ホーム > 暮らし > 防災・消防・安心安全 > 安心安全(防犯・交通安全) > 安心安全に関する市民、事業者向けの取り組み > 安心安全推進員の委嘱について
更新日:2025年8月4日
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鹿児島市では、地域における安全の確保に関する自主的な活動の推進を図るため、防犯や防災などの活動を推進していくリーダーを育成することを目的に安心安全アカデミーを実施しており、基礎コースとマスターコースの両方を修了し、希望された方を、安心安全推進員として委嘱しています。
安心安全推進員は、安心安全アカデミーで構築した知識や技能を活用して、地域や職場などで、自主的に活動していただくもので、登下校時の児童の見守りや危険箇所の点検、防犯パトロール、避難訓練の実施、地域マップの作成などで活動されている方が多くいます。
安心安全に関する幅広い知識や技能を持っていることで、事故防止、防犯、防災の多角的な視点をもって活動をしていただいています。
安心安全推進員の皆様が地域や職場で活躍されることは非常に心強いものとなっています。
安心安全推進員同士の情報交換や連携、各種研修の実施などを目的に、推進員の皆様によって安心安全推進員連絡協議会という任意団体が設立されています。
連絡協議会には現在、事故防止部、防犯部、防災部の3つの専門部があり、加入される方はいずれかの専門部に所属し、各種活動を行っています。
安心安全推進員が地域で活動されている事例を紹介します。
私が安心安全推進員になったのは、子どもの安全な見守りへの使命感と、地域全体の安心安全への貢献意欲の二点からです。
現代社会では、子どもへの安易な声かけは不審者に誤解されるケースがあるため、子どもたちが安心して過ごせる環境を作るため、客観的証明が必要と考えました。
また、防犯だけでなく、自然災害から地域を守るためにも防災知識の習得が不可欠と認識し、これらの思いで推進員となることを決意しました。
当活動の主軸は、パトロールとランニングを融合させた「パトラン」です。
具体的には、毎月第二土曜日の小中学校登校日に合わせ、児童生徒への挨拶や地域清掃活動と並行して、見守り活動を実施しております。「パトラン」の特長は、個人の裁量で実施できる点です。
これにより、集団での見守りだけでは無く、個人で時間や場所に制約されることなく、地域をランニングしながら自身の健康増進を図るとともに、地域の安全見守りに貢献することが可能です。
また、活動内容は広く共有していくことが重要であると考え、SNSを通じて積極的に情報発信しております。
活動を継続していく上では、明確な目的を持つことと、活動自体の魅力を高めることが重要であると認識しております。まず、「何を成し遂げたいか」という目的を定めることで、その思いに共感する人々が集まり、活動の継続を支える大きな力となるため、この「目的があれば人は集まる」という考えを大切にしています。
また、活動をより魅力的なものにすることも不可欠と考えております。例えば、子どもたちの見守り活動を「カッコイイ」と感じてもらえるような意識改革を行うことで、地域の大人たちの活動への参加意欲を高めることが地域コミュニティの再構築につながると考えております。
このような工夫は、見守られている子どもたちが「将来、自分もカッコイイ大人として地域を見守りたい」と考えるきっかけとなり、活動が次世代へ繋がります。
「継続は力」という信念のもと、目的と魅力を両輪として、活動を力強く進めてまいります。
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