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更新日:2015年3月20日

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市長定例記者会見(平成21年10月6日 火曜日)

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日時:平成21年10月6日(火曜日)10時~10時30分

場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室

皆さん、おはようございます。

それでは、私のほうから発表させていただきます。

昨日、平成21年第3回の鹿児島市議会定例会が終了いたしまして、引き続き地域経済の活性化を図るための公共事業や、更なる感染拡大が懸念される新型インフルエンザへの対策などにつきまして、それに係る補正予算が原案どおり可決されました。

今後、これらの予算を速やかに執行をするとともに、今後とも必要に応じた対策を講じてまいりたいと考えております。

それでは、本日は5項目について発表いたします。

市長発表:公用車に電気自動車を初導入

初めに、公用車への電気自動車の初導入についてでありますが、本市では、地球温暖化対策の一環として、公用車に電気自動車を率先して導入するとともに、市民・事業者への普及を促進していくことといたしております。

今年度は、電気自動車を8台導入する予定でありまして、1台目を今月11日に、かごしま環境未来館に配置をいたします。

車体にロゴデザインを施して、走る広告塔として活用をするとともに、あらゆる機会を捉えまして試乗会や展示会を行うなど、積極的に電気自動車のPRをしてまいりたいと考えております。

10月11日日曜日には、かごしま環境未来館で導入セレモニーと体験試乗会を開催いたしますので、ぜひ多くの皆様方にお越しいただき、電気自動車を体感していただきたいと思います。

また、本市では、市民や事業者の皆さんの購入に対する助成も行っておりますので、活用していただきたいと思います。

市長発表:生誕80年記念特別企画展

「向田邦子展~彼女のすべて26のキーワード~」

次に、生誕80年記念特別企画展「向田邦子展~彼女のすべて26のキーワード」の開催について、説明いたします。

鹿児島ゆかりの作家の一人として、かごしま近代文学館において紹介しております向田邦子さんの生誕80年を記念し、10月16日から、同館で特別企画展を開催いたします。

今回は、常設展示では紹介されていない数多くの収蔵品の中から、直筆原稿、構想メモ、遺愛の品々、写真など資料約450点を通して、向田さんの魅力をアルファベットのAからZの26のキーワードで紹介をいたします。この中には、先般、記者発表を行いました、短編小説集「思い出トランプ」に収められている「耳」の草稿を朗読した肉声テープや、ドラマ「阿修羅のごとく」の構想メモなども含まれています。

何と申しましても、今回の特別企画展の見どころは、作品に関する資料から、脚本家、作家という仕事の面だけではなく、彼女が好んだ食べ物や服、靴などのファッション面など、向田さんの生き方にも迫ることで、向田さんが今もなお人々を引き付けてやまない秘密を探ります。

ぜひ、読書の秋にふさわしい本企画展に足をお運びいただきまして、向田文学の魅力と向田邦子さんの世界を味わっていただきたいと思います。

市長発表:アジアん・鹿児島2009

~第4回かごしまアジア青少年芸術祭~

次に、アジアん・鹿児島2009~第4回かごしまアジア青少年芸術祭の開催について、説明いたします。

今年は、中国、韓国、マレーシア、シンガポール、バングラデシュの5か国から、6団体、約130名の青少年の参加を得て、10月17日・18日の両日に開催いたします。

17日に宝山ホールで開催する「青少年音楽祭」では、アジア各国や市内の青少年による合唱、また吹奏楽、伝統舞踊などを披露し、さらに、本市出身のシンガーソングライター福井静さんに特別ゲストとして出演していただきまして、西紫原小学校の児童たちとのコラボレーションなども予定しております。

翌18日に中央公園で開催いたします「青少年ステージ」では、アジア各国や市内の青少年による音楽部門、ダンス部門のコンテストが実施されるほか、アジア各国の料理などが楽しめる屋台、日本文化体験のブースなどがございます。

また、同じ日に地元商店街が「ぴらモールアーケード」を中心に開催をされる「2009秋の天文館フェスタ」とも連携を図りまして、同地区のにぎわいの創出が一層図られるよう、準備を進めているところでございます。

市長発表:“美味のまち鹿児島”シンポジウム

~鹿児島から「食の維新」を~

次に、“美味のまち鹿児島”シンポジウムの開催について、説明いたします。

先月、設立されました“美味のまち鹿児島”づくり協議会主催の“美味のまち鹿児島”シンポジウムを、10月22日に開催いたします。

このシンポジウムでは、学校法人服部学園理事長の服部幸應(ゆきお)氏を講師にお迎えして、「食育のすすめ~大切なものを失った日本人~」という演題で基調講演をいただくほか、『「食の観光化」による魅力づくり~鹿児島から「食の維新」を~』をテーマにパネルディスカッションを行うことといたしております。

