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更新日:2015年3月20日

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平成25年8月27日(火曜日)市長定例記者会見

8月27日市長定例記者会見の様子

日時:平成25年8月27日(火曜日)10時00分~10時28分

場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室

※報道提供資料はこちらをご覧ください→報道提供資料(PDF:1,441KB)

皆さん、おはようございます。

今年の夏は、全国的に記録的な猛暑となりましたが、まだ厳しい残暑が続いています。先日は、桜島の昭和火口で観測史上最高となる5,000メートルまで噴煙をあげる爆発的な噴火があり、市街地の中心部に大量の降灰がありました。

本市としては、ただちに降灰の除去作業等に取り組むなど、市民生活や経済活動に影響が出ないよう努めています。また、市民や事業者の皆様には、暑い中にもかかわらず、頑張っていただき、市民の日常生活にはほとんど影響がなくなってきています。今後も桜島の噴火活動には十分注視してまいりたいと考えています。

それでは、本日は、7項目について発表します。

市長発表項目:平川動物公園のコアラの新規導入

はじめに、平川動物公園のコアラの新規導入について、説明します。

平川動物公園は、昭和59年10月に、日本で初めてコアラを導入し、来年30周年を迎えます。平成9年に最大27頭を数えた飼育頭数は、年々減少し、現在は8頭となっています。私は、平成21年11月にオーストラリアクィーンズランド州を訪問し、州政府にコアラの飼育支援をお願いしました。また、今年2月には、州政府やコアラの飼育施設である「ドリームワールド」の担当者に平川動物公園を視察していただくなど、新規導入に向けて要請を重ねてきているところです。

このたび、「ドリームワールド」からオス2頭、メス1頭の計3頭を譲渡していただくことについて合意しました。導入の時期につきましては、州政府などの許可手続きに1年程度を要することから、来年秋以降になると考えています。
新しいコアラの来園によりまして、飼育頭数日本一のコアラファミリーを維持することができ、平川動物公園の魅力も一層高まるものと期待しています。

市長発表項目:明治維新150年カウントダウン事業

次に、明治維新150年カウントダウン事業について、説明します。

今年度の同事業の一つとして、文久3年(1863年)の「薩英戦争」に関し、駐日英国大使へ記念額の贈呈を行うとともに、関連イベントを開催します。記念額の贈呈につきましては、薩英戦争をきっかけとして始まったイギリスと薩摩藩の交流を顕彰するものであり、8月30日に私が英国大使館に伺い、駐日英国大使へ贈呈する予定です。記念額は2つあり、こちらに展示していますが、1つは薩摩藩英国留学生、もう1つは紡績技術を伝えるために薩摩に渡来した英国人技師の写真です。また、関連イベントを、10月25日から27日まで開催します。薩英文化祭は、英国総領事館の職員をお招きして開催するほか、薩英戦争における英国艦隊の航路をたどる探訪クルージングなどを予定していますので、取材方よろしくお願いします。

市長発表項目:錦江湾魅力再発見クルーズの運航

次に、錦江湾魅力再発見クルーズの運航について、説明します。

昨年3月の霧島錦江湾国立公園の誕生を機に、24年度に試行的に運航した錦江湾魅力再発見クルーズにつきまして、日本ジオパーク認定を目指している桜島・錦江湾の魅力を市民や観光客に丸ごと体感していただくため、本格的に運航を開始します。

運行日は、9月14日から11月9日までの土曜日で、計8回を予定しています。

本クルーズは、約2時間20分をかけ、錦江湾の湾奥を巡るもので、市街地から見ることのできない新島(しんじま)や、間近で噴煙をあげる昭和火口を眺望できます。ぜひ多くの市民や観光客の皆様にご乗船いただきたいと思います

市長発表項目:安心ネットワーク119のリニューアル

次に、安心ネットワーク119(いちいちきゅう)のリニューアルについて、説明します。

平成18年8月から災害や気象などの情報をメール配信している安心ネットワーク119を、リニューアルし、防災の日である9月1日から運用を開始します。

拡充される機能としては、メール配信時間が短縮されるほか、新たにフェイスブックを開設するとともに、メールで必要とする情報を利用者が細かく選択できるようになります。

今回のリニューアルによりまして、一層分かりやすい防災情報をすみやかにお届けできるようになりますので、多くの市民の皆様にご登録、ご活用いただきたいと思います。

市長発表項目:いづろ貸切バス乗降場の新設

次に、いづろ貸切バス乗降場の新設について、説明します。

いづろ・天文館地区に貸切バスで訪れる観光客の利便性を高めるため、いづろ交差点近くに貸切バス専用の乗降場を新設し、9月12日から利用を開始します。多くの観光客の皆様に利用される乗降場となるよう、県バス協会など関係機関と連携してまいりますので、報道各社の皆様には取材方よろしくお願いします。

