緊急情報

現在、情報はありません。

閉じる

更新日:2020年12月23日

ここから本文です。

 

平成27年2月17日(火曜日)市長定例記者会見 

記者会見の模様は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」で配信しています。

定例記者会見の様子1

定例記者会見の様子2

日時:平成27年2月17日(火曜日)13時15分~14時16分

場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室

報道提供資料はこちらをご覧ください

 それでは本日は平成27年度当初予算(案)、平成27年度の組織整備の概要、鹿児島市立病院跡地利活用基本方針、また鹿児島マラソン(仮称)の開催についてご説明申し上げます。

市長発表項目:平成27年度当初予算(案)について

 平成27年度の予算案がまとまりましたので、組織整備などと併せてその概要についてご説明申し上げます。

 国においては、平成27年度の予算編成に当たり、元気で豊かな地方の創生に全力を挙げるとともに、経済の好循環を確かなものとするため、聖域を設けることなく抜本的に歳出を見直した上で、経済成長に資する施策に重点化を図り、経済再生と財政健全化の両立の実現を目指すとされています。

 地方財政においては、地方税収入は増加するものの、社会保障関係経費の増加に加え、地方創生に向けた取組や公共施設の老朽化対策など、増大する財政需要に対処する必要があることから、依然として大幅な財源不足が生じるものと見込まれています。

 本市においては、歳入面では法人所得の減や固定資産税の評価替の影響等により市税収入の減少が見込まれる一方、歳出面では社会保障関係経費や将来を見据えた都市基盤整備、さらには、地方創生に向けた取組や本市を取り巻く喫緊の政策課題への対応などに多額の費用が見込まれることから、財政状況はますます厳しくなるものと予想されます。

 これらのことを踏まえ、予算編成に当たっては、ゼロベースで徹底した事務事業の峻別・見直しを行うなど創意工夫を重ねる中で、財政の健全性を維持しながら、マニフェストにおける7つの基本政策を力強く推進するとともに、市民の皆さまに約束した諸施策について可能な限り予算に盛り込んだところです。

 それでは、予算案の具体的な内容について説明を申し上げます。お手元の資料、「平成27年度当初予算(案)のポイント」の1ページをご覧下さい。ただ今申し上げた考え方のもと、市政をもっと前へ進めるため、私は、先に立ち上げた地方創生推進本部を中心に、本年度、本市の地方創生に関する施策についての基本計画となる総合戦略を策定し、定住人口の維持と交流人口の拡大を図ります。そして、誇りうる鹿児島のまちを、次の世代に責任を持って引き継いでいけるよう、地方創生への力強い一歩を踏み出す年として、市民が生き生きと暮らし、元気に活動できるまちづくりに全力を傾けてまいります。このため、地方創生の扉を開く3つのキーワードを掲げ、本市の未来に明るく確かな展望が拓けるよう取り組みます。

1つ目のキーワードは、「ささえる」、「アシスト」です。次代を担う子どもが健やかに生まれ育つための支援強化、互いに支えあう温もりのある地域コミュニティの形成、日々の生活を守る安全・安心の確保など、「ひと」の暮らしを「ささえる」環境を整えます。

2つ目のキーワードは、「みがく」、「ブラッシュアップ」です。鹿児島ならではの資源に光をあて、さらに価値を高め情報発信することにより、新たな交流とにぎわいが生み出されます。そして、それは住む人の我がまちへの愛着と誇りの醸成にもつながります。そのような「まち」の魅力を「みがく」取組を推進します。

3つ目のキーワードは、「つくる」、「クリエイト」です。中心市街地の活性化や創業支援、地域産業の競争力の強化など、産学官の連携のもと、地域の創意工夫と特性を生かした経済の振興を図り、「しごと」で活力を「つくる」社会を目指します。

 これら3つのキーワードを念頭に置いて、市民の皆さまに、真に豊かさを実感していただけるよう「人・まち・みどりみんなで創る“豊かさ”実感都市・かごしま」の実現に向けまして、確固たる信念と情熱をもって、市政運営に取り組んでまいる所存であります。

 このようなことから、平成27年度の当初予算は、「人が行き交う魅力とにぎわいあふれるまち」など、7つの基本政策に基づき編成いたしました。当初予算案の規模でございますが、一般会計で2,418億7,400万円。特別会計・企業会計を合わせた鹿児島市全体の総額は4,406億5,400万円となります。一般会計の規模を前年度と比較いたしますと、2.1%の増となります。

 次に、2ページをご覧ください。一般会計の予算規模については、3年連続のプラス予算であり、過去最高を更新しています。

 次に、歳入の主なものは、市税が法人市民税の減などにより、9億円の減となるものの、地方消費税交付金の増などにより、一般財源総額は、前年度より8億円の増、また、国庫支出金は街路事業費の増などにより35億円の増となったところでございます。

