更新日:2026年4月30日
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旬のお魚情報、レシピ、イベント情報等は“いお・かごしま”魚食普及拡大推進協議会(外部サイトへリンク)のホームページでもご覧いただけます。
春の「かごしま旬のさかな」にも選定されている「アオリイカ」は、幅広いひれの形が馬の胴体に巻く泥よけの馬具「障泥(あおり)」に似ていることが名前の由来とされ、鹿児島では透明感のある美しい体から「ミズイカ」と呼ばれています。大きいものだと生後1年で胴長が約30㎝、体重2㎏ほどに成長します。
春から初夏にかけては、沿岸の藻場に産卵のために集まり、釣りの対象としても高い人気があります。
栄養面では、肝機能工場や疲労回復に効果のあるタウリンが豊富です。また、ビタミンEやカリウムを含み、美肌づくりやむくみ予防にも役立ちます。歯ごたえがあるため、よく噛むことで満腹感が得られ、食べ過ぎ防止にもつながります。
食べ方は寿司、天ぷら、煮物などさまざまですが、肉厚のもちもちとした食感と、甘みと旨みを存分に味わうことのできる刺し身がおすすめです。噛めば噛むほど甘みが増してきます。
春の旬ならではの上品な甘みと食感をぜひお楽しみください。
(令和8年4月22日の南日本新聞に掲載)
これから旬をむかえるタカエビを紹介します。
水深400m前後の深海に生息し、体長は15cmほど、長い触角(ひげ)が特徴であり、ヒゲナガエビ(標準和名)とも呼ばれます。
本県では、主に県南西沖の東シナ海で獲れますが、資源保護のため、原則、1月から禁漁期間を設けており、4月(南薩地区は5月)から解禁となります。
錦江湾からの潮風が暖かく感じられる、さつま黒潮市場(鹿児島市魚類市場)では、県内を中心に新鮮なタカエビが集まってき、大きさや色見、身の締まり方を吟味する競り参加人などの姿も多く、競り時は大変活気があります。
店頭で選ぶ際は、色が良く、頭の付け根がしっかりしており、身が締まって透明感があるものがよいでしょう。
高タンパク・低脂肪と栄養面でも身体に優しく、その新鮮さを堪能するなら、刺身がおすすめです。上品な甘みと、身のプリプリとした弾力感・歯ごたえは絶品です。
解禁されたばかりの初物のタカエビを食べて、春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。
(令和8年4月8日の南日本新聞に掲載)
今回は鹿児島県の“かごしま旬のさかな(春)”にも選ばれている、カツオを紹介します。
春の「初ガツオ」、秋の「戻りガツオ」といわれ、海流により2度の旬を楽しめます。
種子島・屋久島からトカラ列島、奄美大島の漁場で、一本釣りで獲られ、魚体が傷つかないよう丁寧に水揚げされます。
さつま黒潮市場(鹿児島市魚類市場)では、今の時期、全国に先駆けて新鮮な「初ガツオ」が多く水揚げされ、県内外へ多く出荷されます。
栄養分は、タンパク質が多く、脂肪が少ないのが特徴で、また貧血予防効果のある鉄分のほか、疲労回復にも効果のあるビタミン類も多く含んでいます。
鮮魚店などで切り身を選ぶ際は、身が締まった、鮮やかな赤色のものがよいでしょう。
鮮度抜群の“刺し身”はもちもち食感で、表面を軽くあぶった“タタキ”もおすすめです。香りも良く、またカツオ本来の旨味成分が浸透し、大変美味しくいただけます。
今が旬の新鮮なカツオを、ぜひご堪能ください。
(令和8年3月25日の南日本新聞に掲載)
お祝いの席に欠かせない魚「マダイ」を紹介します
この時期は、メスが産卵期を迎えて美味しくなり、桜の季節に旬を迎えることから「サクラダイ」とも呼ばれます。
さつま黒潮市場(鹿児島市魚類市場)でも、せり場一面に桜色のマダイが並びます。
マダイは、高たんぱくで、ビタミンDやビタミンB群、うま味成分であるグルタミン酸などのアミノ酸を豊富に含む白身魚です。
