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更新日:2015年3月20日

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市長定例記者会見(平成20年6月30日月曜日)

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皆さん、おはようございます。

本日は、6項目を発表させていただきたいと思います。

市長発表:すこやか子育て交流館(仮称)の整備

まず初めに、すこやか子育て交流館(仮称)の整備についてご説明いたします。

本市では、本年4月に、子育て中の親とその子供が気軽に集い、子育てのさまざまな不安や負担感を緩和する場として、「親子つどいの広場・なかまっち」をオープンいたしました。

現在、当初見込みの1.5倍となる1日平均150人の市民の方々に利用されておりまして、大変好評をいただいているところでございます。

さて、子育て家庭が安心して子供を生み育てることのできる環境づくりを進めるためには、行政や事業者、地域社会が協力して、市民ぐるみで子育てを応援していくということが必要であると考えております。

そこで、地域で子育て活動に取り組んでいる団体の皆さんとネットワークを構築して子育て家庭の方々へ情報発信をする、子育て支援の総合的な拠点施設として「すこやか子育て交流館」(仮称)を整備することとし、その基本計画素案をまとめたところでございます。

この施設は、親子つどいの広場と同様に、親子の交流や子育てに関する相談・援助機能を持つほか、新たに専用の遊び、学びの場を設置し、親子で触れ合い遊ぶ機能や、親子で体験し、学ぶ機能を持たせることとしております。

さらに、子育て団体等との合同研修会を実施し、情報の共有化や市民への情報発信を行う機能のほか、乳幼児の一時預かり機能を持たせることで、地域の子育て支援をさらに充実させていきたいと考えております。

また、施設内容としましては、専用の遊び、学びの場として、「親子ふれあい広場」や「室内型遊び場」、「親子キッチン」などを設置するとともに、子育て団体との研修などに利用する「多目的ルーム」、乳幼児の一時預かりのための「託児室」などを設置したいと考えております。

なお、今後のスケジュールにつきましては、7月7日から8月6日までパブリックコメント手続を実施いたしまして、年度内に基本設計を終え、平成22年10月頃の供用開始を目指してまいりたいと考えております。

市長発表:2008鹿児島カップ火山めぐりヨットレースの開催

次に、2008鹿児島カップ火山めぐりヨットレースの開催についてご説明いたします。

昨年の大会は、直前の台風接近によりまして、中止を余儀なくされたところでありまして、参加を予定されていた方々や市民の皆様方には、残念な思いをされたことと思います。

そこで、今回の大会を改めて第20回記念大会として銘打ち、7月18日(金曜日)から23日(水曜日)の6日間で開催いたします。

今大会も、世界有数の活火山・桜島と波静かな錦江湾、夕陽の美しい南西諸島など、雄大なロケーションを舞台にレースが繰り広げられることと思います。

また、多くの観光客や市民の皆様方にもこの大会を楽しんでいただけるよう、錦江湾潮風フェスタを19日、20日の2日間、開催することといたしておりまして、クイーンズしろやまを使っての「ヨット観戦クルーズ」や「シーカヤック体験」、そしてレース後の「ヨット体験航海」や親子連れに大人気の「錦江湾ファミリークルージング」など、レース以外にも楽しめる関連イベントも多数開催いたしたいと考えております。

特に今回は、大会を盛り上げるための大会イメージソングをつくりました。タイトルが「その帆をひろげて」という曲で、作詞・作曲を手がけたのは「月の203号室」という男性デュオで、デビューシングルの「うた」という曲は、NHKから放送されたドラマ「ハチロー」という番組の主題歌に抜擢されました。大会開催中には、このお二人にも会場へ来ていただきまして、コンサートやトークショーなどを企画しているところでございます。

さて、本大会は、4月に開催された「種子島カップ」、本大会のあとの8月2日に開催される「ミシマカップ」の2つのレースと連携して、「鹿児島トライアングルヨットレース」と銘打って、マリンスポーツの最適地としての鹿児島の海の素晴らしさを広く県内外にPRしているところでございます。

今後も、関係団体などと一体となって、多くの市民や観光客にも楽しんでいただける大会となるよう内容を充実させ、積極的に情報発信に取り組んでまいります。

市長発表:自治体消防発足60周年記念式典・消防音楽隊発足50周年記念演奏会の開催

次に、自治体消防発足60周年記念式典・消防音楽隊発足50周年記念演奏会の開催についてご説明いたします。

鹿児島市の消防は、昭和23年8月1日に発足し、今年で60周年記念の年を迎えます。また、消防音楽隊も発足50周年という大きな節目を迎えましたことから、これまでの消防の発展の経緯を回顧する記念式典と記念演奏会を、「かごしま市消防60の祭典」と銘打って開催するものであります。