 歳出の主なものについてでございますが、7つの基本政策ごとの予算額を申し上げます。「人が行き交う魅力とにぎわいあふれるまち」につきましては、33億円、「健やかに暮らせる安全で安心なまち」につきましては、1,160億円、「水と緑が輝く人と地球にやさしいまち」につきましては、84億円、「地域産業が元気で生き生きと働けるまち」につきましては、23億円、「学ぶよろこびが広がる誇りあるまち」につきましては、153億円、「市民生活を支える機能性の高い快適なまち」につきましては、222億円、「市民と行政が拓く協働と連携のまち」につきましては、49億円を計上いたしました。

 次に、基金につきましては、27年度末の基金の残高見込みを26億円増の303億円と見込んでいるところであり、将来の財政需要に向けた基金制度の有効活用にも配慮したところでございます。また、実質的な地方交付税である臨時財政対策債を除いた市債残高につきましては、27年度末見込みで1,950億円であり、昨年度の予算ベースでの26年度末見込みより47億円減少しているところでございます。

 プライマリーバランスにつきましても、引き続き、黒字を確保いたしました。このようなことから、引き続き、財政の健全性も維持できているものと考えております。

 以上、当初予算案の特色を申し上げましたが、総括いたしますと、今回の予算は、「人・まち・みどりみんなで創る“豊かさ”実感都市・かごしま」の実現に向けまして、『地方創生への力強い一歩を踏み出し、“市政をもっと前へ!”進める予算』といたしたところでございます。

 なお、ただいま、申し上げました内容につきまして、3ページから7ページに予算案の概況と資料を掲載しておりますので、後ほど、お目通しをお願い申し上げます。

 次に、平成27年度当初予算案の基本政策の主要事業について、ご説明申し上げます。

 資料の8ページをご覧ください。基本政策とその主要項目を掲げております。各項目の主要事業の概要は、9ページ以降にお示ししておりますので、その主なものを、順次ご説明いたします。

 まず、9ページをお開きください。1「人が行き交う魅力とにぎわいあふれるまち」でございます。「1.まちの魅力を高める」でございますが、(1)桜島・錦江湾ジオパーク推進事業、(2) 桜島・錦江湾ジオパーク人材育成事業は、桜島・錦江湾ジオパークの世界認定に向け、ジオガイドの養成を行うとともに、新たに推進員を配置し、案内機能等の充実を図ります。(3)から(5)の平川動物公園に関する事業は、どうぶつ学習館等の整備に着手するほか、安全で快適に移動できるよう園路整備を行うとともに、園内移動用車両を購入します。また、来園車両の交通渋滞緩和対策について引き続き検討を進めます。

(7)世界文化遺産登録推進事業、(8)近代化産業遺産保存事業は、「明治日本の産業革命遺産九州・山口と関連地域」の本年度の世界文化遺産登録を目指し、ユネスコ世界遺産委員会への対応を図るとともに、引き続き市民との協働行動計画を推進するほか、史跡及び周辺の環境整備等を行います。
 10ページをご覧ください。次に、「2.市民・観光客みんなが楽しめるイベントの開催」でございますが、(1)鹿児島マラソン(仮称)は、本市の魅力を体感できる「鹿児島マラソン(仮称)」を28年3月に開催します。(2)天文館ミリオネーション(仮称)は、新たに光の空間を創出する「天文館ミリオネーション(仮称)」を冬季に開催します。

 11ページをお開きください。次に、「4.国内外との交流」でございますが、(1)アジア青少年芸術祭は、第10回の節目を迎えることから、海外参加団体の増など、内容を拡充して開催します。(3)薩摩藩英国留学生派遣150周年記念事業は、薩摩藩英国留学生派遣150周年を記念し、本市の青少年をイギリスに派遣します。

 12ページをご覧ください。2「健やかに暮らせる安全で安心なまち」でございます。「2.医療の充実と市民の健康づくり」でございますが、(1)乳児ロタウイルス予防接種事業は、乳幼児における感染性胃腸炎の重症化及び合併症を防止するため、新たにロタウイルスワクチンの接種費用について助成します。(2)食育フェスタは、食に関する学習や体験活動を通じて食育の推進を図るため、鹿児島女子短期大学と連携し新たに「食育フェスタ」を開催します。

 13ページをお開きください。次に、「3.子育てをするなら鹿児島市」でございますが、(1)こども医療費助成事業は、子育て家庭の負担を軽減するため、医療費助成を小学6年生までから中学3年生までに拡大する市独自の助成制度を設けることとし、本年度はシステム改修等を行います。(5)放課後児童健全育成事業は、児童クラブの対象児童を小学6年生まで拡大するとともに、放課後児童支援員の資格取得に対する支援を行うほか、児童クラブを4か所増設します。

 14ページをご覧ください。次に、「4.高齢者が生き生きと元気に暮らせるまちづくり」でございますが、(1)高齢者福祉センター伊敷(仮称)建設事業は、高齢者福祉センター伊敷(仮称)の建築工事に着手します。なお、同施設は、13ページ(6)の西部親子つどいの広場(仮称)と合築で整備するものでございます。次に、「6.安全・安心を実感できるまちづくり」でございますが、(1)セーフコミュニティ推進事業・対策事業は、本年度のセーフコミュニティ認証取得を目指し、現地審査に対応するとともに、具体的取組施策の推進を図ります。

