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更新日:2023年5月2日
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セーフコミュニティ(子どもの安全分野)では、「子どもの身体と心の安心・安全を守る」を目的として、「家庭内等での事故・けがの減少」と「子育て中の親への支援」を具体的目標に取組を進めています。これは、
という現状をもとに設定されたものです。セーフコミュニティは、「みんなで取り組む」こともポイントの一つですので、みんなで一緒になって、できるところから事故・けがの予防に取り組んでいきましょう!
公園などの遊び場では、保護者が子どもと一緒に遊ぶか、見守ることが必要です。乳幼児(3歳未満)は、保護者が介助するのが原則ですが、3歳以上の子どもを見守る場合は、子どもの年齢や遊びに伴うリスクに応じて「手が届く位置」、「目が届く位置」、「声が届く位置」を探して、そこから見守るようにしましょう。また、遊びは子どもの発育発達に不可欠なものです。子どもが危険な行動をとっている時だけ注意するなど、子どもの遊びが消極的にならないように見守ることも大切なポイントです。
消費者白書によると、子ども(1歳以上)の「不慮の事故(交通事故、自然災害を除く)」の死因内訳では、「溺水」が約半数を占めています。0~2歳では「浴槽」での溺水が9割以上で、3歳以上から年齢が増すに連れて、「河川」での溺水の割合が高くなります。2歳までは、入浴中に目を離さない、お風呂の水を抜く、浴室に鍵をかける、3歳以上では、川や海では保護者が必ず付き添う、ライフジャケットを着用するといった対策が有効です。溺水事故を起こさないために、日頃から、事故防止への意識を持ち、その対策を実践しましょう。
先月は「子どもの不慮の事故の死因内訳では『溺水』が約半数を占める」ことを紹介しましたが、夏の事故で注意したいのは、やはり「水の事故」。特に川では、水流の変化・川底の障害物に影響を受けやすく、浅い場所でも死亡事故が起きています。また、昨年の夏期における死者・行方不明者数(子ども)は、海(4人)よりも川(7人)が多くなっています。大切な命を守るために、水深に関係なくライフジャケットの着用が必要です。子ども用は2千円台から、大人用でも5千円以下で購入できます。緊急時に助けを呼ぶホイッスルもライフジャケットと一緒に備えましょう。
事故が起こるとよく「目を離さないで」との言葉を聞きますが、そうすれば本当に事故は防げるでしょうか。研究により子どもがつまずいて転ぶまでに0.5秒かかるとされています。ヒトは目でみて行動するまでに0.2秒かかりますので、残り時間は0.3秒しかありません。0.3秒で動ける範囲はほぼ手の届く範囲です。24時間親がその範囲内にいることは不可能です。「目を離さないで」では事故を防ぐのにかなり限界があります。もちろん、事故後の対応のため、目を離さないでいることも大事ですが、目を離しても事故を防げる工夫こそが大事です。
先日、7歳男児が塩分補給用タブレット(ラムネ)を喉に詰まらせる事故が発生しました。幸い、男児は意識も呼吸もあり、大事に至りませんでしたが、完全気道閉塞の場合は生命の危険にかかわります。子ども達が大好きな飴玉、グミ等は窒息事故の要因として報告されています。子どもはお菓子を遊びながら食べることが多く、今回も、階段を駆け上がった際、喉に詰まらせたものでした。飴玉等を食べる時は走ったり飛び跳ねたりしないようにしましょう。また、異物を喉に詰まらせた際の対処法を救急講習会で学んでみてはいかがでしょうか。
全国の児童相談所に寄せられた児童虐待の相談件数は、毎年、増加傾向にあり、本市でも昨年度は241件の相談が寄せられております。11月は児童虐待防止推進月間であり、本市では、この期間に、多くの市民の皆様に児童虐待防止と早期発見、通報へのご協力を呼びかけ、皆様方とともに児童虐待防止を推進してまいりたいと考えております。子どもへの虐待をなくす運動の象徴として、オレンジリボンがあります。このオレンジは、子どもたちの明るい未来と見守る大人たちの暖かさを表しているそうです。私たちみんなで子どもたちを見守り、私たちの手で子どもの笑顔を守りましょう。
こども福祉課:216-1262、児童相談所全国共通3桁ダイヤル:189(いちはやく)
幼児は大人に比べて頭が大きいですよね。大人の重心は真ん中あたりでへそのあたりにあります。しかし、幼児は頭が大きいので身長の約2月3日の胸のところに重心があります。重心が高い位置にあるので、不安定で転びやすく頭を打ちやすいです。また、柵などから覗き込んだ時におへそくらいまで乗り出してしまうと、重心が外に出てしまうので頭から落ちてしまいやすいです。そこで、転倒した時に怪我をしにくい場所で遊ばせることや、柵も身長の半分より少し高めを目安にしてもらえると大きな怪我が防げると思います。
中学生の兄が運転する自転車の後ろに乗っていた7歳の女児が、自転車の後輪スポークに左足を挟まれて負傷する事案が発生しました。今回の事案では、幸い軽症ですみましたが、自転車の二人乗りは原則禁止です。大きなけがを負う例も報告されていますので、安全ルールを守り事故を防ぎましょう。また、保護者と6歳未満の子どもとの二人乗りはできますが、その際は、たとえ近距離であっても、子どもは必ず幼児用座席に乗せ、足乗せ部に足を置き、万が一の転倒に備えて座席ベルトをしっかり締め、ヘルメットを着用させましょう。
節分の豆と聞いて思い浮かべる豆は何でしょう?鹿児島では落花生が主流ですよね。しかし、全国から見ると大豆が主流です。医療機関に時折、節分後に豆をひっかけた方がきますが、落花生の方が重症になります。落花生はバターにもするくらい油分が多いので、この油によって肺炎を引き起こしてしまうからです。落花生をまく際には、親子ですべて拾った後に、一緒に座って仲良く食べてくれると良いですよね。決して歩きながら食べさせたりしないでください。食べ方を工夫していただいて、鹿児島の落花生をまく文化が守り継がれると良いなあと思います。
家族旅行で鹿児島を訪れていた3歳男児が、親御さんの引くキャリーバッグに乗ってホテル内を移動していたところ、キャリーバッグから後ろ向きに転落し、後頭部を負傷する救急事案が発生しました。幸い大事には至らず、搬送された病院で処置後に帰宅となりましたが、親御さんが気を付けていれば事故を予防できたかもしれません。子どもは3歳を過ぎると、身の回りのすべての物を使って、大人が考え付きもしないような遊びを思いつきます。また、危険を判断する力は未熟です。子どもの事故・けがを予防するために、普段から子ども目線での安全対策に意識して取り組みましょう。
首もすわり、少ししっかりとしてきた赤ちゃん可愛いですよね。ただ、その時期は、窒息するのが最も多い時期になります。この時期は寝返りをし始める時期です。ある日突然できるのではなく、少しずつ試行錯誤して上達していきます。また、手もうまく使えません。練習の最中にたまたま、柔らかい寝具やおもちゃに顔を埋めてしまったら、寝返りができずに窒息してしまいます。また、顔に物が落ちてきて鼻を塞いでも手がうまく使えせん。そこで6か月より前の赤ちゃんの周りに柔らかく鼻を塞いでしまいそうなものは置かないようにしましょう。
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