市長メッセージ(令和5年6月号)

災害の記憶や教訓をいのちを守る行動に生かして

梅雨入りの時期になりました。

本市では、毎年この時期、これから迎える大雨や台風のシーズンを前に、災害発生を想定した訓練や市内全域の防災点検を行っています。

平成5年の8・6豪雨災害から30年にあたる今年は、非常に激しい雨が夕方から集中した当時の状況を踏まえながら、同規模の災害を想定した対策本部設置の訓練を閉庁時間に実施しました。また、防災点検においては、私も豪雨災害の関連箇所に出向いて、整備状況などの点検や確認を行いました。

近年、全国各地で豪雨などによる災害が頻発しており、また先月は各地で地震も相次ぎました。災害はいつどこで発生してもおかしくありません。今回の訓練や点検を通じて、災害の記憶や教訓を風化させることなく後世に伝え、いのちを守るための備えに役立てていくことの重要性を改めて痛感しています。

今回、皆さんにお配りした「防災リーフレット」では、災害時にとるべき避難行動などとともに、8・6豪雨災害の状況も掲載しています。災害にまつわる経験をご家族やお近くの方と共有しながら、ご自身や大切な人のいのちを守るため、日頃の備えに生かしていただきたいと思います。