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更新日:2015年3月20日

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平成22年10月5日(火曜日)市長定例記者会見

8月会見

日時:平成22年10月5日(火曜日)11時00分~11時28分

場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室

市長 皆さん、おはようございます。
私は、今朝、市立美術館開館25周年記念特別展の第二弾として開催する「田中一村新たなる全貌」のオープニングセレモニーに出席してまいりました。この田中一村はすばらしい作品を残しておられますが、新たなる全貌ということで、約250点もの作品を市立美術館に展示しています。そして、今日は宮崎緑奄美記念館館長も同席をしていただき、田中一村にまつわる色々なお話をしていただきました。
千葉で開催し、鹿児島で開催し、またこれからは奄美でも開催するということで、50歳の頃鹿児島の奄美へ来て69歳で鹿児島でその生涯を終えた田中一村が、全国の皆様方に、特に鹿児島市民、鹿児島県民の皆様方にこのすばらしい作品を見ていただき、感動していただければと思っています。是非みなさまもご覧いただきたいと思います。
それでは、本日の発表項目、5項目について発表します。

市長発表:鹿児島市すこやか子育て交流館“りぼんかん”オープン

まず,鹿児島市すこやか子育て交流館のオープンについて、説明します。

今月9日に,本市の子育て支援の総合的な拠点施設として、すこやか子育て交流館,愛称“りぼんかん”が与次郎1丁目にオープンします。

この施設では,「ひろがる笑顔,支え合う子育て」をコンセプトに,親子が気軽につどい,交流する場を提供するとともに,子育て相談や子どもの一時預かり,子育てに関する各種情報発信のほか,子育てグループ等とのネットワークづくりなどを行います。

当日は午前10時から開館記念式典を行い,午後1時から施設利用を開始します。また,翌10日と11日の2日間は,キャラクターショーや親子クッキー作り教室,館内クイズラリーなどの開館記念イベントを開催いたします。

眼前に桜島と錦江湾を望む恵まれた立地も魅力の「りぼんかん」に多くの親子が集い,語らい,子育ての喜びを感じながら,交流を深めていただきたいと思います。

市長発表:アジアん・鹿児島2010

~第5回かごしまアジア青少年芸術祭~

次に,国際性豊かで,郷土への誇りと熱い志を持つ青少年を育むとともに,市民の国際交流意識の高揚を図ることを目的に開催する,アジアん・鹿児島2010「第5回かごしまアジア青少年芸術祭」について説明します。

今回,第5回の記念企画として,先月18日と19日に先行して,サンエールかごしまで開催した「アジアん映画上映会」には,多くの皆さんにご来場いただき,アジア映画をご堪能いただいたところです。そして,今月16日と17日に開催する本芸術祭には,中国,韓国,マレーシア,シンガポール,バングラデシュ,インドネシアの6か国から,8団体,約160人の皆さんの参加を予定しております。

16日に宝山ホールで開催される「青少年音楽祭」では,アジア各国や市内の青少年が合唱,吹奏楽,伝統舞踊などを披露するほか,特別ゲストとして鹿児島出身の歌手の城南海さんに出演していただくこととしております。

また,翌17日には,中央公園で,アジア各国や市内の青少年による音楽部門とダンス部門のコンテスト「青少年ステージ」が実施されるほか,アジア各国の料理などが楽しめる屋台,日本文化体験のブースなどが設けられます。

今回も「2010秋の天文館フェスタ」と一体となって開催いたしますので,ぜひ,多くの市民の皆さんにご来場いただきたいと思います。

市長発表:第72回全国都市問題会議及び第107回九州市長会開催

次に,第72回全国都市問題会議及び,第107回九州市長会について説明します。

第72回全国都市問題会議が,10月7日(木曜日)・8日(金曜日)の両日,神戸市で開催されます。今回のテーマは「都市の危機管理~協働・参画と総合対策~」で,約2,000人の参加が見込まれております。私は,会議の1日目に,活火山桜島を抱える都市の代表として,「桜島の防災対策」と題して報告を行い,桜島の火山活動の現状や本市の防災対策など,火山と共生する本市の取り組みを全国に紹介したいと考えております。

