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更新日:2023年10月4日

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令和5年10月2日(月曜日)市長定例記者会見

記者会見の動画は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。

令和5年10月2日定例記者会見

日時:令和5年10月2日(月曜日)10時00分~

場所:鹿児島市役所東別館3階災害対策室

報道提供資料はこちらをご覧ください。

報道提供資料(PDF:1,777KB)

冒頭あいさつ

皆さん、おはようございます。

10月に入り、朝夕はだいぶ過ごしやすくなってまいりました。

爽やかなスポーツの秋を迎え、いよいよ今月7日に「かごしま国体」が、28日から「かごしま大会」が開幕します。

鹿児島の選手団の皆さんには、地元開催の大会に出場する誇りと喜びを胸に、持てる力を遺憾なく発揮されて、活躍されることを期待しますとともに、国内最大のスポーツの祭典に向けて、たゆまぬ努力を重ねてきた全ての選手の皆さんの健闘を願っています。

地元での国体開催は51年ぶり、全国障害者スポーツ大会の開催は鹿児島では初めてとなります。

この機会に全国各地から本市を訪れる皆さんに、鹿児島ならではの温かいおもてなしに触れていただきながら、本市の多彩な魅力を存分に堪能いただきたいと思います。

また、市民の皆さんには、スポーツの祭典に集う全ての選手に向けて、熱い声援と惜しみない拍手を送っていただきたいと思います。

それでは、本日は9項目について、発表します。

市長発表項目:マニフェストの取組状況

はじめに、「マニフェストの取組状況」について、発表いたします。

市長就任から約3年を迎えようとしております。

この間、新型コロナウイルス感染拡大防止と社会経済活動の両立や、ポストコロナを見据えた施策をはじめ、市民の皆さまにお約束したマニフェストの実現に向けて、各種取組を積極的に展開しているところです。

マニフェスト全100項目のうち、98項目につきましては、実施もしくは推進中となっており、全体として、着実に進めることができているものと考えております。

引き続き、全ての項目の実現に向けて、さらなる推進を図ってまいりたいと考えております。

この取組状況につきましては、市のホームページで公表するとともに市政情報コーナーなどでもご覧いただけます。

市長発表項目:いよいよ開催!燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会

次に、いよいよ開催する「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会」について、ご説明いたします。

かごしま国体は、今月7日の総合開会式で幕開けし、17日まで、本市では13競技を実施します。

かごしま大会は、28日から30日を中心に10競技を実施します。

市内全世帯にお届けする、市民のひろば10月号では、各競技の開催スケジュールや、会場へのアクセス方法などをわかりやすくご案内しています。

該当ページのみ取り外して携帯できますので、ぜひ観戦にお役立てください。

国体の開幕を盛り上げるため、10月7日と8日に「Enjoy! your かごしまフェスタ」を中央駅前アミュ広場で開催します。

全国からお越しになる選手や関係者などの皆さんに、本市滞在を楽しんでいただくため、趣向を凝らしたステージイベントや地元グルメのブースなどでおもてなしいたします。

また、屋台村や天文館の民間団体と連携したコラボイベントも、ご覧の内容で開催し、民間事業者の方々と一緒になって、両大会を盛り上げてまいります。

なお、国体の開催期間中は、一部の会場周辺で交通規制を実施します。

市民の皆さまにはご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。

市長発表項目:寄附額の増とブランド価値の向上を目指して~マーケティングプロデューサーの配置~

次に、「マーケティングプロデューサーの配置」について、ご説明いたします。

ふるさと納税を通じた本市のブランド価値の向上及び寄附額増を図るため、7月に協定を締結した
合同会社DMM.com(ディーエムエムットコム)から千葉典(ちばつのり)さんを派遣いただき、今月より「マーケティングプロデューサー」として配置します。

千葉さんには、市場動向のデータ分析や新たな返礼品の開拓など、民間の知見・ノウハウを積極的に活用し、効果的な施策を推進していただきます。

本日、この会見の後に、委嘱式を行います。

今年度はこれまで、ふるさと納税の寄附額増に向け、民間ポータルサイトの拡充や返礼品の内容充実に取り組んでまいりました。

今後は、マーケティングプロデューサーと連携し、本市のブランド価値の向上に取り組みながら、年間寄附額の約6割が集中する11月、12月に向け、積極的な展開を図ってまいります。

市長発表項目:首都圏でのシティプロモーション~かごし魔酒場開催~

次に、首都圏でのシティプロモーション「かごし魔酒場」について、ご説明いたします。

10月20日から11月19日までの30日間、鹿児島の「黒」と「ファンタジーな世界観」をテーマに首都圏で"食の都かごしま"の魅力を発信するイベントを、渋谷区内にある若者を中心に人気の飲食店5店舗で実施します。

清泉女子大学の学生と連携して開発した、鹿児島の食を「黒」で表現したメニューや、オリジナルグラスでの世界観の演出など、インパクトのある仕掛けで、来店された方のSNS発信を促し、かごしまの魅力の拡散を図ります。

