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更新日:2024年2月22日

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「買いごろ・食べごろ」~旬のおすすめ野菜・果物

季節で味わい異なるキャベツ

キャベツ季節ごとに味や性質が変化するキャベツ。「冬玉(寒玉)」ともいわれる葉の巻きがぎゅっと締まった冬キャベツや、葉が柔らかく、巻きの緩い春キャベツ(春玉)が冬から春にかけて出回ります。

ビタミンCが豊富です。「キャベジン」とも呼ばれるビタミンUは胃の粘膜を修復し、胃潰瘍などの予防に効果があります。骨を丈夫にするカルシウム、血液を凝固させたり、骨にカルシウムを沈着させたりするビタミンKも含みます。

葉が鮮やかな緑色で張りとつやがあり、切り口が白いものが新鮮。軸が大きいと葉が硬いことがあるので、軸が500円玉より小さいものを選びましょう。

冬玉はしっかりと葉が巻かれてずっしりと重みがあるものを選び、炒め物や煮込みに。春玉は外側の巻きがゆったりしていて軽いものが良く、軽めの食感を生かしたサラダや蒸し料理で味わうのがお薦めです。

(令和6年2月22日南日本新聞に掲載)

栄養豊富で人気の小松菜

コマツナ小松菜は、ホウレンソウと並んで人気の栄養豊富な緑黄色野菜です。年中出回っていますが旬は冬。霜が降りた後の方があくが抜けて甘味が増し、葉も厚く柔らかくなっておいしくなります。

がん予防や免疫力アップが期待できるベータカロテン、風邪の予防や疲労回復に効果的なビタミンC、骨や歯を丈夫にするカルシウムを含みます。ビタミンEや葉酸、鉄も豊富です。

葉の緑色が鮮やかでみずみずしいもの、茎は太く張りがあるものが新鮮です。傷みやすいので早めに使い切りましょう。水で湿らせたキッチンペーパーで根元を包み、袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存するか、固めに茹でて冷凍すると良いです。

あくが少く、下ゆでする必要はありません。油やたんぱく質と一緒に食べるとカルシウムの吸収率が高まるので、鍋物や炒め物などにすると栄養満点です。

(令和6年2月14日南日本新聞に掲載)

ジューシーで甘いタンカン

タンカンタンカンは鹿児島県が日本一の生産量を誇り、2、3月に旬を迎えます。かんきつ類の中でも特に糖度が高く、南国の爽やかな香りとみずみずしさが特長です。

中国の広東省が原産地とされ、ポンカンとネーブルオレンジの自然交配種と考えられています。明治時代に台湾から鹿児島へ伝わり屋久島や奄美大島など主に暖かい地域で栽培されています。

果肉は柔らかく、甘みとほのかな酸味のバランスが絶妙。風邪予防に効くビタミンC、疲労回復にいいクエン酸、整腸作用のあるペクチンも豊富です。果皮が濃いオレンジ色でみずみずしさがあり、重みを感じるものを選びましょう。

冷暗所や冷蔵庫で乾燥しないようビニール袋などに入れて、1週間程度を目安になるべく早く食べましょう。ジュースやジャム、ゼリーにするのもお薦め。芳醇(ほうじゅん)な香りと、あふれ出るジューシーな果汁をお楽しみください。

(令和6年2月7日南日本新聞に掲載)

栄養豊富キウイフルーツ

キウイキウイフルーツは、1900年代初頭に中国南部からニュージーランドに持ち込まれて品種改良されました。日本では年中出回っていて、12月~翌年4月ごろに店頭で見かけるものは国内産、それ以外の季節は輸入物です。

果肉が緑色のグリーンキウイや黄色のゴールドキウイのほか、赤い色素が広がるレッドキウイやリンゴのような形のアップルキウイ、粒の小さなベビーキウイなどもあります。

すぐに食べない場合は少し硬めのものを選び、追熟させましょう。バナナやリンゴと一緒に袋に入れておくと早く熟します。表面を軽く水で洗えば皮ごと食べることができ、ニュージーランドでは一般的な食べ方のようです。

