更新日:2026年2月18日
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私は、「市民のための市政」を基本に、本市の限りない発展と市民福祉の向上のため、引き続き、全身全霊を尽くしてまいります。
国内では、現役世代の急速な減少と高齢者数のピークが重なり、社会・経済の維持が危ぶまれる2040年問題がそこまで迫ってきています。
本市においても、担い手の不足等により公共交通や買い物といった日常の生活環境に様々な影響が出始めています。人口減少問題への対応はまさに喫緊の最重要課題です。
こうした時代の難局にあって、本年度は、まちづくりの指針である第六次総合計画の前期5年を締め括り、後期基本計画の策定を進める年となります。前期の総仕上げを図りつつ、人口減少の将来リスクを見極めた上で、持続可能な活力あるまちづくりに果敢に挑み続けてまいります。
とりわけ、限られた人員で質の高い行政サービスを維持、創出していくため、デジタルを軸に従来の仕組みを変え、市民の利便性や業務の生産性を向上させるなど、人口減少社会に対応する仕組みづくりを、これまで以上に推し進めることが急務であります。
人口減少をはじめ変化の激しい今の時代、変革や挑戦を避け、課題を先送りすることは、現在、そして未来への責任放棄にほかなりません。
先を見据え、今に挑み、未来を拓く。こうした信念のもと、現在、そして将来の課題から逃げずに立ち向かい、次の世代が夢や希望を持てる本市の確かな未来を切り拓いてまいります。
近年、デジタル技術の社会実装が進み、テレワークや副業・兼業、二地域居住など、人々の暮らしや働き方の選択の自由が広がっています。
また、国においては、地方創生の柱の一つに「選ばれる地方」を新たに掲げ、地方への人の流れを後押しするとしております。まさに地方の魅力や価値が真に問われる時代を迎えています。
今こそ、稼げるしごとや子育て環境、楽しいまち・住みよいまちなど、これまで磨いてきた本市の魅力や価値をさらに高め、人々を惹きつけ離さない都市のブランドを築いていかなければなりません。
より一層取組を加速させ、子育て世代や若者をはじめ、すべての方々に選ばれるまちを実現してまいります。
このような基本的な認識の下、本市のさらなる躍進に向けて、次のことを重点的な取組として、まちづくりを進めてまいります。
1つ目は、“地域の稼ぐ力”向上です。
労働力や市場の縮小が進む中でも、活力ある地域経済を維持していく。そのためには、持続的な経済成長をけん引する、地域の稼ぐ力を徹底して強化しなければなりません。
中小企業のICT導入や販路拡大、起業家の育成や企業立地の推進などに戦略的に取り組み、地域に稼げるしごとを増やします。
また、インバウンドをはじめ、西郷隆盛生誕200年・没後150年を契機とした誘客強化などにより、観光消費額のさらなる拡大を図るとともに、スポーツを中心としたエンターテインメントの促進に向け、まちに新たなにぎわいや活力を生み出す拠点づくりを進めます。
さらに、性別による無意識の思い込みであるアンコンシャス・バイアスの解消など、若者・女性が活躍できる環境整備に取り組み、地域の稼ぐ力を最大化してまいります。
2つ目は、“ICTで住みよいまち”推進です。
将来にわたり市民に必要な行政サービスを持続可能な形で提供していく。従来の仕組みが限界に近づく中、デジタル技術こそが、課題克服の鍵となる強力な切り札です。
デジタル技術を積極的に活用し「書かない窓口」の拡充に取り組むなど、市民サービスの利便性向上や業務の効率化をさらに推進します。
また、庁内DXを一層進めるとともに、DXを重要施策と一体的かつ強力に推進する組織体制を整備し、デジタルを軸にした行政運営や社会の仕組みづくりを加速させてまいります。
3つ目は、“子どもの未来輝き”推進です。
未来を担う子どもたちが、生まれや育ちによらず、等しくチャンスを掴み、夢に向かって健やかに成長できる社会をつくっていく。これこそが、今を生きる私たちが果たすべき責務です。
保育の受け皿や遊び場の確保など、子育て環境の一層の充実を図るとともに、子どもの居場所づくりや家庭環境に左右されない学びへの支援など、子どもを地域全体で守り育てる取組をさらに進めます。
また、この春桜島に開校する本市初の義務教育学校をはじめ、特色ある学校教育を推進するほか、キャリア教育等を通じ新しい時代に活躍できる人材育成に取り組むなど、子どもたちの輝かしい未来を全力で応援してまいります。
今の暮らしや将来への不安を希望に変え、人もまちも躍動する鹿児島市を築き上げる。その基盤として、誰もが、生き生きと安心して暮らし続けられるまちを市民の皆様と共に創り上げてまいります。
まずは、物価高から地域の暮らしを守り抜くため、切れ目のないきめ細かな支援に、引き続きスピード感を持って取り組みます。
また、街なかのにぎわい創出や回遊性の向上を図りつつ、公共交通ネットワークの再構築や総合的な渋滞対策に取り組むなど、魅力あふれる住みよいまちづくりを進めます。
さらに、認知症オレンジシティの推進など、住み慣れた地域で自分らしく健やかに暮らせる社会づくりに取り組むほか、桜島の大規模噴火をはじめ、頻発化・激甚化する災害への備えに万全を期してまいります。
今年は、本市が、さらなる飛躍と発展に向け、全国で最初に中核市へ移行してから30年の節目に当たります。
この間、5町との合併や連携中枢都市圏の形成などを推進力に、南九州の中核都市として、着実な発展を遂げ、地域全体の成長をけん引してまいりました。
一段と厳しさを増す人口減少時代、押し寄せる荒波に立ち向かい、これを乗り越え、次の世代に持続可能で豊かな鹿児島市を引き継いでいくことが、未来に対する私たちの使命であります。
そのためにも、私は、確たる決意で、市民や事業者、そして本市に想いを寄せてくださる方々とのつながりを力に、多彩な人材やまちの魅力が豊かな彩りとなる、人もまちも躍動する鹿児島市の実現に、持てる力のすべてを注いでまいります。
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