首都圏在住者をはじめとする多くの皆さまに、食をきっかけに本市の多彩な魅力に触れていただき、実際に本市にお越しいただく契機となることを期待しています。

市長発表項目:保育所等での医療的ケア児の受け入れを進めます

次に、「保育所等での医療的ケア児の受け入れ」について、ご説明いたします。

痰の吸引や経管栄養などの医療的ケアが日常的に必要な医療的ケア児について、市内の保育所等の利用に向けた相談受付を本日から開始します。

平日の8時30分から17時15分まで、市役所本館1階の保育幼稚園課で受け付けています。

利用開始までの流れは、ご覧の通りです。

医療的ケアを必要とする子供たちが、保育所等を安心・安全にご利用いただけるよう、まず、健康状態の確認や、保育所等に関する情報提供などを行ってまいります。

利用をお考えの方は、ぜひご相談ください。

市長発表項目:始まります・変わりますがん検診

次に、「がん検診」について、ご説明します。

10月1日から本市が実施する、がん検診のWeb予約がスタートしました。

これにより、スマートフォンやパソコンから、24時間いつでも予約が可能となりました。

また、同じく今月から50歳から70歳までの5歳刻みの方を対象に、胃がん検診で内視鏡検査を選べるようになりました。

対象となる方へは、受診券を送付しております。

さらに、令和6年4月から、30歳代で年度内に偶数年齢に達する方を対象に、乳がん検診の超音波検査が始まります。

市民の皆さまの、健康でいきいきとした生活を守るため、より受診しやすい環境づくりを進めてまいります。

市長発表項目:迅速な消防活動につなげます!
~「119番映像通報システム(Live119)」の運用開始~

次に、「119番映像通報システム(Live119)の運用開始」について、ご説明いたします。

本システムは、119番通報を受けた消防局の通信指令員が、通報者に協力を依頼し、スマートフォンに送られてくるショートメッセージからの簡単な操作で、映像を共有するシステムです。

今月から運用を開始しています。

通信指令員が、現場の映像を通報者に共有してもらうことで、情報を正確に把握し、効果的な救命処置や迅速・的確な現場活動につなげます。

より多くの命を救うため、市民の皆さんの映像通報へのご協力をお願いします。

市長発表項目:校名案が決定!桜島地域の新しい義務教育学校

次に、「桜島地域の新しい義務教育学校」の校名案が決定しましたので、発表いたします。

校名案は「桜島学校(さくらじまがっこう)」です。

この校名案については、全国から校名候補を募集し、それらを参考にし、先月28日に教育委員会定例会で案が決定されました。

「桜島の学校」という唯一無二の印象や、桜島と共にある学校を世界に向けて発信するにふさわしいことなどが、決定の理由とされております。

引き続き、令和8年4月の開校に向けて準備を進めてまいります。

市長発表項目:鹿児島市民表彰の授与

最後に、「鹿児島市民表彰」について、ご説明いたします。

今年度の市民表彰を、富永(とみながろし)氏と、弟子丸一(でしまるういち)氏に授与することとしました。

富永氏は、市私立幼稚園協会会長などの要職にあって、本市の幼児教育・保育の充実に大きく貢献されました。

弟子丸氏は、市野菜振興連絡協議会会長などの要職にあって、本市農業の発展に大きく貢献されました。

表彰式は、10月31日に行います。

本日は以上でございます。

報道のご協力をよろしくお願いします。

質疑応答要旨:マーケティングプロデューサーの配置について

(記者)マーケティングプロデューサーの配置について、改めて役割と期待することの2点、お伺いできますでしょうか。

(市長)このふるさと納税を通じた鹿児島市のブランド価値の向上、そして、実際の寄附額向上に向けて、これまで培った民間でのマーケティングの経験、知見を大いに生かしていただきたいと思っております。特にこのマーケティングという分野は、やはり通常の役所の業務と結構異なるところがありまして、実際にターゲットをどこに置くかや、どういった媒体でPRするのが有効であるかなど、最終的にはふるさと納税を契機に、鹿児島市に関心を持っていただいた方との関係を長期的にどう構築していくのか、こういったところのいわゆるマーケティング周りの知見について、ぜひともこれまでの経験を生かしていただき、また鹿児島市の組織全体にも浸透していくよう、そういったところを期待しております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:マニフェストの取組状況について

(記者)マニフェスト関係で伺いたいのですが、この□(四角)になっている一部実施・推進中のところなのですが、新総合体育館と投票率向上だと思うのですが、これは今からどういうことが進んだら〇(丸)になり得るのかを教えていただきたいです。

(市長)□(四角)のところが2項目残っておりますが、まず、NO.79の新たな総合体育館に関しましては、今後、候補地が県で最終決定され、そして、それに基づいて、例えば、もし都市計画等の変更を伴うものであればどのような協力を要請されるのか、こういったところが見えた段階で必要な対応をしてまいりたいと考えております。
また、投票率の向上につきましては、まさに来年度、鹿児島市内で選挙が多く行われますから、そこに向けてしっかりと取り組めるように取り組んでいきたいと考えております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:桜島地域の新しい義務教育学校の校名案決定について

(記者)義務教育学校の校名案について、今回、桜島学校と決まりました。さきの教育委員会定例会で決められたということですが、市長としてこの名前の率直な印象や、思いをお聞かせいただきたいということと、令和8年の開校に向けて一つ一つのことが決まっていく中で、義務教育学校に対する市長の思いも併せてお聞かせいただければと思います。お願いします。