なお,来年の第73回都市問題会議は,本市で開催される予定ですので,会議への参加も呼びかけたいと思っています。

次に,第107回九州市長会が,10月13日(水曜日)から15日(金曜日)までの3日間,本市で開催されます。

会議には九州内の市長及び各県市長会事務局職員など約300人の皆さんが参加される予定であり,全国市長会議へ提出するための九州支部提出議案を協議するほか,本市の環境アドバイザーの末吉竹次郎さんによる記念講演などを予定しております。また,参加の皆さんには,この機会に,新幹線・大交流時代に向けて取り組む本市のまちづくりをご覧いただきたいと思っています。現在,実り多い有意義な会議となるよう万全の準備を進めているところです。

市長発表:第6回鹿児島市安心安全まちづくり市民大会

次に,第6回鹿児島市安心安全まちづくり市民大会について説明します。

本大会は,平成17年度に制定した「鹿児島市安心安全まちづくり条例」に基づき,市民みんなで安心して暮らすことのできる安全なまちづくりを推進することを目的に開催しています。今年も,宝山ホールで,安心安全に関する功労者の表彰や講演会などを行います。

今回は,消費者問題に詳しい弁護士の紀藤正樹さんによる「ご用心,狙われているあなたも!」と題しての講演会のほか,鹿児島中央警察署の署員の皆様で構成されている「天ちゃん劇団」による寸劇を予定しております。その後,大会参加者・団体の皆さんと一緒に県警音楽隊,市消防音楽隊,青色防犯パトロール車などを伴って,天文館をパレードいたします。ぜひとも,多くの市民の皆さんにご来場,ご参加いただき,安心安全なまちづくりをより一層強力に推進したいと考えております。

市長発表:秋恒例のイベント

最後に,秋に開催される主な恒例イベントについて紹介します。

お手元のチラシも参考にしていただきたいと思います。

まず,開館3年目を迎える,かごしま環境未来館では,10月9日に「甲突川水辺空間イベント」を,翌10日,11日には,市民,事業者,行政が協力・連携して「環境フェスタかごしま2010」を開催いたします。また,10月31日には,市交通局で「2010市電・市バスゆーゆーフェスタ」を開催いたします。さらに,来月2日,3日には,南九州最大の秋のイベントである「第59回おはら祭」が,10月23日,24日には,第31回谷山ふるさと祭が行われるなど,これから秋を彩る各種イベントが開催されますので,取材方をよろしくお願いいたします。

質疑応答要旨:中国からのイベントへの参加について

記者 アジア青少年芸術祭とおはら祭ですが、中国から参加は予定どおりでしょうか。

市長 今のところ、予定どおり参加していただくと思っています。特に長沙市の皆さん方からも、特段のそういうアプローチもないところですので、参加いただけるものと思っています。

質疑応答要旨:すこやか子育て交流館について

記者 すこやか子育て交流館ですが、親子つどいの広場に次ぐ子育て支援施設だと思いますが、ほかの地区にそのような施設をつくる予定はありますか。

市長 この子育て交流館は拠点施設として与次郎一丁目につくります。今後はなかまっちと同じような親子つどいの広場も保健センターがある地域に3カ所程度整備をしていきたいと思っています。その場所、規模等については、また今後詰めていきますが、やはりそれぞれの地域に核となる親子つどいの広場も整備していきたいと思っています。

質疑応答要旨:市営施設利用料の改定について

記者 動物園をはじめとする市の施設の利用料が来年度から値上がりすることになりましたが、その点について、市民にどう理解を求めたいとお考えかでしょうか。

市長 来年の4月から、その利用料の値上げを今回の議会で提案し、そして議決をいただきました。今後は、その使用料・利用料について、市民の皆様方にできるだけ理解いただけるように周知期間を設けてあります。半年という周知期間を設けてありますので、その中で十分なご理解を賜るように情報発信をしていきたいと思っています。そして、これらの利用料の値上げ等については、値下げをしたところもありますが、ほとんどが値上げ、そしてまた無料から有料という形で、受益者負担の公平という形での取り組みを進めるところでありますが、やはりこれらについて市民のご理解がいただけなければならないと思っていますので、この周知期間に十分市民の理解が得られるように、説明をしていきたいと思っています。