 15ページをお開きください。3「水と緑が輝く人と地球にやさしいまち」でございます。「2.ごみの減量化・再利用と環境にやさしいまちづくり」でございますが、(1)南部清掃工場ごみ焼却施設・バイオガス施設整備事業は、バイオガス施設と南部清掃工場のごみ焼却施設との一体的な整備に向け、生活環境影響調査や事業手法選定調査等を実施して、基本設計を行います。

 16ページをご覧ください。次に、「3.まちの緑を増やし、うるおいあるまちづくり」でございますが、(1)武岡公園整備事業は、優れた眺望を活かし、市民・観光客の憩いや散策の場として、武岡公園を整備するため、基本計画の策定等を行います。

 17ページをお開きください。4「地域産業が元気で生き生きと働けるまち」でございます。「1.雇用の場を増やし、生き生きと働けるまちづくり」でございますが、(1)ものづくり職人育成支援事業

(2)ものづくり職人人材マッチング事業は、新たに、ものづくり職人の人材育成に対し助成するほか、引き続き職場体験や事業所とのマッチングの支援等を行います。

 18ページをご覧ください。「3.地元企業・商店街を元気にし、新たな産業を創る」でございますが、(1)フードビジネス推進事業は、食品関連産業の人材育成から商品開発、マーケティング・販路開拓までを一貫して支援する体制の充実を図ります。(4)クリエイティブ産業創出支援事業は、かごしまデザインアワードに学生部門を新設するとともに、新たに受賞作品のマッチング機会を提供します。

 19ページをお開きください。5「学ぶよろこびが広がる誇りあるまち」でございます。「1.生きる力を育む教育」でございますが、(1)次世代を切り拓く青少年育成事業は、高い志と夢を持つ本市青少年を対象に、長期宿泊共同生活での体験活動等を通して、グローバル人材の育成に重点を置いた「かごしま創志塾」を開設します。

 20ページをご覧ください。次に、「3.学びを支援する教育環境の充実」でございますが、(1)鹿児島女子高多目的グラウンド整備事業は、旧鹿児島西高跡地を鹿児島女子高等学校の多目的グラウンドとして整備します。次に、「4.ずっと学び、ずっとスポーツをすることを応援」でございますが、(1)鹿児島ユナイテッドFCサポート事業は、プロサッカーチーム「鹿児島ユナイテッドFC」を活用して、「維新のふるさと鹿児島市」を全国各地にPRします。(4)郡山体育館建設事業、(5)郡山体育館開館準備事業は、スポーツの新たな拠点施設として、郡山総合運動場内に体育館の整備を進め、28年1月にオープンします。

 21ページをお開きください。次に、「5.人と地域を元気にする市民文化の創造」でございますが、(4)第30回国民文化祭は、本市では、「吹奏楽の祭典」や「本場大島紬フェスティバル」など14事業を主催します。(5)児童文学振興事業は、本市の児童文学の書き手の育成を図るため、新たに児童文学者などによる創作講座を開催するとともに、優れた児童文学作品の出版に対する助成や、小学生を対象とした読み聞かせ会を行います。

 22ページをご覧ください。6「市民生活を支える機能性の高い快適なまち」でございます。「1.魅力ある都市空間づくり」でございますが、(1)鹿児島駅周辺都市拠点総合整備事業は、鹿児島駅周辺整備に係る都市計画決定に向けた取組や東側駅前広場等の基本設計及び関係機関との協議などを行います。また、市・にぎわいゾーン、緑の空間ゾーンなどの整備工事に着手します。(3)谷山地区連続立体交差事業は、都市交通の円滑化と鉄道による地域分断の解消を図るため、高架本体や高架駅舎建築工事等を進め、高架線での供用を開始します。(4)中央町19・20番街区市街地再開発事業は、中央町19番街区及び20番街区の市街地再開発事業に係る都市計画決定を行うとともに、地元地権者等が行う事業計画の策定に対し助成します。

 23ページをお開きください。次に、「2.良質で快適な生活環境づくり」でございますが、(1)安全安心住宅ストック支援事業は、既存住宅の長寿命化を図るため、住宅リフォームや耐震補強等に対し助成します。次に、「3.市民生活や企業活動を支える交通環境の充実」でございますが、(1)坂之上駅アクセス環境整備事業は、公共交通への利用転換を主軸としたエコ・コンパクトシティの実現化方策として、坂之上駅周辺の駐輪場・自動車乗降場の整備に向け、用地取得や実施設計を行います。

