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更新日:2024年3月14日

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梅毒が流行しています

baidoku

梅毒の報告数が国内で急速に増えています。鹿児島市では令和5年に101件(男性66名、女性35名)の報告があり、令和4年の報告数(92件)を上回りました。令和6年3月10日現在、23件(男性10名、女性13名)の報告がありました。

梅毒は、梅毒トレポネーマと言われる細菌によって引き起こされる病気で、患者の皮膚および粘膜からの滲出液、唾液、精液、血液、膣分泌液などが感染源となります。

主な感染経路は、感染部位と粘膜や皮膚の直接の接触です。具体的には、性器と性器、性器と肛門(アナルセックス)、性器と口の接触(オーラルセックス)等が原因となります。

コンドームの使用による予防効果は高いのですが、コンドームが覆わない部分の皮膚などでも感染がおこる可能性があります。

また、この病気は、感染してから何年もかかって進行していく慢性的な病気で、無症状で経過することもありますが、感染してからの時期によって、あらわれる症状が違います。

梅毒の検査

症状のある方は医療機関の受診をお勧めいたします。

鹿児島市保健所では、HIV検査と同時に梅毒検査(匿名可・予約制)も実施しております。詳しくはHIV(エイズ)・性感染症(梅毒等)検査をご覧ください。

発生届の推移

梅毒は、感染症法に基づき、全ての医師に届出をいただいております。

令和6年の本市の患者報告数の推移は下記の通りです。

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潜伏期間は?

第1期までは、約3週間程度といわれます。

症状は?

進行状態によって、症状が異なります。

第1期(感染後~3週間程度):感染力が強いといわれます。

感染した場所の病変がみられます。

例えば、しこりが出来たり、潰瘍状になったり、リンパ節がはれたりします。

第2期(感染後、3ヶ月程度):感染力が強いといわれます。

バラ疹といわれる特有な発疹が、体幹や手足などに現れます。また、発疹には隆起性のものや、悪臭を放つようなものがあり、この時期の皮ふの病変は梅毒に特徴的なものとなります。

なお、発熱を伴ったり、脱毛症状が現れることもあります。

第3期(感染後、3年ないし5年程度)

中枢神経にも症状が現れます。

そのため、頭痛・錯乱、顔面・聴覚の神経麻痺などの症状が現れます。また、ゴム腫といわれる腫瘍が見られます。(ただし、これらの症状がみられない場合もあります。)

(感染後、10年程度)

心血管にも症状が現れます。

人格障害・血管障害、大動脈瘤、無反射症などの症状が現れます。

治療は?

抗生物質(基本的にはペニシリン)の投与を2週間~4週間程度内服することです。

また、1回打てば治療効果がある注射もあります。

早期に発見して治療すれば治る病気ですので、根気強く治療をする必要があります。

医療機関の皆様へ

 

お問い合わせ

健康福祉局保健部感染症対策課

〒892-8677 鹿児島市山下町11-1

電話番号:099-803-7023

ファクス:099-803-7026

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