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更新日:2023年2月17日

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令和5年2月14日(火曜日)市長定例記者会見

記者会見の動画は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。

令和5年2月14日(火曜日)市長定例記者会見

日時:令和5年2月14日(火曜日)13時30分~14時30分

場所:鹿児島市役所東別館3階災害対策室

報道提供資料はこちらをご覧ください。

市長発表項目:令和5年度当初予算(案)について

令和5年度の当初予算案がまとまりましたので、
組織整備と併せてその概要についてご説明申し上げます。

国においては、足元の物価高を克服しつつ、新しい資本主義を加速させることなどにより、経済を持続可能で一段高い成長経路に乗せていくこととされています。

地方財政においては、地方税が過去最高を見込む中、地方交付税等の一般財源総額について、前年度を上回る額が確保されたところです。

本市においても、歳入面では、市税は増収が見込まれるものの、歳出面では、社会保障関係経費や、都市基盤整備、防災・減災対策など、本市を取り巻く喫緊の課題に対応するための施策・事業に多額の費用が見込まれることから、厳しい財政状況が続くものと考えております。

これらのことを踏まえ、予算編成に当たっては、財政の健全性に意を用いつつ、さらなる地域経済の活性化を図り、第六次総合計画を着実に推進するため、前年度を上回る新規事業を積極的に計上したところであり、諸施策に全力で取り組んでまいります。

それでは、予算案の具体的な内容について説明を申し上げます。

お手元の資料、「令和5年度当初予算(案)のポイント」の1ページをご覧ください。

令和5年度の予算につきましては、『 “彩り”豊かなまちの創造に挑戦する積極予算』といたしたところでございます。

上の段の表「令和5年度当初予算(案)」にございますように、一般会計は、過去最高の予算規模となる2,788億7,200万円特別会計・企業会計を合わせた鹿児島市全体の総額は、4,891億7,100万円となります。

“地域の稼ぐ力の向上”や、子育て環境のさらなる充実、デジタルの積極的な活用など、本市の成長を後押しする重点的な取組を中心に、ポストコロナを見据えた、攻めの取組を、これまで以上に展開していくことが重要です。

また、いよいよ開催される「かごしま国体・かごしま大会」や、インバウンド需要の回復が見込まれる中、本市を訪れる多くの方々に、鹿児島の魅力を堪能していただく絶好の機会となります。

これらの本市が発展するための追い風を、しっかりとつかみ、まちづくりのエネルギーに変換し、さらなる成長へとつなげてまいります。

2ページをご覧ください。

1の一般会計の予算規模は、前年度と比較いたしますと、4.0%、109億円の増となります。

2の歳入の主なものですが、市税が、固定資産税の増などにより、19億円の増の、905億円、地方消費税交付金が、18億円の増の、156億円、市債が、45億円の減で、203億円でございます。

次に、歳出の主なものについて、総合計画の6つの基本目標ごとの予算額を申し上げます。

「1 信頼とやさしさのある 共創のまち」に、59億円、「2 自然と都市が調和した うるおいのあるまち」に、102億円、「3 魅力にあふれ人が集う 活力あるまち」に、105億円、「4 自分らしく健やかに暮らせる 安心安全なまち」に、1,025億円、「5 豊かな個性を育み未来を拓く 誇りあるまち」に、601億円、「6 質の高い暮らしを支える 快適なまち」に、210億円を計上いたしました。

次に、基金につきましては、5年度末の残高を当初予算時の4年度末見込みより56億円減の197億円と見込んでいるところであり、「かごしま国体・かごしま大会」の開催や、稼ぐ力の向上など、ポストコロナを見据えた、さらなる地域経済の活性化のため、基金を活用することとしております。

また、市債につきましては、実質的な地方交付税である臨時財政対策債を除いた5年度末の残高を
当初予算時の4年度末見込みより1億円減の1,557億円と見込んでいるところでございます。

プライマリーバランスにつきましては、1億3千万円の黒字を確保しており、積極予算を計上するなかで、財政の健全性にも意を用いたところでございます。

なお、予算案の概況と資料につきましては、3ページから7ページに掲載しておりますので、のちほど、お目通しをお願い申し上げます。

それでは引き続き、令和5年度当初予算案の基本目標ごとの主要事業について、ご説明申し上げます。

9ページをお開きください。 

1「信頼とやさしさのある 共創のまち」において

「基本施策1.地域社会を支える協働・連携の推進」でございますが、

(1)地域の魅力・活力共創事業は、合併地域の支所において、住民とともに策定した計画に基づき、個性豊かな地域づくりに取り組むとともに、アドバイザーを新たに配置し、地域活性化を図ります。

(2)町内会の多様な世代の参加応援事業、

(3)不動産団体との連携による町内会加入強化事業は、多様な世代の町内会加入や活動参加を促進するため、若年層をターゲットにした周知広報や、不動産団体との連携強化を図るほか、町内会を対象にデジタルツール活用講座等を開催します。

「基本施策2.自主的・自立的な行財政運営の推進」でございますが、市民の利便性を高める行政手続のDX推進として、

(1)住民異動手続きにおける「書かない窓口」事業は、住民異動手続きのICT化により、書かない窓口を実現することで、市民の待ち時間の短縮を図るほか、

(2)口座振替Web等受付サービスを導入します。

10ページをご覧ください。

(8)ふるさと納税推進事業は、民間の専門的な知見を有するマーケティングプロデューサーを配置するとともに、民間ポータルサイトを追加するなど取組を強化し、ブランド価値向上と寄附額の増を図ります。

