ニューヨークを拠点に鮮烈な色彩と独自の視点で都市に生きる人々の姿を切り取った写真家、ソール・ライター(1923~2013)。写真史において芸術としての写真は長らくモノクロが中心であったなか、商業用とみなされていたカラー写真で自身の表現を追究した彼は、「カラー写真のパイオニア」と称されています。
当初画家を志して1946年にピッツバーグからニューヨークへ移住したライターは、1958年にファッション誌『ハーパーズ・バザー』のカメラマンとなりました。以降、1980年代まで多くの雑誌でファッション写真を手がけ人気を博します。その傍らで、ニューヨークの街を舞台に繰り広げられる日常を写し続け、絵画も描きました。
50代半ばであった1981年、ライターは商業写真スタジオを閉じ、キャリアの表舞台から姿を消します。そして、自身の美意識に基づいたカラー写真作品の制作に専念、2006年に初の写真集『Early Color』を発表すると、同書は芸術としてのカラー写真が見直される契機のひとつとなりました。2008年に大規模な回顧展が開催され、2012年にはドキュメンタリー映画も製作されるなど、隠遁生活のような後半生を過ごしていたライターは、晩年再び脚光を浴びることとなったのです。
日本でも2017年以降に各地で開催された回顧展が大きな話題を呼びました。本展ではライターの色彩感覚をテーマに、初期から晩年までの写真だけでなく、絵画や没後に発見されたカラースライドなど様々な作品を通じて、創作活動の源泉に迫ります。「ニューヨークが生んだ伝説の写真家」ソール・ライターの色彩と詩情にあふれた世界をお楽しみください。
掲載画像:ソール・ライター《無題》撮影年不詳、発色現像方式印画 ©Saul Leiter Foundation
初期のモノクロ写真―1950年代頃の未発表スナップ写真作品群と、アンディ・ウォーホル、ロバート・ラウシェンバーグ、ジョン・ケージら後の巨匠たちの若き日のポートレートを展示します。
1958年『ハーパーズ・バザー』のファッション・ページを依頼されるという大きな転機が訪れます。『ハーパーズ・バザー』の誌面から、ライターのファッション写真の足跡を紹介します。
もともと画家志望であったライターは、写真で名声を得てからも生涯絵画を描き続けました。ライターの絵画と写真を同時に展示することで、唯一無二のカラー写真が生まれた源泉を探ります。
カラー写真のプリントは技術的に複雑で費用もかかることから、ライターは長年自身の写真をスライドの状態で見ていました。本展ではプロジェクターによる投影を通じて、彼が見ていたイメージを再現します。
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掲載画像:
1.《無題》1950年代、ゼラチン・シルバー・プリント
2.『ハーパーズ・バザー』1963年2月号のための撮影カット、発色現像方式印画
3.《私のお気に入りの1点》1960年頃、紙にグアッシュ、カゼイン、水彩
4.《無題》撮影年不詳、発色現像方式印画
すべてソール・ライター ©Saul Leiter Foundation
会期
令和8年10月2日(金曜日)から11月15日(日曜日)
開館時間:9時30分から18時(入館は17時30分まで)
休館日:10月5日(月曜日)、13日(火曜日)、19日(月曜日)、26日(月曜日)、11月2日(日曜日)
会場
鹿児島市立美術館 一般展示室(1・2)、企画展示室
観覧料
( )内は前売料金及び20人以上の団体料金、年間パスポートまたは障害者手帳提示者は同料金で観覧できます。
会期中は、本展チケットで「秋の所蔵品展 特集:在りし日を想う~所蔵作家、作品と写真資料」も観覧できます。
前売り券取扱所
ファミリーマート(e+〈イープラス〉http://eplus.jp(外部サイトへのリンク))
ローソン(ローソンチケット:Lコード82080)
セブン・イレブン(チケットぴあ:Pコード687-511)
南日本新聞販売所、鹿児島市内プレイガイド(山形屋、生協コープかごしま各店舗、川商ホール〈鹿児島市民文化ホール〉、高木画荘、集景堂)
主催
鹿児島市立美術館、南日本新聞社、KTS鹿児島テレビ
協力
ソール・ライター財団
企画制作
コンタクト
問合せ
鹿児島市立美術館
電話:099-224-3400
事前申し込み制、定員を超えたら抽選を行います。
募集状況や応募方法の詳細は「イベント講座」のページをご覧ください。
①親子で体験!暗室で写真をプリントしてみよう
②暗室体験⁉フィルムから写真を現像してみよう
①10月18日(日)・25日(日) 各日10時から12時30分
②10月18日(日)・25日(日) 各日14時から16時30分
①小学4年生から中学3年生とその保護者
②高校生以上
①各回5組(10人)
②各回10人
展覧会の見どころを分かりやすくお話します。
無料、13時30分から1F総合案内付近で整理券を配布します。
「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」
1940年代から豊かな表現力でニューヨークを撮影したカラー写真の先駆者で、有名ファッション誌の表紙を飾った伝説の写真家。80年代表舞台から姿を消すが、2006年ドイツ・シュタイデル社から写真集が出版され再評価。彼の半生を追う。(映画案内文より)
ザ ホテル カサブランカにて芸術の秋を彩る特別なアフタヌーンティ
鹿児島市立美術館と城山ホテル鹿児島との初のコラボレーション企画として開催。写真家として世界的に評価されるソール・ライターの色彩豊かな作品世界を、ホテルの料理長たちがスイーツとセイボリーで表現いたします。美術鑑賞の余韻とともに、心豊かなひとときをお楽しみください。
1.お申込みフォームからのお申込み(準備中)
2.回答書に記入しFAXでお申込み:PDF(準備中) 、ワード(準備中)