(市長)まず、桜島学校という名前につきましては、全国、そして世界に知られた桜島という名前を冠したということ。そしてもう1つ、大きな意味があるのは、桜島の地域全体でつくっていく学校、そしてさらには、学びの場が学校の敷地内だけではなくて、桜島の地域全体で学びの場をつくっていく、こういったこれからつくっていく義務教育学校のコンセプトが非常に伝わる名前だなと思っております。これからも地域の皆さんとしっかりと意見交換を行いながら、桜島の子供たちが、ひいては、やはりこの学校に通うために桜島に住みたいなと思ってもらえるような学校、そして教育内容をつくっていきたいと考えております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:マニフェストの取組状況について

(記者)マニフェスト関連なのですが、就任されて約3年ということなのですが、下鶴市長の率直な今の手応え、感想は、どのように感じられているかお伺いしたいです。

(市長)私が就任して以来、まず、やはり最大の課題は新型コロナウイルス感染症の拡大防止と社会経済活動の両立をどのように図っていくのかということでありました。都度都度の感染拡大防止として、希望される方へのワクチン接種、そして、打撃を受けた産業を中心としたところへの支援、さらには、昨今の物価高騰への対策など、その時々にやってくる課題について迅速・的確に対応できているものと考えております。また、マニフェストは何といっても市民の皆様とのお約束ですので、しっかりと実現、そして、推進に向けて取り組んでいきたいと思っておりますし、今後とも鋭意取り組んでまいりたいと考えております。

(記者)3年間で市役所出身でない市長として、下鶴市長色はどのくらい出せたかという、自分としてはどのように感じられているかお伺いしたいです。

(市長)一定の色は出せるようになりましたし、また、職員の皆様とも考えを共有できるように取り組んでいるなと考えております。特に重点的に取り組んでいる分野としまして、やはり今後迫りくる人口減少時代に向けて仕組みを変えなければならないというところであります。既存の仕組みで人を配置すればどうにかなるという時代ではないので、仕組みを変えようということで、その基幹に据えているのがICTの活用であります。こちらも民間人材の登用を含め、ICTの様々な取組を進めて少しずつ形になってきておりますし、また、もう1つはやはり民間活力のさらなる活用ですね。これも私もコンサル出身なものですから、コンサルのお仕事はお客様の会社にその会社が持っていないノウハウをコンサル会社から買う、導入する、そして、それを通じてその会社に今まで持っていなかったノウハウを浸透させていくということなんです。これはまさに私が先ほど発表したマーケティングプロデューサーの配置とも共通するのですが、まず、今、市役所としてどういうノウハウを持っていて、持っていないのか。持っていないものはまずは外部人材、民間人材を活用して、ただし、それでずっと頼りっきりではなくて、その活用を通じて数年間かけて組織全体にその思想を浸透させていき、最後はひとり立ちできるようにする、こういったところを取り組んでいるところでありまして、特にICTであったり、そして、今回のマーケティングプロデューサー、マーケティングの分野であったり、こういったところが着実に取り組めているものと考えております。

(記者)では、今はそういう外部人材を入れていて、今後、そういう成果が徐々に組織として現れていくのではないかということですね。

(市長)そうですね、その考えがだんだん浸透していき、これはやはり民間の活力の活用やICTは、私、職員研修で話すときも必ず入れていることでして、そういったところを通じて現場からもICTを活用、このように業務改善したい、民間とこうやって組みたいというのも自発的に上がってくるようになっていますし、こういったところも徐々に浸透しているのではないかなと考えております。

(記者)最後に、任期は残りあと1年となりました。今後、こういうところに取り組んでいきたい、あと下鶴市長色をさらに出していくためにはこういうところが課題になっているなど、市長が感じるところがあったら教えていただきたいです。

(市長)やはりこれから鹿児島市の課題として直面する、急速に進む人口減少時代をどう乗り切るか、そのためには何といっても若い世代に選ばれるまちである必要があると考えております。そこで、私としましては、若い世代から選ばれるまちとなるためには、まず、仕事、そして、子育て環境、教育の充実、さらには、わくわくするエンターテインメントの存在、この3点が必要であると考えております。その中でもやはりしっかりと待機児童の解消を実現して、子育て環境の充実、そして、子育てをするなら鹿児島市が安心だと、このように思っていただき、そして、鹿児島市に住み続けよう、もしくは一旦出たけれども帰ってこよう、そう思ってもらえるようなまちづくりに向けて引き続き取り組んでいきたいと考えております。

(記者)1点お伺いしますが、市の職員の体制として、市長がさらにこういうところを変えていきたいなど、もしそういう思いがあったらお伺いしたいなと思います。

(市長)これも取り組んでおりまして、やはり直接業務に関係することだけではなくて、お互い知恵を出し合って活発に議論できる環境をつくりたいなと常々思っております。雑談も非常に大事だと思っていて、すぐすぐは成果が出るわけではないけれども、例えば、ある分野で壁にぶち当たったときに、そういえば隣の課の同期の誰々がこういうことを言っていたな、こういう仕組みがあるのではないか、こういったアイデアの引き出しをどれだけ持っているかが仕事で成果を出せるかどうかだと思っています。
そういった中で、今度、ちょっと細かい話なのですが、庁内で業務システムを入れ替えまして、タブレットにして、職種にもよりますが、気軽に意見交換ができる、こういったところも、これは前々からやりたいなと思っていて、課、係などをまたいだコミュニケーションの活発化、こういったものもシステム面から支えるシステムをこの冬に導入しますので、そういった取組が進んでいくことを期待しているところです。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