ぜひ、多くの皆様にも参加いただきまして、これからの鹿児島の観光の魅力づくりを一緒に考える機会になればと思っております。

市長発表:2009火山砂防フォーラム

最後に、2009火山砂防フォーラム開催について、説明いたします。

この火山砂防フォーラムは、全国149の自治体で組織された火山砂防フォーラム委員会が開催いたします。フォーラムは、行政だけではなく、地域住民や学識関係者などの方々も交えまして情報交換・意見交換を行いまして、火山地域の防災と地域振興のあり方を考えることを目的として開催をするもので、19回目となる今回は、約700名の参加を予定しております。

本市では、平成4年の第2回フォーラムの開催以来、17年ぶり、2回目の開催となります。

今回のフォーラムでは、「桜島の防災」に関する東桜島中学校の生徒の皆さんによる研究発表や、「火山地域の振興と火山噴火対策」をテーマにパネルディスカッションを予定をしておりまして、私もパネリストの一人として参加をいたします。

折しも、現在、桜島が活発に活動をしているさなかでありまして、このフォーラムが開催されることは、活火山と共生する私たちにとって大変意義深いものがありまして、実り多いフォーラムとなることを期待しております。ぜひ、多くの皆さん方にご来場いただき、桜島と共生することを考える機会にしていただければと思います。

私からの発表は以上でございます。

質疑応答要旨:篤姫の銅像建立計画について

記者 篤姫館実行委員会で計画をしている篤姫像の銅像建立について、市長は像のイメージとして、例えば宮﨑あおいさんが演じた大河ドラマの篤姫なのか、それとも現存する写真の天璋院篤姫をお考えでしょうか。

市長 今、実行委員会の中で、現存をしている写真をもとにした像を制作することや9つの候補地を示して、お諮りし、次回の委員会の中で委員の皆様方からご意見を伺うことにしております。
制作者について、前回の実行委員会の中で事務局案として文化勲章の中村晋也先生にお願いをしており、先生のご意見を踏まえて、実行委員会の中で協議をしていこうということになっております。
委員会の中で最終的な決定ということになりますが、中村先生は現存する写真ではなく、篤姫が18歳で鹿児島から江戸に向けて旅立ったときの像がいいのではないかというご意見を持っておられるようであります。
これからも委員会を開催して、現存する写真の篤姫が里帰りしたという像を造るのか、それとも篤姫が鹿児島から江戸に向かって旅立ち、日本を変えていったという志を重視して造るか、それぞれのコンセプトを委員の皆様方にお話をして、最終的にどういった形の像を造るかということを決めていきたいと思います。

記者 全国の大河ドラマをごらんになった観光客の方たちが見たとき、これはだれの像だろうと思ってしまうかもしれません。

市長 大河ドラマを見た方々というのは、宮﨑あおいさんのイメージを持っておられると思いますけれども、また委員会で十分論議をしてみたいと思います。

質疑応答要旨:補正予算の見直しに伴う本市の影響

記者 民主党政権になって、補正の見直し等で、財政や市政で懸案事項が出てくると思いますが、今の段階で補正の見直しに関してはどこに影響が出るのか、そして市長は市としてどのように対応していこうかということを教えていただけませんでしょうか。

市長 補正予算等につきましては、まだ明確な政府からの指示は来ておりませんし、私どもが市議会にお願いし、議決した補正予算については、今後とも遂行していきたいと思っております。しかし、今政府によって、補正予算を含めたこれからの予算編成について、さまざまな観点からこれまでの制度やシステムの大幅な改正等を行っていくということをお聞きしております。
やはり私ども地方自治体の運営を任されている身としては、制度改正や枠組みなどの大きな変化があったにせよ、市民生活に大きな不安、混乱がないように、いろいろな制度の枠組みやシステム等について考えていただきたいと思っております。
これから、さまざまな観点から、私どもにもいろいろと指示が来ると思いますけれども、今のところ、国の動向を見守っている状況であります。
しかしながら、民主党のマニフェストの中にも地方主権の確立というのが掲げられており、法に基づく国と地方の協議の場の設定などがうたわれておりますので、地方に対するさまざまな施策も講じていただき、地方の活性化・振興に大きく寄与する政策等も立案していただけるものと期待しているところでございます。

記者 まだ詳しいことがまだ降りてきていない段階で、動向を見守りたいということですが、市として、例えばこの分野は守っていきたいというのはありますでしょうか。

市長 道路特定財源等の暫定税率等を廃止するということになっておりますが、それに代わる財源等をしっかりと確保していただきたい。やはり、地方の道路整備を含め、基盤整備はまだまだ遅れていると思っております。鹿児島市でも道路整備、河川整備、そしてまちづくりの根幹をなす都市計画事業も7地域で実施しており、これまでの政権の中では、まちづくり交付金など良質な財源を使って実施してきております。
それらの公共事業等について、現政権はメスを入れるということでございますけれども、やはり地方の実情、現状をしっかりと見据えていただきまして、都市基盤の整備については財源の確保を十分していただきたいと思います。
それと福祉面等についても、後期高齢者の医療制度等についても見直しをされるということですが、今始まって1年余たっておりますけれども、やはりこれらも混乱のないように、社会保障や福祉、医療制度について改革をされる中で、私どもとしては市民生活に大きな影響がないようにしていただきたいと思っております。
マニフェストの中にうたわれている項目について、直接市民生活にも影響があるのがたくさんございますので、それらを一つ一つ実施されるときには、地方の声を十分にお聞きいただいて、それを生かしていただき、実施していただきたいと思います。