記者 結構理解できる部分は多いですが、なぜ今かという疑問がやはり多くの方にあると思います。なぜ今かという点、それから値上げに伴って、どうサービスの向上を図っていこうというお考えかお聞かせください。

市長 まず、なぜ今かということですが、これまで各施設については、長年、そういった使用料についての特段の検証もしてなかったということ、そして平成16年に合併をして、5町の施設も鹿児島市として一体化をした利用がされるということで、これらの施設の類似規模の、類似施設の均一化を図らなければならないということ、そして、もう一つには、行政改革の中で審議会の中からもご提言いただいたということ等を踏まえて、この時期に値上げしたということになります。そしてまた、値上げをしたことで、ただ単に値上げをするということではなくて、それぞれの施設はやはり市民の方々が十分に活用・利用しやすいような施設整備も図っていかなければならないと思っていますので、今後それぞれの施設に対して十分な整備を図れるように、取り組んでいかなければならないと思っています。

質疑応答要旨:天文館シネマに対する支援について

記者 天文館のシネコンが来年、早くて4月に着工を目指して再始動しましたが、鹿児島市として、補助金などもありますが、その他どうやってかかわっていこうと思っているのか教えてください。

市長 これまでも一貫して、天文館シネマはいづろ・天文館の中心市街地の新たなにぎわいを創出する拠点施設として、大きな期待が図れるものと思っていますので、本市としてもこの天文館シネマについては積極的に支援をしていきたいと思っています。その支援も、やはり国等を含めたそれぞれの機関との仲介役とか、そしてまた補助金申請に対するいろいろなノウハウをお互いに協調できるような態勢をとっていきたいと思っています。また、一方ではシネコン経営とか商業テナントビルの管理運営は、民間事業で実施をすると思っていますので、それに対する出資などはなかなか難しいのではないかと思っています。支援としては、やはり補助金とか、そしてまた関係省庁に対するいろんな支援等をこれからも行っていきたいと思っています。

質疑応答要旨:市営施設利用料の改定について

記者 先ほどの(市営施設利用料の)値上げの件ですが、無料だった施設を値上げすることによって損失が出るところも出てきていますが、それは受益者負担の公平性が上回るという考え方で料金を改定されることになったのでしょうか。

市長 最終的にはやはり、類似施設の均一化・公平化という点は大前提ですね。そして、それについて経費がやはりかかりますので、できるだけその経費がかからないような手だてをしていかなければならないと思っています。金額的に両者を比較して、マイナスの面も出てくる施設もあろうかと思いますが、総じて類似施設を均一化する料金体系をとるとことで、施設によっては逆転現象が生じてくる施設もあろうかと思いますが、やはり基本は鹿児島市の施設として、市民の皆様方に利用していただく、そういう類似施設の均一化を図るという観点からの料金、使用料の改定と考えています。できるだけ、それに対する費用については最小限に抑えるように、今後は担当部局にも指示をしていきたいと思っています。

質疑応答要旨:公立小・中・高等学校へのクーラー設置について

記者 9月議会で、市長が公立小・中・高等学校への普通教室へのクーラーの設置に向けた取り組みを発表されました。国において補正予算の編成が始まりましたが、何か手ごたえなどありますか。

市長 今のところ、直接的に具体的なアプローチはまだありませんが、今回の補正予算等踏まえて、前向きな回答があると私どもは期待しています。特に、7月、8月と、国の防災大臣、また文部科学大臣にも直接お会いして、実情を伝えてまいりましたので、そのことについては十分踏まえていただけのではないかと思っています。9月議会でもお話をしましたが、こういう桜島の爆発が、近年にない、異常というぐらいの爆発回数、そしてこれはまさに災害という、そういう位置づけで国にクーラー設置を要望いたしましたので、それについては国も何らかの対策をとっていただけるものと思っています。

質疑応答要旨:国家公務員給与のマイナス改定について

記者 先日、片山総務大臣が、国家公務員の給与のマイナス改定について、深掘りをするべきだという発言をされましたが、政府が行うその給与の深掘りの是非について、市長はどういうお考えをお持ちかお聞かせください。