質疑応答要旨:多機能複合型スタジアムの整備について

(記者)まず、スタジアム関係で1点お伺いしたいのですが、このあいだ、県議会の答弁の中で、県検討委で仮にゾーニングでスタジアムが北ふ頭に位置づけられたとしても、それとは別に港湾管理者である県が北ふ頭にスタジアムを整備することの是非を判断しますという答弁があったのですが、これに対しては市長も同じ方向性なのか、同じ考えなのかというのを伺いたいです。

(市長)北ふ頭に関しましては、県がそもそも土地の所有者であり、また港湾計画が係る港湾地域ですので、港湾計画を所管する県で最終的に判断されることになる、それはそのとおりだろうと思います。

(記者)ゾーニングで位置づけられたとしても、その先に管理者である県が是非を判断するのは同じお考えという理解でよかったですか。

(市長)それはもう港湾計画を握っていらっしゃって、しかも所有者でもありますので、当然そうなるだろうと考えます。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:児童相談所のプライバシーの確保について

(記者)あと児童相談所について伺いたいのですが、プライバシーの確保も大きな課題になっていると思うのですが、農業試験場跡地で、このあいだ、県議会の中で同じ街区の中に海上保安庁が宿舎用地として買いますよという答弁があったのですが、プライバシーの確保という点では、農業試験場跡地で同じ街区に建てるのは何か影響など考えられないかをお伺いしたいです。

(市長)この児相の候補地につきましては、年内を目途に様々な面から比較検討を行い、そして、最終的に候補地を決定することとなります。その中において今ご指摘のプライバシーの確保も重要ですので、この点については、農業試験場跡地の検討に当たっては、隣に来られる国の宿舎、こちらとのプライバシーの確保に向けた設計図について検討されるものと考えておりますし、また併せて国にも宿舎を建設される際にプライバシーの確保に向けた要請を、もし仮に農業試験場跡地に建設を行う場合には行ってまいりたいと考えております。

(記者)現段階では宿舎と児相が同じ街区にできた場合、プライバシーの確保は両立できる前提でお考えという理解でよかったですか。

(市長)そうですね、この敷地面積からも緩衝地帯といいますか、緑地なのか緩衝地帯なのか分かりませんが、プライバシーを確保できるエリアの設定は可能だろうと考えております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:多機能複合型スタジアムの整備について

(記者)鹿児島市当局が、市議会の本港区のまちづくり委員会に示される予定の新たなスタジアムの配置の案について、進捗状況はいかがでしょうか。

(市長)こちらにつきましては、今後行われます県の本港区に関する利活用検討委員会、こちらで都度都度の案がお示しできるように取り組んでいるところでございます。

(記者)下鶴市長の考えを改めて確認させていただきたいのですが、北ふ頭での港湾機能を確保した、維持できた状態でスタジアム建設というのは実現可能だというお考えで間違いないでしょうか。

(市長)これは今後、我々のお示しする案に、先ほどお尋ねがあった配置図案等につきましても、北ふ頭内における既存の港湾機能の維持を前提に検討を進めてまいりますので、具体的にどう配置するかは実際にお使いの港湾関係の皆様、そして、港湾管理者である県との協議によるかと思いますが、配置は可能であろうと考えております。

(記者)(市の多機能複合型スタジアム)検討協議会は、次は9月中にたしか一度開催される予定だったような気がしたのですが、これが延期されているのは、この案の作成が今ちょっと遅れているということからなのでしょうか、そういうことではないですか。

(市長)次回の県の検討委員会のスケジュールであったり、もしくはいろいろな調査の状況であったり、それらのことを総合的に勘案した結果、次回の開催日程を設定しているところでございます。

(記者)港湾関係者の皆さんの考えなども聞きながらみたいな話が今ありましたが、そもそも北ふ頭で整備したいと鹿児島市としては示しているわけで、具体的に港湾機能を維持するためにポイントになるところ、鍵を握っているところはどこだとお考えですか。

(市長)今、実際に北ふ頭を港湾としてお使いの方々が同様の業務が行えるかどうか、こういったところになろうかと思います。

(記者)業務に支障がなくできるかどうかというところですね。

(市長)そうですね。

(記者)ここまでに倉庫やターミナルを排除するとか、取り壊すといったような声も上がっているわけですが、そのあたりの考えについて見直すというおつもりも特に今のところはないでしょうか。

(市長)港湾機能につきましては、特に物流の部分が私は大事だろうと思っております。やはり離島への物流は、離島に物を運ぶものは大体船ですので、人流も含めてですが、物流の確保が特に重要であろうと考えております。その中において、どれだけの荷さばき場、上屋が必要なのか、こういったところを港湾を実際にお使いの方々、そしてさらには、その案が実際に港湾管理者で可能なのかどうか、こういったところも含めて今後協議してまいりたいと考えております。