イベントの内容でありますけれども、消防功労者に対する表彰や幼年消防クラブ員によるスローガン宣言などを行う記念式典と、消防音楽隊のステージ演奏、ゲスト出演する大隅肝属地区消防音楽隊のステージ演奏、鹿児島女子高等学校の箏曲(そうきょく)部による琴の演奏、鹿児島市立少年合唱隊の合唱、カラーガード隊と消防音楽隊のステージドリルなど、バリエーションに富んだ演奏会を予定しております。

開催日時は8月3日(日曜日)午後1時から、市民文化ホールの第1ホールで行います。入場料は無料で、どなたでもごらんいただけますので、市民の皆様方の多数のご来場をお待ちをしております。

市長発表:市営交通事業発足80周年写真等展示

次に、市営交通事業発足80周年写真等展示について、ご説明申し上げます。

本市の交通事業は、昭和3年7月1日に、鹿児島電気軌道株式会社を買収いたしまして鹿児島市電気局を設置することで始まり、今年の7月1日で発足80周年を迎えることとなります。

これを記念いたしまして、電車・バスの写真等を展示いたしますとともに、80周年記念のヘッドマークを付けたユートラム2を運行いたします。展示は、市役所東別館1階市民ホールにおいて、電車・バスの写真等を7月7日(月曜日)から11日(金曜日)まで、その後引き続き交通局において、電車・バスの写真と部品などの展示を7月12日(土曜日)から18日(金曜日)まで実施いたします。

緑化された軌道敷を走る電車の姿は、今や環境に配慮した本市のまちづくりのシンボルとなっており、県外から訪れる観光客の方々にも驚きとさわやかな印象を与えております。これからも公共交通機関としての役割を果たして、市民の利便性と快適性の向上に努めてまいります。

また、この軌道敷の緑化に使われているシラスを用いた緑化基盤が、このほど全国発明表彰の発明賞に選ばれました。シラスの有効利用という点からも、今回の受賞を大変うれしく思っております。

市長発表:2008桜島納涼観光船運航

次に、2008桜島納涼観光船の運航について、ご説明をいたします。

今年は、7月19日(土曜日)から8月31日(日曜日)までの夏休み期間、運航いたします。「光がいざなう感動の錦江湾へ」をコンセプトに、「市街地の光り輝く夜景」や「魅力的な水中花火」など、船上から見えるさまざまな「光」を楽しんでいただけるような内容にしております。

具体的には、土・日を中心に楽しいイベントを企画しておりまして、最初の4日間は、ホスピタルクラウンとして国内外で活躍中で、本市においても市立病院などで、入院中の方々に笑いを届けている道化師の「クラウンK」が出演いたします。

また、水中花火50発はもちろん、今年の新企画、市街地のイルミネーションを使ったウルトラクイズ大会などのイベントを行います。

このほか、飲食メニューも充実し、4階は洋上ビアガーデン、1階には軽食を販売する人気の移動販売車等が出店いたします。

市民の方々をはじめ県民、また県外観光客の方々の多数のご乗船をお待ちいたしております。

市長発表:地域雇用創造推進事業(新パッケージ事業)

最後に、地域雇用創造推進事業(新パッケージ事業)について、ご説明申し上げます。

このたび6月25日に、本市や鹿児島商工会議所、鹿児島県中小企業団体中央会など7つの会員で構成をする鹿児島市雇用創造協議会が提案をいたしました「『にぎわいと活力あふれるまち元気都市・かごしま』を目指す人材育成・雇用創出事業」が、厚生労働省が実施をする「地域雇用創造推進事業(新パッケージ事業)」に採択されました。

この地域雇用創造推進事業は、厚生労働省が地域における自主的で創意工夫を活かした雇用機会の創出を推進するために、自発的に雇用創造に取り組む市町村や地域の経済団体などで構成される地域雇用創造協議会が提案した事業の中から雇用創造効果の高いものを選抜いたしまして、その事業の実施を委託するものであります。