「基本施策3.多角的な連携・交流の推進」でございますが、
(1)高校生海外留学支援事業は、国際化の推進に向け、次代を担う国際性豊かな人材を育成するため、新たに高校生の海外留学に要する費用を助成します。

「基本施策4.シティプロモーションの推進」でございますが、

(1)マグマシティ推進事業

(2)マグマの幸(さち)。鹿児島ファン拡大事業は、「マグマシティ鹿児島市」の都市イメージの向上と鹿児島ファンの拡大を図るため、本市の食や特産品などの魅力を体感できるイベントを、市内外で開催するとともに、若年層や首都圏をターゲットにしたプロモーションを推進します。

11ページをお開きください。

2「自然と都市が調和した うるおいのあるまち」において

「基本施策1.ゼロカーボンシティかごしまの推進」でございますが、

(1)シェアサイクル運営事業は、スマートフォンアプリを利用して貸出等の手続きができ、さらなる利便性や回遊性の向上を図ることができる新たな「かごりん」を本年4月に供用開始します。

(2)庁舎等省エネルギー推進LED照明化事業は、市役所の省エネルギーを積極的に進め、二酸化炭素排出量を削減するため、庁舎等へのLED照明の導入を加速します。

「基本施策2.循環型社会の構築」でございますが、

(2)プラスチック資源循環推進事業は、資源循環を推進するため、リサイクル対象外としているプラスチック製品の資源化に、試験的に取り組みます。

12ページをご覧ください。

「基本施策3. 人と自然が共生する都市環境の構築」でございますが、
(1)甲突川千本桜再生プロジェクト事業は、甲突川の千本桜を再生し、新たな桜の名所とするため、樹木の実態調査を行います。

(2)花と緑のハーモニー事業は、
街路樹等の植替や適正配置等を行うとともに、その安全性を確保し、緑の快適環境を継承するため、基礎調査等を行います。

「基本施策4. 生活環境の向上」でございますが、
(1)市営合葬墓設置事業は、星ヶ峯墓園内に合葬墓を設置し、6年1月に供用を開始します。

13ページをお開きください。

3「魅力にあふれ人が集う 活力あるまち」において、
「基本施策1.地域特性を生かした観光・交流の推進」でございますが、回復が見込まれるインバウンドの誘客に向けた取組として、

(1)インバウンド向けコンテンツ魅力・販売力強化補助金は、体験型観光メニューの魅力向上や販売力強化に向けた取組を支援します。

(2)ナイトタイムエコノミー実証実験事業は、観光客の滞在時間延長や消費額拡大を図るため、ナイトタイムエコノミーの実証実験等を実施します。

(6)稼ぐインタープリター創出事業は、魅力あるガイド付きツアーの造成や、ブラッシュアップを図るため、多言語ガイド向けの実践的な研修を実施します。

14ページをご覧ください。

「基本施策2. スポーツ交流・振興の推進」でございますが、
(1)特別国民体育大会等開催事業は、本年10月の開催に向け、選手等の受入体制を整え、円滑な運営に取り組むとともに、炬火リレーの実施などで気運を醸成し、市民総ぐるみで大会を盛り上げます。

(5)SAKURAJIMAサイクルツーリズム推進事業は、ストラスブール市との交流の一環として、自転車イベントであるジャパニーズ・オデッセイの参加者と市民の交流を図るとともに、桜島地域を中心にサイクルツーリズムの推進に向けて、取り組みます。

(7)世界マスターズ水泳選手権開催事業は、本年8月に、福岡市・熊本市と3市共同で開催し、本市では、アーティスティックスイミング競技を実施します。

15ページをお開きください。

「基本施策3. 地域産業の活性化」でございますが、

(1)未来のICT人材育成事業は、ICT人材の育成と地元定着を促進するため、高校生や大学生等を対象に、プログラミング技術を学ぶセミナーや地元企業による出前講座等を実施します。

(2)輸出チャレンジ支援事業は、中小企業者等が行う海外で開催される展示会等への出展やニーズ調査、現地視察の経費を助成し、海外市場販路拡大を支援します。

16ページをご覧ください。

「基本施策4. 中心市街地の活性化」でございますが、

(2)中心市街地にぎわい創出支援事業は、中心市街地の面的な活性化を図るため、「かごしま国体・かごしま大会」の開催と連携した、にぎわい創出の取組等に対し助成します。

(3)多機能複合型スタジアム整備検討事業は、まちづくりの核となり、中心市街地に経済波及効果をもたらす多機能複合型スタジアムの実現に向け、一層の機運向上を図るとともに、新たな協議会を設置するなど検討を進めます。

「基本施策5. 農林水産業の振興」でございますが、
(1)スマート農業海外研修支援事業補助金は、経営発展を図る意欲ある農業者に対し、スマート農業技術の海外視察に要する経費を助成します。