(記者)先ほどのマニフェストの中でも、「稼げる」スタジアム整備につけた取組状況は、進めている、実施中である、〇(丸)となっているわけですが、実際に、ゴールの建設、整備というところを目指した場合に、今のこの進捗状況は下鶴市長の中で手応えとしてはいかがでしょうか。

(市長)スタジアムの整備につきましては、単なるサッカー場ではなく、やはりまちづくりの核に、そして、コミュニティーの核になるようなスタジアムを目指していきたいと考えております。そのような中で、北ふ頭での検討を行い、そして、実際もともと港湾機能の維持が大前提ですので、ここに向けた話合いを進めていき、こういったところの段階段階を踏みながら進めることができているものと考えております。

(記者)ゴール、整備、完成を100とすれば、今は進捗状況としては何割ぐらいのところまで来ているという手応えでしょうか。

(市長)これはなかなか数字でお示しすることは難しくて、まずは今、県の本港区エリアの利活用に係る検討委員会で、北ふ頭を含む各エリアのゾーニングの議論が本格化されるところであります。まずは、このゾーニングにおいて、北ふ頭を、スタジアムを含むエンターテインメントエリアとして位置づけていただく、そこに向けて全力を投入してまいりたいと考えております。

(記者)任期残り1年となりました。この1年間で具体的にどこまで進めていきたい、意気込みを聞かせてもらえますか。

(市長)まずは、年度末を目途に行われるこのゾーニング、ここが非常に重要であります。まずは、ここのゾーニングにおいて北ふ頭におけるゾーニングがスタジアムを含むエンターテインメントエリアとして位置づけていただけるよう努力してまいりたいと考えております。また、その先には、先ほど別の記者さんのご質問でありましたが、最終的には、港湾管理者、港湾計画を所管される、また、所有者でもあられる県でのご判断になりますので、しっかりと街なかのスタジアムの価値等をご理解いただけるよう取組を進めていきたいと考えております。

質疑応答要旨:鹿児島ユナイテッドFCのJ1ライセンス交付について

(記者)先日、白波スタジアムをホームとする鹿児島ユナイテッドFCがJ1のライセンス交付といううれしいニュースが飛び込んでまいりましたが、改めて受け止めを聞かせてもらえますか。

(市長)まず、今回のライセンス付与の決定に当たっては、オール鹿児島の関係の皆様、もちろん、クラブ、サポーターの皆様の熱意が届いたものと考えておりますし、また、Jリーグには、やはりクラブライセンスの付与をいただきありがたいと考えております。やはり年々盛り上がってきておりますので、この盛り上がりをさらに高められるよう市としても最大限の努力をしてまいりたいと考えております。

(記者)今、市長の言葉でオール鹿児島という言葉がありましたが、新たなスタジアム整備、稼げるスタジアム整備に向けて、オール鹿児島で今取組は進めている状況だと受け止めていますか、いかがですか。

(市長)そうですね、先般、県でも議会で質疑が交わされて、また、県でも再度オール鹿児島を表明されたと伺っておりますし、こういったところでも進めていけているものと考えております。

(記者)改めて今候補地として市が挙げている北ふ頭を所有する県に対して、今求めること、何かありますか。

(市長)まずは、ゾーニングの話ですので、ゾーニングに関して、県からいただいている課題等にもしっかりと向き合いながら丁寧にご説明してまいりたいと考えております。

(記者)県に対して求めたいことはありますか。

(市長)我々としてしっかりと同じオール鹿児島の方向を向きながら、県から今いただいている課題についてもしっかりとご説明してまいりたいと思っておりますし、ぜひ今後ともオール鹿児島で共に、市民、県民がわくわくするエンターテインメントの場を実現できるように取り組んでいきたいと考えております。

(記者)すみません、長くなって恐縮なのですが、鹿児島ユナイテッドFCのホームタウンは鹿児島市です。鹿児島市としての新たなスタジアム整備におけるホームタウンとしての役割、責任というのは市長はどのようにお考えでしょうか。

(市長)ホームタウンとしての責任というのはどのようなことを想定されていますか。

(記者)つまり、鹿児島ユナイテッドにとってのJ1のライセンスが交付されました。ただ今回も例外措置が適用されているわけですよね。これは根本解決には至っていない非常に難しい状況だと思うのですが、このあたりホームタウンとしてどのように受け止めていますか。

(市長)このライセンスの例外措置につきましては、遡れば、2018年頃の最初のJ2昇格の際のいろいろなやり取り、条件であります。鹿児島市としてのスタジアム整備につきましては、県、市、関係者を含むオール鹿児島での取組が大前提である。そしてさらに、私の就任前に行われました検討協議会におきましても街なかの活性化に資する街なかのスタジアム、すなわち、鹿児島市としてのスタジアム整備の前提条件はオール鹿児島、そして、街なかという2つの要素が大前提となっております。したがいまして、これらを満たした上で、しっかりと、市民、そして、これは実際に来られる方々は鹿児島市民だけではなく、県民の皆様も大いに盛り上がっていただいておりますから、市民、県民の皆様にわくわくする、充実したエンターテインメントの場を実現できるようにオール鹿児島で今後とも取り組んでまいりたいと考えております。