市長発表項目:第9回鹿児島市安心安全まちづくり市民大会

次に、第9回鹿児島市安心安全まちづくり市民大会の開催について説明します。

今回の市民大会は、昨年度まで開催していた「高齢者安心安全の集い」と一本化し、市民みんなで安心して暮らすことができる安全なまちづくりをさらに推進するため、9月29日に、宝山ホールにおいて、安心安全に関する功労者の表彰や講演会などを行います。今回の講演会では、俳優の八名信夫(やなのぶお)氏による講演を予定しています。その後、参加者の皆様と一緒に、天文館一帯をパレードします。

多くの市民の皆様にご参加いただき、安心安全なまちづくりを一緒に考える機会にしていただきたいと考えています。

市長発表項目:第2回すこやか長寿まつり及び敬老訪問

最後に、第2回すこやか長寿まつりと敬老訪問について、説明します。

高齢者の生きがいづくりや健康づくりを促進するとともに、家族や地域とのつながりを実感できるスポーツ・文化のイベントとして、「すこやか長寿まつり」を開催します。
今年は、9月4日から10月5日まで、グラウンド・ゴルフ大会などのスポーツ大会や、高齢者作品展、「ねんりんステージ」を開催しますので、多くの皆様にご参加いただきたいと思います。

また、永年にわたり社会のために貢献してこられた高齢者に敬意と祝意を表し、さらなる長寿を祈念して敬老訪問を実施します。本年満88歳を迎えられる約2,500人の方々と、男女の最高齢者のお二人を、市職員が直接訪問して長寿のお祝いを申し上げ、お祝状と敬老祝金を贈呈します。
私も、9月9日に満88歳を迎えられたお二人を訪問し、お祝いを申し上げることにしています。

本日は以上でございます。

質疑応答要旨:平川動物公園のコアラの新規導入について

記者 コアラについてお伺いします。今回譲渡されるコアラの年齢は何歳なのかという点と、コアラの譲渡ということ自体がいつ以来のことになるのかお聞かせください。

市長 当初コアラを導入したとき、動物園が、30年前に譲渡していただきました。その後は譲渡はないと思います。そして、新規導入の予定は、雄2頭、雌1頭ということですが、年齢についてはまだ把握はしていません。また、無償譲渡ということですが、相手の方からは、コアラの保護基金への寄附ということが条件になっているようですので、それらの基金へ寄附をすること、それからまた、オーストラリア国内のそれにかかる費用とか輸送費とか検疫等の費用も必要だということです。

記者 こちらの資料で昭和60年5月に4頭を導入とありますが、それ以来ということでよろしいですか。

市長 そうですね。

補助職員 今の質問に補足いたします。コアラは59年に雄の2頭、60年に雌の4頭が参って以来、外国からやってくるのはそれ以来です。

記者 コアラに関して、この鹿児島の平川動物公園の環境をオーストラリアがどのように評価していたのかという話がもしわかればお聞かせください。こちらの飼育環境がいいということで譲渡されるのだろうと思うのですが、どの辺の評価があったのかという点をお願いします。

市長 これまで私は平成21年にオーストラリアクィーンズランド州の州政府をお訪ねして、コアラの頭数が年々減っているということの状況をお伝えして、できれば譲渡してほしいという申し入れをしました。その後、次の年ですが、政府の方々と一緒に来られたときに、環境としてはいい環境であると、しかし、個体としては年々日本国内でも譲渡をお互いに繰り返しながらしてきていましたが、年々減っているということで、年齢が高齢になっているということが原因ということと、それともう1つは、同じ個体の中からずっと子どもが、子孫が生まれているということで、違う種の個体を入れる必要があるということのお話はいただきました。環境としては、飼育をしやすい環境であるということは評価をいただいています。