 24ページをご覧ください。7「市民と行政が拓く協働と連携のまち」でございます。「3.便利で親切な市役所」でございますが、(1)期日前投票所の新設は、期日前投票の利便性向上を図り、若い世代の選挙参加につなげることを目的として、本年4月の鹿児島県議会議員選挙から、新たに鹿児島大学及び勤労者交流センター(よかセンター)に投票所を設置します。(2)個人番号カード交付事業は、個人番号カードの円滑な交付に向けた取組を進め、28年1月から、本庁及び各支所で交付します。

 25ページをお開きください。次に「4.市民の皆さまと一緒に活力ある地域づくり」でございますが、(1)コミュニティビジョン推進事業は、既設の3地域コミュニティ協議会の活動を引き続き支援するほか、同協議会の設立準備活動に対し助成するとともに、地域連携コーディネーターを増員するなど、市内全域での設立に向けた支援を強化します。

 以上でございますが、新年度予算案のその他の主要事業の概要につきましては、お手元の資料をお目通しいただきますようお願い申し上げます。

 

市長発表項目:平成27年度組織整備の概要について

 続きまして、組織整備についてご説明申し上げます。

「平成27年度組織整備の概要」をご覧ください。主なものにつきまして、ご説明いたします。

 まず、1ページをご覧ください。「1企画財政局企画部に「地方創生推進室」を新設」するものでございますが、少子高齢化・人口減少に対応し、将来にわたって本市の活力を維持するため、地方創生推進室を新設し、人口ビジョンや総合戦略の策定、同戦略に基づく各種施策の展開など、地方創生への取組を積極的かつ総合的に推進します。

 次に、2ページをご覧ください。「2経済局観光交流部に「ジオパーク推進室」を新設」でございますが、桜島・錦江湾ジオパークの魅力を生かした観光交流のさらなる推進や世界認定に向け、ジオガイドの養成、情報発信、平成28年4月に予定する国内推薦の申請書提出など各面からの取組を強化するため、ジオパーク推進室を新設します。

 次に、3ページをご覧ください。「3教育委員会教育部に「国体準備室」を新設」でございますが、平成32年に開催予定の第75回国民体育大会に向け、市国体準備委員会の設立、各種基本方針及び計画の検討・策定、県及び関係機関・団体との連絡調整など準備業務を円滑に推進するため、国体準備室を新設します。

 次に、「4スポーツ課に「マラソン担当主幹」を配置」でございますが、平成28年3月に開催予定の鹿児島マラソン(仮称)に向け、関係機関との調整など開催準備業務や大会運営等に対応するため、マラソンの総括として担当主幹を配置し、体制強化を図ります。

 次に、4ページをご覧ください。「5市街地まちづくり推進課に「鹿児島駅周辺整備係」を新設」でございますが、鹿児島駅前広場、駅舎改築や市・にぎわいゾーンの整備など鹿児島駅周辺都市拠点総合整備事業を推進するため、鹿児島駅周辺整備係を新設します。

 次に、「6教育委員会制度改革に伴う「総合教育会議」の設置」でございますが、市長と教育委員会が十分な意思疎通を図り、本市教育の課題やあるべき姿を共有しながら、連携して教育行政を推進していくため、総合教育会議を設置します。

 5ページ以降には、今回行った新設や統廃合などの「組織整備新旧対照表」を記載しておりますので、お目通しいただきたいと思います。

以上が、組織整備の主な概要でございます。

 

市長発表項目:「鹿児島市立病院跡地利活用基本方針」について

 引き続き、「鹿児島市立病院跡地利活用基本方針」につきましてご説明申し上げます。

 市立病院の移転に伴う跡地の利活用につきましては、庁内に設置した検討委員会においてこれまで協議・検討してまいりましたが、このたび基本方針を定めました。

 お配りしたお手元の資料「『鹿児島市立病院跡地利活用基本方針』について」をご覧ください。

 1の「検討に当たっての視点」としましては、第五次総合計画をはじめとする本市の各種計画における中央地区のまちづくりの基本的な考え方や、当該跡地周辺において予定されている開発との関係、そして中央地区における「にぎわい」と「潤い」の共存の視点から検討いたしました。

 これを踏まえ、周辺と一体となって鹿児島らしい緑を楽しむことができ、癒しや安らぎを与えることのできる、利便性の高さを生かした魅力ある空間としての“緑地”とする基本方針をとりまとめたところでございます。

 今後は、この基本方針を踏まえ、事業化に向けた具体的な整備内容について検討を進めてまいります。

 

市長発表項目:鹿児島マラソン(仮称)の開催について

 次に、「鹿児島マラソン(仮称)の開催」につきまして、ご説明申し上げます。

 鹿児島マラソン(仮称)につきましては、平成26年度に検討委員会を設置し、協議・検討してまいりましたが、平成27年度より開催することとなりました。

 お配りしたお手元の資料「鹿児島マラソン(仮称)の開催について」をご覧ください。

 1の「第1回大会概要」としましては、大会名称は、鹿児島マラソン(仮称)2016。開催日は、平成28年3月6日、日曜日。種目は、フルマラソン。制限時間は、7時間。スタート時刻は、8時30分。参加人数は、10,000人。その他といたしまして、楽しみながら走ることのできる、約9kmのファンランの同時開催を予定しております。