(2)スマート農業推進事業は、ICTを活用した環境制御施設を、都市農業センターに整備するとともに、先端機器の導入を支援します。

(6)木育環境整備推進事業は、新生児に対し、県産木材を使用した製品を贈呈するウッドスタート事業により、森林のもたらす恩恵や重要性についての意識醸成を図ります。

17ページをお開きください。

4「自分らしく健やかに暮らせる 安心安全なまち」において、
「基本施策1. 高齢化対策の推進」でございますが、

(1)チームオレンジ設置運営支援事業は、認知症の方とその家族が、サポーター等と一体となって、地域における交流や見守り支援等を行う「チームオレンジ」の認定と運営支援に取り組みます。

「基本施策2. 地域共生社会の実現」でございますが、

(1)手話言語及び情報・コミュニケーション条例制定事業は、障害者への理解促進の気運を醸成し、障害者の生活課題等の解消と、意思疎通支援の充実による共生社会の実現につなげるため、手話言語等に係る条例の制定に取り組みます。

(4)重層的支援体制整備移行準備事業は、住民が抱える複雑化・複合化した支援ニーズに、関係機関や地域が連携して対応する重層的支援体制の整備に取り組みます。

18ページをご覧ください。

「基本施策3. 健康・医療の充実」でございますが、
(1)元気いきいき検診事業は、各種がん検診等を実施するとともに、Web予約システムや、胃がん検診への内視鏡検査の導入、歯周病検診の自己負担額の減額を行うなど、市民の利便性や受診率の向上を図ります。

(4)新型コロナウイルス感染症予防医療事業、(5)新型コロナウイルスワクチン接種事業は、新型コロナ対策として、関係法等に基づき、必要な対応を行います。

19ページをお開きください。

「基本施策5. 命を守る危機管理・防災力の向上」でございますが、
(1)119番映像通報システム整備事業、(2)現場中継システム整備事業は、迅速・的確な災害対応や、医療の早期介入等を図るため、通報者がスマートフォン等で撮影した災害現場の映像を伝送できるシステムと、災害現場の映像を通信指令センターやドクターカー等に中継するシステムを整備します。

(3)盛土等規制関連事業は、関係法に基づく規制区域の指定に向けた、基礎調査等を行います。

(6)社会福祉施設避難確保計画運用支援事業は、災害時において、洪水浸水想定区域等に立地する社会福祉施設等の利用者が迅速に避難できるよう、施設等が作成する避難確保計画の運用支援を行います。

(8)8・6豪雨災害30年関連事業は、平成5年の同災害から30年を迎えるに当たり、その教訓を後世に伝えるとともに、市民の防災意識の高揚を図るため、シンポジウムの開催等を行います。

20ページをご覧ください。

5「豊かな個性を育み未来を拓く 誇りあるまち」において、

「基本施策1. 少子化対策・子育て支援の推進」でございますが、保育所等の待機児童解消対策として、

(1)保育士確保対策事業は、保育士等の安定的な確保に向けて、就職奨励金を給付するとともに、情報サイトや就職フェアを通じた情報発信を行います。

(2)保育所等設置支援補助金
(3)利用定員拡大促進補助金は、賃貸物件を活用した保育所等の設置や、利用定員拡大を促進するための施設改修経費等に対し、助成を行います。

(5)保育所等紙おむつ処理支援補助金、(6)市立保育所紙おむつ処理事業は、保育所等の、使用済み紙おむつの処理等に要する経費に対する助成等により、保育士等や保護者の負担軽減を図ります。(11)放課後児童健全育成事業、(12)児童クラブ施設整備事業、(13)放課後児童健全育成補助金は、待機児童の早期解消のため、児童クラブを9か所増設し、昼間保護者のいない小学生に対し、適切な遊びと生活の場を提供するとともに、施設整備に取り組みます。

(14)子育て情報AIチャットボット活用事業は、子育て支援関連情報の問い合わせに、迅速に対応するため、AIチャットボットを導入します。

(15)医療的ケア児受入体制検討事業は、保育所等における医療的ケア児の受入れに係るガイドラインを策定するとともに、保育所等への看護師の配置等に対する助成を行うことにより、受入れを推進します。

21ページをお開きください。

(17)不妊治療費助成事業は、不妊治療に要する費用の一部について助成を行い、経済的負担の軽減を図ります。

「基本施策2. 子どもの健やかな成長への支援」でございますが、

(1)出産・子育て応援事業は、すべての妊婦・子育て世帯が安心して出産・子育てできるよう、伴走型相談支援と経済的支援を一体的に実施します。

(2)こどもの未来応援条例推進事業は、条例の周知や子どもの権利について、意識啓発を図る取組を行い、子どもを社会全体で守り、育てるという気運を醸成し、子どもたちが夢や希望を持てる社会の実現を目指します。

(7)こども家庭支援ネットワーク構築事業は、母子保健と児童福祉サービスを一体的に提供するこども家庭センターの6年度設置に向け、こども家庭支援ネットワーク会議を設置し、多様な家庭環境等に対応した支援体制の充実・強化を図ります。

22ページをご覧ください。

「基本施策3. 学校教育の充実」でございますが、

(1)部活動地域移行検討事業は、休日における部活動の地域移行に向けたモデル事業等を実施します。

(3)学校給食センター整備事業は、学校給食センター等の現状を改善するため、松元地域を中心とした新センターの整備に向け、基本計画を策定します。

(9)ワールドステップeラーニング事業は、
市立3高校において、スタンフォード大学の専任講師による英語のオンライン講座を活用し、グローバルに活躍できる人材を育成します。