シミやそばかすの改善に効くビタミンCをはじめ、疲労回復やむくみ予防に有効なビタミンE、食物繊維など栄養素が豊富。美容や健康にお役立てください。

(令和6年1月31日南日本新聞に掲載)

栄養豊富なニンジン

ニンジンさまざまな料理に使えるニンジンは定番の野菜です。最初に日本に伝わった、漢方薬として有名な朝鮮ニンジンの根の分かれた形が人の姿と似ていたため「人参」と名付けられたそうです。現在、広く流通する西洋系のものは19世紀ごろ日本に伝わりました。

ベータカロテンや食物繊維、ビタミンC、カリウムなどの栄養素を含みます。油と相性がいいベータカロテンは炒め物などの加熱料理で、食物繊維やビタミンC、カリウムは熱に弱いためサラダやジュースなど生のまま調理することで栄養素を損なわずに摂取できます。

表面に張りやつやがあり、全体に濃く鮮やかな色をしているものを選びましょう。水分をふき取り、キッチンペーパーで包んで冷蔵庫の野菜室に立てて保存するか、カットして冷凍保存するのもお薦めです。栄養豊富なニンジンをどうぞ。

(令和6年1月24日南日本新聞に掲載)

つぼみを食べるブロッコリー

ブロッコリー1ブロッコリーは調理しやすく、癖がなくて食べやすい野菜です。キャベツの仲間で、原産地は地中海沿岸です。30年ほど前に普及し、今ではすっかり定着しました。

たくさんの小さな緑色のつぶつぶは花のつぼみ。それらが集まった「花蕾(からい)」と花茎の部分が食べられています。緑色が濃く、つぼみがすき間なく詰まり、丸く盛り上がったものを選びましょう。常温だとつぼみが黄色くなってしまうので、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存を。チルド室ならより日持ちします。

ゆで時間が長いと歯ごたえがなくなってしまいます。塩を少し加えて3分くらいゆで、串がすっと通ればOK。冷水にさらすと水っぽくなるので、ザルに入れてそのまま冷ましましょう。

ビタミンCや抗酸化作用のあるベータカロテンを豊富に含んでいます。シチューやサラダ、炒め物にして、鮮やかな色合いと食感の良さをお楽しみください。

(令和6年1月17日南日本新聞に掲載)

皮ごとおいしいキンカン

キンカン甘味と酸味、ほのかな苦みを持ち合わせ、皮ごと食べられるキンカン。鹿児島県の生産量は宮崎県に次いで全国第2位です。ハウスや露地などで栽培され、11月頃から翌年の3月上旬に旬を迎えます。

ポリフェノールの一種「ヘスペリジン」や生活習慣病の予防にも役立つビタミンEを多く含むほか、果物では珍しくカルシウムが豊富です。

少し紅色を帯びた濃い色で、表面に張りやつやがある大粒のものを選びましょう。乾燥しないように袋に入れて冷蔵庫で保存すれば2週間程度持ちます。

皮が柔らかくて糖度が高く、生のまま食べられる「完熟キンカン」も近年人気を集めています。定番の甘露煮やジャム、果実酒といった保存食にするのもお薦めです。

まだまだ寒い日が続きます。ビタミンたっぷりのキンカンを食べて、元気に冬を乗り切りましょう。

(令和6年1月10日南日本新聞に掲載)

確かな眼識で選び抜く

新年あけましておめでとうございます。今年のえとは縁起が良いと言われている辰です。

青果市場内には、竜のように眼光鋭い青果の目利き職人が大勢います。確かな眼識で選び抜かれた、旬の新鮮な、そしておいしい野菜や果物が一年を通じてこの市場から各家庭に届きます。

今の時期は水菜、ホウレンソウといった軟弱野菜のほか、大根や白菜、果実ではイチゴやミカン、ポンカンが入荷します。自然の恵みを受けて育つ野菜や果物には必ず旬があり、旬の青果はうま味を一層感じるだけでなく、栄養価が高く、健康面でも大きくサポートしてくれます。

本年も旬の青果物の選び方、保存方法、調理レシピなど、皆様の暮らしに役立つ情報を毎週お届けします。躍動し、上昇し続ける昇竜のごとく、勢いと活気あふれる市場になるよう関係者一体となって頑張っていきますので、引き続きよろしくお願いします。

