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更新日:2024年2月16日

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令和6年2月13日(火曜日)市長定例記者会見

記者会見の動画は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。

令和6年2月13日市長定例記者会見

日時:令和6年2月13日(火曜日)10時00分~

場所:鹿児島市役所東別館3階災害対策室

報道提供資料はこちらをご覧ください。

令和6年度当初予算(案)

令和6年度組織整備の概要(PDF:860KB)

第六次鹿児島市総合計画第2期実施計画の概要

市長発表項目:令和6年度当初予算(案)について

令和6年度の当初予算案がまとまりましたので、組織整備と併せてその概要についてご説明申し上げます。

国においては、足元の物価高に対応しつつ、新しい資本主義の取組を加速させることなどにより、人口減少を乗り越え、経済社会の持続性を担保することを目指すとされています。

地方財政においては、人件費の増加が見込まれる中、地方交付税等の一般財源総額について、前年度を上回る額が確保されたところです。

本市においても、歳入面では、定額減税の国費補てん分を含めた実質的な市税は増収が見込まれるものの、歳出面では社会保障関係経費や都市基盤整備、デジタルの力を活用した地方創生、物価高騰への対応など、本市を取り巻く喫緊の課題に対応するための施策・事業に多額の費用が見込まれることから、厳しい財政状況が続くものと考えております。

これらのことを踏まえ、予算編成に当たっては、財政の健全性に意を用いつつ、さらなる地域経済の活性化を図り、第六次総合計画を着実に推進するため、前年度を上回る新規事業を積極的に計上したところであり、諸施策に全力で取り組んでまいります。

それでは、予算案の具体的な内容について説明を申し上げます。

お手元の資料、「令和6年度当初予算(案)のポイント」の1ページをご覧ください。

令和6年度の予算につきましては、『"つながり"を力に、持続可能なまちを築き上げる予算』としたところでございます。

上の段の表「令和6年度当初予算(案)」にございますように、一般会計は、過去最高の予算規模となる2,825億2,400万円、特別会計・企業会計を合わせた鹿児島市全体の総額は、4,966億6,100万円となります。

人口減少が進んでいく中で、将来にわたって活力を維持していくために、本市の多彩な魅力をさらに磨き上げ、全ての方々に、"住みたい"、"訪れたい"と感じていただける、"選ばれるまち"を目指し、まちへの誇りや愛着を軸とした多様な"つながり"を力に、子育て環境のさらなる充実や、稼ぐ力の向上、デジタルの積極的な活用など、重点的な取組をベースに、本市をさらなる成長へと導き、次の世代へ引き継いでいく「持続可能なまちづくり」に、積極果敢に挑戦してまいります。

2ページをご覧ください。
1の一般会計の予算規模は、前年度と比較いたしますと、1.3%、36億円の増となります。

2の歳入の主なものですが、市税は、定額減税の影響による個人市民税の減などにより、19億円減の、886億円でございますが、定額減税の国費補てん分を含めた実質的な市税は、過去最高の、907億円となります。

次に、歳出の主なものについて、総合計画の6つの基本目標ごとの予算額を申し上げます。

「1頼とやさしさのある創のまち」に、64億円、
「2然と都市が調和したるおいのあるまち」に、109億円、
「3力にあふれ人が集う力あるまち」に、87億円、
「4分らしく健やかに暮らせる心安全なまち」に、1,021億円、
「5かな個性を育み未来を拓くりあるまち」に、637億円、
「6の高い暮らしを支える適なまち」に、202億円を計上いたしました。

次に、基金につきましては、6年度末の残高を当初予算時の5年度末見込みより4億円増の201億円と見込んでいるところであり、物価高騰などへの対応や、さらなる地域経済の活性化のため、基金を活用することとしております。

また、市債につきまして、実質的な地方交付税である臨時財政対策債を除いた6年度末の残高は、当初予算時の5年度末見込みより8億円増の1,565億円と見込んでいるところでございます。

プライマリーバランスにつきましては、1億円の黒字を確保しており、積極予算を計上するなかで、
財政の健全性にも意を用いたところでございます。

なお、予算案の概況と資料につきましては、3ページから7ページに掲載しておりますので、のちほど、お目通しをお願い申し上げます。

それでは引き続き、当初予算案の基本目標ごとの主要事業について、ご説明申し上げます。

9ページをお開きください。

まず、1「信頼とやさしさのある創のまち」です。

「基本施策1.地域社会を支える協働・連携の推進」の、
(1)町内会デジタル活用促進補助金、
(2)町内会活動活性化補助金では、
町内会活動の効率化や負担軽減を図るため、情報発信やオンライン集金等のデジタルツール活用に係る経費を助成するとともに、補助制度の統合と申請手続の簡素化等を進めます。

「基本施策2.自主的・自立的な行財政運営の推進」では、市民の利便性を高める行政手続のDX推進として、
(1)「市民のひろばONLINE」配信事業において、
市政情報をスマートフォン等でより便利に分かりやすく提供できるよう、広報紙「市民のひろば」のWeb版を配信します。

(2)デジタルスマートシティ推進事業、
(3)デジタル活用人材育成事業では、
「かごしまデジタルスマートシティ推進協議会」のプロジェクトを支援するとともに、デジタル活用人材の育成に向け、若年層を対象に実践型の講座等を開催します。

(4)行政手続オンライン化推進事業では、
電子申請フォームの作成等を進め、オンライン申請の手続数の拡大を図り、「行かなくてもいい市役所」づくりを一層推進します。

10ページをご覧ください。

「基本施策3.多角的な連携・交流の推進」の、
(1)アジア太平洋都市サミット開催事業では、
アジア太平洋地域の市長等が一堂に会する同サミットを本市で初めて8月に開催し、都市問題の解決に向けた相互協力やネットワークを構築するとともに、訪れる多くの方々に本市の魅力を発信し、観光消費の拡大にもつなげます。

(2)姉妹友好都市等との交流事業では、
盟約50周年を迎えるパース市や55周年を迎える鶴岡市との訪問団等による交流のほか、長沙市で行われる国際友好都市少年サッカー大会への派遣など、姉妹都市等との友好を深めます。

「基本施策4.シティプロモーションの推進」の、
(2)マーケティング推進事業では、
食や特産品などに関するマーケティングを強化し、各種プロモーションによる認知度等の向上や新たなファン獲得を図ります。

11ページをお開きください。

次は、2「自然と都市が調和したるおいのあるまち」です。

「基本施策1.ゼロカーボンシティかごしまの推進」の、
(1)GXに向けた脱炭素モデル調査事業では、
官民一体となって取り組むGXを推進する脱炭素モデル調査事業を実施します。

「基本施策2.循環型社会の構築」の、
(1)食品ロス削減マッチングサービス導入事業では、
食品の売れ残りを防ぎたい小売店と消費者のニーズをスマートフォンなどでマッチングするフードシェアリングサービスを導入し、食品ロスの削減につなげます。

(4)横井埋立処分場整備事業では、
もやせないごみの安定的な埋立処分のため、2工区3期の整備に向けた実施設計を行います。

12ページをご覧ください。

「基本施策3.人と自然が共生する都市環境の構築」の、
(1)甲突川千本桜再生プロジェクト事業では、
同プロジェクト策定に向け、関係機関等と連携した取組を進めます。

