公共交通不便地における持続可能な交通手段見直し方針（令和7年11月策定）

公共交通不便地における持続可能な交通手段見直し方針（PDF：7,482KB）

• 見直し方針を踏まえた各地域の運行内容は、運行事業者との協議等により変更する場合があります。

1.策定の趣旨

鹿児島市コミュニティバス「あいばす」においては、ルートの長大化や利用者の減、運転者不足などの課題があります。
将来的に効率的かつ効果的な運行とするため、地域の実情に応じた持続可能な交通手段の調査検討を行い、今回、公共交通不便地における持続可能な交通手段見直し方針を策定しました。

2.位置付け

地域の実情に応じた持続可能な交通手段として、見直しの基本的な方向性を示すものであり、本方針に基づき公共交通ビジョンの改定及び運行ダイヤや運賃など具体的な事業計画等を作成します。
なお、今回の見直しに伴い、あいばす等は公共交通ビジョンに基づき運行するものとし、鹿児島市公共交通不便地総合連携計画は廃止します。

3.見直し方針の概要

(1)見直しの視点・内容

運行ルート	利用が少ないバス停は廃止し、1便当たりの所要時間が40分程度となるようにルートを短縮する。 利用の少ない地域、エリアは乗合タクシーに転換する。
運行日等 運行本数	利用状況等を踏まえ、祝日は運休とし、一定の移動機会（最低限週3日、8時台～17時台は運行）を確保した運行日等とする。 1日当たりの運行本数は、現行の運行本数を概ね維持する。
運行車両	現在の運行状況等を踏まえ、地域毎にマイクロバスやワゴン、セダンなど最適なサイズの車両を設定する。
運賃	路線バスの初乗り運賃を下回らないことなどを踏まえ、運賃を設定する方向とする。

(2)各地域の運行形態

地域	現行	見直し後
吉野地域	路線定期運行 （あいばす）	路線定期運行（あいばす）、区域運行（乗合タクシー）
谷山地域		路線定期運行（あいばす）、区域運行（乗合タクシー）
喜入地域		区域運行（乗合タクシー）
伊敷東部地域		路線定期運行（あいばす）、区域運行（乗合タクシー）
伊敷西部地域		路線定期運行（あいばす）、区域運行（乗合タクシー）
谷山北部地域		路線定期運行（あいばす）、区域運行（乗合タクシー）
谷山南部地域		路線定期運行（あいばす）、区域運行（乗合タクシー）
吉田地域		区域運行（乗合タクシー）
松元地域		路線定期運行（あいばす）、区域運行（乗合タクシー）
郡山地域		路線定期運行（あいばす）、区域運行（乗合タクシー）
小原地域		区域運行（乗合タクシー）