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更新日:2024年2月26日

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令和5年度平和都市宣言標語の入賞作品

「鹿児島市平和都市宣言」(平成2年2月26日)の啓発のため、毎年、市内の小学5・6年生と中学生から平和に関する標語を募集しています。
令和5年度は、小学校6,422点、中学校7,578点、計14,000点の応募がありました。

最優秀賞、優秀賞、入選作品が決定しましたので、紹介します。(敬称略)

最優秀賞

平和都市守ると同時に創り出す

甲南中学校2年

ストックデイル 紗良(すとっくでいる さら)

【講評】

鹿児島市が平和都市宣言を発表してから、今年で34年になりました。先人たちのたゆまぬ努力によって築きあげられた平和都市・鹿児島市を、ストックデイルさんは、「守る」だけでなく、「同時に創り出す」と力強く宣言しています。
「創る」という言葉には、『ゼロから生み出す』という意味があります。誰にも分からない明日や未来を自分の手で創り出す、そんな強い意志に頼もしさを感じ、鹿児島市の明るい未来を予感させる作品です。

優秀賞

あらそわず平和とハッピー二刀流

坂元台小学校5年

日髙璃空(ひだかりく)

【講評】

人それぞれの多様な価値観がある中で、世界平和には普遍的価値があります。しかし、世界へ目を向けると、まだ、紛争や争いごとの平和的解決が困難であることにもどかしさを感じます。日髙さんの作品は、「あらそわず」という平仮名表記の書き出しには優しさが表れ、平和と人々の幸せは切り離せないという熱い思いも感じられます。誰も成し遂げていない、無理だと思うことを実現した大谷選手に背中を押されたのであろうと想像できる素直な作品です。

武器持つ手はなしてつかもうあなたの手

伊敷台小学校6年

登野城 春琉(とのぎはる)

【講評】

この作品は、「手」は人を傷つけるためのものにもなれば、手と手を取り合い、人と助け合うためのものにもなるということを対比的に表現しています。また、「はなして」には、人と「話して」手をつなぐということと、武器を「離して」手をつなぐということの2つの意味を読み手に考えさせてくれます。
人が手を取り合って生きていく平和な世の中になることを願う、登野城さんの思いが感じられる作品です。

核なくし未来について対話しよう

鴨池中学校1年

谷口茉凜乃(たにぐちまりの)

【講評】

初句に込めた「核」廃絶実現のために、谷口さんは「対話」を選択します。平和を築くためには、物理的な脅威をなくすだけでなく、「私たちの在り方」が問われることに気付かせてくれます。そして、相手と真摯に向き合い、互いのことを理解することができる、「対話」を「しよう」と、谷口さんは私たちに語りかけます。優しい表現ながら、次世代を担う自分たちが平和な未来をつくるのだという、強い決意も伝わってくる作品です。

戦火なく平和の灯火永遠に

清水中学校3年

近藤希咲(こんどう きさき)

【講評】

「戦火」と「灯火」で使用された「火」の対比が読み手の心に強く印象付けられます。人類だけが「火」を自由自在に扱うことができるとされ、その「火」は我々の生活を豊かにしてきました。しかし残念ながら、時として、戦争で使われ、現在も苦しんでいる人々がいます。
そのような世界の現状を近藤さんは、憂いながら、「戦火なく 平和の灯火 永遠に」と詠んだのでしょう。戦争が終結し、平和が永遠に続くことを願います。

入選

 

小学校5年生の入選作品

標語

氏名

小学校名

平和咲き幸せ香る鹿児島市

里口苺依

谷山小学校

見たくない平和を願うなみだの目

下野結愛

桜丘東小学校

それぞれのちがいをみとめ平和な世界へ

上別府成美

宮小学校

手をとろう世界は一つの大家族

松田武門

伊敷小学校

みとめ合い私とあなたでつくる平和

福冨日麗

坂元小学校

 

小学校6年生の入選作品

標語

氏名

小学校名

願うのは核なき地球 私の未来

結城文奈

吉野小学校

つなぎゆく未来の平和 命の輪

肥後友生人

桜丘西小学校

繋げたい平和な未来とその笑顔

柳優衣

西谷山小学校

遠くても平和への思い つなぐ空

野﨑湊

南方小学校

守りたい 「明日」という平和の光

佐藤穂香

荒田小学校

 

中学校1年生の入選作品

標語

氏名

中学校名

今と未来僕らで紡ぐ平和の糸

田中陽大

天保山中学校

刻まない争いのページもう二度と

牧瀬翔太

鹿児島玉龍中学校

語り継ごう平和を願い次世代へ

東中村晴杏

鴨池中学校

日本から核なき世界実現へ

市来 一華

天保山中学校

戦わぬ平和をつくる地球号

小牧勇翔

吉野中学校

 

中学校2年生の入選作品

標語

氏名

中学校名

のびのびと生きていられるすばらしさ

阿久根了

伊敷中学校

武器を捨て平和を掴もうみんなの手で

桑原夢梨

西紫原中学校

平和の芽育てる平和と枯らす核

松元隆政

紫原中学校

またあしたそんな未来がいつまでも

四元花凜

紫原中学校

武器のない世界が広がる明日になれ

加藤心美

西紫原中学校

 

中学校3年生の入選作品

標語

氏名

中学校名

祖父母の声語り継ぐのは 私たち

今村有蘭

今は部首ひとやねの下はテ

甲東中学校

次世代に伝え続ける被爆国

向井ゆめ

天保山中学校

次世代につなげる平和ここにある

下栗珠和

吉野中学校

武器持たず未来を築く私たち

向井ゆな

天保山中学校

刻まれる変わらぬ過去と無限の未来

瀬戸口詩音

鹿児島玉龍中学校

【入賞者一覧】令和5年度平和都市宣言【標語】(PDF:165KB)

 

審査総評】

平和都市宣言標語への募集をしたところ、今年度は過去最高の14,000点(小学校6,422点、中学校7,578点)もの作品が寄せられました。小・中学生の皆さん、指導してくださった先生方に感謝申し上げます。作品審査に当たっては、どれもすぐれたものばかりで選考に苦労しました。特に、入選した30点の作品は、児童・生徒のみずみずしい感性とこれまでの学習の成果が反映され、平和への思いが伝わってきました。
 標語作りは、俳句と同様に五七五の十七音で表現することが多いですが、字余り、字足らずであっても響きとリズムが良いものなら問題はありません。何よりその言葉から受ける感じ(語感)と言葉の続き具合(語呂)をよくすることが大切です。また文字に書いたときの印象などあらゆる角度から検討しましょう。
先人のたゆまぬ努力のおかげで日本では平和が守られています。一方で、世界中ではあらゆるところで戦争が行われ多くの人々が苦しんでいます。平和な社会を引き継ぎ、豊かな郷土を発展させるのは皆さん一人一人です。今回の作品制作を機会として、鹿児島から世界の恒久平和を訴えていきましょう。


講評及び審査総評:市教育委員会

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