(令和6年1月3日南日本新聞に掲載)

「幅広く愛されるイチゴ」

イチゴは冬から春にかけて旬を迎え、幅広い世代に愛されています。ビタミンCが豊富で、風邪の予防や疲労回復、美肌効果が期待できます。また眼精疲労や視力の回復、がん予防に効果があるといわれるポリフェノールの一種、アントシアニンも含みます。

イチゴ表面にツヤがあり、ヘタが鮮やかな緑色でピンとしているものを選びましょう。つぶつぶがくっきりしているかも要チェック。パック売りなら、底に傷んだものがないか、色づきの悪いものがないかも見ておきましょう。また、熟したイチゴは特有の甘い芳香があります。しっかりと香りを感じるものが良いでしょう。

糖は先端に多く、ヘタをカットして中央から食べ始めると最後に甘く感じられます。パックごとポリ袋などに入れて冷蔵庫で保存を。時間がたつとともに甘みと香りが落ちるので、早めに食べましょう。近年、需要期の12月に出荷できる品種が鹿児島県内でも登場しています。いろいろなイチゴを味わってみてはいかがでしょうか。

(令和5年12月27日南日本新聞に掲載)

シャキシャキ癖ない水菜

水菜水菜は京都で古くから栽培された日本原産の野菜です。畑の畝と畝の間に水を引いて栽培したことから、「みずな」と呼ばれるようになったと言われています。

シャキシャキとした食感と癖のない味から、生で食べられるサラダ用として広まりました。全国の市場で年中出回っていますが、本来は冬から春にかけてが旬とされています。

ベータカロテンやビタミンC・Eが豊富で、鉄分やカルシウム、カリウムも含まれるバランスのとれた野菜です。生活習慣病予防や美肌効果も期待できます。

葉が鮮やかな緑色で茎につやがあり、株に弾力があるものを選びましょう。根元が変色していないかもチェックするポイントです。新聞紙で包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫内で立てて保存しましょう。

肉や魚の臭みを消す作用があり、鍋物にも適しています。炒め物やおひたしなどさまざまな料理でお楽しみください。

(令和5年12月20日南日本新聞に掲載)

大根おでんでぬくぬく

ダイコン大根は春の七草の一つ「すずしろ」としても知られ、昔からなじみ深い野菜です。

胃腸の働きを活性化する酵素が含まれるほか、胃もたれや胸焼けに効くアミラーゼ、発がん物質を解毒しがん予防に効果が期待できるオキシターゼも含みます。辛み成分のイソチオシアネートは血液をサラサラにする作用があります。切り干し大根にすればミネラル成分が濃縮され、カリウムやカルシウムの含量がより高まります。

皮に張りとつやがあり、ずっしりと重みのあるもの、ひげ根の穴は少なめで、ゆがみがなく均一に並んでいるものが良品です。葉は緑色でみずみずしく、変色していないものを選びましょう。

甘みがある上部は大根おろしやサラダ、漬物に、程よい硬さの中央部は煮物に最適です。先端部分は辛いので、炒め物やみそ汁に使うといいでしょう。寒い季節におでんにして温まってはいかが。

(令和5年12月13日南日本新聞に掲載)

小粒で甘い桜島小ミカン

小ミカン桜島小ミカンは、桜島で生産される「世界一小さなミカン」といわれます。果実の直径は5センチ足らず、重さは50グラムほどと小粒。果皮はオレンジ色で光沢があり、果汁は酸が少なく、甘み、香りとも強いのが特徴です。

温州ミカンとは系統の異なる紀州ミカンに属します。江戸時代からすでに桜島で栽培されていたといわれ、徳川幕府に献上されていた記録が残っています。

美容効果の高いビタミンC、発がん抑制作用のあるベータクリプトキサンチン、代謝を助けるミネラルが豊富です。豊かな香りはリラックス効果も期待されます。

ヘタの軸が細く緑色で、皮の色が濃く身が締まったものを選びましょう。冷蔵庫に入れると水分が飛び酸味が増すので、風通しのいい冷暗所でヘタを下に向けて保存すると良いでしょう。皮は乾燥させて細かく刻み薬味にも使えます。

