ホーム > 市政情報 > 公文書管理 > 歴史的公文書の利活用 > 歴史的公文書(鹿児島市庁舎本館)
更新日:2024年11月11日
ここから本文です。
鹿児島市公報第143号(昭和11年2月15日発行)の表紙は市庁舎新築地鎮祭の記事です。「18万市民が待望してきた市庁舎が建設されることになり、2月15日厳粛に地鎮祭が挙行された」とあります。
鹿児島市公報第143号(表紙)(昭和11年2月15日発行)
表紙は工事進捗中の市庁舎の遠望と上棟式の記事です。
鹿児島市公報第153号(表紙)(昭和11年12月15日発行)
「鹿児島市公報」(大正13年~昭和41年)は市民に市政の内容を広く知らせるために大正13年4月に創刊、昭和40年度までほぼ定期的に発行されています。戦前の公報には、告示などのほかに、彙報に様々な情報が掲載されています。
それまでの鹿児島市役所庁舎は現在の市立美術館の地にありました。明治25(1892)年に建てられた木造庁舎のため、大正末期には老朽化がすすんでいました。昭和9(1934)年3月の市会で新庁舎の建築が決まり、ようやく現在の地に新築されることになりました。
旧市庁舎(写真ネガ昭和61年)
昭和12年7月に現在の本庁舎に移るまで約45年間使用されました。当時としては珍しいバルコニーのある木造2階建ての洋風建物でした。
市庁舎本館は昭和12(1937)年6月竣工、昭和20年の鹿児島市を襲った大空襲でも焼失を免れ、現在も竣工当時とほとんど変わらない外観を保ち、現役の庁舎として使われています。平成10(1998)年には、近代の貴重な建築物として国の登録有形文化財(建造物)に登録されました。
現在の市庁舎本館
よくある質問
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください