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更新日:2020年8月11日

もっとよく知ろう!レジオネラ症

レジオネラ属菌

レジオネラ属菌は、自然界の土壌や河川などに生息する細菌です。一般に20~50℃で繁殖し、36℃前後が最もよく増殖します。レジオネラ属菌はアメーバなどの原生動物の体内に寄生し、アメーバなどの生物が生息する生物膜(バイオフィルム)の内部に存在します。
アメーバ:無色透明で形を自由自在に変える単細胞の原生動物
生物膜:設備の壁面や配管内部に付着した粘液性物質。いわゆる「ぬめり」
レジオネラ属菌
(×1000、赤く見えるのがレジオネラ属菌)

レジオネラ症

1976年夏、米国フィラデルフィアで、在郷軍人会(TheLegion)の支部総会が開催され、その会に参加した会員が重症肺炎を発病しました。この重症肺炎をこの会の名称からレジオネラ症と呼ぶようになりました。
その後、レジオネラ症には、1965年ミシガン州ポンティアック衛生局庁舎内で集団発生したインフルエンザのような熱性疾患型があることが判明し、この病型をポンティアック熱と呼ぶようになりました。

レジオネラ肺炎

潜伏期間が通常1週間前後で、感染すると悪寒、高熱、全身倦怠感、頭痛、筋肉痛などが起こり、呼吸器症状として痰の少ない咳、少量の粘性痰、胸痛、呼吸困難などが現れ、症状は日を追って重くなっていきます。腹痛、水様性下痢、意識障害、歩行障害を伴う場合もあります。時として重症となり死亡することもあります。

ポンティアック熱

潜伏期間は1~2日で、感染すると悪寒、発熱、筋肉痛などの症状を呈し、ほとんどが数日で治癒します。

感染源及び感染経路

「レジオネラ属菌」でも説明しましたが、レジオネラ属菌は自然界に広く生息しています。これまで報告されている感染源は

  • 給水・給湯設備
  • 空調設備の冷却塔
  • 循環式浴槽
  • 加湿器
  • 水景施設

などで、増殖したレジオネラ属菌がエアロゾルとともに飛散することで感染します。人から人への感染はありません。

レジオネラの予防対策

給水・給湯設備

簡易専用水道に該当しない一部の小規模貯水槽などでは、維持管理が不適切なため水道水の滞留による残留塩素の消失や水温の上昇、あるいは藻類等の微生物による著しい汚染が発生している場合があります。また近年、省エネの気運の高まりとともに事務所ビル等で給湯温度を下げる傾向にあり、これらのビルからレジオネラ属菌が検出されたとの報告もあります。給水・給湯設備の設計・施工及び維持管理については以下の点に気をつけましょう。

  • 外部からのレジオネラ属菌の侵入を防ぎましょう。
  • できるだけ水温は20℃以下、温水は60℃以上に維持しましょう。
  • 機器及び配管内におけるスケール、スラッジ、藻類などの発生を防ぎましょう。
  • 死水域(よどみ)の発生を抑えましょう。
  • 残留塩素の濃度(0.1ppm以上)を確保しましょう。
  • エアロゾルを発生する機器の使用を避けましょう。
  • 貯湯槽、配管及びシャワーヘッド等を適切に清掃・消毒しましょう。

空調設備の冷却塔

6~9月までの冷却塔の水温は15~34℃であり、また塔内で有機物質などが濃縮されるためレジオネラ属菌の増殖に好適な場所となります。冷却塔は増殖した菌を空中へ飛散させる可能性が高いので、設計・施工及び維持管理については以下の点に気をつけましょう。

  • 冷却塔はエアロゾルが飛散しにくい角形冷却塔が望ましく、また清掃しやすい構造のものを採用しましょう。
  • エリミネータ(気流中に含まれる液滴を取り除くための板)を強化しましょう。
  • 冷却塔からエアロゾルが飛散することから、風向等を考慮し外気取入口、居室の窓等は冷却塔から10m以上離しましょう。
  • 塩素系薬剤または抗レジオネラ剤などの消毒液を注入しましょう。
  • スケール防止、腐食防止、スライム防止のための薬剤を注入しましょう。
  • 冷却塔を定期的に洗浄しましょう。
  • 設備の定期点検を行いましょう。

