更新日:2025年1月21日
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淋菌の感染で起こる昔から知られた性感染症で、感染原因はほとんど性行為によるものです。
抗生物質の普及で減少したものの、依然として多く発生しています。
最近の研究によれば、淋菌の感染によりHIVウイルスの感染が容易になると報告されており、その意味でも重要な病気です。
また、淋菌に感染している場合は、クラミジアにも感染していることも少なくないといわれます。
本市では、現在、市内の指定された医療機関(「定点医療機関」といいます。)から毎月、淋菌感染症の発生件数を報告していただいており、月ごとにその統計をとっています。
令和6年の本市の患者報告数の推移は下記の通りです。
2日~9日といわれますが、女性の場合は症状がはっきりしないため不明瞭です。
白く濁っている膿んだ分泌液が尿とともに出たり、強い排尿痛があるため、比較的診断がしやすいといえます。放置した場合、排尿が困難になり、前立腺炎などを起こすこともあります。
男性より症状が軽くて、自覚されないまま経過することが多いといわれます。
子宮頚管炎を呈することがあり、通常は膿性のおりものが出るといわれます。さらに放置して膀胱炎を起こすと、排尿痛を伴い、その後子宮内膜炎などを起こして不妊の原因にもなります。ちなみに、米国ではクラミジアとともに、不妊症、子宮外妊娠などの主要な要因となっているといわれます。
なお、妊婦が感染すると、母子感染によって新生児結膜炎が起こることもあり、注意が必要です。
服薬と注射がありますが、淋菌では、菌の生き残りが薬剤に対する耐性をもたらすことが問題となっています。
そのため、単回投与療法が望ましいともいわれています。
症状のある方は医療機関への受診をおすすめいたします。
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