「基本施策4.生活環境の向上」の、
(1)動物愛護サポート事業では、
動物愛護に関する施策の方向性などを検討する協議会を設置するとともに、サポーターの活動を支援します。

13ページをお開きください。

次は、3「魅力にあふれ人が集う力あるまち」です。

「基本施策1.地域特性を生かした観光・交流の推進」では、インバウンドの誘客に向けた取組として、
(1)クルーズ船誘致・受入事業において、
官民一体となって、クルーズ船の受入体制の強化や寄港地観光の推進等を図るほか、

(2)大阪・関西万博を契機としたプロモーション推進事業において、
広域連携によるプロモーション等を推進します。

(3)ナイトタイムエコノミー推進事業では、
インバウンド誘客や滞在時間延長等につながる夜間等における観光コンテンツの情報発信等に取り組みます。

(7)磯新駅設置促進事業
(8)磯新駅開業イベント実施事業では、
駅設置に向け、鉄道施設に係る工事費を負担するとともに、新駅開業イベント等を実施します。

(11)桜島自然体験アクティビティ整備事業では、
桜島地域のにぎわい創出を図るため、自然体験型の観光施設の整備に向けた基本計画を策定します。

(15)平川動物公園遊園地・錦江湾公園リニューアル事業では、
同遊園地と公園を一体的に活用し、魅力向上を図るため基本構想の策定に向けた取組を進めます。

14ページをご覧ください。

(19)国内プロモーション推進事業では、
文化・観光交流協定を締結した鎌倉市など、本市ゆかりの都市等のイベントにおいて、観光PR等を展開し、観光客のさらなる誘致を図ります。

「基本施策2.スポーツ交流・振興の推進」の、
(2)スケートボード等専用施設整備検討事業では、
専用施設の整備に向けて、基本構想・基本計画の策定等に取り組みます。

15ページをお開きください。

「基本施策3.地域産業の活性化」の、
(1)かごしまクリエイター成長促進事業では、
市内クリエイターの活用に係る経費を助成するとともに、ビジネススキルの向上やマッチング、交流を深めるためのイベントを開催します。

(3)中小企業デジタル広告支援事業では、
中小企業者のデジタル広告を活用した宣伝等に対し助成するとともに、デジタル広告の利活用に関するセミナーを開催します。

(5)地域商社支援事業では、
海外展開の促進を図るため、地域商社の海外への販路拡大に係る経費を助成します。

16ページをご覧ください。

「基本施策4.中心市街地の活性化」の、
(2)中心市街地にぎわい創出支援事業では、商店街などが実施するにぎわい創出を図るイベントに対し助成します。

(3)多機能複合型スタジアム整備検討事業では、
まちに新たなにぎわいや活力を生み出す拠点となる、多機能複合型スタジアムの整備に向けた取組を進めます。

なお、スタジアムの検討につきましては、昨年6月に北ふ頭での検討を表明して以降、同地での整備に向けて検討を重ねてまいりました。

このような中、昨年12月、鹿児島ユナイテッドFCが来シーズンのJ2昇格を決め、J1昇格の可能性も見えてきたことから、スタジアム整備までの時間軸も考慮する必要がでてきたところでございます。

このような状況を踏まえ、知事からの提案により、知事と率直な意見交換を行いました。

その結果、北ふ頭でのスタジアム整備には、着工までに相当の期間を要することが見込まれ、鹿児島ユナイテッドFCが早期にJ1昇格する可能性を考慮すると、Jリーグが定める期間内での整備は間に合わない可能性が高いということについて意見の一致をみたところであり、知事との意見交換に加え、これまでの関係者との協議状況や、市議会本会議における質疑及び特別委員会におけるご指摘なども踏まえまして、早期の整備に向けて、同地での検討は白紙に戻すことを決断いたしました。

知事からも、引き続き、協力していく旨の発言をいただきました。

今後、県の協力を得ながら、新たな候補地について早急に検討を進めてまいりたいと考えております。

また、様々な課題の検討にあたっても、スタジアム整備の早期実現に向けて、引き続き「オール鹿児島」で、全力で取り組んでまいりたいと考えております。

「基本施策5.農林水産業の振興」の、
(1)飼料自給率向上対策事業では、
飼料価格の高騰が続く中、飼料自給率の向上を図るため、国産粗飼料を確保する取組を支援します。

17ページをお開きください。

次は、4「自分らしく健やかに暮らせる心安全なまち」です。

「基本施策1.高齢化対策の推進」の、
(1)介護サービス事業所等物価高騰対策支援事業では、
介護サービス事業所等の食材費や光熱費の一部に対し助成します。

(5)ICTを活用した地域介護予防活動支援事業では、
タブレット端末を導入し、住民主体の通いの場等で質問票の入力や体力測定等を実施します。

「基本施策2.地域共生社会の実現」の、
(1)重層的支援体制整備事業では、
地域住民の複雑化・複合化した支援ニーズに、関係機関や地域が連携して対応する重層的支援体制を整備し、相談支援などに一体的に取り組みます。

(2)手話言語・障害者コミュニケーション条例推進事業など3事業では、
条例に基づき、周知や障害者への理解促進の気運を醸成し、意思疎通支援の充実を図る取組を進めます。

18ページをご覧ください。

「基本施策3.健康・医療の充実」の、
(2)食による適正体重化事業では、
妊婦への栄養指導や健康管理の支援を強化するとともに、若年世代に適正体重に関する正しい知識の普及啓発を行います。

「基本施策4.生活の安全性の向上」の、
(1)客引き行為等対策事業では、
客引き行為等の禁止に関する条例に基づき、対策指導員による巡回や指導等を行うほか、
(3)犯罪被害者等支援条例制定事業では、
犯罪被害者等支援の充実を図るため、同条例を制定します。

19ページをお開きください。

「基本施策5.命を守る危機管理・防災力の向上」の、
(1)桜島火山防災研究所設置準備事業では、
火山専門家を登用し、大規模噴火時の市民の避難に係る研究等を行う同研究所の設置に向けた準備を行います。

(8)災害時非常用電源備蓄事業では、
大規模災害発生による停電時などにおいて、速やかな電源の確保・供給を行うため、新たに蓄電池を備蓄し、防災対策の強化を図ります。

20ページをご覧ください。

次は、5「豊かな個性を育み未来を拓くりあるまち」です。

「基本施策1.少子化対策・子育て支援の推進」では、保育所等の待機児童解消対策として、
(1)潜在保育士雇上(やといあげ)強化補助金において、
潜在保育士を保育補助者として雇用し、保育士等としての段階的な復帰に取り組む保育所等に対し助成します。

(9)保育所等業務効率化推進補助金、
(10)市立保育所ICT化推進事業では、
保護者との連絡、子どもの登降園管理等業務のICT化に対し助成するとともに、市立保育所においてシステムを運用し、保育士等の業務負担軽減を図ります。

(6)民間保育士等処遇改善補助金では、
処遇改善を行う保育所等に対し助成することにより、保育士等の確保、職場定着や離職防止を図ります。

21ページをお開きください。

(17)児童クラブICT化推進事業
(18)児童クラブタブレット学習支援事業では、
児童等の入退室管理や保護者への連絡等ができるシステムを導入するほか、児童のタブレット端末を活用した学習を支援するため、インターネット環境の強化等を行います。