公衆浴場などの浴槽

旅館や公衆浴場は、レジオネラ汚染と感染防止のため鹿児島市旅館業法施行条例及び鹿児島市公衆浴場法施行条例において衛生基準及び構造基準が定まっています。営業者の皆さんは下記の基準を遵守しましょう。
また、家庭の24時間風呂も湯水が閉鎖系内を循環するため、各種微生物がろ過器や配管内に付着し入浴者のアカなどの有機物を栄養源として増殖します。これらの微生物内でレジオネラ属菌が増殖することがありますので下記の基準を参考にして湯水の衛生管理を行いましょう。
そのほか、社会福祉施設等におきましても、レジオネラ汚染及び感染防止のため下記の基準を参考に湯水の衛生管理を行いましょう。

 

浴槽水

貯湯槽

回収槽※

その他の設備

衛生措置基準

(1)原湯又はろ過した湯水を十分に供給すること。
(2)毎日、完全換水すること。ただしこれにより難い場合は、1週間に1回以上完全換水すること。
(3)浴槽水の消毒に当たっては、塩素系薬剤を使用する場合にあっては、浴槽水中の遊離残留塩素の濃度は、通常時において0.4ppm以上を保ち、かつ、最大時において1.0ppmを超えないように努め、モノクロラミンを使用する場合にあっては、浴槽水中の結合残留塩素の濃度は、3.0ppm以上を保つこと。また、浴槽水中の残留塩素の濃度の測定を頻繁に行うこと。なお測定結果は3年間保管すること。

(1)通常の使用状態において湯水全体の温度を60℃以上に保つこと。ただし、これにより難い場合は貯湯水を消毒すること。
(2)定期的に貯湯槽内を点検し、生物膜が発生している場合は清掃・消毒すること。

(3)設備の破損、温度計の性能等の確認を行うこと。

回収槽の湯水を浴用に使用しないこと。ただし、これにより難い場合は回収槽の壁面の清掃・消毒を頻繁に行うとともに、回収槽内の湯水は消毒すること。

(注)オーバーフロー水を回収して使用する場合

(1)打たせ湯及びシャワーには、原湯又は原水を使用すること。
(2)気泡発生装置等を設置している場合は、湯水のすべてを換水し、かつ浴槽に供給されて24時間以内の浴槽水を使用すること。また、その内部に生物膜が形成されないように適宜清掃及び消毒を行うこと。

(3)ろ過器は1週間に1回以上十分に逆洗浄し、また循環配管も適切な消毒を行い、その後浴槽を清掃すること。
(4)消毒装置を設置している場合は設備の維持管理を適切に行うこと。
(5)集毛器は毎日清掃及び消毒を行うこと。
(6)シャワーは、1週間に1回以上内部の水が置き換わるように通水するとともに、シャワーヘッド及びホースは、6月に1回以上点検し、1年に1回以上内部の汚れ及び堆積物の洗浄及び消毒を行うこと。

(7)開放型の調節箱を設置する場合にあっては、生物膜の状況を監視し、必要に応じて清掃及び消毒を行うこと。

(8)水位計配管を設置する場合にあっては、1週間に1回以上、適切な消毒方法で生物膜を除去すること。

(9)気泡発生装置等を設置する場合にあっては、内部に生物膜が形成されないように適宜清掃及び消毒を行うこと。

(10)衛生管理責任者を定め、マニュアルや記録表を作成して衛生管理を行うこと。
(11)環境保全に考慮しながら排水すること。

構造設備基準

(1)原湯及び原水の配管は、循環水用配管と接続することなく直接供給する構造であること。
(2)浴槽水を循環する場合は、循環水を浴槽の底部に近い部分で補給する構造であること。