活火山である桜島の下、力強く育った旬の味わいをぜひご賞味ください。

(令和5年12月6日南日本新聞に掲載)

甘さ際立つ大将季

大将季「大将季(だいまさき)」はかんきつ類の不知火(しらぬい)の仲間で、鹿児島県の独自品種です。

品種名は育成者の息子さんの名前にちなんでいます。かごしまブランドに認定され、贈答用にも人気です。

不知火の中で糖度や酸度の基準を満たしたものは登録商標の「デコポン」として流通していますが、大将季もデコポンと同等の基準を満たし、さらに濃い紅色の皮や果肉が特徴です。

糖度と酸味のバランスに優れ、甘みが際立っています。豊富なビタミンCは風邪予防に、ベータクリプトキサンチンはがん予防に効果が期待できます。薄皮には整腸作用のあるペクチンが多く含まれています。果皮の色が濃く、ずっしりとした重みやみずみずしさを感じるものを選びましょう。

でこぼこしてむきにくそうな見た目と違い簡単に手でむけます。

甘みが強く、ジューシーな食感が楽しめます。薄皮をむいてタルトやゼリーにするのもお薦めです。

(令和5年11月29日南日本新聞に掲載)

栄養素トップクラスの春菊

春菊春菊は、春に菊に似た黄色い花を咲かせることが名前の由来。11月~翌年2月ごろが旬で、葉の切れ込み具合で大葉、中葉、中大葉の品種があり、風味が異なります。

ータカロテンやビタミンC、カルシウム、カリウム、鉄分と緑黄色野菜としては含まれる栄養素がトップクラス。独特の香りはぺリルアルデヒドという成分で整腸作用や食欲増進が期待できます。

濃い緑色でみずみずしく張りのあるものを選び、湿らせた新聞紙などでくるんでポリ袋に入れ、冷蔵庫に立てて保存します。2、3日で食べきってください。

脂溶性のベータカロテンは肉や魚と合わせれば体内に吸収されやすく、カリウムやカルシウムなどの水溶性ミネラルはスープのように煮汁ごと食べれば無駄なく摂取できます。

独特の香りや癖が苦手な人も少なくないでしょうが、いろいろな調理法を試し、好みの味と健康を手にしてください。

(令和5年11月22日南日本新聞に掲載)

ネギで風邪吹っ飛ばせ

ネギネギはこれから旬を迎えます。東日本では白い部分を食べる長ネギ、西日本では緑の部分が多い葉ネギが好まれてきたそうです。

長ネギは緑色と白色に分かれていますが、実はどちらも葉です。盛り土を繰り返し栽培することで、土の中で光に当たらない白い部分、土の外で光を浴びる緑の部分ができます。

特有の香りと辛みのもとはアリシンという成分です。血行を良くして体を温めたり、疲労を回復したり、食欲増進にも効果があります。青い葉の部分はビタミンC、カルシウムなどのミネラルを豊富に含み風邪予防にぴったりです。

おいしく新鮮なネギは葉の先まで張りがあり、茎がぎゅっと詰まっています。乾燥と日光に気を付け、新聞紙やラップで包み、野菜室で保管しましょう。

これからの冷え込む季節にネギを食べ、風邪に負けない元気な体を目指しましょう。

(令和5年11月15日南日本新聞に掲載)

栄養価高いホウレンソウ

ホウレンソウホウレンソウは年中出回っていますが、11月からが旬の冬野菜です。戦後、アニメ「ポパイ」の影響や品種改良が進んだことで、栄養価の高さが注目され、消費が増えました。
葉先までピンと張りがあり、厚みがあって濃い緑色のもの、また、根元が赤くふっくらして、茎が細すぎないものを選びましょう。軽く湿らせた新聞紙などで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。2~3日を目安に使い切りましょう。軽くゆでて水気を切り、小分けしてラップに包んで冷凍保存すると便利です。
アクのもととなるシュウ酸は、えぐみの原因となります。水溶性なのでたっぷりの熱湯で短時間ゆで、水に浸して一気に冷やすと減らせます。ソテーやパスタにする際も下ゆでするといいでしょう。
これからの時季はビタミンCが豊富で、鉄や葉酸、カルシウム、カリウムなどもバランスよく含んでいます。ぜひ健康づくりに役立ててください。

