展覧会概要
鹿児島ゆかりの作品や印象派以降の西洋美術に加え、ミニ特集では、ともに1904(明治37)年の鹿児島に生をうけ、昭和の洋画壇を代表する存在となった海老原喜之助と吉井淳二にスポットを当てます。
1917(大正6)年、鹿児島県立志布志中学校(現・志布志高校)で出会った二人は、饒舌で豪快な海老原と、寡黙で温厚な吉井という対照的な人柄ゆえか、逆に意気投合したようです。1922(大正11)年、一緒に上京した二人でしたが、海老原はいきなり美術の本場、フランスのパリに飛び込むこととなり、一方の吉井は東京美術学校に進んで基礎から学び始めます。その後も、海老原は独立美術協会の代表作家として、また吉井は二科会の中心作家(のちに理事長)として活躍しました。
今回の展示では、二人のほぼ同時期の作品を比較しながら鑑賞していただきます。また、彼らと関連のあった作家たちや二人が発掘した大嵩禮造ら次世代の作家たちの作品も紹介します。
主な展示作品
海老原喜之助《魚》
吉井淳二《踏切》
葛迫幸平《アクセスⅡ》
アンリ・マティス『ジャズ』より《サーカス》
宮之原謙《窯変釉百合彫文壺》
《天保年間鹿児島城下絵図》
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
最終更新日:2024年5月13日
休館日カレンダー
常設展観覧料など
※特別企画展はその都度定める料金
※2F展示ギャラリー・アートライブラリーのご利用は無料
※毎月第3日曜日は小・中学生常設展示観覧料無料