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更新日:2023年4月24日

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BCG予防接種

「結核」という病気

結核は、結核菌の飛沫核感染(空気感染)によって人から人へ感染します。

わが国の結核患者はかなり減少しましたが、まだ2万4千人近い患者が毎年発生しているため、依然、最大級の感染症であり、大人から子どもへ感染することも少なくありません。また、結核に対する抵抗力(免疫)はお母さんからもらうことができませんので、生まれたばかりの赤ちゃんもかかる心配があります。乳幼児は結核に対する抵抗力が弱いので、全身性の結核症にかかったり、結核性髄膜炎になることもあり、重い後遺症を残す可能性があります。
免疫のない子どもには、BCG接種を受けることをお勧めします。BCG接種で結核性髄膜炎等の発病を80%、肺結核等の発病を50%は予防できると言われています。また、BCGワクチンを一度接種すれば、その効果は10~15年程度持続するといわれています。

BCGワクチン

BCGは牛型結核菌を弱めた生ワクチンです。

BCGの接種方法は、管針法というスタンプ方式で上腕の2か所に押しつけて接種します。

BCGワクチンがお子さんの衣服に付かないよう、お子さんに脱がしやすい衣服を着させる、髪の毛が長めの保護者の方は、髪の毛を結ぶためのゴム等を持参する、などの準備をされることをお勧めします。

接種したところは、日陰(室内)で自然乾燥させてください。10分程度で乾きます。

乾燥させる際、うちわ等であおいだり、口でフーフーしたりしないでください。

接種当日の入浴は差し支えありませんが、接種したところをこすったり、ひっかいたりしないでください。

赤ちゃんが遊んでいるイラスト

接種後の経過や副反応

接種局所の反応

結核や非結核性抗酸菌の感染を受けていない子どもに接種をした場合には、接種後しばらくはほとんど変化が見られません。10日くらい経つと、針痕に一致した個所にポツポツと赤い点が出てきます。日が経つにつれて、その発赤が徐々に大きくなり、しこりや隆起が出てきます。このような変化は接種後1~2か月に最も強くなり、場合によっては針痕部位が化膿することもあります。その後は徐々に反応が弱くなり、接種後3~4か月には瘢痕を残して治ってしまいます。以上の経過は正常反応で、BCGがついた証拠です。

コッホ現象

結核や非結核性抗酸菌の感染を受けた子どもに接種をした場合には、接種後早ければ1~2日、遅くとも10日以内に接種部位が発赤し腫れてきます。ときにはそのころ化膿することもあります。これをコッホ現象といいます。接種部位の局所の反応は、通常の接種後の反応より早くかつ強くでますが、特別な処置は必要なく、通常2~4週間後には治ってしまいます。接種後10日以内に発赤、腫脹、化膿などがあった場合は、接種した医療機関にご連絡ください。(ただし、発赤のみで1週間以内に徐々に軽快するようであれば、連絡される必要はありません

コッホ現象についてのパンフレットのダウンロード(PDF:768KB)

コッホ現象を診断した医師は、保護者の同意を得て、直ちに感染症対策課(電話:099-803-7023,FAX:099-803-7026)へ「コッホ現象事例報告書」を提出してください。

コッホ現象事例報告書のダウンロード(PDF:126KB)

コッホ現象事例報告書のダウンロード(ワード:17KB)

副反応

副反応として、接種をした側のわきの下のリンパ節がまれに腫れることがあります。通常、次第に縮小し自然に治りますので、放置して様子を見て構いませんが、ただれたり、大変大きく腫れたり、化膿してうみが自然に破れて出ることがあります。その場合には、医師の診察を受けてください。

結核に感染していることが明らかな人は、接種できません。お子さんの身のまわりに結核にかかった人がいて、その方と接触した場合は、接種前に必ず医師に相談してください。

よくある質問

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お問い合わせ

健康福祉局保健部感染症対策課

〒892-8677 鹿児島市山下町11-1

電話番号:099-803-7023

ファクス:099-803-7026

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