 2の「コース」でございますが、次のページの別紙の図面をご覧いただきたいと思います。ドルフィンポート前をスタートし、南下した後、県立鴨池陸上競技場前を通り、騎射場から電車通りを北上いたします。その後、天文館地区から姶良市重富の区間を折り返し、鹿児島市役所前をフィニッシュとするコースでございます。

 市電軌道敷緑化や天文館などの都市景観、西郷銅像周辺や磯地区の史跡、雄大な桜島、波静かな錦江湾、など本市の魅力を体感できるとともに、平坦で走りやすいコースになっていると考えているところでございます。

 なお、3に「スケジュール」をお示ししておりますので、お目通しをお願いいたします。

 

説明は以上です。

 

質疑応答要旨:鹿児島マラソン(仮称)の開催について

○記者 鹿児島マラソンについてお尋ねします。改めて、今回の目玉の1つだと感じていますが、どのような大会であったらいいなという願いを込めてこのように予算も組まれたのでしょうか。
○市長 鹿児島市において、1年を通してできるだけ多くの皆様方にお越しいただくような対応・対策を立てたいということがまず念頭にありまして、その中で冬季においてなかなかそういうイベント等がありませんでしたので、3月6日の日曜日ということですが、3月の時期にマラソンを実施することで多くの皆様方が鹿児島にお越しになっていただいて、天文館地区やまた西郷銅像前、磯地区、そして桜島とか錦江湾を背景に走るコースとなっていますので、鹿児島の最もすばらしい魅力を体感でき、そしてコースを走っていただくという大変魅力あるイベントになるのではないかと思っています。私は今のまちづくりの中で交流人口を増やすという大きな目的もありますので、そういったことにもマラソンが大きく貢献するものと期待をしています。
○記者 そうしますと、今、地方創生の検討に入りました。地方創生に関する目玉の1つと考えてよろしいですか。
○市長 そういう思いもあります。私ども地方創生の取り組みをする上で、今の人口の定住化、定住人口の維持、また交流人口の拡大というものを1つの大きな地方創生の目玉、取り組みとして考えていますので、その一環としての取り組みにもつながってくると思います。
○記者 一環ということでよろしいのですか。目玉ですか。
○市長 目玉ですね。フルマラソンは初めて開きますので。

質疑応答要旨:地方創生関連の予算について

○記者 地方創生関連ですが、県では、予算総額と事業の数と発表がありましたが、鹿児島市はどうなっていますか。
○市長 地方創生は、先ほど言いましたように、定住人口の維持や交流人口の拡大で今取り組みをするということで今回の予算にも取り上げたところです。
 地方創生の取り組みとして約109億円の予算として精査しており、事業数としては131事業と考えています。
○記者 フルマラソン以外にはどのような事業が地方創生に当たりますか。フルマラソンも含めてお願いします。
○市長 鹿児島マラソン(仮称)や天文館ミリオネーション(仮称)、次世代を切り拓く青少年育成事業、そして、若者の定住という形では、乳児ロタウイルス予防接種事業や、こども医療費助成事業、そして、まちづくりとして、安全安心住宅ストック支援事業、ものづくり職人育成支援事業、これらが主なものとして地方創生の事業の中に含まれています。

質疑応答要旨:鹿児島マラソン(仮称)や天文館ミリオネーション(仮称)の経済効果について

○記者 市長が今おっしゃったマラソンやミリオネーションですが、これは一定の経済効果を生むとは思うのですが、この経済効果について後で検証されるようなことはありますか。
○市長 事業を実施する上で、その事業がどういう効果をもたらしたか、また、まちづくりにどういう影響を与えたかということは、事業を進める上で検証していくことが大切であろうと思っています。このミリオネーションもそうですし、マラソンもそうですし、今後、それらを実施する上でのしっかりとした対策・対応をするための検証は必ずやっていかなければならないと思います。
○記者 この事業を始めるに当たって、経済効果ですが、例えば、推定とか、そういった見込みみたいなものはありますでしょうか。
○市長 マラソンはまだどのぐらいの効果があるかということは計り知れないのですが、1万人来ていただきますので、熊本城マラソンを資料で見ますと、フルマラソンに1万2,000人ぐらい来ておられますが、15億円弱ぐらいの経済効果があったのではないかと言われていますので、そのくらいの効果があればと思っています。それ以上の効果があったほうがよりいいのですが、できるだけ多くの方々に参加をしていただいて、鹿児島に宿泊していただいて、その後、温泉とか食を楽しんでいただきたいと思います。
○記者 ミリオネーションはいかがですか。
○市長 ミリオネーションは、天文館公園周辺でミリオネーションを開催します。今、LED等を使ったいろいろな対応、まちづくりに資するような対策を色々な都市でされていますので、それと同じような効果が出てくるのではないかと思いますが、これ自体幾らというのは推定していないところです。