市長 国家公務員の給与の深掘りという形でのご発言ということですが、このことは国家公務員に限らず、やはり地方公務員に対しても大きな影響が出てくると思っています。特に、私も先般まで国家公務員の労働基本権に対する委員会等にも出ておりましたが、やはり国家公務員よりも地方公務員のほうが、一番、市民並びに住民の方々に密接にかかわりのある自治体ですので、給与体系とか給与のあり方についても、市民の皆さん方の理解が得られる中で構築しなければならないと思っています。先ほど申し上げましたように、国家公務員に限らず、その影響は地方公務員がさらに大きなものが出てくると思っていますので、総務大臣がそういう所感を述べられたということを私どももしっかりと検証して、そして地方公務員に対する給与のあり方等についての検討をしていかなければならないと思っています。

記者 もし仮に、国家公務員の給与も一段とマイナス改定となるとすると、鹿児島市としてそれを受けて、給与改定されるとか、そういった考えはお持ちですか。

市長 鹿児島市の給与体系そのものは、これまで人事院勧告に基づいたものを基本に労使交渉をして、それを市として最終判断して給与を決定をしていました。今回、そういう人事院勧告に代わる給与のあり方を国が検討するということであれば、やはりそれも参考にしていかなければならないと思います。そして、やはりこれまでの体制・対応が今後も引き続きとれるのかどうか。もう一つには、地域格差もたくさん出てきていますので、人事院勧告が、もしなくなるということであれば、それに代わるものを何か見つけなければならない。そして、もう一つには、県の人事委員会等もありますが、各市町村には人事委員会はないと思いますので、鹿児島市にももちろん今、人事委員会を設けてありません。ですから、そういった中でどういう給与体系ができるかということは、今後の大きな検討課題だと思います。

質疑応答要旨:霧島屋久国立公園の拡大と海を生かした施策について

記者 霧島屋久国立公園の区域が錦江湾のほうにも拡大されるという話ですが、今まで財産として錦江湾を使い切ってないという印象を受けていますが、今後、海を生かした施策をお聞かせください。

市長 今回の霧島屋久、また錦江湾国立公園ということで錦江湾が含まれたことは、私も長年の懸案であっただろうと思っています。やはり鹿児島市を含め、鹿児島県のそれぞれの市町村は、県も含めて、やはり錦江湾という豊かな、また魅力ある自然を生かしたまちづくりをしていかなければならないと思っています。鹿児島市においても、陸の玄関である中央駅から、海の玄関口であれば鹿児島の本港、そしてまた渡りますと袴腰とか、そういう一連の回遊性のあるまちづくりを今進めていますので、やはり錦江湾を生かしたまちづくりをしていくのがまた鹿児島の新たな魅力の1つの原点になってくるのではないかと思っています。今、試験的によりみちクルーズをしたりしていますが、今後は県の港湾計画ともかかわりがあろうかと思いますが、ヨットマリーナの整備とか、そして、できれば錦江湾に隣接をしている各市町村との連携を図ったいろいろな事業に取り組んでいければと思っています。

質疑応答要旨:鹿児島港新港区の整備について

記者 来年度の国の予算で新港区の直轄予算が盛り込まれ、知事が約束している25年度の暫定供用に向けた整備が始まろうとしていますが、地元の市長として何か期待などありますか。

市長 この事業については、県を含め、鹿児島市としても積極的に、そしてまた強力に、政府に対して要望してまいりましたので、このことで一応概算の要求が認められたことは大変うれしいことです。しかしながら、今後整備をしていく上で港湾整備は大きなまちづくりの骨格をなす事業ですので、今後は県を含め、鹿児島市、そしてまた周辺自治体と協力をしながら、できるだけ早急に、この整備を進めていただきたいと思っています。鹿児島港は重要港湾、日本に幾つかある重要港湾の中で一番集客力も多いところですし、また荷受け等も多いところですので、それらを国に訴えながら、このまちづくり、そして地域の活性化に向けての港湾整備の重要性をさらに強力に要請をしてまいりたいと考えています。

(記者会見終了)

お問い合わせ

総務局市長室広報課

〒892-8677 鹿児島市山下町11-1

電話番号:099-216-1133

ファクス:099-216-1134

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