更新日:2021年1月6日
ここから本文です。
世界中には、貧しさや食糧不足、戦争などで苦しんでいる子どもたちが多数います。
1989年(平成元年)の国際連合の総会では、子どもの人権や自由を尊重し、子どもに対する保護と援助を進めることを目的とする「児童の権利に関する条約」が採択されました。
わが国でも子どもの人権尊重に向けた取り組みを積極的に進めていますが、子どもの人権が完全に守られているとは言いがたい状況にあります。
家庭において親などから虐待を受ける子どもの数は依然として多く、また、学校においては、いじめの問題や不登校などの課題があります。さらに、社会においては、児童買春、薬物乱用など子どもの健康や福祉を害する犯罪も多く発生しています。
このような問題の背景には、学校、家庭、地域社会における子どもを取り巻く環境の急激な変化などの要因が複雑に絡んで発生していると考えられます。特に、スマートフォンなどの急速な普及により、インターネット上のコミュニティサイトに悪口や嫌がらせを書き込んだり、不適切な画像を投稿したりするなどの行為が見られ、人権侵害やいじめなどの要因にもなっています。
大人たちは、未来をになう子どもたち一人ひとりの人格を尊重し、子どもの人権が尊重されるよう自らの責任を果たしていくことが強く求められています。
啓発資料
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください