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公共下水道(雨水)
1.公共下水道(雨水)について
下水道には、生活排水(汚水)と雨水があります。
この下水を処理する方式には2つあります。
1つ目が
合流式下水道で生活排水と雨水を1本の管で一緒に流し、処理場で処理する方法。
2つ目が
分流式下水道で生活排水と雨水をそれぞれ別の管で流し、生活排水は処理場で処理
雨水は川や海へ直接放流するもので、鹿児島市はこの分流式を採用しており、下水
道雨水課では、この雨水に関する業務を行っております。
詳しくは公共下水道(雨水)について(PDF:167KB)をご覧ください。
2.雨水施設の概要(令和5年度末現在)
事業計画区域面積 | 7,467ha |
---|---|
整備済面積 | 5,436ha |
整備率 | 72.8% |
雨水管きょ数 | 524水路 |
雨水管きょ延長 | 265km |
雨水ポンプ場(所管分) | 20箇所 |
雨水貯留施設(所管分) | 4箇所 |
3.雨水管きょの種類
雨水管きょ、一般的に言われている水路ですが
雨水を流すために道路の下など埋設されている暗きょと呼ばれているものと
河川と同じような形状をしている開きょと呼ばれるものがあります。
詳しくは雨水管きょの種類(PDF:216KB)をご覧ください。
4.下水道雨水課の主な業務
(1)雨水管きょの維持管理事業
(2)雨水ポンプ場の維持管理事業
(3)雨水施設ストックマネジメント事業
(4)雨水管きょ整備事業
(5)雨水貯留施設整備事業
下水道雨水課の主な業務は
雨水管きょと雨水ポンプ場の維持管理を行っています。
また、雨水管きょの長寿命化を図るためのストックマネジメント事業や浸水対策や雨水
施設の改良等を行う雨水管きょ整備事業のほか
吉野第二地区土地区画整理事業に関連した
雨水貯留施設整備事業等を行っております。
詳細については、下水道雨水課へご連絡ください。
5.個人住宅雨水貯留施設等設置助成事業
内容については個人住宅への雨水貯留施設等の設置助成制度のご案内をご覧ください。
6.鹿児島市公共下水道雨水管理総合計画
計画策定の背景
近年の雨の降り方の局地化等に伴い、多発する浸水被害への対応を図るため、ハード・ソフト両面から水害対策を強化することを目的とし、平成27年5月に下水道法を含む「水防法等の一部を改正する法律」が公布されました。
法改正を受け、国は「雨水管理総合計画策定ガイドライン(案)」等を策定し、浸水リスクを評価した雨水整備の優先度の高い地区を中心に浸水対策を推進することとしました。また、これに合わせて、下水道法の事業計画に「雨水管理総合計画」で検討する段階的対策方針を追加することとされました。
このような状況から、本市では、下水道による計画的な浸水対策を図るため、令和5年度に「雨水管理総合計画」を策定しました。
計画策定の目的
下水道による浸水対策を実施する上で、当面・中期・長期にて浸水対策を実施すべき区域や目標とする整備水準、施設の整備の方針等の基本的な事項を定め、浸水対策を計画的に進めることを目的としています。
鹿児島市公共下水道雨水管理総合計画
雨水管理総合計画の構成
雨水管理総合計画は,「雨水管理方針」及び「段階的対策計画」により構成されています。
【雨水管理方針】
計画期間,策定主体,下水道計画区域,計画降雨(整備目標),段階的対策方針等を規定
【段階的対策計画】
雨水管理方針で策定した方針に基づき,計画降雨に対するハード対策及び照査降雨に対するハード対策,ソフト対策を位置づけるものであり,現在の全体計画に時間軸(中長期目標等の段階的対策方針)を考慮し策定するもの
雨水管理方針
雨水管理方針において定めた事項は,以下のとおりです。
(1)計画期間:令和8年度(2026年度)~令和52年度(2070年度)
(2)策定主体:公共下水道事業管理者
(3)下水道計画区域:全体計画区域(主に市街化区域)
(4)計画降雨:現行の下水道計画降雨66.3mm/時間、気候変動の影響を踏まえた計画降雨70.6mm/時間
(5)段階的対策方針:段階的対策計画を参照
段階的対策計画
(1)段階的対策方針と整備・対策目標
段階的対策方針と整備目標(計画降雨に対するハード対策の目標)は、第1段階として、重点地区において現行計画降雨に対する整備、第2段階として一般地区の整備を進め、気候変動を考慮した計画降雨に対しては第3段階として、計画対象地区全域において実施することとし、現行計画降雨による対策を優先することで、浸水実績のある地区の早期解消を図ります。
対策目標(計画を上回る降雨に対するソフト対策の目標)は、想定最大規模降雨である時間当たり153ミリを対象とします。
【段階的対策方針と整備目標】
段階 | 対象地区 | 対象ブロック | 対象面積 | 対象降雨 |
第1段階 | 重点地区 | 26ブロック | 2033ha | 66.3mm/時間(現行計画降雨) |
第2段階 | 一般地区 | 314ブロック | 7313ha | 66.3mm/時間(現行計画降雨) |
第3段階 | 全域 | 340ブロック | 9343ha | 70.6mm/時間(気候変動考慮計画降雨) |
【対策目標】
対象地区 | 対象ブロック数 | 対象面積 | 対象降雨 |
全域 | 340ブロック | 9346ha | 153.0mm/時間(想定最大規模降雨) |
(2)段階的対策
【ハード対策】
整備段階、整備期間、対象ブロック等を計画し、これらをマップ化した「雨水管理総合計画マップ」を作成しました。
【ソフト対策】
公共下水道全体計画区域にかかる想定最大規模降雨による内水浸水想定区域図を令和6年度に作成し、浸水深や浸水想定範囲などの情報について公表する予定です。
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