23ページをお開きください。

「基本施策4. 生涯学習の充実」でございますが、

(1)生涯学習プラザ・男女共同参画センター施設整備事業は、施設の安全を確保し、生涯学習環境の充実を図るため、舞台設備改修等を実施します。

「基本施策5. 市民文化の創造」でございますが、
(1)科学館展示リニューアル事業は、科学館の展示物を更新するなど、リニューアルに向けた基本計画を策定します。

24ページをご覧ください。

6「質の高い暮らしを支える 快適なまち」において、

「基本施策1. 機能性の高い都市空間の形成」でございますが、(1)歩いて楽しめるまちづくり推進事業は、にぎわいとゆとりある都市空間の創出に向けて、加治屋町1番街区における市街地再開発事業を推進するとともに、マイアミ通りの歩道空間を活用し、出店(でみせ)や休憩スペース等を設置する社会実験など、歩いて楽しめるまちづくりを推進します。

(2)まちなか夜間景観形成事業は、市民参加による新たなにぎわい創出や、愛着と誇りが持てる夜間景観の形成を図るため、ワークショップを開催し、ライトアップの実証実験を行います。

「基本施策2. 暮らしやすい生活基盤の構築」でございますが、

(1)みんなで目指す渋滞解消プラン策定事業は、渋滞対策を総合的に推進するための、基本計画策定に向けた基礎調査を行います。

(3)無電柱化推進計画事業は、唐湊線・城南線の無電柱化を推進するため、電線類の地中化工事等を行います。

25ページをお開きください。

(6)道路照明灯LED化事業は、道路照明灯の計画的なLED化に向けた調査等を行います。

「基本施策3. 市民活動を支える交通環境の充実」でございますが、

(1)公共交通不便地における持続可能な交通手段調査検討事業は、AIオンデマンド交通の実証実験や、あいばすの利用状況調査等を行います。

(2)乗合バス更新事業は、バスの更新に合わせて、環境にやさしいEVバスを導入します。

説明は以上でございますが、
当初予算案のその他の主要事業の概要につきましては、
お手元の資料をお目通しいただきますようお願い申し上げます。

市長発表項目:令和5年度組織整備の概要について

続きまして、組織整備についてご説明申し上げます。

「令和5年度 組織整備の概要」をご覧ください。主なものにつきまして、ご説明いたします。

1ページをお開きください。
(1)ですが、
国のデジタル田園都市国家構想総合戦略や本市のDX推進計画を踏まえ、様々な分野においてDXを強力に推進するため、総務局に「DX(テ゛ィーエックス)推進部」を設置します。

次に、2ページをご覧ください。
(2)ですが、ふるさと納税の推進体制を強化し、本市のブランド価値向上と寄附額増を図るため、企画部に「ふるさと納税推進室」を設置します。

次に、3ページをお開きください。
(3)ですが、保育所等の事故防止など安心安全確保の取組や、市立保育所等の円滑な管理運営をさらに推進するため、こども未来局に「幼保運営担当課長」を配置します。

次に、4ページをご覧ください。
(4)ですが、令和6年度の第14回アジア太平洋都市サミットの本市開催に向けた取組を推進するため、国際交流課に「アジア太平洋都市サミット担当主幹」を配置します。

次に、5ページをお開きください。
(5)ですが、市民窓口等におけるICTを活用した市民サービス向上や業務効率化をさらに推進するため、市民課に「市民サービス・DX担当主幹」を配置します。

次に、6ページをご覧ください。
(6)ですが、吉野の土地区画整理事業の進捗に伴い、吉野区画整理課の設計係と工事補償係を、
「吉野地区係」と「吉野第二地区係」に再編します。

次に、下の(7)ですが、
学校体育や学校安全、学校保健、学校給食など、学校の保健体育等に関する取組をさらに推進するため、保健体育課の学校体育係と保健給食係を、「学校体育安全係」、「学校保健係」、「学校給食係」に再編します。

次に、7ページをお開きください。
(8)ですが、市立病院再整備計画に基づき実施する増築棟建設工事等を推進するため、市立病院経営管理課に「病院再整備係」を設置します。

次に、下の(9)ですが、安全で良質な水の安定供給に向けて、河頭浄水場の浄水施設更新を推進するため、水道局水道整備課に「河頭浄水場整備係」を設置します。

8ページ以降には、今回行う新設や統廃合などの「組織整備新旧対照表」を記載しておりますので、お目通しいただきますようお願い申し上げます。

以上が、組織整備の主な概要でございます。

質疑応答要旨:予算編成にあたり重視した施策

(記者)予算編成の根拠について1点だけ聞かせてください。

今、網羅的に全体像を説明してくださいましたが、今回の新年度予算の編成をするに当たって重視した施策等を教えていただければと思います。

特に資料の1ページ目に「ポストコロナを見据えた攻めの取組」といった表現がありますが、どのあたりが攻めというものなのか、それから、稼ぐ力というのは就任当初からおっしゃっているかと思うのですが、新年度において特に力点を置いた稼ぐ力があればお願いします。

