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更新日:2020年3月2日

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第3回鹿児島市景観写真コンテスト受賞作品

私が見つけた魅力ある“かごしま市”をテーマに、平成25年8月12日~同年10月11日に募集した鹿児島市景観写真コンテストには151点の応募がありました。

鹿児島市景観審議会で審査し、最優秀賞1点、優秀賞2点、入選15点を決定しました。

最優秀賞

最優秀賞 早暁の係留地

最優秀賞「早暁の係留地」地頭 健勝さん

(撮影:南林寺町)

海の玄関としての鹿児島港の風景は良く知られているが、本作品は漁業という生業の場としての鹿児島港の顔を美しく捉えている点で新鮮である。また、桜島に後光が差し、ダイナミックな奥行きと独特の広がりを感じさせるとともに、早朝の活気が生まれる直前の透明感、静寂感が巧みに表現された作品である。

優秀賞

優秀賞 海の詩

優秀賞「海の詩」脇田 佳子さん

(撮影:吉野町)

錦江湾の水面(みなも)という自然風景と、生け簀での養殖という人間の活動風景が織りなすハーモニーの美しさを巧く捉えている。錦江湾では普通に見られる養殖イカダだが、空間の切り取り方によって平凡な風景が抽象絵画的で非日常的風景としてのおもしろさが表れた作品である。

優秀賞 夢のジオパーク

優秀賞「夢のジオパーク」園田 昌史さん

(撮影:桜島小池町)

夕暮れのグラデーションのかかった柔らかい光によって、桜島から錦江湾を挟んで市街地と背後の丘陵地帯が重層的広がりをもって映し出され、鹿児島市特有の地形的特徴とともに、灯り始めた街の明かりによって、60万都市の息づかいが見事に捉えられている。

入選

入選1 水遊びを楽しむ園児

入選「水遊びを楽しむ園児」兒島 邦彦さん

(撮影:浜町)

桜島、石橋、園児たちのバランスが素晴らしい景観を作り出している作品である。橋の上にいる子供とそれを見上げる子供たちによって景観に面白みを与えている。

入選2 市電と緑のジュータン

入選「市電と緑のジュータン」竹内 盛一さん

(撮影:中央町)

市電の軌道緑化は今やなじみの風景だが、中央駅前にできた近代的なオフィスビルとともに、造園の工夫によって街並みの美しさを飛躍的に高めた景観形成の例証であり、鹿児島ならではの自慢の風景である。

入選3 噴煙に歓喜する観光客

入選「噴煙に歓喜する観光客」竹内 盛一さん

(撮影:桜島小池町)

山肌のゴツゴツした質感と噴火の瞬間を捉えるとともに、手前の観光客の存在が、人里に近い活火山である桜島の特異性を、シンボリックに表現することに成功している。

入選4 慈眼寺の顔

入選「慈眼寺の顔」辰野 元之さん

(撮影:下福元町)

市街地近くにある市民の憩いの場に、苔むした自然が残り、木漏れ日によって作り出された陰影が緑を際立たせ、都会の喧騒と対照的に落ち着きと潤いを感じさせる作品である。

入選5 おぼろ月夜と夜桜の時

入選「おぼろ月夜と夜桜の時」新村 義光さん

(撮影:上之園町)

甲突川の川面に映し出される都会の夜景に、飲食だけでなく思わず夜の散歩に人びとを誘い、夜景を楽しむという鹿児島の新しいライフスタイルを示唆する写真である。

入選6 飛石を渡る

入選「飛石を渡る」萩之内 明弘さん

(撮影:永吉1丁目)

法被姿と園児の動きのある組み合わせが面白い。甲突川が市民の身近な憩いの場所として、世代を超えて親しまれていることが伝わってくる作品である。

入選7 輝く季節

入選「輝く季節」長 秀子さん

(撮影:東千石町)

アーケードは商店街の活動によって季節や行事毎にその表情を変えるが、あえて師走の飾りつけのみを撮って、商店街を支える人びとの思いが伝わってくる作品である。

入選8 小春日の錦江湾

入選「小春日の錦江湾」高崎 智明さん

(撮影:平川町)

桜島、錦江湾、霧島連山の自然とともに最先端技術としてのロケットや埋め立て地が一緒に写っている意外性が面白く、人と自然が共存したダイナミックなジオパークをうまく捉えた作品である。

入選9 月の道と桜島

入選「月の道と桜島」中園 伸太郎さん

(撮影:錦江町)

海岸線に沿った僅かな光の列と月光のみを頼りに、夜の桜島の空気感を撮影した緊張感のある作品である。現代の鹿児島に一瞬立ち現れた、原始から変わらぬ景観を捉えている。

入選10 晩秋の午後

入選「晩秋の午後」地頭 健勝さん

(撮影:西千石町)

立派に育ったイチョウの黄葉と落ち葉が鹿児島の短い秋の美しさを見事に捉えた作品である。季節によって変化する風景を味わってもらいたい、そんな一枚である。

入選11 夕景

入選「夕景」髙山 雅子さん

(撮影:上之園町)

夕陽によって偶然によって作り出された黒々とした干潟の模様が面白く、時の移ろいとともに変化する景観の味わいを捉えた良い作品である。

入選12 高見橋のイルミネーション

入選「高見橋のイルミネーション」仙名 良一さん

(撮影:西千石町)

都市が持つ華やかで賑やかな夜の雰囲気を、イルミーションと欄干の彫刻という装置のみを描写しながらも巧みに表現している作品である。

入選13 市街地の夜明け

入選「市街地の夜明け」福元 徹さん

(撮影:郡元町)

まちの静寂が破られようとする夜明けの景観を鹿児島の地形的な特徴と共に、うまく捉えた作品である。新たにできた道路によって出現した景観を、今後どのように育てていくのかという問題提起を行った点でも評価できる。

入選14 八重の棚田

入選「八重の棚田」住 髙秀さん

(撮影:郡山町)

幾何学的な構成からなる人工的景観を見慣れた目には、自然の地形に沿って作り出されたあぜ道と、田んぼに残った足跡が日本人の原風景としての魅力を引き出している作品である。

入選15 夜明けのマリンポート

入選「夜明けのマリンポート」原田 輝秋さん

(撮影:宇宿2丁目)

この景観を構成する要素はきわめて単純である。視界から不要な物を取り除いた結果、景観のもつ明瞭な構造と美しさを際立たせている作品である。

(注)優秀賞、入選の掲載は応募順

お問い合わせ

建設局都市計画部都市景観課

〒892-8677 鹿児島市山下町11-1

電話番号:099-216-1425

ファクス:099-216-1398

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