くしてまいります。

皆様方におかれましては、各面にわたってPRをよろしくお願いします。

それでは、本日は、5項目について発表します。

市長発表項目:鹿児島市民栄誉賞の授与

はじめに、鹿児島市民栄誉賞の授与について、説明します。

本県出身者として初となるノーベル物理学賞を、昨年12月に受賞した赤﨑 氏に、鹿児島市民栄誉賞を授与することとしました。

赤﨑 氏の経歴や主な受賞歴は資料のとおりでございますが、表彰理由にありますように、赤﨑氏のノーベル物理学賞の受賞は、旺盛な研究意欲の礎となった旧制高校までの多感な時期を過ごされた本市にとっ

ても大きな誇りであり、60万市民に明るい夢と希望を与え、後世まで語り継がれる快挙であることから、13年ぶり、3人目の鹿児島市民栄誉賞を、赤﨑氏に授与することとしたところです。

なお、授賞式については、現在、日程・会場等を調整中のため、決まり次第、後日、改めてお知らせいたします。

市長発表項目:「鹿児島市とくとく商品券」の販売開始

次に、「鹿児島市とくとく商品券」の販売開始について、説明します。

個人消費の喚起や地域経済の浮揚・活性化を図るため、鹿児島市プレミアム付商品券発行事業実行委員会が「鹿児島市とくとく商品券」の販売を開始します。

商品券の販売開始は6月13日、土曜日から、特設会場などで、1冊あたり1万円で11,500円分の商品券を購入することができます。

この商品券が多くの市民の皆様に購入され、地元のお店で使用されることで、地域経済の一層の活性化につながっていくことを期待しております。

市長発表項目:安全安心住宅ストック支援事業の募集開始

次に、安全安心住宅ストック支援事業の募集開始について、説明します。

この事業は、安全で良質な住宅ストックの形成と、子育て・高齢者世帯などの安心な住まいづくりの促進を図るため、今年度、新たに創設し、募集するものです。

対象となる住宅は2つで、1つ目は、昭和56年5月31日以前に建築された、いわゆる旧耐震基準の住宅について耐震化を促進するものです。補助内容は記載のとおりとなっており、5月18日から募集を行っています。

2つ目は、耐震性のある住宅について、子育て・高齢者世帯などが行うリフォームに対して補助するもので、7月6日、7日に受付を行うこととしています。

この事業を通じて、地震に強い、また、子育てしやすく、高齢者も安心して暮らせる住まいづくりを促進してまいりますので、多くの市民の皆様にこの事業を活用していただきたいと思います。

市長発表項目:環境月間の取り組み

次に、環境月間の取り組みについて、説明します。

今年で29回目となる磯海水浴場の清掃を、磯町内会や清水小学校、清水中学校の皆さんなど、約400人の参加をいただき、6月5日に実施します。

また、かごしま環境未来館では、環境問題について市民一人ひとりが楽しみながら環境について考え、行動を起こすきっかけとなるようなイベントとして、「環境月間企画展」を6月6日から28日まで開催します。

次に、平成26年度ごみ・資源物量の速報値が出ましたのでお知らせします。

前年度と比べて今回のごみ量は微増、資源物量は減少しており、ここ数年の傾向は横ばいとなっています。

このほか、懸垂幕の掲出や街頭キャンペーンを予定しております。環境月間を機会に、市民の皆様が、地球環境やごみ問題などについて共に考え、行動していただきたいと思います。

市長発表項目:主なイベント

最後に、主なイベントですが、「平川動物公園花しょうぶまつり」を6月7日まで開催いたしております。

また、来年のリオデジャネイロオリンピック出場を目指す、7人制ラグビーの男子セブンズ日本代表の合宿が、鹿児島ふれあいスポーツランドなどで、6月15日から28日まで実施されます。

本日は以上でございます

 


 

質疑応答要旨:鹿児島市とくとく商品券について

(記者) とくとく商品券のことですが、プレミアム付というのは1,500円の地域応援券のことですか。それともほかにプレミアムがついているのですか。

(市長) このプレミアム分、1,500円分ですが、これはできるだけ地元の企業で利用していただきたいという思いがあってこのネーミングをつけたと聴いています。

(記者) 地域応援券1,500円をもってプレミアムということですか。

(市長) そうですね、1万円で1万1,500円分買えるということで、その分が附帯したプレミアムということです。

質疑応答要旨:ごみ・資源物量について

(記者) ごみ・資源物量のことに関連してですが、ごみ量は少し増えて、資源物量は少し減っていますと、別紙を読むと、あくまでも市民のごみに対する意識が低くなったということではないと読めるのですが、そういう趣旨でいいのですか。

