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更新日:2024年3月14日

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HIV/エイズ(後天性免疫不全症候群)

HIV/エイズ(後天性免疫不全症候群)とは

  • HIV:ヒト免疫不全ウイルス(HumanImmunodeficiencyVirus)のこと。
  • エイズ(後天性免疫不全症候群):HIVに感染することで体の免疫力が低下し、日和見感染症など様々な疾患を発症した状態のこと。AIDSには、下記の意味があります。

A(Acquired:後天性)、I(Immuno:免疫)、D(Deficiency:不全)、S(Syndrome:症候群)

  • (注)日和見(ひよりみ)感染:免疫力が低下し、本来なら自分の力で抑えることのできるようなカビ、細菌、ウイルスなどの病原体に感染すること。

HIV感染からエイズ発症まで

HIVに感染してもすぐにエイズを発症するわけではありません。HIVに感染すると数週間以内に、風邪に似た症状が出ることがありますが、自然に治ります。(無症状のこともあります。)その後、自覚症状のないまま体内でHIVが増えていき、免疫機能が少しずつ低下することで、感染から数年~10年程度でエイズを発症します。

HIV/エイズの現状

HIV感染症は、感染症法に基づき、全ての医師に届出をいただいております。

令和6年の本市の患者報告数の推移は下記の通りです。

HIV

感染経路と予防

HIVは主に感染者の血液や精液・膣分泌液に多く含まれ、この他に母乳にも含まれています。そのため、HIVの感染経路は主に性行為による感染、血液を介しての感染、母子感染の3つです。

1.性行為による感染

日本国内でのHIV感染で最も多いのは、性行為による感染です。性行為中に性器や肛門、口などの粘膜や傷口を通って感染します。性行為による感染を防ぐためには、他の性感染症同様、コンドームを正しく使うことが最も有効な手段です。

2.血液を介しての感染

HIVが含まれる血液の輸血や依存性薬物(麻薬等)の使用における注射器具の共用によって感染します。麻薬、覚せい剤等の薬物を使用しないこと、血液がつく可能性があるカミソリなどを使用しないこと、血液が皮膚や衣服に付着した場合は流水でよく洗い流すことが大切です。

3.母子感染

母親がHIVに感染している場合、妊娠・出産・授乳を通して感染します。適切な治療・予防措置を行うことで赤ちゃんへの感染を1パーセント以下に抑えることができます。

こんなことでは感染しません!

HIVは感染力が弱く、性行為以外の日常生活で感染することはありません。

  • せき、くしゃみ、汗、涙
  • ノミや蚊に刺される
  • プールやお風呂に一緒に入る
  • 握手、ハグ、軽いキス
  • 電車のつり革や洋式トイレの便座
  • 日本の医療機関、理髪店・美容院の器具など
  • 同じ職場や学校で生活する
  • 同じ器や箸を使う、同じ皿の料理を食べる

HIV検査と相談

HIV検査

症状がほとんどないこともあり、HIVに感染しているかどうかは検査をしてみないと分かりません。気になることがあればHIV検査を受けましょう。鹿児島市保健所では【無料・匿名・予約制】でHIV検査を実施しています。

鹿児島市保健所での検査【要予約】

  • 日時:毎週火曜日(祝日除く)13時30分~15時・毎月第2木曜日(祝日除く)17時30分~19時
  • 会場:鹿児島市中央保健センター(鴨池2丁目25番1-11号)
  • 検査できる項目:HIV、梅毒、クラミジア、淋菌(火曜のみ)、B型肝炎・C型肝炎
  • 検査費用:無料
  • 予約が必要です。詳細はームページをご参照ください。

検査を受けるメリット

HIVに感染していないことがわかれば不安を解消することができます。感染が分かった場合でも、HIVを抑える治療を早期に開始することで、今までとほぼ同じ生活を続けることができます。早期に治療を開始することは、他の人への感染の恐れを大幅に下げることにもつながります。

検査方法

採血をしてHIVに対する抗体の有無などにより、HIVに感染しているかどうかを調べます。

鹿児島市保健所では即日検査を実施しており、結果がその日のうちにわかる検査法です。判定保留(陰性か陽性か結果が出ない)の場合は確認検査を行い、結果は1~2週間後にわかります。

検査を受けるタイミング

HIVに感染しても、血液中にすぐにHIV抗体が検出されるわけではありません。検査で正確な結果を得るためには、感染の可能性のあった機会から3か月以上経過してから受検する必要があります。

HIV相談

鹿児島市保健所では「感染しているのではないか」といった不安や「検査を受けるにはどうすればいいか」など、さまざまな相談に応じています。プライバシーは守られ、匿名での相談もできますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。

鹿児島市保健所

受付日時:8時30分~17時15分(土日、祝日除く)

電話番号:099-803-7023(鹿児島市保健所感染症対策課)

(公財)エイズ予防財団

受付日時:月~金10時~13時、14時~17時(年末年始、祝日を除く)

電話番号:0120-177-812(携帯電話からは03-5259-1815)

感染していたら

HIV感染症とエイズの治療は急速に進んでいます。

現在、エイズを完全に治す薬はありませんが、治療薬の開発が進み、早期にHIV感染を知り、適切な治療を継続すれば、エイズの発症を防いで、感染していない人と同じくらい長く、健康的な社会生活を送ることができるようになっています。

まずは専門病院に行きましょう

早い時期に専門病院を受診しましょう。今必要なことを主治医やスタッフが一緒に考えてくれます。

相談窓口はたくさんあります

一人で抱えずに、信頼できる身近な人や医療機関のスタッフ、NPO・NGO、保健所など相談機関に相談してください。

全国HIV/エイズ・性感染症検査・相談窓口情報サイトロゴ

 

お問い合わせ

健康福祉局保健部感染症対策課

〒892-8677 鹿児島市山下町11-1

電話番号:099-803-7023

ファクス:099-803-7026

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