店頭で、切り身や刺し身を選ぶ際は、白身に透明感があり、血合いの赤色が鮮やかなものがよいでしょう。
上品な白身は、刺し身や塩焼きをはじめ、吸い物、かぶと煮、鯛めしなど、どんな料理でもおいしく召し上がれます。
刺し身が余ったときは、しょう油やみりんなどで味付けをして、あったかいご飯にのせて鯛茶漬けにしてみてはいかがでしょうか。
もうすぐ卒業、入学、就職などお祝い事が多い時期となりますので、ぜひマダイづくしの料理で食卓を彩ってみてはいかがでしょうか。
(令和8年3月11日の南日本新聞に掲載)
今が旬でお祝い料理に重宝される、2枚貝の代名詞「ハマグリ」を紹介します。2枚の丸みを帯びた三角形の貝殻が完全に合わさることから、夫婦円満の象徴とされています。
栄養面では、タウリンのほか、鉄や亜鉛などのミネラルも豊富で、高血圧症の予防、滋養強壮の効果、また、鉄分も多く含んでおり、貧血予防にも効果があると言われています。
購入の際は、貝同士を軽く打ち合わせたときに、「カチカチ」と澄んだ音がするものがよいのですが、パック詰めの場合は、表面につやと光沢があり、固く口を閉ざしているもの、しっかりとした重みがあるものがよいでしょう。
料理法は、お吸い物、酒蒸しや炊き込みごはんなど多彩ですが、特に小型のものを使ったバター焼きがおすすめです。歯ごたえもよく旨みと風味を味わえますが、加熱しすぎると身が硬く縮みますので、ご注意ください。
来週からいよいよ3月です。ひな祭や卒園・卒業、就学・就職などお祝い事の多くなるこれからの時期、縁起のよい旬のハマグリをぜひご堪能ください。
(令和8年2月25日の南日本新聞に掲載)
古くから日本の食卓に並び、大衆魚として親しまれている「マイワシ」を紹介します。鹿児島県の「かごしま旬のさかな」にも選定され、さつま黒潮市場(鹿児島市魚類市場)でも、脂がのった鮮度抜群のマイワシが連日入荷されています。
「泳ぐカルシウム」と呼ばれるほどカルシウムが豊富で、さらにその吸収を助けるビタミンDも多く含むため、特に成長期の子どもや中高年の方におすすめです。また、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)も多く含み、動脈硬化の予防や中性脂肪を下げる効果があることから、生活習慣病の予防や改善にもおすすめです。
選ぶ際は、目が黒く澄んで、太って丸みを帯び、張りがあるものが良いでしょう。
刺し身、なめろうなどの生食のほか、塩焼き、煮付け、蒲焼き、フライなど様々な料理や味付けで美味しく楽しむことができます。
まだまだ寒い時期が続きますが、栄養満点の「マイワシ」を食べ、体調管理に努めましょう。
(令和8年2月11日の南日本新聞に掲載)
今週は、鹿児島の冬の代表魚の一つで、春先の産卵期に向け今の時期は脂が乗っており「寒グレ」と呼ばれ珍重されている、「メジナ」を紹介します。
鹿児島では、“クロ”とも呼ばれており、体長は約40cmで体は黒や青が混ざったような色ですが、外見からは想像できない淡いピンク色の白身魚です。
栄養面では、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)の必須脂肪酸を多く含み、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防に効果が期待できます。
お近くの鮮魚店等で選ぶ際は、全体的に黒い艶があり、目が澄んでいて、尻尾の部分までふっくらしているものを選びましょう。
刺身、焼き物、揚げ物、煮物などさまざまな料理で美味しくいただけますが、今回は「鍋料理」をご紹介します。
「メジナ」のアラに熱湯をかけ、血合いやウロコなどを取り、昆布とアラで出汁をとります。切り身の皮にも熱湯をかけておくと生臭さが取れます。野菜と切り身を煮込めば完成です。お好みでポン酢でお召し上がりください。