(市長) ごみまたは資源物のこれまでの推移は、ほとんど例年と変わりませんが、市民意識については、私どもも常にごみの減量化、リサイクルなどそれぞれの地域でお願いしていますので、市民の方々もそれは十分に理解をしていただいていると思っています。
今回、燃やせるごみが増えたのはやはり、民間堆肥施設での受け入れが困難になったとか、また剪定ごみ等が持ち込まれたなどの理由がありますので、特別な理由だと思います。そういった意味では、やはりごみの排出量については、市民の方々も十分理解をしていただいていると思います。

(記者) 今後も市民に対しては、ごみの分別を呼びかけますか。

(市長) そうですね、3R運動という形でしっかりと伝えていきたいと思います。

質疑応答要旨:市民栄誉賞の授与について

(記者) 市民栄誉賞のことですが、13年ぶり3人目とのことですが、1人目、2人目はどのような方だったのでしょうか。

(市長) まず1人目は、日本人女性初のヨットでの単独無寄港世界一周に成功した今給黎教子さん、2人目は、当時、長寿世界一となった本郷かまとさん、この2人が今まで市民栄誉賞を受賞しています。世界的な偉業をなし遂げられた方ですね。

(記者) 贈呈する基準とはどういう方に贈呈するのですか。

(市長) 市民栄誉賞の根拠は、鹿児島市で要綱を作っていますが、本市に活動の本拠を置く団体、または本市にゆかりの深い個人で、広く市民に親しまれ、市民に明るい夢と希望を与えるとともに、市民の誇りとなる顕著な業績があった者に対して、その栄誉をたたえて表彰するという規定になっています。
今回、ここで私どもが表彰の基準になったのは、市民の誇りとなる顕著な業績という、ここに赤﨑さんが匹敵すると考えて、今回13年ぶりの市民栄誉賞を授与することにいたしました。

(記者) これまでお2人の受賞年月日とありますがいつですか。

(市長) 今給黎さんが平成4年8月3日、また本郷かまとさんが平成14年4月14日。

(記者) この日付というのは、それぞれ授与式があった日ですか。

(市長) そうですね、その日です。

(記者) 市長から見た赤﨑さん、お話しされたかわかりませんが、人柄、思いとか、どんな方で、どんな印象をお持ちですか。ノーベル賞への思い、どれだけ偉大かというのを感じていらっしゃいますか。

(市長) やはり顕著な業績を上げられた方で、研究熱心な学者さんだなと思いました。1回だけお会いしたことがあります。鹿児島での小学校から中学校、高校、大学まで鹿児島におられたと、そういう多感な時期に鹿児島で学業にしっかりいそしんできたことの思いを持っていらっしゃるし、また、鹿児島に対する思いも大変大きなものがあると感じました。
やはりこれまでもずっと長年にわたって、どんな困難にも屈せず、研究をし続けて、最終的には世界的に大きな業績を上げられた方ということで、大変実直で、また研究熱心で、そして人柄については温厚な方だなと思いました。

質疑応答要旨:鹿児島市とくとく商品券について

(記者) プレミアム付商品券ですが、各自治体でプレミアムの割合が違うと思いますが、鹿児島市は九州の中でも結構上のほうだと聞いています。市長の思いを教えてください。

(市長) この商品券、消費者の方々に対しての利便性もさることながら、経済効果をさらに、高めていくための今回の商品券の発行だと思っています。できるだけ多くの皆様方に購入していただき、できるだけ鹿児島市内の企業でそれを使っていただきたいと思います。
前回、平成21年のときには大型商業店舗での購入が多かったと聞いていますが、できるだけ地元の商店街でもこの商品券を使っていろいろなものをお買い求めいただければと思います。そうすることで、また地域の活性化や浮揚にもつながってくると思います。

質疑応答要旨:本港区におけるスーパーアリーナの整備について

(記者) 先日、市議会が知事に出した、ドルフィンポートの跡地利用を示してほしいという要請ですが、それに対して知事が個別のことを先に説明するつもりはないという会見をされました。市長もご覧になったとは思いますが、それについてどういう印象を持たれたかを教えてください。

