不育症治療費助成事業
鹿児島市では、不育症治療の経済的負担の軽減を図るため、不育症治療等に要する費用の助成を行います。
対象治療
平成30年4月1日以降に、国内の産科医療機関等で実施された
- 医療保険が適用される不育症治療(ヘパリンを主とした治療に限る。)
- 医療保険が適用されない不育症治療(不育症の原因の特定のための検査を含む)
次の費用は除く。
(1)不育症の診断に係る検査費用
(2)入院時の差額ベッド代、食事代、文書料等直接不育症治療に関係のない費用
(3)出産(流産、死産等を含む。)に係る費用
(4)既に地方公共団体の助成を受けて実施した検査・治療と同じ内容の検査・治療に係る費用
(5)不妊治療又は妊婦健康診査に係る費用
(6)鹿児島市に住民登録がない期間に受けた費用
・医療保険各法の保険者が負担すべき高額療養費及び保険者からの付加給付等がある場合は、これを控除する。
対象者
- 不育症治療以外の治療法によっては出産の見込みがない、又は極めて少ないと医師に診断され、不育症治療により出産の見込みがあると医師に診断された夫婦(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係にある未届の夫婦を含む。)
- 治療期間において、夫及び妻のいずれか一方若しくは両方が、鹿児島市に住民登録をしている者(未届の夫婦を除く。)、又は未届の夫婦にあっては、鹿児島市の住民登録により事実上の婚姻関係を確認できる者(別世帯の場合は対象となりません。)
- 他の地方公共団体から助成を受けていないこと。
- 夫及び妻が医療保険各法の被保険者又は被扶養者であること。
所得制限や年齢制限はありません。
助成内容
1回の妊娠に係る治療及び検査につき30万円まで
助成回数の制限はありません。
対象検査・治療
- 一次スクリーニング検査
(抗リン脂質抗体)
抗CLβ2GPI複合体抗体(カルジオリピンβ2グルコプロテイン複合体抗体)
抗CLIgG抗体(カルジオリピン抗体)
抗CLIgM抗体(カルジオリピン抗体)
ループスアンチコアグラント
子宮形態検査
内分泌検査
夫婦染色体検査
- 選択的検査
(抗リン脂質抗体)
抗PEIgG抗体(フォスファチジルエタノールアミン抗体)
抗PEIgM抗体(フォスファチジルエタノールアミン抗体)
(凝固因子検査)
第XII因子活性
プロテインS活性もしくはプロテインS抗原
プロテインC活性もしくはプロテインC抗原
APTT(活性化部分トロンボプラスチン時間)
- 絨毛染色体検査(胎児)
上記1~3の検査について不育症治療の原因特定のための検査を実施し、検査後妊娠に至った場合が助成の適用となります。
- 治療
アスピリン療法、ヘパリン療法(ヘパリン在宅自己注射療法を含む。)
子宮手術
その他(日本産婦人科学会が認める内容に限る。)
申請期限
治療が終了した日の属する年度内に申請が必要です。
申請に必要な書類
- 不育症治療費助成事業申請書(母子保健課に準備)(ワード:21KB)
不育症治療費助成事業申請書(母子保健課に準備)(PDF:101KB)
- 不育症治療費助成事業受診等証明書(産科医療機関が発行)(ワード:42KB)
不育症治療費助成事業受診等証明書(産科医療機関が発行)(PDF:181KB)
- 不育症治療費助成事業薬剤内訳証明書(薬局が発行)(ワード:18KB)
不育症治療費助成事業薬剤内訳証明書(薬局が発行)(PDF:66KB)
- 不育症治療費の領収書及び明細書(※上記「不育症治療費助成事業受診等証明書」に記載の金額、期間に係るもの)
- 健康保険証の写し
- 申請者名義の預金通帳の写し(銀行名、支店名、口座番号、口座名義等を確認できるページのコピー)
- 以下、夫婦が別世帯の場合のみ
住民票(鹿児島市外に居住している方のみ)及び戸籍謄本(夫婦とも外国籍の場合は、婚姻届受理証明書、本国発行の結婚証明書等)
(注)3ヶ月以内に発行されたものをご提出下さい。
申請窓口
鹿児島市母子保健課(市役所西別館2階)
各保健センター・保健福祉課では行っておりませんので、ご注意下さい。
助成金給付方法
申請書類を審査の上、承認決定後に申請者名義の口座に振り込みます。
その他
申請者名義は、夫婦いずれかお一人です。(夫婦いずれかのみが鹿児島市内に住所を有する場合は、鹿児島市民の方が申請者となります。)
申請期限間近での申請は、書類の不備などにより受付できない場合など、再申請までの時間が限られますので、余裕をもって申請してください。