(市長)まず、攻めの取組としては、まさに今、質問していただいたようにポストコロナを見据えた、特に観光、ITを中心とした外貨を稼ぐ取組の増強でございます。特に観光の面におきましては、今、ご紹介しましたとおり、ナイトタイムエコノミー(夜間における経済活動)、そして、体験型の観光の推進であったり、また、歩いて楽しめるまちづくりというのも中長期的な観光面での稼ぐ力の向上を目指した取組であります。

また、その他で力点を入れた点としましては、子育て環境の充実、そして、ICTを活用した市民の利便性の向上に特に力点を置いて編成をしたところでございます。

(司会)ありがとうございます。

質疑応答要旨:待機児童対策について

(記者)こちらから2点お伺いさせてください。

待機児童に関してなのですが、まず、会見等でも24年の4月時点で待機児童ゼロを目指すとおっしゃっていると思うのですが、その目標に変わりはないかという点と今回の待機児童対策は額的には倍増していると思うのですが、今回の編成のポイントを教えてください。

(市長)まず、1点目の目標に変わりはないかという点は、変わりはございません。そして、今回の当初予算に込めたポイントとしましては、まず1つは、賃貸物件等を活用した保育所等の増設に関する予算を措置したところでございます。

そしてもう1点は、やはり何といっても、これは保育士の方々に鹿児島市の保育所等を選んでいただける環境づくりが重要でありますので、保育士の方々の働く環境の改善を考えて、1つはICTの導入により子供と接する時間以外をどれだけ効率化できるか、子供と接する時間をどれだけ取れるか、こういった環境づくりであったり、また、市立保育所、そして、認定保育園等を含めて紙おむつの回収の支援を行うといったところを通じて保育士の方々の職場環境を改善していきたい、そういった思いを込めて予算を編成いたしました。

(記者)待機児童に関して最後に、24年ゼロに向けた意気込みを改めて教えてください。

(市長)これまでも4年度の当初予算、そして、補正予算を講じてまいりましたが、今回の5年度当初予算の取組によって、6年度当初の待機児童ゼロの実現に向けて強力に取り組んでいきたいと考えております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:スタジアム関連予算について

(記者)スタジアムに関してなのですが、新たな協議会を設置するということですが、まず、考え方の整理なのですが、今、浜町バス車庫を除外した状況だと思うのですが、2候補地を候補地として検討していく考え方になるのでしょうか。

(市長)これについては基本的にはそのような考え方で、今、市議会でも特別委員会を設置するなど、ご議論いただいております。

また、県でも鹿児島港本港区エリアの利活用に係る検討委員会で議論が開始されたところでございます。そういったところでのご議論、ご意見の内容も踏まえながら、新たな協議会について中身を考えていきたいと考えております。

(記者)スタジアムについては最後なのですが、県の検討委員会との違いと、今回新たに設置する協議会に市長として期待する役割について教えてください。

(市長)これは議論対象が違うと考えております。県は本港区エリアの利活用に係る検討委員会と題されておりますとおり、本港区のそれぞれのエリアについて基本的にはゾーニング、それぞれのエリア、北埠頭、ドルフィン周辺、住吉周辺においてまずはどういった機能を期待するのか、そして、それを実現するためにはどういった施設がふさわしいのか、そして最後は誰がやるのか、こういったところを全体的にまちづくりの観点からご議論いただくものだと考えております。

それに対しましてスタジアムの検討協議会に関しましては、当然に本港区エリア全体、そして、中心市街地を含めたまちづくりの活性化、そして、経済活性化を見据えながら、どのような立地、そしてスタジアムの機能を持てば、まちづくり、そして中心市街地の活性化に資するのか、こういった中身の話をしていくことになるだろうと考えております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:加治屋町1番街区の再開発の推進について

(記者)加治屋町1番街区の再開発の推進についての予算も計上していると思います。この加治屋町1番街区について、現状の課題と再開発に期待する点について教えてください。

(市長)現状の課題という点では、地権者の方々がこれからいろいろ協議を進めていくことになろうかと思いますが、期待する中身としましては、このエリアは、これから鹿児島市が進めていく、歩いて楽しめるまちづくりの軸となる地域に存在をしております。

具体的にはやはり、中央駅から甲突川、天文館、そしてその先の本港区であったり、そしてまた桜島もありますが、そして鹿児島駅、この線、面において非常に重要な役割を期待するエリアに立地しております。

私どもといたしましては、ぜひともこの魅力ある歩行空間の形成に向けて、例えば、人が休める、集える公共空間、こういったところの整備につながり、そして、最終的には中央駅を起点に、甲突川、天文館、そして本港区方面へと歩いて楽しめるまちづくりの形成に資する、そういった再開発になることを期待し、また支援をしていきたいと考えております。

(記者)ありがとうございました。

質疑応答要旨:待機児童対策について

(記者)1点、待機児童のことについていま一度お教えください。来年度の事業を通して強力に進めていきたいという思いをお話しされましたが、もう少し具体的に市長の思いというのをお聞かせいただければと思っています。

6年4月でゼロを目指すという期限を区切って取り組まれる思いがあると思いますので、そこをもう1つお聞かせください。

(市長)この待機児童ゼロを目指して取り組んでいる根本的な考え、理由は主に2点ありまして、1つは、何といっても、これから人口減少時代を迎えるに当たって、鹿児島市が活力を維持していくためには、子育て世帯を含めた若い世代に選ばれるまちであることが必要であります。