質疑応答要旨:地方創生への取り組みについて

○記者 地方創生のところに戻りますが、人口減少が進むという中で、先ほど定住促進の取り組みを幾つか挙げていただいたのですが、もう一度人口を維持していくためにこれをやっていくというような1つ強い柱がございましたらお聞かせください。
○市長 定住人口の維持が最も大事だと思います。そのためには、雇用の確保ということが大事ではないかと思います。
 そういった意味では、企業立地、そして、ものづくり職人育成支援というものも今回予算にも掲げていますし、また、フードビジネス推進事業、そういったものも雇用に反映されるのではないかと思っています。鹿児島市の企業にもっと元気になってもらいたい、そういう思いで補助等もしっかりしていければと思います。
 また、若い方々が鹿児島で子どもを産んで、そして定住していただいて、また教育をするという形では、「子育てをするなら鹿児島市」という、私ども方針を立てています。そういう意味では、乳幼児のロタウイルス予防接種や、こども医療費助成、今までは6年生まででしたが、今回は中学3年までということで、そうすることで安心して子どもを育てることができる、そういう生活環境の整備ができ、それによって若い人たちが鹿児島に残っていたい、また逆に言いますと、そういう環境整備をすることで県外から鹿児島にお越しになってくださる人たちも増えてくるのではないかと思います。
 また、定住人口の維持の中では、次世代を拓く青少年育成事業というものを、これは少年自然の家を活用して実施しますが、それは鹿児島の未来を背負っていく青少年をしっかりと育てることによって、鹿児島に愛着を持って、また、鹿児島にしっかりと根づいて、鹿児島でまちづくりをしていこう、また鹿児島で貢献していこうという子どもさんたちをしっかりと育成していく事業が、定住をする大きな施策になるのではないかと思っています。
 また、定住人口以外でいいますと、交流人口は先ほどから申し上げていますが、色々なイベントを開催することで、鹿児島に、県外また世界から来ていただけるのではないかと思います。鹿児島マラソン(仮称)や天文館ミリオネーション(仮称)、それとまた、今年の6月に最終的な結論が出ると思いますが、世界文化遺産、その登録になりますと、多くの皆様方が鹿児島にお越しになられますし、また、桜島・錦江湾ジオパークについても世界に認められますと、また大きな魅力の1つになると思います。
 また、この中で主な事業では申し上げなかったですが、セーフコミュニティの推進についてもWHOの認証を目指して今取り組んでいます。そういう世界的な取り組みの事業がしっかりと鹿児島市として定着をしますと、それも交流人口の拡大にもつながっていくのではないかと思います。

質疑応答要旨:市税の税収見込みについて

○記者 鹿児島市の企業に頑張ってもらいたいということですが、今回、法人市民税をはじめ、市税がかなり減収の見込みということで、全国の流れとはちょっと逆行するような形になっているのですが、このあたりの受けとめはいかがでしょうか。
○市長 鹿児島の場合は、地方ということもあって、国全体からは、今回の消費税のアップによっての影響が少し遅れて出てきたのではないかと思います。今、国のほうでも経済効果が徐々に出てきていると言われていますので、今年の当初予算については減額ということで私どもは計上していますが、今後、法人の各企業の取り組みによっては、法人市民税そのものがまた上がってくるものと期待していますし、また、そうなることで鹿児島のまちの活性化が生まれてくると思いますので、私どももそれぞれの企業、また団体の皆様方との連携をしっかりと強くしていかなければいけないと思っています。
○記者 関連ですが、法人市民税は落ち込んで、個人市民税は上がります。これはどういうことなのでしょうか。
○市長 法人市民税の場合は申告する期日が違うということを私は聞いていますが、半期ごとに申請することで多分、後期は上がってくるのではないかと予想しています。
○記者 では、景況判断が個人はよくて、法人は悪いというよりは、申告する時期の問題でしょうか。
○市長 そうですね、そういうシステムだと思います。国全体では法人市民税そのものは上がっています。

質疑応答要旨:子育て支援について

○記者 先ほどの質問の中にもありましたが、定住人口の促進などで、特に子育てに関する取り組みが市独自のものを盛り込まれていて費用的にも大きいのではないかと思うのですが、改めて今回子育て支援にどのような思いをこの予算に盛り込んだかということをお聞かせください。
○市長 今、少子化問題は国も含めて、我々自治体にとっても大きな課題です。そういった意味では、子育て支援というものにしっかりと取り組みを進めることで、定住される方も多くなりますし、また、安心して働ける方々も多くなると思います。特に女性の皆様方の活躍、活動というものが大きく経済活動にも、また、まちづくりにも影響が出てくると思います。そういった意味では、子育て環境をしっかりと進める政策を行政として取り組むことによって、女性の皆様方の社会進出、参加がより積極的に、より容易になってくると思っています。
 今回、子ども・子育て会議等、またそういう法もできましたが、児童クラブも6年生まで、また、教育委員会が今実施をしている新・郷中教育も6年生までを対象としていますし、また、鹿児島市独自では、先ほど言いましたロタウイルスのワクチン接種や、こども医療費(の助成)も中学生までにいたします。
 そういった意味から、今回も鹿児島市の予算の中では民生費が最も多い比率を占めていますが、社会環境整備、福祉を含めて、そういうものにしっかりと取り組みを進められた予算だと思います。そういった意味では、子育て環境というものがより一層充実した、そのことで若い方々の社会参加も促進されると期待しています。
○記者 重点を置いたということで考えてよろしいですか。
○市長 そうです。

