更新日:2023年8月25日
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厚生労働省及び鹿児島市作成のリーフレットについては下記をご覧ください。(令和5年4月現在)
(厚生労働省作成)
(鹿児島市作成)
(サイト内)
予防接種の予診票を紛失した場合など、お手元に予診票がない時は、次のリンク先から予診票の送付申請ができます。
令和5年4月からこれまでの2価、4価HPVワクチンに加え、9価HPVワクチンが定期予防接種に追加されました。接種間隔等については、下記の「HPVワクチンについて」をご確認ください。
子宮頸がん予防接種は、接種後にワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が報告されたため、平成25年6月14日から、積極的な接種勧奨を一時差し控えておりましたが、専門家の会議において、安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクが明らかに上回ると認められたこと等から、令和3年11月26日付けで厚生労働省より、当該状態を終了させることが示され、令和4年4月から接種勧奨再開することとなりました。
厚生労働省(子宮頸がん予防ワクチン関係)(外部サイトへリンク)ホームページ
積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逸した方に対して公正な接種機会を確保する点から、積極的な勧奨を差し控えている間に定期接種の対象であった平成9年4月2日から平成20年4月1日までの間に生まれた女子(小学6年生から高校1年生相当を除く)を対象として、令和4年4月から令和7年3月までの3年間を時限的に従来の定期接種の対象年齢を超えて接種(キャッチアップ接種)を行うこととなりました。
また、子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の積極的な接種勧奨の差し控えにより、定期接種の機会を逸し、定期接種の対象年齢(小学6年生から高校1年生相当)を過ぎて、自費で接種を受けた方に対して、接種費用の助成を行います。詳しくは、子宮頸がん予防接種を自費で受けた方への接種費用の助成をご確認ください。
子宮頸がんは子宮の入り口にできるがんで、近年は若年女性に多く発生し、20~30歳代の女性に乳がんに次いで多いがんです。日本では年間約11,000人の女性が発症し、約2,900人が死亡しているといわれています。
HPVには200種類以上のタイプがあり、子宮頸がんの原因となるタイプ(約15種類)と疣贅(いぼ・尖圭コンジローマ)の原因となるタイプがあります。
対象者については、下記のとおりです。
公費で接種できるワクチンは3種類(2価・4価・9価)あり、いずれも3回の接種が必要ですが、9価は1回目の接種を15歳未満で受ける場合は2回で接種を完了できます。
(標準的な接種間隔)
(上記方法をとることができない場合)
(標準的な接種間隔)
(上記方法をとることができない場合)
(標準的な接種間隔)
(上記方法をとることができない場合)
(標準的な接種間隔)
(上記方法をとることができない場合)
ただし、5月未満の間隔で2回目を接種した場合、2回目の接種から3月以上の間隔をおいて3回目を接種すること。
HPVワクチンは世界保健機構(WHO)が接種を推奨し、多くの先進国では公的接種とされています。
HPVワクチンは、子宮頸がん全体の50~70%の原因とされる2種類(16型・18型)のヒトパピローマウイルス(HPV)に予防効果があります。
比較的軽度の副反応は、一定の頻度で起こることが知られています。
ワクチン接種後にみられる主な副反応としては、発熱や接種した部位の痛み・腫れ、注射の痛み・恐怖・興奮などをきっかけとした失神があります。
<ワクチンごとの主な副反応>
発生頻度 |
2価(サーバリックス) |
4価(ガーダシル) |
9価(シルガード9) |
---|---|---|---|
50%以上 |
疼痛、発赤、腫脹、疲労 |
疼痛 |
疼痛 |
10~50%未満 |
掻痒(かゆみ)、腹痛、筋痛、関節痛、頭痛など
|
紅斑、腫脹
|
腫脹、紅斑、頭痛 |
1~10%未満 |
じんましん、めまい、発熱など
|
頭痛、そう痒感、発熱
|
浮動性めまい、悪心、下痢、そう痒感、発熱、疲労、内出血など |
1%未満 |
知覚異常、感覚鈍麻、全身の脱力 | 下痢、腹痛、四肢痛、筋骨格硬直、硬結、出血、不快感、倦怠感など
|
嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、出血、血種、倦怠感、硬結など |
頻度不明 |
四肢痛、失神、リンパ節症など
|
失神、嘔吐、関節痛、筋肉痛、疲労など
|
感覚鈍麻、失神、四肢痛など |
サーバリックス添付文書(第14版)、ガーダシル添付文書(第2版)、シルガード9添付文書(第1版)より改編
まれに重い副反応もあります。
副反応については、接種との因果関係を問わず、報告を集め、定期的に専門家が分析・評価しています。現在、因果関係は不明ながら、持続的な痛みを訴える重篤な副反応が報告されており、その発生頻度等について調査中です。なお、これまでに報告のあったその他の重い副反応については、以下のとおりです。
病気の名前 |
主な症状 |
報告頻度 |
---|---|---|
アナフィラキシー |
呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー |
約96万接種に1回 |
ギラン・バレー症候群 |
両手・足の力の入りにくさなどを症状とする末梢神経の病気 |
約430万接種に1回 |
急性散在性脳脊髄炎(ADEM) |
頭痛、嘔吐、意識の低下などを症状とする脳などの神経の病気 |
約430万接種に1回 |
すでに接種を受けた方で、上記の副反応がみられる場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
予防接種を受けたあと、接種局所のひどい腫れ、高熱、ひきつけなどの症状があった場合には、医師の診察を受けてください。
ワクチンの種類のよっては、極めてまれ(百万人から数百万人に1人程度)に脳炎や神経障害などの重い副反応が生じることもあります。このような場合に厚生労働大臣が予防接種法に基づく定期の予防接種によるものと認定したときは、予防接種法に基づく健康被害救済の給付の対象となります。
もし、予防接種をした後に、重症な健康被害が発生した場合には、接種した医師に診察していただくとともに、感染症対策課へお問い合わせください。
県外(市外)で接種を希望される場合は、事前に手続きが必要です。詳細は、県外(市外)で予防接種を希望する方をご確認ください。
満16歳未満の方が接種を受ける場合は、原則、保護者が同伴してください。
ただし、接種を受ける方が、13歳以上で、あらかじめ、接種することについて保護者の同意が予診票上の保護者自署欄にて確認できた場合は、保護者の同伴なしで接種を受けることができます。
なお、接種の実施にあたっては、接種を受ける方が予防接種不適当者または予防接種要注意点か否かを確認するために、必要に応じて医療機関から保護者に対して、予診項目や不適当要件の事実確認などを確認する場合があります。
〈総合窓口〉
〈教育に関する相談窓口〉
また、HPVワクチンの予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関として、鹿児島県では、「鹿児島大学病院」が設置されています。協力医療機関の受診については、接種を行った医師又はかかりつけの医師にご相談ください。
鹿児島市では、今年度20歳以上の方について、子宮頸がん検診がうけられます。詳しい内容は、子宮がん検診をご覧ください。
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