そのためには、やはり子育てしやすいまちの実現、そのシンボルとなるものが何といっても待機児童ゼロの実現だろうと考えています。

そして、もう1点は、保育の質の向上であります。まず、量を解決しなければ、やはり質の向上にはなかなかつながっていかないという現実が、これはどのサプライ(サービスなどを提供する側)もそうでしょうが、あるかと思います。

したがいまして、まずは待機児童ゼロを実現することによって、選ばれる環境、そして保育の質の向上、こういったところを実現していきたい。そういった思いを込めて、6年当初での待機児童ゼロの実現を目指し各種取組を行っているところです。

(記者)去年4月1日の段階で待機児童数が136、そしてその後、すぐさま市長が積極的に関わって事業も始め、そしてまたこれからも行われると思いますが、今年4月1日の数字も気になるかと思いますが、具体的に数字解消に向けて、どのくらい今年度解消されればいいというような思いはありますか。

(市長)やはり、以前発表したときから2年で136人のところからゼロを実現するということですので、1年経過の令和5年の4月1日では7割減、40人程度までは持っていきたいと考えております。

(記者)そして、その後の取組でゼロを目指せるという自信はありますでしょうか。

(市長)もちろん、待機児童の対策、そしてその結果というのは、大体、数か月、1年遅れで数字が見えてくるものでありまして、例えば、今の136人という数字は、令和3年度までに講じたものの結果が出てきているわけです。

それに対しまして、令和4年度当初予算で対策を講じ、そして、いくつかの補正で対策を講じてきたものの結果が令和5年の4月1日の数字に出てくると考えております。したがいまして、もちろん、今回、さらに5年度の対策において、6年度の当初での待機児童ゼロの実現を目指して取り組んでいきたいと考えております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:ポストコロナを見据えた攻めの取り組みについて

(記者)先ほどポストコロナを見据えた取組の話をされていましたが、改めて、コロナが収まってきて、海外からの観光客だとか、地域経済の発展とかというのもこれから見込めてくるのかなと思うのですが、改めて、そのあたりの意気込みを教えていただいてよろしいでしょうか。

(市長)ポストコロナという点では、インバウンドの回復も含めて本格的に観光需要が回復してくる時代を迎えると考えております。

人口減少を迎える鹿児島市にとって、外貨を稼ぐためにこの観光関連産業というのは裾野が広いということもあり、非常に重要な、そして有望な産業であると捉えております。その中で非常に重要なことがお客さんの数だけではなくて、どれだけお金を使ってもらえるか、どれだけお金が地元に落ちるのか、この点が非常に重要であります。

その際に重要となるのは、例えば、体験系のコンテンツの磨き上げであったり、そしてさらに言えば、ナイトタイムエコノミー、夜滞在してもらってお金を使ってもらえるかどうか、ここが非常に重要です。これは以前から申し上げているかもしれませんが、例えば、今日皆さん、これはお昼下がりの会見でありますが、今日、多分1千円超えるお昼ご飯を食べた人はそんなにいないと思うんですね。これが夜だと、1人飲みに行くと三、四千円使う、二次会、三次会だとさらに加わっていく。そして宿泊代が入れば、すぐに2万円、3万円いくと、このように、いかに夜滞在してもらってお金を使ってもらえるか、楽しくお金を使いたくなるまちを実現できるのか、ここが重要であります。

そういった思いを込めて、体験型のコンテンツの支援であったり、そしてナイトタイムエコノミーの実証実験、さらには、夜間の景観、ライトアップを含めた、夜間の歩いて楽しめる景観づくりに向けた取組を開始しようと、そういった思いを込めて編成した予算でございます。

(記者)分かりました。ありがとうございました。

質疑応答要旨:スタジアム関連予算について

(記者)スタジアムの整備の関係で質問です。新年度予算でも1,100万円ほどの予算計上をして、協議会の設置等に使うということですが、先ほど少し説明がありましたが、市において、その協議会でどういったことを議論するのかという内容は定まっていないのでしょうか。

(市長)今のところ見えている中身としましては、これは県の本港区エリアの利活用に係る検討委員会でも論点となりつつありますが、中心市街地への人の流れ、こういったところについての調査を行うことは想定していますが、今後は、特別委員会を含めた市議会でのご議論、そして県の本港区エリアの利活用に係る検討委員会の議論内容に応じて必要な調査を行うための予算を計上しているところです。

(記者)担当課からも説明があったのですが、協議会のメンバーはどういった方々、どういった主体を想定しているのでしょうか。

(市長)これも議会でのご議論を踏まえながら考えていくことになろうかと思いますが、やはり中心市街地での経済波及効果を目がけて街なかのスタジアム整備を我々は目指しておりますので、その当事者である経済界の方々であったり、そしてまた私としては重要と思うのが、若い方々の意見が入る場所というのは絶対に必要だろうと思っています。

なぜならば、まちづくりを行うに当たって一番の当事者は、何といってもこれから長い間このまちで暮らし、そして活躍していく若い世代だからであります。そういったところには特に意を用いてまいりたいと考えております。

(記者)そのように予算を計上して取り組んでいくということではありますが、市のスタジアムの計画については、県の本港区エリアの利活用に係る検討委員会の議論でもそうでしたが、2回目まであったかと思うのですが、いささか厳しい意見が出ているかなという印象を持っています。