記者 今回の譲渡によってコアラが増えます。これによる期待とか、改めて譲渡されることに対する市長のお気持ちをお聞かせください。

市長 30年前にコアラを導入し、日本でコアラのいる平川動物公園としての評価をいただいていました。しかし、近年、頭数が減ってまいりました。これは日本の各動物園でもそうですが、やはりコアラの飼育の難しさというのが顕著になってきたところです。今回3頭を譲渡していただくということで、新しい個体がまた新たに子孫を残すことによってコアラが増えて、また平川動物公園のコアラが頭数として日本一になって、そして、コアラの動物公園としてまた再評価されるということを私どもも望んでいますし、またそのことが動物園の魅力の増強にもなると思います。

記者 確認ですが、頭数は現在で日本一ということでいいですか、8頭は。日本で一番多い頭数ということですか。

市長 はい。多いけれども、大分老化という、高齢化しているということです。そのためになかなか増えていかないと思います。

質疑応答要旨:本市における平和に関する書籍の閲覧制限について

記者 松江市教委が「はだしのゲン」の小学生に対する閲覧制限を撤回しましたが、鹿児島市でも戦争とか平和に関する書籍の子どもに対する閲覧の制限がされたことが以前にありましたか。それと、そのことに関する市長のお考えをお聞かせください。

市長 鹿児島市においては閲覧制限は過去にはなかったと思っています。また、松江市教育委員会が今回、閲覧に関してはそれぞれの学校に任せるという判断をされましたが、鹿児島市におきましても、それぞれの学校で図書の閲覧についてこれまで制限を加えたということはないと思いますし、それはそれぞれの地域の教育委員会がしっかりと判断をすべき問題だと思います。また、こういう観点については、子どもたちに対する影響も大きいでしょうし、それについては慎重な対応も必要でしょうが、それぞれの教育委員会がしっかりとした見識のもとで判断をすべきと思います。

質疑応答要旨:本港区における体育館機能を含む総合的な施設の整備について

記者 例の体育館の問題ですが、改めて知事の下した決断に対する市長の評価というかお気持ちと、あと市電延伸を一応凍結、今のところ進めない状況なのでしょうけど、これがいつぐらいまでそういう進めない状況が許せるのか。いずれは決断しないといけないわけですよね。そのあたりの時期のお考え、あとまた上町振興に対する新たな何かお考えがあるのかということをお聞かせください。

市長 今回、本港区への複合施設の整備を県のほうで見直しをされるということを表明されました。県知事におかれては、市民・県民のさまざまな意見があるということを踏まえて総合的に判断をされたということだと思いますので、一定の理解はしています。そして、また熟度の高まりを見ながら対応をしていくということであって、そういうことを踏まえると、鹿児島市としても県と十分意見交換をしていただきながら、本市の活性化につながるような適切な対応をしていきたいと思いますし、またいくべきだと思っています。
また、今回の県が判断されたことによって、私が今進めようとしていますウオーターフロント地区への路面電車の延伸については、その方向性が少し不透明になったと思っています。私としては、3期目のマニフェストで掲げましたので、この3期目の就任の期間中にその実現に向けて取り組みたいと思っていましたが、このウオーターフロント地域の整備内容がしっかりとしたものができていない以上は、そのことについてはまだ留保せざるを得ないと考えています。
そしてまた、このウオーターフロント地区については、本市のまちづくりにとりまして最も重要な地域でありますし、この地域がにぎわい創出とか、また活性化が生まれることによって、この中心市街地の活力が生まれてくると思っていますので、県におかれては、県民・市民、また、関係団体の方々としっかりとした協議を進めていただいて、そして熟慮していただいて、このウオーターフロント地域の活性化に向けた対応をしっかりと進めていただきたいと思います。

記者 県知事によるとという話ですが、県と市の協議会ほか、市長といろいろ意見交換をしていると、市電延伸については市のほうが一方的に敷かれたと、市電延伸の熟度は県同様、市のほうも市電計画の熟度は高まっていないというような発言が定例会でありました。このことは事実かということと、会合に関しても、県はオブザーバーとして参加しており、委員となっていないと、このことは事実ということでよろしいでしょうか。

市長 市電延伸については、これは国・県そしてまた関係機関の方々と一緒になってこれまで検討委員会を進めてきていまして、その検討委員会については、これは第1回から県も入っていただいていると思っています。そういった意味では、これは県も市電延伸についてはしっかりとした認識を持っていただいていると思いますし、そのことで我々にも意見も言っていただいたと思っています。これが経過ですので、そういった意味では一方的に鹿児島市が市電延伸を計画していたということには当てはまらないと思いますね。そして、市と県の意見交換会の中でも、私の方からも市電延伸について、このウオーターフロント地域の県の整備される施設については、大きな影響を与えるということなので、その整備をされる際には、市としっかりとした意見交換をしてほしいということは申し入れをしました。