採択された事業の内容でありますが、「情報関連産業」、「コールセンター」、「特産品をはじめとする観光関連産業」の3つの産業分野について、地域における雇用機会の拡大を図るための事業主を対象にしたセミナー及び地域求職者等の能力開発や人材育成を図るためのセミナーの開催のほか、地域における就職促進を図るための合同就職面接会の開催やホームページによる情報提供を行うことといたしております。

事業期間は、本年度から22年度までを予定しておりまして、3年間合計で、事業実施による雇用者数の目標については516人、事業費については約2億1,900万円を見込んでおります。

今後、地元経済団体などと一体となって、採択をされた事業を着実に実施し、雇用機会の創出に取り組んでまいりたいと思います。

私からの発表は以上でございます。

質疑応答要旨:すこやか子育て交流館(仮称)の整備について

記者 子育て支援施設の交流館の件ですが、現在これまでの利用の状況で、市長としてどのようにとらえられているか。にぎわっているか、それとも少し不足しているか。あと、こういったいわゆる箱物というか、こういう施設があるのはいいことだと思うんですが、ソフト面で今後どのような部分でさらにできることがあるとお考えですか。

市長 今、中町に「なかまっち」という子育て交流館を設置いたしました。当初は1日100人の親子の皆さんが集まってくれたらということで予定しておりましたけれども、現在平均150人の方々が利用されております。先日も視察に行きましたけれども、本当に多くの方々がお越しになり、にぎわっておりまして、大変うれしく思っております。今後とも子育てに対するいろんな施設整備、そしてソフト面等も充実していかなければならないと考えたところでございます。
そして、今回すこやか子育て交流館を整備する計画を立てておりますけれども、これはその中で遊ばせるということも1つのテーマになっておりますし、交流していただくというのも1つの目的になっておりますけれども、もう1つは、お互いの団体との交流や研修といった活動の支援をしていきたい。それから、子育て団体の情報の一元化、情報の活用、そういったものを図っていきたいと思っています。
今後は、すこやか子育て交流館が子育ての中心となり、核となって、例えばなかまっち(親子つどいの広場)とか、地域子育て支援センターとか、ファミリーサポートセンターとか、ふれあい子育てサロンとか、それぞれの団体がございますので、それらと情報を一元化して、子育て支援を図っていきたいと思っております。
また、すこやか子育て交流館は、今まで私どもの職員厚生施設として利用していたところを廃止し、そこを活用して、この交流館をつくっていきたいと考えております。

質疑応答要旨:公共交通機関の運賃値上げについて

記者 今発表があったものとは若干違うんですけれども、原油の高騰で、さまざまな値上がりが世間ではあり、交通局や船舶部ではそれなりの影響があると思いますけれども、今後、現場のほうから、もし値上げ等の話があったときには、市長としてはどういう段階で、どこまでは認めるのか。市長として交通機関の値上げについては、今のところどんなお考えをお持ちですか。

市長 この原油高については、交通局、船舶部とも大変な影響を受けておりますし、それが経営を大分圧迫しているのも事実であります。今のところ、それぞれの企業で内部努力をいたしまして、原油高に係る影響を極力抑えるようにしておりますけれども、このまま原油高が続いていきますと、それも限りはあると思っております。これは鹿児島市だけの問題ではなくて、公共交通として他の団体もやっぱり同じ状況だと思います。そことの協議もしながら、1つの国の施策でもありますし、県とも協議をしなければならないと思います。一つの企業としては、値上げをするということは、市民に大変な負担をおかけすることになりますので、その企業内部で極力努力していただき、極限まで来たときには、私、設置者として、企業管理者と協議しながら、最終的な判断をしていきたいと思います。現時点では、値上げということはまだ考えておりません。

質疑応答要旨:燃料高騰に対応した農業・漁業関係者に対する支援

記者 予算の面で、青パトをやっている皆さんに、燃料高騰ということで、若干の補助が出る事業がありましたけれども、今後このまま上昇が続くとすれば、農業・漁業の方、ほかの面で何らかの補助なりというのを政策上考えていかれるということがあるんでしょうか。

市長 防犯の青パトの場合は、燃料の高騰に対する助成ということではなくて、活動に対する助成ということでやっております。ほかの分野に関する値上げに対する影響等については先ほど言いましたように、これは市独自というのも1つありますけれども、関係団体、国・県と協議をしながら、そしてまた、それぞれの農業団体とか地域の団体の方々との協議を重ねながら、判断していくべき大きな問題だとは思っております。現時点では、それに対する対策をどうということは、まだ考えておりません。