(市長) 市議会から県知事の要請については、私どもも常に考え、要請をしていますが、やはり鹿児島市のまちづくりにおける本港区の重要性、この地域の活性化、交流人口の増大、今後の鹿児島市のまちづくりのあり方について、市議会でいろいろ検討されながら、総意を県に要請されたと思っています。市としても県の施設と相まって、私は、路面電車の観光路線の新設についてもしっかりと進めていくべきだと思っていますので、今後も県の施設整備と一体となって、電車観光路線の新設について協議・連携をさらにお願いをしたいと思っています。その思いは市議会も一緒だと思っています。

質疑応答要旨:イコモスの勧告について

(記者) イコモスの勧告を受けたことについてですが、具体的に今後、例えば地元の団体や県と連携して、盛り上げていきたいとか、あるいはこのようにツアーの観光客に対応していきたいとか、今後の動きで考えていることはありますか。

(市長) 今、イコモスから記載ということで評価を受けています。今後は世界遺産委員会で最終的な決定がなされますが、今、国の動きに移っていますので、我々8県11市は国の動向等を注視しながら、ぜひ文化遺産に登録されるように我々としても見守っている状況です。
今、内閣府が中心になって、外務省や文化庁が一緒になっていろいろな動きをしているようですので、8県11市が具体的にどういう動きをするかというのは今の段階では静観するしかないのではないかと思っています。
また、世界文化遺産にもし登録をされた場合は、鹿児島市にもその資産がありますので、それらへのアクセスや、また、観光客に対する受け入れ体制等も今後十分に検討していかなければならないし、これまでもしっかりとした対応をしていますが、イコモス等からもいろいろと要望もあるようですので、それらを踏まえた対応もしていかなければならないと思います。

(記者) 世界遺産の意味合いの中で、例えば、反射炉や寺山炭窯跡は、これが何を意味しているのかを発信するのは結構難しいのではないかと思いますが。

(市長) やはりストーリー性を作っていかなければならないと思います。そもそもこの産業革命遺産の一番のきっかけが、島津斉彬公の殖産興業に対する思いからの出発がこの文化遺産のスタートになっていますので、それらのストーリー性を作っていかないと、遺跡だけが残っていて、行ってみても何なのかわからないということもあると思います。
今、軍艦島や韮山など、そういう現存するものが一応注目されていますが、そういった意味でもやはり8県11市にある構成資産は同じような文化遺産ですので、やはりしっかりとストーリー性を作って、それをまた多くの方々に紹介していかなければならないと思います。

(記者) ストーリー性をどう作って発信していくかが登録後に向けた課題と考えていらっしゃるということですか。

(市長) そうですね。

(記者) 世界遺産の登録に関しては、中国や韓国からの反発も今、起きていますが、どのようにお考えですか。

(市長) このことについて私自身がコメントすることは避けたいと思いますが、やはり今はもう国家間の問題になっていますし、文化遺産とは少しかけ離れた、強制労働とか、そういうものまで発展をしています。逆にそれとは無関係だということを丁寧に国から説明をして、理解をしていただけるように努力をしてほしいと思います。

質疑応答要旨:JAZAのWAZA会員資格停止関連について

(記者) 先日、日本動物園水族館協会でイルカの問題がありましたが、今後、イルカの入手について何かお考えはお持ちですか。

(市長) WAZAからイルカの関係について大変厳しい注文がつきました。最終的には、日本の協会のほうも残留するということでした。そうすることでイルカの入手がこれまでの入手の形態から異なってきます。
鹿児島市の水族館も今9頭いるうちの7頭が太地町から受け入れていますので、それがもうできなくなるということで、今後は繁殖に力を入れていかなければならないと思いますし、それぞれの水族館でそういう情報等を共有しながら、お互いのイルカの交換等もしながら、繁殖のいろいろな事業に切りかえていかなければならないと思います。

(記者) この件で、鹿児島の水族館と動物園は残留ということで回答を出しているかと思うんですが、全国の水族館でJAZAからの脱退の動きもあるようですがいかがですか。

