市長メッセージ(令和5年4月号)

ポストコロナを見据え攻めの取り組みで展開するまちづくり

日差しも暖かくなり、スマートフォンを手にしながら楽しげに歩く旅行者の姿を見かけることが多くなりました。少しずつですが、観光客数が回復傾向にあるなど、ウィズコロナの下で明るい兆しも見えてきています。

社会経済活動の正常化が進みつつある今、ポストコロナを見据えた稼ぐ力の向上やデジタルの積極的な活用など、攻めの取り組みをこれまで以上に展開していくことが重要です。そして、コロナ前の日常にただ戻るのではなく、子育て環境のさらなる充実などにより、人口減少時代に生き残り、住みたい、訪れたいまちとして、さらに”成長”した鹿児島市を築き上げ、次の世代に引き継いでいかなければならないと考えています。

長引くコロナ対応や物価高騰など、我が国を取り巻く厳しい状況の中、これまでも市民のいのち、くらし、しごとを守ることを最優先に取り組んでまいりました。今年度は、過去最高の規模となる予算を編成し、新たな発想や民間の皆さんの知見などを積極的に生かし、力強く”前に進む力”と、時代の変化を的確に捉えて、直面する課題に迅速かつ柔軟に”対応する力”で、市勢の発展と市民福祉の向上のため、積極果敢に挑戦していきたいと考えています。

いよいよ開催されるかごしま国体や全国障害者スポーツ大会、インバウンド回復などを追い風に、市民や鹿児島に想いを寄せる多くの皆さんと力を結集して、より多くの魅力や価値を創出し、さらに”彩り”豊かな鹿児島市の実現に向けて全力で取り組んでまいります。