(19)保育所等給食費支援補助金
(20)保育所等物価高騰対策支援補助金では、
保育所等に対し給食費や光熱費の一部に対し助成します。

(24)医療的ケア児受入推進事業では、
保育所等への看護師の配置等に対する支援に加え、災害時における非常用電源等の整備に対し助成します。

22ページをご覧ください。

(26)マリーサポートかごしまAIマッチングシステム導入事業では、
オンラインで閲覧等できるようにするほか、AIマッチングシステムを導入し、結婚支援の充実を図ります。

23ページをお開きください。

「基本施策2.子どもの健やかな成長への支援」の、
(1)児童相談所設置事業
(2)児童相談システム導入事業では、
児童相談所の設置に向けて、農業試験場跡地を整備予定地とし、用地取得の取組を進めるとともに、関係機関等との円滑な情報共有等を図るための児童相談システム導入の検討を行います。

(4)こどもの居場所×(読まない)学習機会づくり地域支援補助金では、
こども食堂の関係団体が行う学習支援の取組に対し助成します。

24ページをご覧ください。

「基本施策3.学校教育の充実」の、
(1)桜島学校整備推進事業では、
本市初の義務教育学校となる桜島学校の工事に着手するとともに、校歌や校章の制作などを行います。

(7)フレンドルーム支援事業など3事業では、
不登校傾向の児童生徒への対応のため、新たにフレンドルームを設置し、相談員による学習・相談支援を行うとともに、メタバースや宿泊型体験交流活動の導入などにより支援の充実を図ります。

(10)OIST(オイスト)訪問科学技術研修事業では、世界最先端の科学技術研究を体験できるOIST(オイスト)訪問プログラムに高校生を派遣します。

25ページをお開きください。

「基本施策5.市民文化の創造」の、
(7)美術館開館70周年記念事業などでは、
開館70周年記念シンポジウムのほか、郷土出身の画家・黒田清輝などの特別企画展を開催します。

26ページをご覧ください。

次は、6「質の高い暮らしを支える適なまち」です。

「基本施策1.機能性の高い都市空間の形成」の、
(1)加治屋町1番街区市街地再開発事業では、
にぎわいとゆとりある都市空間の創出に向けて、同再開発事業を推進するため、準備組合が行う再開発ビルの基本設計等に対し助成します。

(2)歩いて楽しめるまちづくり推進事業では、
高見馬場交差点歩道等にポケットパークを設置する社会実験や、マイアミ通り歩道空間の基本設計などを行います。

(3)市街地再開発促進事業では、
いづろ交差点周辺地区において、地区整備の基本方針などを定める市街地総合再生基本計画を作成します。

27ページをお開きください。

「基本施策2.暮らしやすい生活基盤の構築」の、
(1)子育て世帯住替支援事業補助金では、
本市に住み続けたい子育て世帯の住替費用の助成等を行うとともに、

(2)住宅確保サポート事業では、
民間賃貸住宅の入居に不安を抱える高齢者等が安心して住まいを確保できる環境を整備するための取組を進めます。

(5)主要渋滞箇所対策事業
(6)みんなで目指す渋滞解消プラン策定事業では、
渋滞対策を総合的に推進するための基本計画策定に向けた検討を進めるとともに、市道の主要渋滞箇所において、既存道路を活用した渋滞緩和の取組を進めます。

「基本施策3.市民活動を支える交通環境の充実」の、
(2)地域公共交通ネットワーク再構築検討事業では、
官民が連携して取り組む利便増進実施計画の策定に向けた移動実態等の基礎調査を行うほか、

(3)相乗りタクシー実証実験事業では、
タクシー事業者等と連携し、配車アプリを活用した相乗りタクシーの実証実験を行います。

説明は以上でございますが、当初予算案のその他の主要事業の概要につきましては、お手元の資料をお目通しいただきますようお願い申し上げます。

市長発表項目:令和6年度組織整備の概要について

続きまして、組織整備についてご説明申し上げます。

「令和6年度組織整備の概要」をご覧ください。

主なものにつきまして、ご説明いたします。

1ページをお開きください。

(1)ですが、児童相談所の設置に向け、施設整備や運営体制の検討など、本格化する業務に対応するため、こども未来局に「児童相談所準備室」を設置します。

次に、2ページをご覧ください。

(2)ですが、子育て環境の充実に向けて、子育て支援体制をさらに強化するため、こども未来局に「谷山子育て支援課」を設置します。

次に、下の(3)ですが、GIGAスクール構想に基づくデジタルによる学びの支援など、教育DXをさらに推進するため、教育委員会事務局に「教育DX担当部長」を配置します。

次に、3ページをお開きください。

(4)ですが、福祉行政等の分野横断的な業務の連携・調整機能を強化するため、健康福祉局に「健康福祉推進部」を設置します。

あわせて、多様な福祉サービスを効率的に提供できる体制とするため、福祉部と谷山福祉部を「福祉支援部」に再編します。

次に、4ページをご覧ください。
(5)ですが、介護サービスや障害者福祉の充実に向け、高齢者や障害者の施設等に係る取組体制を強化するため、すこやか長寿部に「長寿施設担当課長」、福祉支援部に「障害施設担当課長」を配置するとともに、障害福祉課に「障害施設係」を設置します。

次に、下の(6)ですが、地域の健康危機管理体制の確保に向け、保健所のマネジメント機能を強化するため、保健政策課に専任の「統括保健師」を配置します。

次に、5ページをお開きください。

(7)ですが、桜島の大規模噴火時の避難に係る研究や火山防災対策への対応のため、危機管理課に「火山防災専門官」を配置します。

次に、下の(8)ですが、まちに新たなにぎわいや活力を生み出す拠点となる、多機能複合型スタジアムの整備に向けた取組を進めるため、観光交流局に「スタジアム担当課長」を配置します。

次に、6ページをご覧ください。

(9)ですが、市立病院再整備計画に基づく増築棟建築工事等をさらに推進するため、市立病院事務局に「病院再整備室」を設置します。

次に、下の(10)ですが、上下水道サービスを将来にわたって安定的に運営するため、社会経済状況の変化に対応した施策を効率的・効果的に展開できるよう、水道局の組織を再編します。

7ページ以降には、今回行う新設や統廃合などの「組織整備新旧対照表」を記載しておりますので、お目通しいただきますようお願い申し上げます。

以上が、組織整備の主な概要でございます。

市長発表項目:第六次鹿児島市総合計画第2期実施計画について

最後に、「第六次鹿児島市総合計画第2期実施計画」について、その概要をご説明いたします。

この第2期実施計画は、第六次鹿児島市総合計画に掲げた都市像「つながる人・まちりあふれる動都市・かごしま」の実現を目指し、基本構想及び前期基本計画に基づく施策・事業を、総合的かつ計画的に推進することを目的に策定したものであり、計画期間を令和6年度から令和8年度までの3年間としております。

国においては、人口減少・少子高齢化の進行やグローバル化・ICTの進展、価値観の変化・多様化など、様々な課題への対応が求められております。

このような中、本市が将来に向けて持続可能な発展を遂げていくためには、これらの課題に時期を失することなく、的確に対応することが重要となっております。

このような認識のもと、私は、市勢の限りない発展と更なる市民福祉の向上のため、第六次鹿児島市総合計画の都市像の実現に向けて、第2期実施計画に掲げた事業の推進に全力を傾注してまいる所
存です。