(記者)稼げるスタジアム整備について我々も報じたときに、どうしてもサッカーに関心がない人たちへの関心の広がりがなかなか感じられない、理解が進んでいないように感じるのですが、このあたりの方々にどうやって今後、理解を深めていくのか、何か具体的な手だて、考えはおありでしょうか。

(市長)これは若者のワークショップなどを中心に理解促進を図っておりますし、また、先ほど来申し上げておりますとおり、今、県で北ふ頭のゾーニングを行っているところでございます。今後、もしゾーニングでスタジアムを含むエンターテインメントエリアとして位置づけていただいた場合には、さらに、例えば北ふ頭でこういう機能を盛り込んだわくわくするエンターテインメントができるという我々の素案ももっともっと示していけるでしょうし、さらに申し上げれば、やはりスタジアムのイメージについて、稼げるスタジアム、そして単なるサッカー場ではなく、サッカー、ラグビー、ライブなどのエンターテインメント、コンベンションなどなど、様々なことを実現するスタジアムはなかなか今のところ日本に実例がない状況であります。その中で、皆様ご存じの方多いかと思いますが、来年にはこのスタジアムかいわいでは2つ大きなインパクトがある施設が完成いたします。姿を見せます。1つは街なかという点では広島のスタジアム、そしてもう1つは多機能複合型、エンターテインメント型としては何といっても長崎のスタジアムシティ、ここが実際に姿を現してまいります。やはり何事も百聞は一見にしかずという言葉がございますが、こういった街なか、そして、エンターテインメント型のスタジアムが完成してくることによって、よりイメージがつきやすくなってくるものだろうと思っております。

(記者)はい、分かりました。ありがとうございます。

質疑応答要旨:天文館地区での客引き行為等を禁止する条例について

(記者)昨日から天文館での客引き行為を禁ずる条例の施行が始まりました。まずもって改めて市長として、今、天文館の現状をどのように認識していらっしゃるのかということ。そして、条例ができたからといってすぐには関係業界というのはなかなか厳しいところもあると思いますので、そこに向けてどのように注視していくかをまず2点お聞かせください。

(市長)まず、天文館をはじめ飲食店街につきましては、やはり、コロナ禍の影響を大きく受けたものと思っております。そこから徐々に立ち上がりつつある中で、やはり安心して利用できる環境、まちというのが非常に重要であろうと考えております。そういった中で、今回、51年ぶりの国体地元開催に合わせ多くの選手関係者、応援の方々が来られる。この機会に合わせてこの条例が施行されることは意義深いことだと考えております。そして、ご指摘のとおり、やはり条例に関しては実効性を伴わなければなりませんので、こちらも特に、条例施行に合わせて、天文館における周知であったり、そして指導員による巡回であったり、これは9月の補正予算でお認めいただいておりますので、こういったところを集中的に取り組みながら、鹿児島市を訪れる観光客の皆様が安心安全にまちを歩ける、そういった取組をさらに進めてまいりたいと考えております。

(記者)客引きをする人、そしてそれを受ける人、いろいろな方の協力が必要かと思うのですが、そこに向けての市長としてのメッセージというか、お声かけというのはいかがですか。

(市長)やはり規制対象となる方々への周知は非常に重要であろうと思っておりますし、また、まちはみんなでつくるものですので、やはりみんなで、特に外から来られた方を温かくおもてなしする。そして、安心して利用できるようにする。特に、皆さんもそうだと思いますが、市外、県外に初めて行くところだとなかなか土地勘がなくて、地元を歩くより不安感はどうしてもありますよね。そういった中で、少しでもやはりほっとする場所、安心して安全に利用できる場所、これはまちとしての雰囲気ですので、こういったところをみんなでつくっていきたいと考えております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:マニフェストの取組状況について

(記者)マニフェストの関係でお伺いしたいのですが、頂いた資料だと進捗状況を○(丸)や□(四角)、こういった分類でいくと、もうほぼ全ての項目を実施・推進中ということですが、どれだけ手をつけたかという意味でいけば非常に計画どおり進められていることになるかと思うのですが、それぞれの各施策の取組の中身について市長ご自身の評価としてはどのように考えていらっしゃるのかを聞かせてもらってもいいですか。

(市長)3年目の現段階においては、お示ししている評価のとおりかなと思っております。そして、マニフェストは基本的には1期4年間のお約束だろうと考えておりますので、お預かりをしておりますこの4年間の任期の終期が見えてきた段階で、再度この達成度合いも含めて評価することになるだろうと考えております。

(記者)そうしますと、終期が見えてきた段階でもう一度評価を……。

(市長)これは毎年評価もしておりますので、恐らく来年の今頃になるのでしょうか、任期が12月22日までですので、その終期が見えた頃合いに1期4年間の総括的な評価を行うことになるだろうと考えております。

(記者)子細に述べることは難しいかと思うのですが、現時点での所感、評価としてはどのように考えていらっしゃいますか。

(市長)所感としましては、まずコロナへの対応、感染拡大防止と社会経済活動の両立に取り組む、そしてまた人口減少がもたらす様々な負のインパクトへの対応、仕組みをどう変えていくのか、こういったところを含めて着実に推進できているものと考えております。ただ一方で、待機児童の解消がまだ道半ばですので、こういった未達成の部分についてしっかりとお預かりしている残りの任期で達成できるよう最大限努力してまいりたいと考えております。

