歴史的公文書（明治百年記念事業関連）

明治百年記念事業

歴史的公文書「明治百年記念事業(明治百年記念事業委員会)」（昭和41年～42年）は、鹿児島市の明治百年記念事業委員会の会議資料等の綴りです。
昭和43（1968）年は、明治改元百年に当たり、国をはじめ全国各地で明治百年記念事業が催されました。
昭和41（1966）年10月5日に鹿児島県明治百年記念事業委員会が発足し、本市においても、同年12月21日鹿児島市明治百年記念事業委員会を発足させ、記念事業への取組が始まりました。

第2回鹿児島市明治百年記念事業委員会資料（抜粋）「明治百年記念事業(明治百年記念事業委員会)」（昭和41年～42年）

昭和42（1967）年3月16日開催の鹿児島県明治百年記念事業委員会第2回総会で記念事業の大綱が決まり、「記念祝典」、「記念会館及び記念公園の建設」、「記念出版」の三つに集約されました。同年3月23日鹿児島市記念事業委員会は、市で実施する記念事業の大綱を決定しました。

明治百年記念式典

鹿児島県明治百年記念式典は、昭和43年4月6日、皇太子同妃両殿下をお迎えして、県立体育館で挙行されました。なお、この日は、五箇条の御誓文発布の日から満百年に当たりました。

鹿児島県明治百年記念式典写真（写真ネガ昭和43年）

明治百年に当たり、決意を述べる10名の県民代表

明治百年記念南洲公園

歴史的公文書「明治百年記念事業(記念公園建設関係）」（昭和42年）には、鹿児島県明治百年記念事業委員会記念公園特別委員会資料、南洲記念公園造成計画概要など、記念公園建設に関する資料が綴られています。
鹿児島県明治百年記念事業委員会が主催する三大事業項目の一つに「記念会館及び記念公園の建設」がありました。記念公園の建設については、南洲神社に隣接する南洲公園を整備拡充し、植樹・緑化、その他記念公園としての施設を備えたものにすることが決められ、本市が事業主体者となり、建設を行い、「明治百年記念南洲公園」が完成しました。

これは鹿児島市公園課が作成した記念公園の造成計画概要と造成計画図です。森林的な記念の森を造成するため、植栽する樹木は、鹿児島原生樹約100種を基幹として配植し、墓地、神社周辺には四季を通じた花木を植栽すると計画されました。

明治百年記念南洲記念公園造成計画概要「明治百年記念事業(記念公園建設関係）」（昭和42年）

 

明治百年記念南洲記念公園造成計画図「明治百年記念事業(記念公園建設関係）」（昭和42年）