(令和5年11月8日南日本新聞に掲載)

寒さ増し甘み増す白菜

ハクサイ白菜は晩秋から冬にかけて旬を迎えます。ちょうどお鍋が恋しくなる季節にぎゅっと結球し、甘みを蓄えます。漬物から煮込みまで幅広い料理に使える万能野菜です。

大部分は水分で、むくみや高血圧の予防が期待できるカリウムを含みます。スープの食材に加えると溶け出した成分も余すことなく摂取できます。整腸作用がある食物繊維も豊富。加熱すると消化が良くなるので胃腸が弱っている時にもお薦めです。生をサラダにすれば、シャキシャキ食感と本来の甘みを味わえて、ビタミンCもそのまま取れます。

外葉が緑色で葉の先までしっかりと巻き、白い部分につやのあるものを選びましょう。カットしてある場合は葉が詰まってみずみずしく、断面が盛り上がっていないものが新鮮です。

丸ごとなら新聞紙に包んで冷暗所に置き、カットものはラップをして野菜室へ。縦にして保存すると日持ちします。

(令和5年11月1日南日本新聞に掲載)

香り高い秋のシイタケ

シイタケシイタケはマッシュルーム、フクロタケと共に「世界三大栽培キノコ」とされています。歴史は古く、鎌倉時代から食べられていたといわれます。

「エルゴステロール」という成分を含んでいます。紫外線に当たるとビタミンDに変化し、骨や歯の形成、骨粗しょう症の予防が期待できます。食物繊維も豊富なため便秘改善にも効果があります。かさが開き過ぎず、裏側のひだがきれいな白色のものを選びましょう。洗うと風味が落ちるので、汚れはキッチンペーパーで拭いて落とします。冷蔵保存するなら切らずにキッチンペーパーに包み、かさの裏側を上に。冷凍保存する際はかさと軸は切り離し、かさはそのまま袋に、軸はラップに包んで袋に入れて保存すると良いでしょう。

秋に出回るシイタケは香り高いのが特長です。煮物や揚げ物、汁物などさまざまな料理でお楽しみください。

(令和5年10月25日南日本新聞に掲載)

栄養価が豊富な柿

柿秋の味覚の一つである柿は、10月中旬から11月に旬を迎えます。甘柿では「富有柿」、渋柿なら「平核無」「刀根早生」「甲州百目」が代表的な品種です。

 

「柿が赤くなれば、医者が青くなる」と言うほど健康食品として優秀です。風邪予防や美肌効果が期待できるビタミンC量は、果物の中でトップクラス。利尿作用のあるカリウムは相乗効果で、二日酔いにも効果的です。タンニンも含まれ、悪玉コレステロール値を減らすタンニンも含まれ、機能性表示食品として認定された品種もあります。
へたの緑色が鮮やかで、実との間に隙間がなく4枚そろっているもの、全体がしっかり色づき、張りがあってしっとりとしたものを選びましょう。
なますやサラダ、白あえにしてもおいしいです。熟しすぎた場合は、凍らせるとシャーベットのような食感が楽しめます。ぜひお試しを。
(令和5年10月18日南日本新聞に掲載)

食物繊維豊富なゴボウ

gobouゴボウは特有の風味と食感があり、煮物やきんぴら、サラダなどいろいろな料理で楽しめます。

食物繊維が豊富で、水溶性のイヌリンには腸の働きを整え血糖値の上昇を抑える作用があります。不溶性のリグニンにはコレステロール値を抑制し、腸の動きを活発にさせ、便秘解消や大腸がん予防などに効果が期待できます。高血圧予防にいいカリウムや貧血予防になる葉酸のほか、強い抗酸化作用のあるタンニンやクロロゲン酸などのポリフェノールも多く含まれます。