(記者)分かりました。
あとこれは確認になるんのですが、□(四角)に分類されている、新たな総合体育館に関する連携・協力という項目と、番号で言ったら28番となっているのですが、「稼げる」スタジアム整備、これはあくまで別ということだと思うのですが、□(四角)になっているのは、県の総合体育館に関して、県との協力などそういった内容を指しているのですか。ちょっと分類の仕方がよく分からなかったものですから。

(市長)この総合体育館に関する項目につきましては、もちろん総合体育館については県で検討されていることですので、県でどの立地にどの規模のものをお考えかによっては、場合によっては都市計画等の変更が必要になる場合もある。その場合にはしっかりと連携・協力しながら、市民・県民の皆さんにとってよりよい総合体育館ができるように協力してまいりますという趣旨のものでありまして、現在、これから県で総合体育館の最終的な候補地、そして最終的な規模、そしてその規模、候補地によって都市計画等の変更を要請されるのか、それとも既存の枠組みの中でいけるものなのか、これによって対応が変わってきますので、規模であったり、最終的な候補地、それを見てから対応が必要になるものかどうか、どのような対応が必要になるのか、そういったところを見て判断するということでございます。

(記者)一応基本構想としてはもう既にまとまっているわけですが、今後、都市計画の変更などに対して要請等があれば対応していくという、そういう意味合いですか。

(市長)そうですね。これについては、最終的に例えば設計の予算であったり、こういったところがついた段階で実際に最終的に決定して、ゴーということになるでしょうから、そういったところの度合いを見ながら、どのような対応を要請されるのか、こういったところを見ながら対応してまいりたいと考えております。

(記者)分かりました。
最後に、あくまでまだあと1年あって、終期というのとは今はまた違うタイミングかとは思うのですが、現時点で市長2期目については何かお考えがありますか。

(市長)私は、この1期4年間の任期をお預かりする中で最大限の成果を出せるよう、そして、お約束したことが実現できるよう取り組んでおります。特に、就任当初のコロナ禍の中でありました。そして今、物価高騰対策、そして今後、鹿児島市で急速に進んでいく人口減少への対応、これらの目の前の、そして近い将来に来たり得る課題について、しっかりと目の前の仕事に集中しながら、お預かりした任期の中でお約束したこと、そして成果を出せるよう取り組んでまいりたいと考えております。

(記者)現時点では、2期目については具体的にどうこうというところまで考えがまとまっているわけではないと。

(市長)全く考えておりません。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

質疑応答要旨:鹿児島ユナイテッドFCのJ1ライセンス交付について

(記者)先ほど、ユナイテッドFCのライセンスの受け止めについてお伺いしましたが、一方で、ライセンスの交付にはJ1の昇格後に5年以内のスタジアム新設というのが条件に出されていたと思うのですが、この点についての受け止めをお伺いしたいのですが、港湾計画を変更した場合には10年ぐらいかかってしまうなど、そういった話も過去にあったと思うのですが、今回の条件は、市長としては、J1に昇格後の5年なので時間的な余裕をもらったという受け止めなのか、あるいは、いつ昇格するかも分からない中でスピード感を持ってやっていかないといけないのか、その辺の受け止めをお伺いできないでしょうか。

(市長)やはりスピード感を持って取り組まなければならないと捉えております。その中で、今回、たしかライセンスの附帯条件の中に進捗度合いを都度ヒアリングを行うという趣旨の条件も付されかと思っております。鹿児島市としましては、そういった機会を捉えながら、JリーグにもJリーグで掲げる理想のスタジアム、街なかの多機能複合型のスタジアム、こういった趣旨を実現するものが我々が目指すスタジアムであるということの熱意を、そして、市としてのやる気をお伝えしながら、そして、Jリーグからも都度アドバイスをいただきながら、しっかりと緊密に連携しながら取り組んでまいりたいと考えております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:鹿児島ユナイテッドFCのJ1ライセンス交付について

(記者)先日、クラブライセンス交付が決まった後に、鹿児島ユナイテッドFCの定例会見の中で徳重代表は、ライセンス云々とは関係なく新たなスタジアムが鹿児島市には必要ではないかと、J1に上がりたいからスタジアムを造ってほしいということではなくて、鹿児島市にはそういうエンタメ施設としてのスタジアムが必要なのではないかといった趣旨の発言があったのですが、今の質問からすると、市長の中で考える新たな稼げるスタジアムというのは、あくまでもJリーグのスタジアム、ユナイテッドの使用するスタジアムとしての必要性をまず先に考えているのか、そのあたりの整理をちょっとしてもらえますか。

