ものづくり職人人材マッチング事業について
ものづくり職人人材マッチング事業とは
ものづくりに興味のある若年者等に職場見学等の場を提供することにより、担い手の掘り起こしを行い、ものづくり分野での就業・起業につなげることを目的として、株式会社南日本リビング新聞社に委託して実施する事業です。
就職サポートの流れ
ものづくり職人人材マッチング事業への申し込み
- 南日本リビング新聞社「ものづくり職人人材マッチング事業事務局」(電話:099-222-7290)
- webでのお申し込みはこちら(外部サイトへリンク)
就職・活躍事例
有限会社永田(修)工務店 赤尾 和優 さん
鹿児島市ものづくり職人人材マッチング事業で有限会社永田(修)工務店に就職し、2か月が経過した赤尾和優さん(31歳)にお話しを伺いました。(平成29年11月6日)
赤尾さんへのインタビュー
なぜ、この仕事を選びましたか
前職はサービス業で働いていたのですが、最初は「型枠大工って何だ?」という所から入りました。鹿児島市ものづくり職人人材マッチング事業に登録し、キャリアコンサルティングや社長との面談、現場見学などを通して、仕事内容を知り、比較的安定して末永く家族を養えそうだと感じ、型枠大工の仕事を選びました。
建築関係の仕事は未経験ということでしたが、不安はありましたか
体力的な面で不安がありました。実際、最初の1か月は体力的につらかったですが、この2か月で太っていた頃より5㎏減量し、力もついてきました。また、建築関係者は恐い人が多いイメージを持っていたのですが、それは昔のイメージだったようで、そんなことはありませんでした。手取り足取り丁寧に教えて頂いています。
型枠大工の面白い所を教えてください
パズルゲームとアクションRPG(ロールプレイングゲーム)をあわせたゲームのような面白さがあります。現場ごとに型枠の作り方、固め方が異なる部分がパズルゲームのようですし、一つ一つ仕事を覚えて作業スピードを上げていき、一つの現場をクリアしたら次の現場に向かう部分はアクションRPGのようです!体力がついたり、できなかったことができるようになったり、自分の成長が実感しやすい仕事です。また、先輩方は様々な必殺技をお持ちで、同じ道具を使っていても作業スピードが全然違います。そういった技を教えてもらえるのも楽しい部分です!
1日の流れを教えてください
07:50 朝礼
08:00 仕事開始
10:00 休憩
10:30 仕事再開
12:00 昼休み
13:00 仕事再開
15:00 休憩
15:30 仕事再開
17:30 仕事終了
朝の始業は早いですが、その分早く終わるので、家族とのプライベートの時間が確保しやすい所が良いです。休憩時間も多く安心です。
今、お仕事を探している方に向けて、一言お願いします
型枠の仕事は未経験者でもできます!特に、学生時代に体育や図工が好きだった方や、運動系の部活、武道系の部活などをしていた方にはピッタリな仕事だと思います!私も仕事というより、部活をしているような感覚です。早寝早起で身体も動かすので、ご飯が美味しく感じますし、健康的になります。経験を積めば独立もできますし、働こうと思えば色々な所で働けます。今は恒常的に人手不足なので、仕事も沢山あります。是非、一緒に働きましょう!
有限会社増田畳店 横井 広樹 さん ~技能を習得し、独立開業を目指す~
鹿児島市ものづくり職人人材マッチング事業に登録し、事業所訪問などを経て、平成27年度から有限会社増田畳店に勤務する横井広樹さん(29歳)と増田社長にお話しを伺いました。(平成29年8月29日)
横井さんへのインタビュー
入社されて2年経ちましたが、お仕事の方はいかがですか
とても楽しく、毎日が充実しています。
なぜ、ものづくりの道を目指したのですか
幼いころよりものづくりは大好きでした。学校卒業後神奈川県の電子部品会社の設計をしていましたが、自分の手で作る仕事をしたくて鹿児島に帰ってきました。畳職人になることは全く考えていませんでしたが、この事業を通じて「畳」の魅力を感じ飛び込みました。
技能はどのようにして習得しているのですか
入社当初は、色々な技術を社長から教わりました。さらに、翌年の4月から週に1度職業訓練校に通わせていただき技能の習得を行っています。今年7月には、2級技能士試験にも挑戦しました!
現在の目標は
入社当初はあまり考えていませんでしたが、「独立して自分の畳店を経営すること」が目標です。不安がないと言えばうそになりますが、現在は独立を目指して、毎日技能の習得に励んでいます。
増田社長へのインタビュー
増田社長から見て横井さんはいかがですか
よく頑張っています。技術も磨かれ力をつけてきていると感じています。
畳職人に必要なことは
技術もさることながら、接客力も必要です。横井君は、お客様からの評判も高く信頼を得ているようです。お客様が我々職人を育ててくれていると思います。
横井さんはもともと人と接することが得意でしたか
横井さん:いいえ。どちらかといえば不得意な方だと思います。でも、最近はお客様と話すことが楽しいと感じています。
横井さんの独立についてはどのようにお考えですか
入社当初より独立することを勧めていました。業界的に職人の高齢化が進み、廃業する事業所も増えてきています。しかし、事業所を中心として半径5キロ圏内を商圏と考えると、ビジネスチャンスはまだまだあり、横井君のような若者が活躍してくれればと期待しています。
鹿児島黒板株式会社 今村 拓人 さん
前職は全く異分野なのですが、ものづくりの仕事に興味を持ち
鹿児島黒板に就職しました。
ものづくりといっても、黒板を作るだけでなく、学校への設置もやっています。
工具の使い方など慣れないことばかりですが
先輩に教えてもらいながら、少しずつ仕事を覚えてきました。
社長のコメント
職人の高齢化を懸念していたところに、いい人が入社してくれました。
日々コツコツと頑張ってくれています。
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最終更新日:2019年9月13日