弾力があり、太さがある程度均一で、先端が緩やかに細くなっているものが良品です。表面にひび割れや黒ずみがあり、先端がしおれているものは避けましょう。土付きの方が風味が良く、日持ちもします。

うま味成分は皮の部分に多いため、皮は軽くこそぐ程度が良いでしょう。秋から旬を迎えるゴボウを味わってください。

(令和5年10月11日南日本新聞に掲載)

医者いらずのリンゴ

リンゴ外国のことわざで「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」と言われるほど、リンゴは栄養豊富な果実です。年間通して手に入りますが、旬は9月から翌年2月ごろ。この時季のものは特に香りが良くおいしいです。

カリウムやビタミンC、食物繊維が含まれ、高血圧予防やコレステロールの低下に役立ちます。抗酸化作用のあるポリフェノール、疲労回復に効くリンゴ酸、整腸作用のあるペクチンなど、さまざまな効果が期待できます。

果実がふっくらとしていて、果皮に張りがあるもの、持ったときに重みがあるものを選びましょう。サイズは大きすぎるものよりも、中玉くらいの方が食味がいいといわれます。

生のりんごからは野菜や果物の追熟を促すエチレンガスが発生するため、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存してください。新聞紙に包んでから入れると余分な水分が吸収されてより長持ちします。

(令和5年10月4日南日本新聞に掲載)

ショウガでぽかぽか

ショウガ熱帯アジア原産のショウガは世界中で香辛野菜として広く用いられています。初夏から秋にかけ、収穫後すぐの新ショウガは繊維が柔らかく辛味が爽やか。貯蔵後に出荷される囲(かこい)ショウガは年中出回り、辛味が強いのが特徴です。

香り成分のジンギベレンやシトロネラールは消臭や食欲増進の効果があります。独特の辛味成分はショウガオールやジンゲロンなどで、血行促進や体を温める作用があり、冷え症対策にお薦め。特に、しょうが湯や豚汁など加熱する料理に使えば効果が増すとされています。

新ショウガは茎の付け根がきれいな赤色で、みずみずしくつやがあるもの、囲ショウガはふっくらとして硬くしまったものを選びましょう。薄切りや千切りを小分けにしてラップに包み、冷凍しておくと便利です。これから寒くなる季節を迎えます。ショウガ料理で体を癒やしてみてはいかが。

(令和5年9月27日南日本新聞に掲載)

美容にうれしいイチジク

イチシ゛クイチジクは日本に江戸時代に伝わり、薬として使われ、「不老不死の果実」とも呼ばれました。

は6月から11月ごろで、国内に100種類以上の品種があります。流通量の8割を占める「ますいドーフィン」や日本イチジクとも呼ばれる「ほうらいし」、福岡発の「とよみつひめ」が主です。

ころで、普段食べている部分が「花」ということをご存じですか。実の内側の空洞に小さな花をたくさんつけるため、厳密には花を食べているのです。

がなく張りのある実を選び、ラップに包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存しましょう。柔らかくなってお尻が割れたら食べ頃。ほのかな甘みと、ねっとりした濃厚な食感が感じられます。冷凍やスムージーでもおいしくいただけます。

クチンやカリウム、カルシウム、鉄分などのミネラルが豊富で、美容と健康にうれしい効果がいっぱい。食べたことがないという方もぜひお試しください。

(令和5年9月20日に南日本新聞に掲載)

栗は数日寝かして甘く

 

栗栗ごはんやモンブランなど、秋の味覚の定番である栗は今から10月に旬を迎えます。縄文時代の遺跡から出土するほど歴史が長く、平安時代には京都の丹波地方を中心に栽培が盛んになっていったそうです。

炭水化物や食物繊維、ビタミンCの他、糖の代謝を促すビタミンB1、老化やがん予防が期待できるタンニンなどがバランスよく含まれています。おいしい栗は皮が固くハリがあり、光沢があって、ずっしりと重みがあります。穴が開いているものは虫がいるかもしれないので避けましょう。