質疑応答要旨:路面電車観光路線検討事業について

○記者 路面電車観光路線検討事業は、今年で3回目になると思うのですが、今年どういうふうに動きそうだと展望を持たれてこのように予算をつけられたのか、また改めて、市長の意気込みをお聞かせください。
○市長 路面電車については、私は先のマニフェストの一番最初に掲げた項目でありますし、このことは毎回のように申し上げていますが、中央地区なり、またこのウオーターフロント地域の活性化、回遊性、にぎわい創出、そういった観点からもこの地域は大変重要な地域でありますし、そこに路面電車を敷設することによって、その効果がより一層生まれてくると思っています。そういった意味では、やはり路面電車を敷設したいという思いがいたしていますが、しかし、このことについては、今、ドルフィンポートの施設、そして、その後にどういう施設が来るかということが大きな課題になります。
 今、スーパーアリーナ等について県のほうで検討されていますし、今回、県の予算案等を見てみますと、検討の予算もついているようですが、早期にめどというか、決着をつけていただいて、私どもは、路面電車を敷設したい、そういう地域にスーパーアリーナをぜひ設置をしていただきたいという思いは持っていますので、平成26年度も予算を計上しましたが、それがしっかりと取り組めませんでした。しかし、これについては、ぜひ路面電車の敷設をしたいという強い思いを私自身持っていますので、今回にも予算として計上したところです。
○記者 今年どのような動きがありますか。
○市長 もし県のほうで鹿児島市にアリーナを設置するという結論、方針が出ましたら、県との協議に入ります。そしてまた、路面電車の路線の策定をする検討委員会や、そういうものを立ち上げていかなければいけないと思います。
○記者 県のほうには要望していくということですか。
○市長 要望は毎回のようにしています。
○記者 今年も続けてですか。
○市長 そうですね、知事とは会うたびにその話はしていますが、やはり県はさまざまな観点からまだ検討をしているということです。

質疑応答要旨:市立病院跡地の利活用について

○記者 市立病院跡地の件ですが、緑地にするということですが、暫定利用ではなく、恒久的にずっと緑地になるという理解でよろしいでしょうか。
○市長 恒久的というか、私が市長の間は緑地にしていきたいと思います。その後はまた次代を担う人たちが考えることであろうと思いますが、今、私どもが市立病院跡地を何にするかという方針を立てたのは、緑地にしていきたいと、そういう思いです。
○記者 具体的なスケジュールといいますか、いつぐらいをめどに緑地になるのでしょうか。
○市長 この緑地という方針を出しましたので、今回どういう形で緑地にするかということはまた色々な観点、市民の皆様方とか、周辺の地域の皆様方と、そして今後、この地域を含めた整備等がいろいろ出てくると思います。例えば、交通局跡、それから19・20番街区、千日町、そういう色々な再開発等が進んでまいりますので、そういった中でこの緑地がどういう位置づけになるかということを十分検討しながら整備をしていかなければならないと思います。
 そういう意味では、まず用地を買わなければならないですので、まだ市立病院があそこの整備をして更地にしていかれるのですが、その日程、スケジュール等をしっかりと見ながら今後整備をしていきたいと思います。

 

質疑応答要旨:LRT都市サミット鹿児島2015について

○記者 路面電車の延伸は県との関係があると思うのですが、当初予算の中にLRT都市サミットというのが計上されていると思います。全国で市電を走らせている都市の市長が集まるイベントになると思うのですが、どういった場にしたいという意気込みをお聞かせください。
○市長 路面電車というのは、環境に優しいし、また定時性もありますし、今見直されている公共交通機関です。そういった意味で、全国でLRTサミットを開催していただいていますし、平成27年度は鹿児島市で開催します。
 軌道敷緑化や路面電車の今の機能性というものを各首長さんにも見ていただきたいのと、できれば、秋ごろになろうかと思いますが、私自身はこういうことを考えていると、観光路線とか、そういうのも考えているんだということも言えればと思います。その時点で方針が固まっていれば申し分ないと思います。
 LRTサミットはそれぞれの都市の電車、軌道を走らせている方々が都市ごとの市電の役割や市電を生かしたまちづくりを見て、今後の市電、軌道のあり方について検討・研究する会議ですので、いろいろと参考にするような意見等もありますので、十分にまたいろいろ意見開陳をしていきたいと思います。