質疑応答要旨:セラ602駐車場の赤字について

記者 市が大株主であるセラ602の駐車場が3年連続の赤字ということになりましたけれども、会長である市長は、その点に関していかがお考えですか。

市長 3年連続赤字ということは、経営に対して大変不安というか、危惧しております。この駐車場の整備に関する環境が設立した当初からすると大分変化してきております。中心市街地に空洞化が生じて、コインパーキング等が増えたことの影響があるのではないかなと思っておりますし、セラ602を中心とした中心市街地を活性化をしていかなければ、セラ602の存在価値もなくなるのではと思っております。このセラ602を活用していただいて、そして中心市街地へ多くの方々が集まっていただけるような施策を早急に立ち上げなければいけないと思っております。中心市街地活性化基本計画の中でも、その事業等も含めて進めておりますけれども、中心市街地がより活性化されるような対策を追加して打ち出していかなければならないと思っております。

質疑応答要旨:トランジットモールとの連動・連携について

記者 鹿児島商工会議所が天文館のビジョンを出したばかりで、トランジットモールというのを打ち出しておりますけれども、それとの連動・連携というのはどのようにお考えでしょうか。

市長 先日、商工会議所が出された提案につきましては、私も拝見をさせていただきました。今後、連携ができることがあれば、内容等も精査して、行政としての関わりがどれだけあるかということも検討しなければならないと思います。その中でまちの活性化がこれまで以上に生まれるようであれば、それも積極的に取り入れていかなければならないと考えておりますけれども、まだ今、提案書を見たばかりですので、内容等については十分に精査させていただきたいと思います。

質疑応答要旨:次の鹿児島県知事について

記者 ちょっと知事選絡みでお伺いしたいんですが、先日の伊藤知事の出陣式の中で、森市長が「次の4年は、鹿児島の発展につながる大きな時期だ」というふうにスピーチされましたが、鹿児島にとって次の4年がどういう意味で重要なのかというのが1つと、そのために次の知事にはどんなことが求められるとお考えかというのを、この2点をお伺いしたいんですが。

市長 次の4年間というのは、一番大きな事業として九州新幹線が全線開業いたします。このことによって都市の環境、そしてまちづくりが大変革するのではないかなと思っております。それぞれの地域がそれぞれの魅力を持たなければ、九州新幹線の効用が生まれないのではないかなと思っております。そういった意味では、全国に名立たる「鹿児島県」として情報発信していかなければならないという立場にあるのではないかなと思っております。鹿児島は、なかなか企業立地にも苦慮しておりますし、そして地域創造という観点からも、なかなか全国に情報発信する核となるものが、まだ少ないのではないかなと思っております。
そういった意味でも、この4年間に鹿児島県がどういった形で自立して、そして全国に発信できるかを考え、そういった県にしていく必要性があるということを私はこの前もお話したところでありますが、地方分権がこのように進んでいきますと、地方の魅力というものが問われる時代であります。そして、その魅力を全国に発信して、それぞれの県の存在をアピールする時代であるというふうに思っております。次の知事にはぜひとも、この厳しい行財政環境の中ではありますけれども、鹿児島は歴史・文化、自然、そういったものが豊かでありますので、このことを踏まえて、交流人口を増やしていただきたい。そして鹿児島県に多くの人たちを呼んで、そのことで付帯的に鹿児島の経済を浮揚していただきたいということもあります。今からの4年間は、先ほど言いましたように、地方分権の改革により道州制等の論議も始まっておりますので、そういった中で今まで以上に地方の真価が問われていきます。それらを十分踏まえた事業を実施をしていただきたい。そして、特に市町村と連携していただきたいと思っております。

質疑応答要旨:次期市長選について

記者 次の知事の任期の4年間というのは、次の鹿児島市長の任期の4年間と大きく重なるんですが、森市長自身のご決断というのが6月議会では聞かれなかったんですが、決断される時期はどのあたりを考えておられるか。

市長 6月議会でもお話をしましたけれども、今、20年度予算が始まったばかりですので、それに全精力をつぎ込んでおりますけれども、それらが一応めどがついた時点で、私の気持ちを皆様方にお伝えしたいというふうに思っております。今、知事選挙の真っただ中でございますので、これは避けたいという気持ちはあります。しかるべき時期になりましたら、私の進退等も発表したいと思っております。

(記者会見終了)

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