(市長)エンタメの場ということですね。そして今、Jリーグでも街なか、そしてエンターテインメント型のスタジアムを理想のスタジアムと掲げていることには、やはり単なるサッカー場を超えてまちづくりの核、コミュニティーの核となるスタジアムこそがふさわしいとJリーグでもお考えで、それが反映されているものだと考えております。
したがいまして、このJリーグで掲げている理想のスタジアムは、むしろ従来のサッカーだけでいいですよというそういったサッカーの関心を超えて、やはりまちづくりの中心、そしてコミュニティーの中心となる多機能複合型、街なかのスタジアムこそがふさわしいということで掲げられているものと承知しております。そして、我々が目指すスタジアムもその目標を同一とするものであります。
したがいまして、Jリーグが掲げているからといって単にサッカー中心主義に沿っているというわけではなくて、Jリーグも我々も単なるサッカー場を超えてまちづくりのコアとしての価値を出せる、コミュニティーのコアとしての価値を引き出せる、さらには、こういった公共施設は建設費もですが、やはり維持費、こちらもしっかり考えなければならない、こういったところをひっくるめて、たまたま同じ方向を向いていっているのだろうと考えております。
したがいまして、もちろん今後、建設するからにはJ1のライセンスを取りにいくわけですが、それはやはり最初にあるものは、市民・県民がわくわくするエンターテインメントの場をつくっていく、そして、単にサッカーだけではなくて、サッカー、ラクビーのスポーツ、ライブなどのエンターテインメント、そしてさらにはコンベンションとしての活用、そして市民のサッカーを見ない方も普段使えるような、飲食の場なのかそういう展望の場といったこういったところを盛り込んで、それは当然、使いやすいからには街なかである必要がある、こういったところを含めて、あくまでまずは市民・県民がわくわくするエンターテインメントの場として我々も捉えているところでございます。

(記者)クラブライセンスが、例外規定が全国で適用されていて、なかなか規定そのものがどうなんだという、そういう指摘も上がる中、今他社からも質問がありましたが、J1昇格後5年以内に整備というこの数字はかなり重い数字だなと思ったのですが、この数字についての受け止めはいかがですか。

(市長)やはりスピード感を持って取り組まなければならないと思っております。

(記者)以上ですか。

(市長)はい。

(記者)それは実現可能な年数だとお考えですか。

(市長)実現するために最大限の努力をするものであります。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

質疑応答要旨:待機児童解消に向けた取り組みについて

(記者)ちょっと話題は変わりまして、待機児童ゼロに向けた取組も様々行われていて、実施の中でこれは〇(丸)となっていますが、来春の待機児童の解消に向けた見通し、見込みはいかがでしょうか。

(市長)我々として講ずることができる最大限の努力を既に予算措置を行っておりますので、あとはしっかりとそれぞれの課題を解決しながら、来年4月時点での待機児童ゼロを実現したいと考えております。

(記者)分かりました。
これは先日、私が担当するニュース番組でもお伝えさせてもらったのですが、鹿児島市が今取り組んでいる待機児童ゼロに向けた政策が、結果として同じ仕事をしている保育士の間で待遇に大きな差が生まれている、生じさせてしまっているのではないか、これはどうなんだろうというそういう疑問の声が届いたのですが、改めて市長にお聞きしますが、待遇の格差についてはどのように受けとめていますか。

(市長)この点については、担当課から詳細に記者さんにはお伝えしているかと思いますが、まず、制度の立てつけとして、認可保育所並びに認定こども園等々につきましては、市町村で利用調整を行うこととなっております。それに対して、企業主導型の保育施設につきましては、国の協会、そして指導監督権限もそちらが持っているという違いもございます。さらに申し上げれば、やはり待機児童の受皿整備という点では、原則となるのは市町村による認可保育所等の整備でありまして、そして、今課題としてあるのは認可保育所等における保育士不足、新規採用が採れない、さらには離職もあるという中で、いかにして認可保育所等を保育士の方々に選んでもらうのか、そういったところでやっておりますので、この待機児童解消に向けた取組として、我々としては最大限の取組をしていると考えております。

(記者)つまり企業主導型保育所で働かれている保育士の皆さんについては、市の政策について、致し方ない、理解してくださいという考えですか。

(市長)企業主導型も含む認可外につきましても、鹿児島市としては最大限の取組を行っております。例えば、認可外保育所を利用される際の保育料の補助であったり、そして今般、給食費、燃料高騰、こういったところの取組もしっかりと行っているところでございます。これは他都市で必ずしもやっているわけではなくて、鹿児島市は一定の手厚さでやっていると考えております。そういったところも含めて鹿児島市としては待機児童解消に向けた最大限の取組を行っているものと承知しているところでございます。

(記者)同じ九州でも福岡市のように、企業主導型を認可保育園と同等の役割を果たしてくれていると判断して、それなりの施策を打っている自治体もありますが、福岡市のような判断は今のところするつもりはないということでしょうか。

(市長)記者さんは福岡市の事例に特にお詳しいようですが、それぞれの都市の財政状況であったり、待機児童の状況であったり、それぞれいろんな政策判断があるかと思いますので、鹿児島市としては、現在、最大限の努力をしていると判断しております。

(記者)まさに、福岡市では第二子以降の保育料の完全無償化もこの春から実施していますが、特にそれに倣って目指していくという、そんなお考えはないでしょうか。

(市長)保育料の無償化につきましては、これは全国市長会等でも話題になっているのですが、住む地域によって差が出ないように国として対応すべき課題であると考えております。もちろん財源が潤沢にあってできるものであれば、それはいろいろなことができるのですが、やはり福岡市と鹿児島市では財政状況が格段に違いますので、その限られた財源の中でいかに成果を出せるか、こういったところを今後ともしっかりと考えていきたいと考えております。

(記者)分かりました。ありがとうございました。

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