質疑応答要旨:地方創生推進室と総合教育会議の設置について

○記者 政策企画課の中に地方創生推進室と総合教育会議が設置されると思います。国の制度が変わる中でできた2つだと思うのですが、どういう役割を果たしてほしいと市長はお考えでしょうか。
○市長 政策企画課に設置をするのは、やはり地方創生というのが今一番どの自治体においても最も重要な政策をつくる事業だと思いますので、そこを特化させて、あらゆる情報をそこに集約をして、鹿児島市としての内部の事業等についても、各局の連携等もそこが集約をして地方創生に関する事業を進めていく、そういう思いを込めて今回の組織を構築したところです。
 総合教育会議は、これは教育委員会制度の改正によりまして、首長と教育委員会、そのことが首長も教育委員会の色々な制度に対して協議をする場に入りましたので、総合教育会議は、市長もその中の一員としてというか、市長が議長としてそれを仕切ることになっていますので、教育委員会に置くよりも企画の中で総合的に市の行政と教育委員会とのそういう調整とか、また色々な事業と連携するためにも、やはり企画の中に教育委員会の総合会議の事務局を持たせたほうが円滑に、また情報もしっかりと取り入れることができると考えて、今回の企画財政局の中に事務局を持たせたところです。 

質疑応答要旨:鹿児島駅周辺都市拠点総合整備事業について

○記者 鹿児島駅周辺の総合整備事業ですが、一体的に整備されると思いますが、今後、いよいよ形になってくると思うのですが、整備後の展望や期待をお聞かせください。
○市長 鹿児島駅周辺は、皆さんご案内のとおり、鹿児島市の発祥の地域ですし、また、世界文化遺産が登録をいたしますと、その地域も関連地域として含まれてまいりますので、ここに人が集約をする、そういう機会を多く設ける意味での拠点整備が必要であろうということで整備を進めてきています。そういった意味では、ここにまた新たな鹿児島の魅力の拠点ができると考えていますし、鹿児島駅周辺整備事業と世界文化遺産との関連をしっかりと位置づけて、そのことを鹿児島の大きな魅力の1つとして情報発信をすることで、また多くの皆様方に鹿児島にお越しいただけるような事業になってくると思っています。また、この地域には多賀山公園とかいろいろありますが、なかなか多くの皆様方が一堂に集まるという施設もありませんでしたので、今回整備することによって、人が集まることにも1つ大きな役割を果たしてくれるのではないかと思っています。
 また、一方では、ここに駐車場も設置します。今回、民間の方々が中心になって御楼門等を設置するようなことになりましたが、やはり駐車場対策というものが大きな課題にもなっていますので、そういった意味でも、地域に来られる方々の利便性にも寄与してもらえるのではないかと思います。 

質疑応答要旨:坂之上駅アクセス環境整備事業について

○記者 坂之上駅の周辺のエコ・コンパクトシティの実現といいますか、今後の展開をどのように考えておられますか。
○市長 今この地域は、国際大学もございますし、また、住宅もほとんど張りついてきました。乗降客が大変多くなってきていまして、特にこの地域については、生活の拠点が駅を中心に生活が回っているような状況にありますので、ここを1つのエコ・コンパクトシティとして位置づけまして、周辺をしっかりと整備することで、ここで乗降をし、そして、地域で真に豊かさを感じられるまちづくりの1つの大きな拠点になると、そういう思いで今回のエコ・コンパクトシティとしての位置づけをもって坂之上駅周辺を整備したいと思っています。今回、これがエコ・コンパクトシティとしての第1号となりますが、今後これを進める上でいろいろ課題等も検証しながら、また他の地域にも広げていければと思っています。

質疑応答要旨:桜島の山体膨張に関する市の対応について

○記者 毎年のように桜島の噴火を想定した訓練が来年度も計上されていますが、今、桜島の山体膨張が続いており、いつもの爆発よりは大きな爆発があるのではないかと言われているのですが、そういった予想の中で行政としてどのように対応していきたいとお考えですか。
○市長 桜島を含めて、鹿児島は自然災害も一番多いところですので、常に危機管理体制については、充実、そして拡大をしていかなければいけないと思っていますし、また、訓練等を含めて、地域の皆様方とも情報等を共有しながら、気象台や京都大学、そういう関係団体とも密の連絡をしっかりと進めていくことが一番大事だろうと思います。火山学者の皆様方にお聞きしますと、大爆発がいつ起こるかどうかというのはなかなか把握できないということもおっしゃいますが、やはり常に桜島の噴火、爆発については注意を喚起し、情報を住民の方々にしっかりとお伝えしながら行政としての対応を図っていかなければいけないと思います。
 そういった意味では、降灰収集やそういうものの予算はしっかりと組んでいますが、あとは実際の訓練、そして実際に起こった場合の避難、そういうものを常日ごろから情報等を通じてしっかりとお伝えしていかなければならないと思います。 

(記者会見終了)

よくある質問

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

総務局市長室広報課

〒892-8677 鹿児島市山下町11-1

電話番号:099-216-1133

ファクス:099-216-1134

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?