直近の会合ではウオーターフロントパークについては残すというような方針が確認されましたし、その意味においては、市がドルフィンポート跡地に整備する場合に示している配置案の実現というのはなかなか難しいのかなという印象を持っています。一方で、浜町の予定地は地権者が取下げを求めている状況があって、中間報告が示されて以降、状況が厳しくなりつつあるかなと思うのですが、市長としてはその点どう考えていらっしゃいますか。

(市長)まず、今お触れいただいたドルフィン周辺の方針を(県の検討委員会において)確認されたとは我々は考えておりません。あくまで委員長の所感を述べられたものと考えておりまして、そしてまた、県の本港区エリアの利活用に係る検討委員会につきましては、やはり新総合体育館がどうだとか、スタジアムがどうかというよりも、というかそういう話ではなくて、まずは主な3ゾーンについてのエリアのゾーニングをしっかりやっていく委員会にすべきだろうと私は考えております。

すなわち、あくまでまちづくりでありますので、まず、それぞれのゾーンに対してのどういった機能を期待するのかといったゾーニングがまずあって、その次に、その機能を満たす施設とは何かという当てはめがあって、そして最後に、それは誰がやるのか、こういった順序で話をしていくべきものだろうと考えておりますので、まずは県の本港区エリアの利活用に係る検討委員会では、まちづくりに関するゾーニングが行われ、そして我々の市議会も含めて、そして協議会ではスタジアムの中心市街地への波及効果、人流の効果、そしてその具体的な立地も含めて中身の話、機能も含めて中身の話、こういったように機能が違うだろうなと、それぞれの会議体の機能が違うだろうなと考えております。

(記者)県の本港区エリアの利活用に係る検討委員会があくまでまちづくりのゾーニングを議論する場だということですが、それでいうと、あの検討委員会でゾーニングについて議論がなされて、この場所にはこういう機能の施設がふさわしいのではないかというような話の進め方になっていくご認識だと思うのですが。

(市長)そうしていただきたいと考えていますね。

(記者)では、その過程の中で、市の提案するスタジアムは必要な機能であるということを訴えていきたいという。

(市長)そうですね。まさに今言われたように、もちろん県、そして経済団体の方含め、市民・県民の方々に、スタジアムがこういう機能を持って、そして中心市街地の活性化、ひいては人口減少時代に鹿児島市・鹿児島県が生き残るための大きな核となる、こういったところをお示しできるように我々も引き続き取り組んでいきますし、また協議会の中でも必要な調査を行っていくことになるだろうと考えております。

(記者)現状から、スタジアムの実現に向けて話を進めていくに当たっては、県との調整が必要になってこようかと思いますし、県だけではない関係者からの理解も必要かもしれません。特に県との調整は、あそこが県有地であるという意味においても重要かと思いますが、改めて、この段階において、市長としては今後、県と調整をどのように進めていく、状況を変えていこうと考えていらっしゃいますか。

(市長)スタジアムがもたらす価値、効果について丁寧に説明をして、ご理解を得られるように粘り強く取り組んでまいりたいと考えております。

(記者)県の本港区エリアの利活用に係る検討委員会においても中間報告等で市のスタジアムの概要はお示ししていて、その価値とか必要性はある程度それなりに具体的に説明を既にされているのかなと思うのですが、その点はどうでしょうか。

(市長)はい、この間も実務レベルにおきましては県市連絡会を設置しておりまして、また県からはスタジアムに関する質問点も幾つかいただいているところです。

その都度、我々としても真摯に回答しておりますし、またその一環として中間取りまとめ、そして最終報告が出来上がってきたものです。今後は、これまでどおり、県からいただいているスタジアムに関する質問、疑問に対して丁寧にお答えしていくとともに、また、お示ししたものに対して、また追加の質問が来ることもあろうかと思いますので、そういったものにも丁寧に対応をしていきながら、粘り強くスタジアムが持つ価値、意味をご理解いただけるように取り組んでまいりたいと考えております。

(記者)そのために新年度予算にも1,100万円程度を計上したということで。

(市長)必要な協議会、そしてそのときに必要になる調査に備えて予算を計上したということであります。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

(記者)先ほど市長から、スタジアムの関係で具体的な立地も含めてというお言葉があったと思うのですが、この言葉の意味というのは、今、2候補地ありますが、その中からある程度、候補地を選定するようなイメージがあるのでしょうか。

(市長)候補地の選定に向けて、今年度、中間取りまとめ、最終報告、建設費ですとか経済効果等々の調査を行ってきたところです。

今後は、その基礎データに加えて、もちろん市議会での特別委員会を含めたご議論、そして県の本港区エリアの利活用に係る検討委員会を含めた県のご意向、こういったところを総合的に勘案しながら、協議会でご議論いただくものだろうと考えております。

(記者)最後なのですが、今回の協議会の中で、今の2候補地とは別の候補地の選定というのは協議事項の中には入るのでしょうか。

(市長)この2候補地、もちろんどこも駄目になったということであればそこも視野に入ってくるでしょうが、まずはこの2候補地で、そのために今年度の中間報告、そして最終報告とやってきているわけですので、まずはこの2候補地での検討になろうかと思います。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:歩いて楽しめるまちづくりの推進について