まだまだ厳しい寒さが続きますが、上品な味わいの旬のメジナを食べて、少しぜいたくなひとときを感じてみてはいかがでしょうか。
(令和8年1月28日の南日本新聞に掲載)
今週は冬の高級白身の代表格のヒラメを紹介します。特に脂乗りの良いこの時季に旬を迎える「寒びらめ」は、上品で癖のない淡泊な味と旨味が特徴です。
「左ヒラメに右カレイ」と言われるように、ヒラメは一般的にお腹を下側にして、目の位置が左側にあります。平たい身体に目が二つ並んでいることから「平目」が名前の由来と言われています。
栄養面では良質なたんぱく質が豊富で、利尿作用のあるカリウムや脂肪の代謝を促進するビタミンB2も多く、生活習慣病の予防が期待できます。
刺し身やムニエル、フライなど様々な料理で味わうことができますが、おすすめは煮つけです。水と酒、みりん、砂糖、醤油、生姜を鍋に入れ、火にかけ沸騰したら、皮に切り込みを入れた身を、皮目を上にして煮汁を掛けながら煮ます。煮過ぎないことでふっくらと仕上がります。落とし蓋は、皮が剥がれやすいので表面が固まってからすると良いでしょう。
来週から「大寒」を迎え、ますます厳しい寒さとなりますが、旬のヒラメを堪能してはいかがでしょうか。
(令和8年1月14日の南日本新聞に掲載)
鹿児島県内の漁協で様々なブランドを持ち、全国的にも高い評価を受けている「ブリ」を紹介します。
鹿児島県が養殖生産量で日本一を誇るブリは、「さつま黒潮市場(鹿児島市魚類市場)」にも1年を通じ、各地から多くの入荷があり、鮮魚全体の取扱数量でも上位に位置しています。
栄養面では、たんぱく質やビタミンの含有量が多いほか、血液をサラサラにし、動脈硬化などの生活習慣病を予防するといわれるDHAやEPAなど良質な不飽和脂肪酸も豊富に含まれています。
店頭で切り身を選ぶ際は、張りがあって血合いの部分が鮮やかなものがよいでしょう。
刺し身でいただくのが一番ですが、照り焼きやカルパッチョ、しゃぶしゃぶのほか、これからの寒くなる季節、脂が乗ってさらに美味しくなりますので、豊富な栄養素が溶け出し、濃厚な脂の旨味がたっぷり浸み込んだ「ブリ大根」も美味しいです。
これからの季節、鹿児島が誇る日本一のブリを味わっていただきたいです。
(令和7年12月17日の南日本新聞に掲載)
今週は、晩秋から寒い時期にかけ、特に美味しくなる「アマダイ」を紹介します。
頭部のおでこが角ばり、目が大きいのが特徴です。
横顔部分が頬被りをした尼さんを連想させることから「尼鯛」、美しい赤色の姿と甘みのある白身が鯛に似ているから「甘鯛」と、名前の由来にはいくつか説があるようです。
良質なたんぱく質やビタミン、高血圧を予防するカリウムやマグネシウムなどのミネラルを多く含んでいます。
鮮魚店等で選ぶ際は、身に張りがあり、つやがあるもの、また大きな黒い目が澄んでいるものがよいでしょう。
身が柔らかいので、塩焼きなどに適していますが、今回は、うろこをつけたままカラっと食べられる、松笠揚げをご紹介します。
3枚におろし、食べやすいサイズに切ったあと、身側に軽く塩を振ります。次に、身側だけに片栗粉をつけ、余分な粉を払いのけ、油でカラっと揚げれば完成です。
最後に、カボスやレモンを搾ったらさっぱりとした風味となります。
今から旬を迎えるアマダイ、ぜひ堪能いただきたいです。
(令和7年12月3日の南日本新聞に掲載)
今週は、寒くなるこれからの季節に旬を迎える「マガキ」を紹介します。
さつま黒潮市場(鹿児島市魚類市場)にも、瀬戸内海、東北地方の太平洋側等、全国の産地から入荷されます。
疲労回復に効果のあるグリコーゲン、また肌の健康を保つビタミンB群も多く含むなど、栄養素が豊富であることから「海のミルク」とも呼ばれています。
選ぶ際、殻付きなら殻が固く閉じているか、触れただけで殻が閉じるもの、むき身なら薄い黄色でふっくらとツヤがあり、張りのあるものが良いでしょう。