(市長) そういう情報も入っていますね。

(記者) こちらはないということでしょうか。

(市長) そうですね、私どもとしては、やはりその情報を入手する、特に動物園の場合はWAZAから抜けるとなかなか世界的な動物の搬入ができなくなると懸念されることから、今回、残留という形で回答をしましたし、水族館においても、やはりイルカだけではなくてほかの個体についても、情報の入手ができなくなるということで、最終的に残留を決定しましたので、今後は日本動物園水族館協会ともしっかりと連携をして、情報も共有しながら、お互いの動物の個体等についても、どんな取り組みをすべきかということもいろいろな課題について検討していかなければならないと思っています。

質疑応答要旨:本港区におけるスーパーアリーナの整備について

(記者) 先ほど市長は、路面電車の整備を進めていくと言われましたが、スーパーアリーナ本体についてはどのような施設であるべきだというお考えはありますか。

(市長) それについては、今、鹿児島市のウオーターフロント地域に、ぜひアリーナ等について建設をしてほしいという思いをお伝えしていますので、今後どういった施設ができるかというのは、県のほうで十分検討していただけるものと思っています。やはり、交通の利便性とか、集客力とか、また地域の活性化、交流人口の増大という鹿児島市並びに県全体の経済浮揚にも大きくつながる、そういう大事業でありますので、鹿児島市としては、鹿児島のウオーターフロント地域にぜひ作ってほしいという思いは県に伝えていますし、その規模等については、やはり県でいろいろなご意見等も聴きながら検討を進めていかれると思っています。

(記者) それに関連してですが、今のお答えからしますと、市としては県の提案を待っているという立場なのか、それとも市から今後こんな施設にしてほしいというアクションを何か起こす予定はありますか。

(市長) 今、申し上げましたように、まず、どこにするかというのがまだ明確にされていませんし、周辺自治体も地元に建設をしてほしいという要望書を県に出されていますので、それを県としては、さまざまなご意見を聴きながら最終的な判断をしたいと知事も述べられています。それを待って、どこにまず建設をするか、そこが決まらなければ、後のどういう施設を作るというのが決まってこないのではないかと思います。今の段階では、市議会も要望を出していますが、鹿児島市に作ってほしいという思いはこれまでと同様、変わりません。

質疑応答要旨:戦後70年を迎えるにあたって

(記者) 今年終戦70年で、間もなく6月、鹿児島市は8回空襲を受けて、九州で最も大きな空襲被害を受けた地域でもあり、鹿児島市の歴史で避けては通れない話だと思いますが、70年を迎えるに当たって、市長の思い、あるいは平和への発信の仕方などについての考えをお聞かせいただくことと、空襲の歴史の残し方とかなどで何か具体的な考えがあれば教えてください。

(市長) 戦後70年、そしてまた鹿児島市にとっても平和都市宣言をしてから25周年という節目の年に当たりますので、平和都市宣言の趣旨を十分に踏まえて、平和啓発活動にまずしっかりと取り組んでいきたいと思っていまして、今回70年を迎えて、やはり核兵器の廃絶とか、世界の恒久平和というものの実現に向けても私どももしっかりと情報発信をしていければと思います。

質疑応答要旨:桜島フェリーの減便について

(記者) 桜島フェリーの減便の影響の件ですが、地元の方が不便になったという声を上げていらっしゃいます。このダイヤ改正の影響を市長としてはどう見ていらっしゃるか、あと、今後もしダイヤを見直すことがあれば、どういう手続をして、どういうタイミングで見直すことがあるのか教えてください。

(市長) 桜島フェリー、今、2層積のフェリーを就航させてから、効率性の高い、そしてまた、経済性、経営的にも好循環が生まれるような形で就航するということで、4月1日からダイヤを改正して、約2カ月ぐらいですが、先般、私が桜島で行いました市長とふれあいトークの中でも、住民の方々から少し不便になったというお声もいただきました。今、ダイヤ改正をしたばかりですので、今後の動向等をしっかりと検証をしていき、そしてまた、住民の方々、また、桜島フェリーは生活路線でもありますし、また大隅地域と薩摩半島地域を結ぶ公共の1つの手段でもありますので、あらゆる角度からご意見をいただき、また検討しながら、もし改正する場合はそういう手続をとっていかなければならないと思いますが、今、緒についたばかりですので、これからも検証をしっかりと進めていきたいと思っています。
26便減ったということですね。桜島港側と鹿児島港側が13便ずつ減ったと思っていますが、それらの影響等をまたしっかりと検証していきたいと思います。

(記者会見終了)

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