記者 そのことに加えてですが、熟度が高まっていないという点ですね。あとまた、マニフェストの中の一丁目一番地の市電延伸、それが任期中あと3年あるかと思うのですが、その間にできない可能性もあるという認識でよろしいですか。

市長 そのマニフェスト3期目について、4年間の間で私は実現をしたいということで、これまでも委員会を設置し、そしてその中で論議をしていただいて、ある方向性まで一応つくっていただきました。しかし、今回の県の整備計画が白紙に戻るということで、その環境が全く変わってきますので、県の整備・検討状況がどのようになるか、まだしっかりとわかっていない状況の中では、3期目の中で実現をすること、可能性というのは不透明だと思います。

記者 今の質問に関連して2点ほどお伺いしたいと思います。
今、市長のお話にもありましたとおり、伊藤知事の中で今回のこの延伸計画というものが、県が入っていないという当初の発言による認識がかなり薄いのでは、要するに、県がそもそも最初から入っていないみたいな発言が出てくるということは、その事業に対しての認識が非常に薄いのではないかということが考えられます。さらに、知事の発言が二転三転することによって、市の政策が非常に混迷を深めるような要因になっていますが、正直、感想として、こういう認識の薄さと二転三転する首長の政策について、正直なご感想をお伺いしたいのが1つ目の質問です。
2つ目の質問は、例の体育館の建設のときに、市が都市計画法に基づいて都市公園に指定をするような手続というのがあるのですが、その手続は、例えば、市長のほうがある程度、「いや、それはちょっと」ということで止められたようなものなのか。もしくは単なる手続上のもので、県の意向に沿って淡々と進めるべきものなのかというのを教えていただきたいのと、もしも市の意向が反映するのであれば、都市公園に指定しないこともあり得るよみたいな、何らかのそういうようなお話、要するに知事の心変わりを何か促すようなお話し合いというものがあったのかどうか。市長の方と知事の方とで事前にあったのかどうか。以上2点についてお伺いしたいと思います。

市長 まず、県のウオーターフロント地域に対する政策のいろいろな状況等について、鹿児島市の市電の延伸等について大変な影響があるということは、これまで私どもは検討委員会をつくって、それぞれ協議をしてまいっていますが、その中に県の方々も入っていただいていますので、認識はないというのはなかったと思います。路面電車を延伸するという、鹿児島市がこういう計画を立てるということは、知事も認識をされたと思っています。その中で、ウオーターフロント地域に総合施設をつくるということが念頭にあってそういう発言をされたのか、その辺は私も定かではありません。
しかし、先般の市と県の意見交換会の中で、私の方からもこういうことに対して、私が路面電車の延伸を市としては検討しているので、それに県の総合施設の設置状況については大変な影響があるので、ぜひ事前にいろいろな情報を提供していただきたいということは要望いたしました。
そしてまた、その中でもやはり、ここに総合的な施設をつくる場合に、都市計画法に基づくいろいろな手続が必要だと。それからまた、景観法に基づくいろいろな手続も必要だということは、私どもの方からも県のほうには伝えてあります。それを踏まえて県は対応されるだろうと思います。

記者 1点確認なんですが、不透明という言葉ですが、市電延伸が任期中にできないことも含め、不透明ということでよろしいですか。

市長 そうですね、留保せざるを得ないですね。県がどういう形でウオーターフロント地域につくるのかどうか。また、知事の話によりますと、場所についてもまだ不透明というようなことを言っておられますので、私どもとしてはそれをまた含めて、どういう形で今のウオーターフロント地域にドルフィンポート、これが2020年まではできるようになっていますけど、その後がどうなるのか。それと、県の施設がどういう形でウオーターフロントに張りつくか、それともほかのところに行くか全く見えていませんので、それらがはっきりした時点で再度、路面電車については検討せざるを得ないと思います。

記者 ウオーターフロント地区のその延伸計画、体育館計画がある前からずっと皆さんで話し合いをされてきたと思うのですが、それでも県がウオーターフロント地区に建設とか、何か整備が決まらない限り、市としても動けないということなのですか。

市長 そうですね、そこに建物がどういう形で張りつくかということによって、路面電車を延伸する効果・効用というものが変わってくると思いますので、そこはしっかりと背景を踏まえた上で、また路線の延伸については考えざるを得ないと思います。

(記者会見終了)

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