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鹿児島市おいしい水指標
鹿児島市水道局では、お客様により安全で良質な水をお届けするため、残留塩素など8つの項目について、国が定めた水質基準等よりもさらに厳しい独自の水質目標である「鹿児島市おいしい水指標」を設定しました。全ての項目で「達成率100%」を目指し、徹底した水質管理を行っていきます。
鹿児島市おいしい水指標
項目
残留塩素
水道法により遊離残留塩素濃度を0.1mg/L以上保持しなければならないとされている一方、濃度が高いと塩素臭(カルキ臭)が強くなり、味を悪くします。十分な消毒効果を保ちつつ必要以上の濃度とならないよう消毒剤の注入量をこまめに調整しています。ほとんどの人が塩素臭を感じない濃度を水質目標に設定しました。
かび臭物質(ジェオスミン、2-MIB)
河川水中に生息する藍藻類等によって生産される臭気物質で、ごく微量でも水ににおいを付けます。浄水場では状況に応じて活性炭を使用したり、取水を制限するなどの取り組みを行い、これらの物質の濃度を減らしています。ほとんどの人がかび臭を感じない濃度を水質目標に設定しました。
有機物(TOC)
水中の有機物の指標で、濃度が高いと渋みを付け、味を悪くします。原水の水質を監視しながら凝集剤(PAC)の量を調整したり、活性炭を使用することで水道水中の有機物の濃度を減らしています。不快な味を感じない濃度を水質目標に設定しました。
色度、濁度
水の呈色や濁りの程度を数値で表したもので、水が無色透明であるかどうかを示すものです。原水の水質を監視しながら凝集剤(PAC)の量を調整し、砂を使ってろ過することで色や濁りのないきれいな水を作っています。色や濁りが分からない濃度を水質目標に設定しました。
総トリハロメタン
水中の有機物の一部と消毒のために加えた塩素が反応し生成する物質で、4つの化合物(クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルム)の濃度を合計したものです。活性炭を使用したり、消毒剤の注入方法を工夫するなどして、生成抑制に取り組んでいます。国が定めた基準値のさらに1/2の濃度を水質目標に設定しました。
農薬類
水源上流では農業などで農薬が使用されることがあります。活性炭を使用したり、取水を制限するなどの取り組みを行うとともに、原水や水道水中に農薬類が残留していないか定期的に100種類以上の農薬について水質検査を実施しています。国が定めた目標値のさらに1/10の値を水質目標に設定しました。
水質目標達成状況
これまでの「鹿児島市おいしい水指標」における各項目の達成状況は下図のとおりになっています。
残留塩素以外の項目についてはほとんど100%を達成しており、引き続き水源の水質監視、適切な浄水処理を徹底します。残留塩素については徐々に達成率が上がっていますが、今後も適正な範囲で低減化を図っていきます。
水質目標達成率(%):(水質目標達成回数/水質検査回数)×100
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