先ほど発表しました6年度予算においても、この第2期実施計画を踏まえ、編成作業を行ったところであり、具体的な施策につきましては、資料を配布してありますので,のちほどご覧いただければ
と思います。

実施計画については、以上でございます。

質疑応答要旨:令和6年度当初予算(案)について

(記者)この令和6年度の新年度予算の位置づけというか、市長としてはこういうところに重点を置きましたよという思いを教えていただきたいのですが、令和5年度は国体とコロナで60億円近く盛り込まれていて、それを上回る過去最大の予算になっていると思うのですが、その辺もお聞かせいただきたいです。

(市長)今回の予算編成のポイントとしまして、一言で申し上げれば、財政の健全性に意を用いながら、限られた財源の中ですが、「選ばれるまち」を目指し、多様な「つながり」を力に持続可能なまちづくりを進める取組に積極果敢に挑戦するために、重点的な取組に必要な経費などをいかに予算に盛り込むかを中心に考えて編成したところでございます。具体的には、この人口減少の中で住みたい・訪れたいと感じていただける「選ばれるまち」を目指し、まちへの誇りや愛着を軸とした多様な「つながり」を力に持続可能なまちづくりを進めるため、総合計画の6つの基本目標に基づく施策・事業、特に子育て環境のさらなる充実、デジタルの積極的な活用、地域の稼ぐ力の向上などをこれまで以上に展開する予算として編成したところでございます。
また、もう1つ、公共投資として3年ぶりに300億円を超える普通建設事業費を確保し、また一部については前倒しで予算を組むことで地域経済の活性化に切れ目なく取り組むこと、こちらも盛り込んだ予算となっております。

(記者)ありがとうございます。
あと子育て関係やDX推進など、市長が掲げられているマニフェスト関連でもかなり大きい額が充てられていると思うのですが、4年間の中での総仕上げ的なお気持ちも込められているのでしょうか。

(市長)そうですね、いただいた任期の最終年度ですので、特に子育て支援の充実、待機児童の解消、そして児童クラブのシステムの導入、そしてもう1つ、私が就任後、1人1台タブレットを配備して、そして、デジタルのコンテンツなども活用しながら学びの保障・充実に努めてきたところです。その中で今回、児童クラブでもタブレットを活用して、そしてデジタルのコンテンツを活用して、あらゆる環境の子供たちが学びを深められるためのインターネット環境の増強を盛り込んでおります。
私は、子供たちが生まれ育った環境に左右されることなく、全ての子供たちが夢や希望を持ち、そして等しくチャンスを得られる、そういう社会を構築したいと思い、取り組んでおります。そういった考えから、子育て支援の充実、そして、今ご紹介しましたように待機児童の解消であったり、児童クラブにおける1人1台タブレットを活用した学習の深化であったり、こういったところなどを盛り込んでいるところです。

(記者)待機児童や子育て対策など、そういう子育て関係のDXに力を入れられているということですか。

(市長)そうですね、そのほかにもデジタル関係はさらに力を入れておりまして、最終的には行かなくてもいい市役所に一歩でも近づけるように身近な様々なサービスを便利にさらに進めて取り組んでいるところです。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:令和6年度当初予算(案)と待機児童解消の取組について

(記者)今、子育て支援の政策についてもお話がありましたが、今回、136事業、465億円を計上されているということで、これは過去最大と言ってもよろしかったでしょうか。

(補助職員)過去最高です。

(記者)ありがとうございます。その中で、下鶴市長は、4月までに待機児童ゼロを掲げられてこれまでも取り組まれてきていますが、その達成に向けての見通しと、4月を過ぎた後の取組の強化、継続についての意気込みをお伺いしてもよろしいでしょうか。

(市長)この待機児童ゼロの実現に向けて保育士等の市独自の処遇改善、そして、今回の予算でも潜在保育士の雇い上げの補助など、保育士の資格を持った方々に鹿児島市の保育所等を選んでいただけるための取組を強力に推進してきているところです。また、併せて保育所等におけるICTの活用にも助成を行い、保育士等の方々の業務の改善、そして、子供たちに向き合う時間をいかに取れるようにするか、こういった保育の質向上に向けた取組についても鋭意取り組んできたところです。
現在、利用調整の最中ですので、4月時点での待機児童ゼロの実現に向けて引き続き努力してまいりたいと考えております。また、あわせて、その後についても安定的に待機児童ゼロの取組を進めることが重要ですし、また、今、国では保育士の配置基準であったり、登園対象のいろいろな制度改正も入ってきておりますので、特に保育士等の方々に鹿児島市の保育所等を選んでいただけるための取組はますます重要になってくるものと考えております。つきましては、引き続き、またさらに強力にこれらの取組を推進してまいりたいと考えております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:桜島火山防災研究所(仮称)について

(記者)最後に文言の確認なのですが、桜島火山防災研究所の設置準備事業で火山専門家を登用しとありますが、組織の整備の中でありました火山防災専門官、これは専門家を専門官として登用されるという理解でよろしかったでしょうか。

(市長)はい、そういう見通しです。

(記者)ありがとうございました。

質疑応答要旨:多機能複合型スタジアムの整備について

(記者)スタジアム関連でお聞きしますが、昨年の6月に北ふ頭を候補地にすると表明してから断念することになりましたが、今の率直な思いをお聞かせください。

(市長)この北ふ頭に着目したもともとの背景といたしまして、やはり海辺に近い、そして市内中心地も近い、こういった市民や観光客の皆様が水辺に親しむことができるポテンシャルが高い場所ということで着目し、また検討を進めてまいりました。その中で、今回、県の検討委員会において北ふ頭もゾーニングの対象となり、さらには、新たなにぎわいを創出する場所という位置づけもされたところです。まちづくりという観点においては、この北ふ頭が多くの方に注目され、そしてまちづくりの対象となり、さらには、新たなにぎわいをつくり出す場所と位置づけられたことは鹿児島市のまちづくりにとって大きな前進であったと考えております。
その中で、まちづくりにとってポテンシャルが高い場所にスタジアムが整備されるということを目指して取り組んできたわけですが、一方で先ほど(予算の発表の中で)申し上げましたとおり、Jリーグのライセンスの課題もあり、また、鹿児島ユナイテッドFCがめでたくJ2に昇格し、J1に早期に昇格する可能性も出てきたところでございます。そういった中でやはり重要なことは、鹿児島ににぎわいをつくり出し活力を生み出す、そしてまた、このスタジアムを待ち望んでいる多くの方々の期待に応えるためには、何といっても早期整備に向けた取組を加速させることが重要であるとの考えに至りました。
そこで、今回、知事からのご提案を受け直接会談し、まずは早期整備に向けて取組を加速させる必要があるという見解で知事と私で一致を見たところです。そして、この早期整備を図るため、これからは候補地の検討に当たっては、県と市が一緒になって候補地を探していく、このことも確認されたところです。したがいまして、これからさらに早期整備に向けて取組を進めることができる、そういった意味で私は前進であったと考えております。

(記者)前進になったという面も確かにあると思いますが、全力を傾注するとまでおっしゃって北ふ頭を掲げたのが、できなくなったのはやっぱり残念という思いもありますかね。