食べ方は、カキ鍋やカキ飯、カキグラタンなど料理も多彩ですが、今回は「カキフライ」をおすすめします。始めにボウルに塩水をため、表面とひだの中のよごれやぬめりを落とします。水気をとり、小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣を付けたら180℃ほどに温めた油で2分半~3分を目安に揚げます。揚げる際に、時おり上下を入れ替えると均等に熱が入って全体的にカラッと仕上がります。
本格的に冬の寒さとなるこれからの時期、旬のマガキを堪能してはいかがでしょうか。
(令和7年11月19日の南日本新聞に掲載)
今週は、体は平たく菱形で、つぶらな瞳におちょぼ口がトレードマークの「カワハギ」を紹介します。漢字で「皮剥」と書くように、一説には、皮を簡単に剥がせることからその名が付けられたと言われています。
四季を通して味がよく、これから冬にかけて身が太り、肝も大きくなって一段とおいしさが増します。
脂質が少なく、良質なたんぱく質が豊富に含まれており、疲労回復や代謝活動の促進、免疫力を向上させる効果が期待できます。
選ぶ際は、体の縞模様がはっきりとし、眼が透き通って黒々皮のざらつきが強いものが良いでしょう。
焼き魚や唐揚げ、刺身など多彩な食べ方で味わうことができますが、今回は煮つけをおすすめします。水、お酒、味醂、砂糖、醤油に薄切りにした生姜を加えて、煮汁をかけながら照りが出るまで煮詰めます。甘辛い煮汁とふっくらした身でご飯がすすむと思います。
旬を迎えるカワハギを是非ご家庭でご賞味ください。
(令和7年11月5日の南日本新聞に掲載)
今週は、赤褐色とクリーム色のコントラストが鮮やかな「ツキヒガイ(月日貝)」を紹介します。赤褐色をした上の殻が太陽、淡いクリーム色をした下の殻が月に例えられ、その名がついたと言われています。「かごしま旬のさかな」にも選定されており、さつま黒潮市場(鹿児島市魚類市場)にも、吹上浜沿岸などで捕れた新鮮なものが連日入荷しています。
選ぶ際は殻がなるべく大きく、触った時にすぐ閉じる元気なもの、むき身の場合は貝柱が丸く膨らみがあり、透明感のあるものがよいでしょう。
鮮度が良いものは、貝柱を薄く切って刺し身で食べると、ほんのり甘く、身が締まってシャキシャキとした絶妙な食感が楽しめます。
また、バター焼きもおすすめです。下処理した貝柱などを殻に置き、フライパンの上に敷いたアルミホイルに乗せ、バター、醤油、お酒を入れて中火でじっくり焼くと、バターと醤油の香ばしい匂いや、口に広がる磯の香りが絶品です。
食欲の秋、旬の月日貝をぜひご家庭でご賞味ください。
(令和7年10月22日の南日本新聞に掲載)
今週は、 鹿児島県では別名「つんぶり」と呼ばれている「ツムブリ」を紹介します。名前にブリとつくように、体の中央に青と黄の縦帯があるため見た目や大きさもブリと見間違えるほどそっくりですが、実はブリの仲間(ブリ属)ではなくツムブリ属に分類されている魚です。
国内では日本から琉球列島に多く生息しており、さつま黒潮市場(鹿児島市魚類市場)には、種子島近海の定置網でとれたものが水揚げされます。流通量はブリほど多くないため、産地鹿児島だからこそ味わえる恵みともいえます。
選ぶ際は、脂ののっている大型なもの又、切り身の場合は、透明感があるものを選ぶと良いでしょう。
食べ方は刺し身、フライなどありますが、今回おすすめしたいのは、しゃぶしゃぶです。薄く切った身を軽く湯通しして、白菜などを巻いてポン酢で頂くと絶品です。
これから秋が深まるにつれ脂がのってくるツムブリ、噛むたびに染み出てくる脂とクセの少ない甘味を存分に味わってください。
(令和7年10月8日の南日本新聞に掲載)
県本土沿岸に来遊するバショウカジキは、大きな背びれがバショウの葉を思わせることから、その名の由来とされ、高速で泳ぐカジキ類の中で最も速く、そのスピードは時速100キロを超えると言われています。
「かごしま旬の魚」にも選ばれており、「秋太郎」という愛称で広く県民に親しまれ、鹿児島市場魚類市場にも数多く入荷しています。