質疑応答要旨:新型インフルエンザ対策について

記者 新型インフルエンザに関して、2学期が始まってから大流行すると言われていましたけれども、今当初の予想よりは発生していない状況です。10月に入り、これから大流行の時期に入ってきますので、それに対しての対策は。またワクチンに関して、再来週から接種が全国で始まりますが、市として現時点で低所得者への対応をどのように考えていますか。

市長 新型インフルエンザにつきましては、罹患者の9割が児童生徒ということで、学級閉鎖等も各学校でやはり続いております。
やはり10月、11月はスポーツ、芸術の秋ということで、多くの行事が行われ、各地域に出かけられるので、そういった中で、まだまだこの新型インフルエンザが拡大していくという懸念はあると思います。
常に各学校等や市民の方々にも、「市民のひろば」や学校の学校だよりなど、あらゆる媒体を通じて、うがいや手洗いの励行等お伝えしておりますけれども、新型インフルエンザや通常のインフルエンザが秋冬に流行する可能性もありますので、それらのことも十分踏まえて、市民の方々への啓発や行政として対応すべきものについては迅速に対応を図っていきたいと思っております。
低所得者に対する負担軽減のあり方等については、今、国において検討をされているところでございますので、それらのことを踏まえて、市としての対応も図っていかければならないと思っております。

記者 具体的なのは国が検討をした後ということですが、低所得者の方にも負担が軽減されるようにするということでしょうか。

市長 生活保護者の世帯や市町村民税の非課税の世帯といった方々が罹患をされないように、そしてその方々を守るためにも、市としてどういった対応がとれるかということを検討していかなければならないと考えています。

質疑応答要旨:鳩山首相のCO2 25%削減方針への対応

記者 鳩山首相がCO2 25%削減の方針を示されましたけれども、市として今後新たに取り組んでいく事業等が何かありますでしょうか。

市長 1990年比25%という大幅な削減率を示されまして、市町村、自治体を含めてさまざまな方策をとっていかなければならないと思っていますけれども、今はまだ具体的にどういった形でということは私どもはまだ決めていません。計画で中期目標を掲げており、中身を十分精査をして、どういった面でこの25%削減を達成するために取り組むべき方策があるかということを検討していかなければならないと思っております。
やはり、地球温暖化など地球環境問題は世界共通の大きな課題ですので、鳩山首相が世界各国に呼びかけたことに対しては、日本は率先して遂行していかければならないと思っております。
また、鹿児島市も環境リーディングシティということで、環境に配慮したまちづくりを進めておりますので、そういった面でも首相の考えと我々の方針というのは合致すると思います。
今後は国から示される具体的な内容を踏まえまして、鹿児島市の温室効果ガス排出量削減のための行動計画を策定することになると思いますので、その行動計画に基づいた積極的な取り組みを進めていきたいと思います。

記者 数値目標を国の目標以上にするなど別な形での提示はお考えでしょうか。

市長 今後また考えていかなければならない課題だと思います。今申し上げましたように、鹿児島市も環境に配慮し、環境を十分取り込んだまちづくりを今進めておりますので、積極的なCO2削減対策について、より以上に踏み込んだ対策を進めていければと思います。

質疑応答要旨:新型インフルエンザ対策について

記者 新型インフルエンザについて、昨日は市立病院でサーモグラフィーを導入しましたが、インフルエンザの流行を前に、サーモグラフィーの設置のほかに、市として何か対策を強化してほしいというような要望はないのでしょうか。

市長 民間病院の診療現場の皆様方が罹患をされることが危惧されますので、今回の補正でも市内の新型インフルエンザ患者を受け入れられる病院等について、市医師会を通じて、マスク等の配布をいたしますが、そのほかにも今、市立病院が対策を行っているような具体的な対応をすべきか、今後、また市の医師会とも十分協議していかなければならないと思います。
市立病院では、外来やお見舞いに来られた方々に対して、やはり患者さんが不安を持たれないように今度の配置になったところでございますが、各病院でも患者さん自身の不安等がある状況があれば、市域全体の病院の共通な課題として、市医師会とも十分協議をし、対策をお互いに考えていきたいと思います。

質疑応答要旨:補正予算の見直しに伴う本市の影響

記者 国の補正予算が執行停止になることで、本市として懸念される点があればお話しくださいますでしょうか。

市長 今回の政府の臨時対策、雇用・経済対策等で、補正予算や本予算を組ませていただきましたが、その中で例えば学校の電子黒板など、今後議会等で契約の関係を議論していただき、実施していくということもいくつかあります。先ほどお話ししましたが、区画整理を含めた公共事業等についても、今経済対策としていくつかの予算を今計上して、今後実施していくと考えておりますが、もしその財源等が削減されることになると、まちづくりが進んでいかないと思っております。

(記者会見終了)

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