(市長)スタジアムがという点ではそういう思いもありますが、ただ、今回この構想を通じて、長い間まちづくりの対象としては忘れ去られてきたといっても過言ではない北ふ頭に脚光が当たり、そしてまた実際に県の検討委員会でまちづくりのゾーニングの対象となり、そして今回、新たなにぎわいを生み出す場所という位置づけがされたところです。そういった意味では、まちづくりという観点で北ふ頭に大きな可能性、そして脚光を浴びるきっかけとなった、そういった面でも前進であったと考えております。

(記者)北ふ頭を白紙に戻さざるを得ない、断念しないといけないと考えた、決め手になった一番の要因は何だと思いますか。幾つかあると思いますが、中でも大きいのは何だと思いますか。

(市長)先ほど申し上げましたとおり、早期整備に向けた取組を加速させる必要があるという思いを知事と私で確認、共有したところでございます。そういった中で、今後、候補地の検討に当たっては、県と市が一緒になって検討し、探していく、その前提としては早期整備のために探していく、こういったところも確認できたことから、早期整備を目指して県と市を含めオール鹿児島でさらに強力に取り組んでいけるものと考えております。

(記者)新しい場所の選定は市と県が一緒になってオール鹿児島で探すということですが、今の時点で鹿児島市として何か、ここがいいのではないかなど、そのように市長が考えているものはありますか。

(市長)特定の場所は現在ございませんが、ただ、今後検討する上では、もちろんのこと一定の面積であったり、そして土地利用規制であったり、こういったところを軸に検討されていくものだろうと考えております。

(記者)あくまで県と一緒になって考えるということですかね。

(市長)これは市で考えることもあれば、県からのご提案もあり得ると思いますが、いずれにしましても検討段階において、ここであればお互いさらに協力して進められるということを早期に確認しながら進めていくことにより、これまでよりもさらに早く整備に向けて進めることができるものと考えております。

(記者)あと鹿児島市議会だったり、県議会でも盛んに議論がされて、なかなか北ふ頭という見通しが甘いのではないかと指摘する声も上がっていますが、そこについては市長としてどう考えていますか。

(市長)これまで北ふ頭の整備検討に当たっては、まずは、港湾関係者の理解を得るための様々な協議、そして、様々な対案などを出してきたところですが、一方で、この港湾関係者の理解を得るまでは至らなかったこと。また、その理解をいただくための様々な取組には一定の期間を要するということ。こういったところから、早期整備の実現、ここを目指し、今回の決断に至ったものでして、いずれにしましても、このスタジアムの整備の検討を進めていくことには変わりはありませんし、また早期整備の実現に向けてさらに県と力を合わせオール鹿児島で取り組んでいく、こういったところでご説明を申し上げてまいりたいと考えております。

(記者)全力を傾注すると言って掲げた北ふ頭が結局整備できないことになったわけですが、掲げた当事者として何らかの責任を取ると、そのような考えはありますか。

(市長)これはやはりスタジアム整備の実現を図ることが私に課せられた、期待されているミッションであると思いますので、その実現に向けて引き続き取り組んでまいりたいと考えております。

(記者)当初予算に810万円、スタジアム整備の関連で予算が積まれていますが、そこはどういった事業をしていこうと考えていますか。

(市長)こちらはまず、引き続き機運醸成を図るとともに、そしてまた、先進地への視察も考えております。具体的には、今年は既にオープンした広島、そして秋にオープンする長崎など、非常に参考となる注目される新たなスタジアム、街なかのスタジアムが竣工いたしますので、そういったところを中心に先進地視察などを盛り込んでいるところでございます。

(記者)場所の選定など、いつまでに県と話をつけるというか、場所を決めたい考えはありますか。

(市長)明確な期限はありませんが、これはなるべく早くという思いを持っているところでございます。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

質疑応答要旨:多機能複合型スタジアムの整備について

(記者)まず、今後の場所選定ですね、これまでの大義としては街なかでの候補地が最優先されてきたわけですが、今回は早急に完成するためということでした。今後、街なかにこだわるのか、そこら辺についてはいかがでしょうか。

(市長)やはり、Jリーグでも理想のスタジアムとして交通の利便性が高い場所などの要件を掲げておりますので、そういった観点で今後も検討していきたいと考えております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:多機能複合型スタジアムの整備について

(記者)スタジアムに関連して複数お伺いします。先ほど断念への思いを語られましたが、市としては、候補地の2度目の断念になるかと思います。そこら辺を含めていかがでしょうか。

(市長)やはり、スタジアムの検討に当たっては、1つは、市として、活用可能なまとまった土地を有していないことが前提としてあります。そのような中で、前市長の時代から、中心市街地の活性化、街なか、そして、県市含めオール鹿児島という前提でこのスタジアム検討が始まり、そして今日に至っているわけです。その中で、その時々でベストの選択を目指して検討を積み重ねてきた結果であり、そして今回、鹿児島ユナイテッドFCのJ2への昇格に際し、J1への早期昇格の可能性、そしてまた、昨年はJリーグからのライセンスに関する現地調査などの状況変化があり、そういった点を踏まえれば、やはり早期整備、こちらに向けて優先すべきだろうということから、今回の決断に至った次第でございます。

(記者)先ほどから早期整備というご発言などもありますが、早期整備が求められていたのは今までも恐らく変わっていないと思います。そうした中で、ここまでの市の取組は、市長、結局断念という形になったわけですが、どのように今振り返っていらっしゃいますか。

(市長)まずは先ほどお答えしましたとおり、もともとはまちづくりにおける北ふ頭のポテンシャルの高さに着目しての検討であったわけでして、その点におきましては、これまでまちづくりにおいて、北ふ頭はほとんど注目されてこなかった。そのような中で、今回、まちづくりの検討の対象となり、そして新たなにぎわいを生み出す場所としてのゾーニングもなされた。まちづくりという点では一定の進歩があったものと考えております。
また、スタジアムの検討に当たっても、この中心市街地の活性化、街なか、そしてオール鹿児島での取組を前提に前市長の時代から検討がスタートしているわけですが、その時々においてベストを尽くした結果でして、そしてその上で、今回何より早期整備、こちらを優先する、そういった観点から決断を下した次第でございます。

(記者)今お話の中で、まちづくりという点では一定の進歩という結果が得られたというお話でしたが、本来の目的としては、北ふ頭にスタジアムを整備することが市の目的だったと思います。結果的には本来の目的が果たせなかったところになりますが、そこは、市長、思いはいかがでしょうか。

(市長)そこはですね、鹿児島市において、スタジアムの整備はまちづくりの一環として行っているものであって、単にサッカー場を造ろうという話ではないと理解しております。その中で、街なかであったり、こういったコンセプトが出てくるわけでして、そういった意味では、スタジアムも単なるサッカー場ではなく、まちづくりの一環として我々としては捉えているところでございます。

(記者)まちづくりの一環として北ふ頭のサッカースタジアムというお話ですが、そうした中で、早期整備という観点からすれば、もう少し早く決断できなかったのかと私個人的には思ってしまうのですが、そこは、市長、今どのようにお考えでしょうか。

(市長)今回、知事から面会のご提案をいただきまして、そしてその場で、時間軸を考慮し、早期に整備を図る必要があるということで見解が一致を見たわけです。そしてまたあわせて、今後の候補地選定作業においては、県と市が一緒になって早期整備を目指して取り組んでいく、こういったところも合意を見たところです。したがいまして、この決断はこのタイミングであったと考えております。

(記者)これまでも港湾関係者との協議が難航していることや、港湾計画変更の必要性、まさに長く時間がかかることも様々言われてきました。難しさは市長も承知した上で、これまで計画を検討していたかと思うのですが、今回断念というタイミングが市長からの持ちかけの上での断念になりました。市長から主体的にそういった決断をすることはできなかったのでしょうか。

(市長)今のご質問の前段がよく分からないのですが、もう一度お願いできますか。

(記者)もともと難しい計画だという声も、北ふ頭での整備が……

(市長)その後の中段ですね。

(記者)あった中で、先ほどから市長自身がおっしゃっていますが、塩田知事からの面会を受けて、そういうご発言があったため決断に至ったとおっしゃっています。塩田知事からの面会がなければそういった決断をすることは難しかったのでしょうか。

(市長)ちょっと今ご質問で、私から持ちかけて云々というご発言があったものですから、確認させていただきました。

(記者)塩田知事から持ちかけの上で判断と先ほどおっしゃいましたが、そこをそういった面会なくして、市長が自ら判断することはなかなか難しかったのでしょうか。

(市長)これは先ほど来申し上げておりますとおり、このスタジアム検討に関しましては、県と市を含むオール鹿児島での取組を前提とし、またこれは県も市もその合意の下、また確認しながら進んでまいりました。その中で、今回、知事とお会いして、この時間軸の意識の共有、さらには、今後、県と市が一緒になって早期整備を目がけて候補地を探していくことの確認、合意を取った、だからこその決断であると考えております。

(記者)分かりました。それと先ほどから質問させていただいていますが、北ふ頭での整備を第一に今まで考えていらっしゃったと思います。そうした中で白紙に戻す結果になったわけですが、どういったところが市の取組として足りなかったかと、今、市長どのようにお考えでしょうか。

(市長)その都度都度でできる限りの取組をしてきたと考えております。一方で、港湾関係者の方々のご理解を得るための取組について一定の時間を要することが明らかになってきた。その上で鹿児島ユナイテッドFCがJ2に昇格し、J1への早期昇格の可能性を考慮する時間軸を早める必要が出てきた。さらには、昨年秋にJリーグからの調査があり、Jリーグからもライセンスに関する時間軸を示されるようになってきた。こういったところを総合的に勘案すれば今回の決断に至るということでございます。

(記者)決断に至った経緯は今しっかりと分かったのですが、これまでの取組で北ふ頭という目的が果たせなかったわけですが、これまでの取組を振り返ってどういったところが市として足りなかったかと。時間も使っていたわけですし、そこら辺はご自身としてどのようにお考えでしょうか。

(市長)市として、港湾管理者ではない中でできる限りの調整を行ってきたと考えております。その中で、やはり港湾関係者の方々から集客施設が北ふ頭にできることへの不安を払拭するまでは至らなかったこと。また、払拭するための施設整備等々にはさらに一定の時間を要することが見込まれたこと。こういったところが要因であろうと考えております。

(記者)そこが払拭できなかったというのは、ただ市としては、十分協議の上でなかなか難しかったと今お考えでしょうか。

(市長)市としては港湾関係者の方々と協議を持ち、またご意見を聞きながら進めてきたところでございます。

(記者)分かりました。あと次期候補地の件になります。具体的にはまだというところで今私としては認識していますが、今の鹿児島ユナイテッドFCのホームの白波スタジアムを改修する可能性は、市長は今お考えでしょうか。

(市長)これに関しては既に秋ぐらいからこの会見でお答えしているかとは思うのですが、もともと鹿児島ユナイテッドFCが前回J2に上がり、そしてJ1ライセンスを取得するときの特例条件が、本来はこの白波に屋根をつけたり、こういった改修が必要であったところを、県市オール鹿児島で新たなスタジアムの整備、そして恐らく、その前提としては、Jリーグが掲げる理想のスタジアム、交通利便性であったり、屋根であったり、こういった要件があるわけですが、こういったことのJリーグが掲げる理想のスタジアムを目指して整備するという条件でライセンスが特例的に付与されているものと考えております。
つきましては、この白波スタジアムの改修という点では、そもそものライセンスという面で厳しいのではないかと考えております。

(記者)分かりました。それと、今後について、県と市が一緒になって進んでいくということですが、これまでもオール鹿児島でやっていくという発言は何度もありました。今回とこれまででいうと、どういったところが具体的に今後変わってくるのでしょうか。

(市長)これは候補地探しが加速するということでございます。具体的には、これまでは市で候補地を選定し、また一定の成案になるまで構想を組み上げた上で県のご判断を仰いでいましたが、これからは候補地を探す段階から市と県がさらに密接に連携しながら、それぞれ候補地を出すかもしれませんが、そこが実際にどういう形になって、それぞれが合意できるのか、こういったところを早期に確認しながら候補地選定を進めていくことによって、早期の候補地選定、そして早期整備に向けた取組を加速することができると考えております。

(記者)分かりました。最後に1点、確認なのですが、市長が北ふ頭を白紙にする決断をしたのはいつでしょうか。

(市長)これは、11日に知事とお会いして、庁内協議なども行った上で12日の朝、知事に、知事のご提案を踏まえて市としてこうしますとご連絡する、その直前でございました。

(記者)こうしますというのは、白紙に戻すというところですかね。

(市長)今この会見でお答えしているとおり、早期整備を目がけ、そして県と市が一緒になって候補地を早期整備に向けて選定していく、そういったところから、早期整備を目がけて北ふ頭を白紙に戻すことを決断いたしましたと知事にお伝えしたところでございます。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

質疑応答要旨:多機能複合型スタジアムの整備について

(記者)関連する質問ですみません。まず初めに、これまであったスタジアム関係の質問で市長がお答えになられたことの確認を1点させていただきたいのですが、新年度当初予算の中にスタジアム関係で計上された810万円の事業費に関して、機運醸成を図る事業と、あとそれとはまた別で広島や長崎のスタジアムの視察に行く、この2つを柱にしているということでお間違いなかったですか。

(市長)はい、そうです。

(記者)ありがとうございます。では、機運醸成を図る事業について追加で質問できればと思うのですが、今年度協議会を立ち上げたみたいに、何かまた新たな組織の発足などそういったことも視野にあるのですか。

(市長)現在のところ、協議会は含んでいない予算でございます。こういった協議会等については必要が生じた場合にまた考慮してまいりたいと考えております。

(記者)ありがとうございます。では、機運醸成を図る事業として何かこういったものを行っていこうという考えは、何か具体的なものはあったりされるのでしょうか。

(市長)その事業の個別具体的な内容なので、担当課が来ていれば。

(補助職員)機運向上の中身につきましては、以前も開催しましたが、プロの方を呼んで市民に広くイベントを開くということ、またあと、少年団などそういうところに鹿児島ユナイテッドFCと連携してプロの選手を連れていって、そこでいろいろなスタジアムの必要性などそういったものを含めて周知を図っていきたいと、そういった具体的な取組が含まれているところです。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:児童相談所の設置について

(記者)あともう1つ、児童相談所の設置に関してもご質問させていただきたいのですが、当初予算の資料にも説明書きがありますが、県農業試験場跡地を整備予定地としてという記載もあるので、本市としては、整備予定地をこの県農業試験場跡地の方針で固めたということでよかったですか。