貯湯槽は、完全に排水できる構造であること。

回収槽の湯水を浴用に使用できない構造であること。ただし、これにより難い場合は、回収槽は、地下埋設型でなく、清掃が容易に行え、回収槽内の湯水が消毒できる構造であること。
(注)ただし書き中、地下埋没型は旅館業には適用しない。

(1)ろ過器は、1時間当たりの浴槽水の処理能力が浴槽の容量以上のものであり、ろ過器のろ材は、逆洗浄が行える構造であるとともに、ろ過器の前に集毛器を設置すること。
(2)塩素系薬剤の注入口等は、ろ過器の直前に設置すること。
(3)打たせ湯及びシャワーには、原湯又は原水を使用する構造であること。
(4)気泡発生装置等は点検、清掃及び排水を容易に行うことができ、空気取り入れ口は、土埃、連日使用している浴槽水等が入らない構造であること。
(5)屋外に浴槽がある場合は、内湯と屋外の浴槽水が混合しない構造であること。

(6)水位計を設置する場合にあっては、配管内の洗浄及び消毒を行うことができる構造又は配管等を要しないセンサー方式であること。

(7)開放型の調節箱を設置する場合にあっては、清掃を容易に行うことができる構造であり、かつ、レジオネラ属菌が繁殖しないように、薬剤注入口を設けるなど消毒を行うことができる構造であること。

水質に関する基準

 

検査項目

基準

検査回数

原湯、原水、上がり用水及び上がり用湯

色度

5度以下

1年に1回以上実施すること。

濁度

2度以下

pH値

5.8以上8.6以下

有機物(全有機炭素(TOC)の量)

3mg/L以下

塩素化イソシアヌル酸又はその塩を用いて消毒している等の理由により有機物(全有機炭素(TOC)の量)の測定結果を適用することが不適切である場合は、過マンガン酸カリウム消費量の測定で、1リットル中10ミリグラム以下であることとする。

大腸菌

検出されないこと

レジオネラ属菌

10cfu/100ml未満

浴槽水

濁度

5度以下

(1)毎日完全換水する場合は1年に1回以上実施すること。
(2)毎日完全換水しない場合は1年に2回以上実施すること。ただし、塩素系薬剤を使用していない場合は1年に4回以上実施すること。

有機物(全有機炭素(TOC)の量)

8mg/L以下

塩素化イソシアヌル酸又はその塩を用いて消毒している等の理由により有機物(全有機炭素(TOC)の量)の測定結果を適用することが不適切である場合は、過マンガン酸カリウム消費量の測定で、1リットル中25ミリグラム以下であることとする。

大腸菌群

1個/1ml以下

レジオネラ属菌

10cfu/100ml未満

加湿器

加湿器のうちレジオネラ症の原因となる可能性のあるものは、超音波方式と回転霧化・遠心噴霧の2方式があります。
ビル空調機に組み込まれている加湿器については、使用開始時及び終了時には水抜き及び清掃を確実に行う必要があります。
一方、家庭用の加湿器については、タンクの汚染や長期間水を貯めたまま放置されることによりタンク内に生物膜が残存することがあります。加湿器の使用の際には、使用時ごとにタンクの水を入れ換え、タンクの内面は絶えず洗浄して清潔にしておきましょう。またシーズンオフ時は、水を抜き清掃して片づけましょう。

水景施設

水景施設とは、噴水、池などの人工的に造られた水環境をいいます。近年では、このような施設がホテルのロビー、地下街等屋内に設置される場合も多く、レジオネラ属菌の汚染が報告されています。
汚染防止対策としては、エアロゾルがあまり発生しない水景施設を選択するとともに、維持管理ついては以下の点に気をつけましょう。

  • 定期的に設備の清掃・消毒、水質検査を行いましょう。
  • 塩素系薬剤または抗レジオネラ剤などの消毒液を注入しましょう。

関連情報

お問い合わせ

健康福祉局保健部生活衛生課 食品衛生係

〒892-8677 鹿児島市山下町11-1

電話番号:099-803-6885

ファクス:099-803-7026

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