(記者)先ほども少しやり取りありましたが、加治屋町1番街区のまちづくりの関係で質問なのですが、新年度予算で言えば加治屋町の再開発がある。

新規事業としてはですね。ほかにも甲突川沿いの利活用とか、既に今年度取り組んできたものもあったかと思います。歩いて楽しめるまちづくりに関係した施策ですね、照国神社前の歩行者天国の事業ですとか、そうやっていくつか歩いて楽しめるまちづくりに向けての施策を既に実行したものもあるかと思うのですが、主に社会実験なんかは効果がいかほどだったかという所感も持っていらっしゃるかと思うのですが、最近のこれまでの取組がどうだったか、それから新年度予算でも引き続き取り組むことについて、市長の歩いて楽しめるまちづくりの展望について少し教えてください。

(市長)はい、ありがとうございます。

まず、甲突川の実証実験につきましては、今年度、実証実験を行いまして、そして来年度、5年度には本格的な実施に移ってまいります。

甲突川の川べりの活用につきましては、改めてリバーサイドっていいよねという価値観を多くの市民の方々と共有できるきっかけになったものと考えております。

また、これは照国の表参道もそうなのですが、市としてこういった実証実験を始めたときに民間の方々が一緒に呼応して取組をやっていただいている。

このことも非常にありがたいなと思っております。例えば、甲突川の実証実験では、同じ時期に鹿児島青年会議所でイベントをやっていただきましたし、また、照国表参道の歩行者天国の実証実験の際には、周辺の商店街、通り会の青年部の方々でしたでしょうか、アーケードの中でお祭りを開催していただいて、私も拝見して、コロナの時代だったということもあるかもしれませんが、久しぶりにこれだけ天文館がにぎわっているのを見たなと、やはりこうやって歩いて回れる街をつくれば大いに可能性があるなということを私自身実感いたしました。

これからの取組の方向性としましては2つ方向性があって、1つは、同じ場所で取組を深化させていく、これが甲突川のパターンでございます。具体的には、今年度、実証実験をやって、そして来年度、本格実施に目がけていく。もう1つは、天文館周辺のウォーカブルに関しては、いろんな場所でやって、歩いて楽しめるって楽しいね、そして周辺の商店街にも影響があるよねといったことを共有していただけるようにいろんなところで実験をしていく。それが今年度の照国表参道であり、そして来年度のマイアミ通りであると、こういった取組を通じて、まずは歩いて楽しめるまちづくり、この価値、楽しさというのを多くの市民の方々と、そして事業主の方々と共有をしていきたいと考えております。

(記者)これはもちろんインバウンド等も視野に入っているという理解でいいのですか。

(市長)もちろんです。インバウンドも含めて、とにかく市民もですが、観光客の方々が歩いて楽しむことによって、例えば、あの店、面白そうだから入ってみよう、あれおいしそうだから食べてみよう、こういった具体的な楽しみながらの消費行動に移っていく。

こういったところを目がけて、歩いて楽しめるまちづくりを進めているところですので、もちろんインバウンドも意識をしております。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

質疑応答要旨:令和5年度の予算編成について

(記者)今回、過去最高の予算額になったということについてはどのように見ていらっしゃいますか。

(市長)1つは、今年はかごしま国体・かごしま大会の年であるということで、その所要経費もあるのですが、やはりポストコロナを見据えて攻めの取組が必要であるということが1つ、そして、子育て支援の充実を図る必要があるというのが1つ、そしてさらには、地域経済の活性化に向けて、そして、安心安全、防災・減災も含めて公共事業の総額を確保する、こういったところで積極予算の編成に至ったところでございます。

(記者)一番市長の色が出せた部分というのはどの取組になりますでしょうか。

(市長)そうですね、私の色としては、一番と言われると困るのですが、主に3つ挙げるとしましたら、子育て環境の充実、そして、稼ぐ力の向上、さらには、やはりICTの活用ですね、こういったところもこれまで2年間仕込んできたものが少しずつ形に次々なっていく、実りの3年目を迎えるのかなと考えておりますので、そういったところを注目していただけるとありがたいなと思っております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:新型コロナの5類への引き下げについて

(記者)新型コロナの関係で、まだこれまで定例会見で質問が出ていなかったのでお伺いなのですが、政府が5月に2類から5類への引下げを表明しています。

それについてのお受け止めとしては現状いかがでしょうか。

(市長)コロナも3年が経過し、社会情勢の変化も含めてこの5類への変更は妥当な取組だろうと思います。

ただ、一方で、その時々の流行状況、そして、新たな変異株等も想定されますので、やはり医療費の負担の継続、そしてワクチンに関する公費負担、こういったところは継続していく必要があるだろうと考えております。

(記者)今、市長からもありましたが、それこそ医療費の公費負担ですとか、3月からマスクも緩和されますが、実際にマスクの緩和につながるのかとか、そういった課題もあると思うのですが、今後、市長として考えていく上での課題と政府に求めていきたいことを改めて教えてください。

(市長)まずは医療費、そしてワクチン接種に関する公費負担について、国費負担の継続はお願いしたいと考えております。

また、マスクに関しましても3月13日から個人の判断が基本となりますが、あわせて、どのような場面の着用が特に効果的かという面も示されたということで、市としても市民に対する周知に努めてまいりたいと考えております。

(記者)ありがとうございます。

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