(市長)はい、そうです。

(記者)ありがとうございます。年度内には整備予定地を固めていきたいという考えを前の委員会でもお伺いしていたのですが、大体いつぐらいにこのような考えになったのでしょうか。方針がいつぐらいに固まったのかなと思って。

(市長)詳しい年月日については担当課に聞いてもらいたいなと思うのですが。

(補助職員)今月、2月に入ってから、市長の決裁をいただいたところでございます。

(記者)ありがとうございます。すみません、もしかしたら、また市長ではなく担当の方に質問という感じになるのかもしれないのですが、1月にあった市民説明会の中で、スケジュール感であったりや、建物規模感であったりなど、そういったものもいろいろ市民の皆さんにご説明されたと思うのですが、それのスケジュール感、規模感、現時点でもお変わりないですか。

(市長)住民の方々への説明会の中でご説明をして一定のご理解をいただいたものと考えておりますので、そこでお示ししたスケジュールを軸に考えているところでございます。

(記者)ありがとうございます。質問の順番がちょっと前後しちゃったかもしれないのですが、比較検討状況の中で鴨池公園駐車場跡地よりも県農業試験場跡地がこういう項目が優れているという内容を示されたと思うのですが、コスト面であったり、交通の利便性、あと市民の皆さんの利用状況を踏まえて、この方針に固めたということでお間違いなかったですか。

(市長)はい、そうですね。またあわせて、やはりこれは市民の皆様からも、また議会のご論議でも早期設置を求める声を多くいただいておりました。そういった観点も加味して、今回、農業試験場跡地を整備予定地として決定したところでございます。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:多機能複合型スタジアムの整備について

(記者)まず、スタジアム関係から教えていただきたいのですが、ドルフィンポート跡地を断念されたときに、浜町と2か所あったと思うのですが、そこを2つとも断念されて、北ふ頭1か所になって、市議会の中では令和5年の4月の時点で、一回白紙に戻して、ドルフィンポート跡地が厳しくなったのだったら、一から候補地を考えてもいいのではないかという声もありましたが、市長としては、北ふ頭1か所で進んできたことに対する、選択に対する悔いはなかったですか。

(市長)スタジアム検討に当たっては、前市長の時代から、中心市街地の活性化、街なか、そして県市含めオール鹿児島という枠組みの前提の下で検討を進めてきた経緯がございます。その中で、街なかへの回遊性にも優れ、そしてまたまちづくりの非常に大きなポテンシャルを持ちながら、これまでまちづくりという観点では全く注目されてこなかった北ふ頭に着目して検討を進めてきたわけでして、その点につきましては、まちづくり、そして中心市街地の活性化に向けて、市としてできることを行ってきたと考えております。

(記者)ありがとうございます。あと、もうすぐJ2に復帰する鹿児島ユナイテッドFCのライセンスへの、今、北ふ頭を断念して候補地がない状態になっていると思うのですが、ライセンスへの影響はないのでしょうか。

(市長)この点につきましては、しっかりとJリーグとも密にコミュニケーションを取りながらこれまでも進めてまいりましたし、また今後も進めていきたいと考えております。このライセンスに関しましては、J1昇格後9年以内に完成という、たしかそういう条件だったかと記憶しておりますが。

(記者)10年ですか。

(補助職員)J1に昇格してから、特例措置を使うことで9年以内、9年目のシーズンまでに。

(市長)完成していくことということでして、そこを目がけて、むしろ今回、早期整備に向けて県と市さらに力を合わせて取り組んでいくことをJリーグにもお伝えし、理解を得てまいりたいと考えております。

(記者)Jリーグに説明するときには、候補地はないが新設するという構想自体は残っているのでという形になるのですか。

(市長)そもそも、先ほど少しお答えしましたように、もともと、前回鹿児島ユナイテッドFCがJ2に上がって、J1ライセンスを付与される前提条件は、本来であれば白波スタジアムに屋根をかけたり云々という話があるが、県と市オール鹿児島で屋根等を満たした新たなスタジアムの構想があるからということで特例をいただいているのでして、そこは変わりはないと説明を申し上げたいと思っております。

(記者)分かりました。ありがとうございます。あと、次の候補地を決める決め方なのですが、先ほど市長から、県から提案があるかもしれないし、市がこういうのを考えて、双方で合意を得られるかどうかという話があったと思うのですが、市としての案を決めるために何か協議会の場や、庁内の検討委員会などを設置するお考えはないのですか。

(市長)まずは候補地の洗い出しについては庁内で検討を進め、そして最終的に幾つになるか分かりませんが、その中で選定するという場面ではまたそれぞれの展開があるだろうと思っております。まずは庁内で候補地の洗い出しということになるかと思います。

(記者)今まで民間事業者の要請で取下げした浜町など、過去に候補地に一度挙がったことがある場所が再び候補地として検討される可能性もありますか。

(市長)これはもちろん土地所有者の同意が大前提ですし、その上で幾つかの条件が出てくることになるかと思いますので、最初にあるのは当然、一定の面積であったり、土地利用規制のお話だったり、周辺環境への影響であったり、こういったことを最終的には勘案することになるかと思いますが、まずは所有者の同意を含めて、それらを明確にクリアしているところから洗い出して、そしてその上で早い段階で県とも意思疎通を図りながら、どこであればこういう課題をクリアできて、お互いに合意の下、オール鹿児島で取り組める、こういったところを確認しながら絞り込む作業になっていくのだろうと考えております。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

質疑応答要旨:待機児童解消の取組について

(記者)あと待機児童関係でもう1点お伺いしたいのですが、4月1日でゼロを目指すことを掲げられていましたが、4月でゼロになるかどうかの見通し、見込みはありますでしょうか。

(市長)これまでも利用枠の拡大であったり、そして、保育所等で働いていただける保育士等の方々の確保であったり、これらを強力に進めてきたところでございます。そして現在は4月1日から利用される方の利用調整の最中ですので、ここは丁寧にマッチングを行い、そして、4月1日での待機児童ゼロ実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。

(記者)今の時点で見込みや想定などは難しいですか。

(市長)今まさにマッチングの最中ですので、今、数をお示しすることは困難だと考えております。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

質疑応答要旨:多機能複合型スタジアムの整備について

(記者)スタジアム関係なのですが、先ほど早期整備の加速が必要ということで知事と合意したということだったのですが、まず、北ふ頭に造る場合だったら最低でも何年ぐらいかかっていて、新しい場所になると早期整備を目指したいということだったのですが、何年ぐらいにできるという、そういうところまで確認をされたということでよろしいでしょうか。

(市長)細かい年数の確認までは行っておりませんが、北ふ頭に関しては、港湾関係者の方の合意を取れた後の港湾計画の改訂、それぞれの年数に一定の期間を要するということです。また、今後選定する候補地における建設は、一般論でいえばある程度の目星は立つのだろうと思います。つまり、場所が決まって設計など入った場合に一般的な見通しは立つとは思いますが、これが何年ということの細かい話はしていないところでございます。

(記者)一般的に見ると場所が全く決まっていない白紙に戻るとなると、またそれ以上に年数がかかるのではないかと思ったりするのですが、市長としては、何年以内に、J1昇格後9年以内の整備が必要ということだったのですが、何年までに整備をと考えていますか。

