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更新日:2025年2月19日

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市政推進にあたっての私の決意

mayor

市政運営の基本的な考え方
“4年間の抱負 ~「選ばれるまち」の実現に向け、挑む~”

本格的な人口減少時代への船出

現在、我が国では、世界に類を見ないペースで人口減少と少子化が進行し、市民生活や経済活動など様々な面で人手不足に伴う影響が顕在化しているほか、長引く物価高騰や度重なる自然災害など、多くの課題に直面しています。

本市においても、人口は今後さらに減少していくことが見込まれており、これを乗り越えていく上で、極めて重要な4年間がスタートいたします。

労働力人口や消費市場の縮小など、地域社会への深刻な影響が懸念される中、どのような選択を行い、行動していくかが、今まさに問われています。目下の課題に的確に対応しつつ、先を見据えた取組を進めることにより、持続可能で豊かな鹿児島市を次の世代に引き継ぐため、時代に、未来に、「選ばれるまち」を実現しなければなりません。

挑み続ける決意

私は、多くの課題に直面するときこそ、様々なイノベーションが生まれやすく、新たな時代を切り拓くチャンスでもあると考えています。多様な価値観やアイデアを市政に取り入れ、前例や既成概念にとらわれることなく、挑戦し続けることが肝要です。

市政の舵取り役として、しっかりと時代の潮流を読み取り、市民の皆様との協働・共創はもとより、民間力の積極的な活用や本市に想いを寄せる方々との連携など多様なつながりを推進力としながら、課題を未来へ先送りすることなく、逃げずに正面から向き合い、本市を力強く前に進めてまいる決意でございます。

重点的な取組

このような認識の下、私は「市民のための市政」を基本とし、次の4つの柱を中心に、市民の皆様にお約束した「選ばれるまち」の実現に向け、2期目の市政を推進してまいります。

若い世代、子育て世代に選ばれるまち

第1は、「若い世代、子育て世代に選ばれるまち」であります。

本市では、特に若い世代の人口減少が顕著となっており、将来にわたって活力を維持していくためには、未来を担っていく世代が生き生きと活躍できるまちづくりが必要です。

まずは、地元で働きたいという若い世代の希望を叶えられるよう、地域の稼ぐ力を強化するとともに、魅力的で安定した雇用の場を確保します。

また、妊娠、出産、子育てへの支援を各面から推進するほか、すべての子どもが生まれ育った環境に左右されることなく、等しくチャンスを得て、夢と希望を持ち、健やかに成長していけるよう、こどもまんなか社会の実現に向けて、全力を傾注してまいります。

さらに、若い世代にとって魅力的なまちづくりのため、スポーツを中心としたエンターテインメントの促進を図るほか、職場や地域において若者や女性が活躍できる環境の整備を進めます。

高齢者など多くの世代から選ばれるまち

第2は、「高齢者など多くの世代から選ばれるまち」であります。

そのためには、市民一人ひとりが、安心安全に、希望を持って自分らしく健やかに暮らせる環境づくりが肝要です。

人生100年時代を見据え、住み慣れた地域で安心して生活できるよう高齢者が主役のまちづくりや、子ども、高齢者、障害者を含むすべての人が幸せや豊かさを実感できるウェルビーイングなまちづくりを進めてまいります。

また、能登半島地震などを教訓に、ハード・ソフト両面から大規模災害に備えた強靭なまちづくりを進め、安心安全なまちを目指します。

ワクワクする世界中から選ばれるまち

第3は、「ワクワクする世界中から選ばれるまち」であります。

人やもの、情報が集まる場所には活気が生まれ、そこに暮らす人や訪れる人に高揚感や感動を与えてくれます。

そのため、歩いて楽しめるまちづくりの推進や街なかのにぎわい創出を図るとともに、本市が世界に誇るオンリーワンの観光資源を生かし、まちの魅力を高め、国内外に向けたプロモーションに取り組むほか、体験型観光の充実などにより、訪れる人も暮らす人も楽しめるワクワクするまちを目指します。

選ばれる持続可能なまち

第4は、「選ばれる持続可能なまち」であります。

市民生活を身近で支える基礎自治体として、現在、そして将来の課題の解決を図りながら、質の高い暮らしを支える都市基盤や自然環境を未来へと引き継いでいくことが求められています。

誰もが暮らしやすい住環境の構築や交通ネットワークの形成のほか、「ゼロカーボンシティかごしま」の推進など、人口減少時代に適応できる持続可能なまちづくりを進めます。

これらとあわせて、市民や事業者の暮らしを守るため、引き続き、物価高騰対策を市政の最重要課題として取り組んでまいります。

都市像の実現に向けて

今年は、「明治日本の産業革命遺産」が世界文化遺産に登録されてから10周年の節目を迎えます。

幕末から明治という激動の時代を生きた薩摩の先人たちは、いち早く世界情勢を見極め、諸藩に先駆けて西洋の技術や知識を在来の技術に応用し、新たな挑戦をしたことにより、鉄製大砲の製造や西洋式紡績など、それまでの日本になかった価値を生み出し、新たな時代の礎を築きました。

時代の転換期においては、常に「挑戦」の連続であり、現在、そして将来の課題から目を背けることなく、絶えず挑み続けることが重要です。

先人たちの教えに倣い、次の世代へ豊かな鹿児島市を引き継いでいくために、本市が確かな歩みを進め、第六次総合計画に掲げる都市像「つながる人・まち 彩りあふれる 躍動都市・かごしま」の実現に向けて、積極果敢に挑戦してまいります。

お問い合わせ

企画財政局企画部政策企画課

〒892-8677 鹿児島市山下町11-1

電話番号:099-216-1106

ファクス:099-216-1108

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