栄養面では、良質な脂質とたんぱく質のほか、骨の形成を促すビタミンDや生活習慣病の予防効果に期待される不飽和脂肪酸を豊富に含んでいます。
店頭では切り身で販売されることが多く、購入する際はピンク色で厚みのあるものを選ぶと良いでしょう。新鮮なものは刺し身が一番ですが、照り焼きもおすすめです。しっかりした肉質の身は、薄力粉をまぶすことで表面はカリカリ、中はふっくらと仕上がります。淡泊な味のため少し濃いめの味付けにすれば絶品です。
ご家庭の食卓に是非、バショウカジキを使った料理で秋を感じてみてはいかがでしょうか。
(令和7年9月10日の南日本新聞に掲載)
今週は、秋の味覚の代表格である「サンマ」を紹介します。
狭真魚(さまな)と呼ばれていたものが訛ったという説もありますが、漢字では秋刀魚と書き、秋に獲れ形も色も刀に似ている魚ということから名づけられたともいわれています。
水産庁によると今年の漁獲量は昨年並みの水準となり、少し大きめで脂の乗りもいいとの予報がなされております。
さつま黒潮市場(鹿児島市魚類市場)にも、単価はやや高い状況ですが北海道産のサンマが入荷してきています。
選ぶ際は、頭から背中にかけて盛り上がり厚みがあり、黒目の周りが透明で澄んでいるものがよいでしょう。
栄養面ではDHAやEPAなどの必須脂肪酸やビタミン類を多く含み、美容や健康維持に適した食材です。
おすすめは、塩焼きが一番です。香ばしく焼きあがったホクホクの身を大根おろしを添えて食べると、なんともいえない秋ならではの贅沢な味わいを堪能できます。
食欲の秋、旬のサンマをぜひをおいしくご賞味ください。
(令和7年9月24日の南日本新聞に掲載)
今週は、これから秋にかけて旬を迎える 「ハガツオ」を紹介します。
その名のとおり犬歯のように鋭くとがった歯が特徴で、また顔つきが細長いため、キツネガツオとも呼ばれています。歯の特徴のほか、本カツオが、腹側にしま模様があるのに対し、ハガツオは背中側にあります。
鹿児島近海では、釣りのほか、定置網でも多く獲れ、さつま黒潮市場(鹿児島市魚類市場)にも新鮮なものが水揚げされます。
栄養面ではドコサヘキサエン酸やエイコサペンタエン酸などが豊富に含まれており、高血圧や動脈硬化などの予防の効果が期待できます。
調理方法は、揚げ物、煮物など多彩ですが、新鮮なものは刺し身でいただくと、本来のもちもちした、とろけるような食感が堪能できます。脂が乗ってピンク色で魚独特の臭みもなく、ほんのりとした甘みも楽しめます。
学校関係では来週から二学期に入ります。旬のハガツオを食べて、まだまだ続く暑い夏を乗り切りましょう。
(令和7年8月27日の南日本新聞に掲載)
今週は、昔から特に関西で人気の高い食材として扱われ、産卵に向け栄養を蓄える夏と産卵後に食欲が増す晩秋に旬を迎える「ハモ」を紹介します。
皮一枚を残して細かく包丁を入れる“骨切り”が有名です。骨切りをすることで、身はフワッとやわらかくなり、小骨の心地よいシャリシャリ感が出て、本来の味わいがより引き出されます。
店頭で選ぶ際は、体の表面が輝いているもの、切り身の場合は身が白くて透明感のあるものを選ぶと良いでしょう。
骨ごと食べられるためカルシウムも豊富に摂れ、疲労回復に効果のあるビタミンやミネラルがバランスよく、皮には美容効果が期待できるコラーゲン、コンドロイチンが多く含まれています。
天ぷら、蒲焼きやお吸い物など多彩な料理法がありますが、今の蒸し暑い夏、さっと湯通しし、氷水で締める“湯引き”をおすすめします。梅肉のたれにつけて食べると、さっぱりとした味わいながら濃厚な旨みが楽しめます。
暑さのます今の時期、栄養豊富な「ハモ」を食べて乗り切りましょう。
(令和7年8月13日の南日本新聞に掲載)
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