(市長)それは、これからの土地選定の期間にもよりますが、ただ、いずれにしましても、先般、知事と確認したことは、鹿児島ユナイテッドFCのJ1ライセンス、こちらの影響も考えながら時間軸を早めようということで合意しておりますので、そういったところをにらみながら、ただし、その中でもなるべく早くということで考えているところでございます。

(記者)それは知事から具体的な代替の候補地の提案があったということですか、何かそういうのはなかったのでしょうか。

(市長)現時点において具体的な候補地の提案はいただいていないところです。

(記者)でも早期整備ということで、できたら今年昇格する可能性もあるので10年以内には造りたいという考えなのでしょうか。

(市長)もちろん鹿児島ユナイテッドFCのJ1早期昇格の可能性を考慮し、時間軸を早めようということで知事と私で合意しておりますので、最速でいえばそこを目がけてということになります。

(記者)あとすみません、先ほど北ふ頭の整備は白紙ということをおっしゃいましたが、先ほどうちの別の記者も確認したのですが、北ふ頭の前に戻るのか、それとも今までの議論が全く白紙になるのかという、北ふ頭整備について、候補地なのですが、今までさんざんいろいろ候補地を挙げてきたと思うのですが、そこも白紙にして一から考えるのか、それとも今まで北ふ頭が出る前のいろいろな候補地も踏まえながら検討するのかという、どちらになるのですか。

(市長)これは、まずは候補地を洗い出していく作業になってこようかと思いますが、それは広さであったり、そしてJリーグが掲げる理想のスタジアム像であったり、こういったところを勘案しながら候補地のまずは洗い出しになっていくものと考えております。

(記者)あと1点、候補地にした北ふ頭なのですが、市長が掲げる歩いて楽しいまちづくりという意味では、北ふ頭はすごい大事な場所であるのは変わらないと思うのですが、今後、歩いて楽しいまちづくりを推進していく上で、市としては、北ふ頭整備についてはスタジアム以外にもいろいろな活用方法があると思うのですが、そこら辺の話などは知事とされたり、今、市長の考えはあったりするのですか。

(市長)具体的な施設像という話はしていませんが、ただ、今回の県の検討委員会において、北ふ頭がまちづくりの対象として認識、注目されるようになり、そして今回、新たなにぎわいを生み出す空間というゾーニングの位置づけがされたところです。そういった面では、今後、新たなにぎわいを生み出す場所として議論が進んでいくことを期待したいと思っておりますし、また、まちづくりの主体者として、市としても一定の意見を申し上げていきたいと考えております。

(記者)あと1点、市長としては、スタジアムで市街地の活性化を目指したいということだったと思うのですが、今後の検討に当たっても、もちろん市街地中心部での建設のみを検討していくという認識で間違いないですか。

(市長)これは先ほど来申し上げておりますとおり、たしかこれは2019年に特例で鹿児島ユナイテッドFCがJ1のライセンスをいただくときも、このJリーグが掲げる理想のスタジアム、交通利便性が高いことや、フットボール専用、屋根つきといったこれを目指すということも主体的にあったと捉えております。したがいまして、そういった面も含めながら、立地でいえば交通利便性が高い場所といったところを軸に考えてまいりたいと考えております。

(記者)それは市中心部ということで……

(市長)市内への、市中心部への回遊性をしっかりと意識しながら取り組んでまいりたいと考えております。

(記者)市中心部にこだわらず、そういう交通の便があるところを検討していきたいということなのですか。

(市長)これは市民の皆様にとって、もしくはJリーグから見てどうかという幅の話であるかと思いますが、いずれにしましても、交通利便性が高く、そしてまた中心市街地との回遊性が期待できる場所、こういったところを軸に探していくことになるだろうと考えております。

質疑応答要旨:令和6年度当初予算(案)について

(記者)すみません、話は変わるのですが、一般会計当初予算の件なのですが、今回、市長最後の年、最終年ということで、たしか最多の事業数になったと思うのですが、市長としての予算編成の今回の手応えと、あと下鶴色を出せたという感想としてはどうですか。

(市長)これはやはり限られた財源の中でもありますが、財政の健全性に意を用いながらも、「選ばれるまち」、そして持続可能なまちに向けた積極果敢に挑戦する予算を編成できたものと考えております。特に、第六次総合計画の重点プロジェクトである子育て、ICT活用、稼ぐ力、ここには多くの新規事業、そして予算を投入しておりますし、ぜひ注目していただきたいと思いますし、また、これまでのこの1期4年間積み重ねてきた集大成としてのものをお示しできたと考えております。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

質疑応答要旨:桜島火山防災研究所(仮称)の設置について

(記者)危機管理防災力の向上で伺わせてください。桜島火山防災研究所(仮称)設置準備事業ということで、今回、火山防災専門官の登用が挙げられています。この1年、どのような準備期間にしていきたいとお考えですか。

(市長)まずはしっかりと火山の専門知識、桜島の専門知識を持った方を専門官として登用するとともに、大正噴火級の大規模噴火への警戒を要する時期に入ったとされている中、市民の生命を守るために大規模噴火時に向けてどのような備えが必要なのかということを改めて洗い出しながら、避難計画のブラッシュアップ、さらには、やはり避難計画が実際の発災時に機能するかどうかは、何といっても普段からの備えと市民の防災意識の向上をどこまで図れるか、ここにかかっておりますので、防災意識の向上、子供たちに対する防災教育、こういった面もどういったところをさらに上げていかなければならないのか、こういったところをしっかりと洗い出せる1年にしていきたいなと思っております。また、改めて次の年である研究所の設置に向けてどういう体制を取ればそれらが機能していくのか、こういった2つの面から充実する準備期間にしていきたいと考えております。

(記者)1年間かけて次の研究所に向けての準備期間ということですが、具体的なスケジュール等は今、市長の頭の中に何かございますか。この1年のスケジュールです。

(市長)まずは専門官の登用からですが、具体的なスケジュールについては、担当課が来ていたらそちらからお答えいただきたいなと思います。

(補助職員)専門官の登用を含め、その後の研究計画策定等については、6年度の中で今後検討していく予定となっております。具体のものは今のところはございません。

質疑応答要旨:能登半島地震を受けた防災力の向上について

(記者)防災というのは、どこの市でも今、どこの自治体でも能登半島地震を受けてライフラインがすごく今、重要視されていると思います。予算に関しては、直接これは上がってきていないかもしれないのですが、下鶴市長の考える能登半島地震を受けての鹿児島市の防災力の向上を一言お聞かせください。

(市長)やはり今回の能登半島地震の特徴は、一番起こってほしくないときに起こった、やはり災害はいつどこで起こるか分からないと捉えております。すなわち一番あの能登の地域に人が多い時期に起こりましたよね。やはり災害はいつどこで起こるか分からない、普段からの防災意識、そして訓練も大事ですし、さらには、やはり今回の災害を教訓として、さらに避難計画、そして防災備蓄等々の防災の体制の強化に役立てていかなければならないと考えております。

(記者)ライフラインの途絶等も道路も含め、それから水道等、ガス、いろいろあったと思います。こういった面で市長の考えるライフラインの強化はどのようなものがありますか。

(市長)やはり我々としましては、水道局、生活に最も密接なインフラである上下水道を有しておりますので、災害に強いインフラづくりに当たっては、管路の老朽化に対応し、計画的な更新をしっかりと行ってまいりたい、そのように考えております。

(記者)ありがとうございます。

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