ポリ袋に小分けし、冷蔵庫でチルド保存するのがお薦め。収穫後3~4日寝かせることでデンプンが糖に変わり甘みが増します。固い皮の処理は一手間が大切。しばらく水に浸すことで皮を柔らかくします。ゆでたり、焼いたりする前にあらかじめ皮に切れ込みを入れると、簡単にむけます。ぜひお試しください。

(令和5年9月13日南日本新聞に掲載)

里芋ぬめりで免疫向上

サトイモ里芋は東南アジアが原産といわれ、縄文時代には日本へ伝わっていたとみられています。平安時代の辞典「和名抄(わみょうしょう)」には食用になることが記され、万葉集にも詠まれています。
ふっくらと丸みがあって変色や傷がなく、泥付きのものが良品です。皮は湿り気があるほうが新鮮です。お尻の部分が柔らかいと傷んでいたり、鮮度が落ちていたりする可能性があるので注意しましょう。低温と乾燥に弱いので、軽く湿らせた新聞紙に包んで冷暗所に保存します。
ぬめりはガラクタンやマンナンという成分に由来します。前者は免疫力を高め、血中コレステロールの抑制や便通をよくする働きがあり、後者も糖尿病予防などが期待されます。ナトリウムや葉酸、ビタミンB6も含んでいます。
皮付きのままラップに包み、電子レンジで加熱すれば手でむけます。筑前煮や煮転がし、コロッケなどいろいろな料理で楽しんでください。
(令和5年9月6日南日本新聞に掲載)

食感多様なサツマイモ

サツマイモ鹿児島県はサツマイモの収穫量が全国1位を誇ります。中米が原産といわれ、江戸時代に薩摩(鹿児島)から全国に伝わったので「サツマイモ」と呼ばれるようになりました。

現在は改良が進み、ホクホク食感の「紅あずま」や「紅さつま」、ねっとりとした「安納いも」「紅はるか」、舌触りが滑らかでしっと系の「シルクスイート」など多様な品種があります。

腸の状態を整え、便秘予防が期待できる食物繊維が豊富です。切り口から出る乳白色の液体・「ヤラピン」にも整腸作用があります。皮に張りがあり、傷や黒ずみがなく、ひげ根の少ないものを選びましょう。低温と乾燥に弱いので、冷蔵庫には入れず、新聞紙に包んで風通しの良い冷暗所で保存してください。

語呂合わせで8月31日は野菜の日に制定されています。サツマイモをはじめ、今が旬の夏野菜などいろいろ味わってみてください。

(令和5年8月30日南日本新聞に掲載)

青ジソで食卓に彩りを

大葉青ジソは別名「大葉」とも呼ばれる緑色のシソの葉です。1年を通して安定的に出荷されていますが、旬は夏です。

すがすがしい香りが特長です。この香りの成分の防腐・殺菌作用を生かした刺し身のつまをはじめ、料理に風味をプラスするのに便利です。栄養価が高く、皮膚や粘膜を正常に保つために必要なベータカロテンや、肌荒れの改善、成長の促進、造血作用に役立つビタミンBを豊富に含みます。

緑色が濃く、みずみずしいものを選びましょう。水分を与えると日持ちします。湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。1枚ずつ葉を包めばより長く保存ができます。

麺類の薬味やドレッシングのほか、緑色が鮮やかな天ぷら、お肉に巻くのもお薦めです。食卓に彩りを加えてみてはいかがでしょうか。

(令和5年8月23日南日本新聞に掲載)

ナシの食べ比べいかが

梨9月にかけて旬を迎えるナシは、シャキシャキした食感と、果汁が滴るジューシーさが特長です。幸水や豊水、新高(にいたか)など果皮が茶色い「赤ナシ系」と二十世紀のような緑色の「青ナシ系」があります。


代表的な品種の幸水は果肉が柔らかく、果汁たっぷりでひと口食べると強い甘みが広がります。次いで生産量の多い豊水は程よい酸味があります。新高はみずみずしい食感と風味豊かな甘さがあり、大きい物は1キロにもなります。二十世紀はシャリシャリとして、甘みと酸味がバランスよく調和しています。


水分と食物繊維が比較的多く、糖アルコールのソルビトールを含み、便秘予防が期待できます。カリウム、アスパラギン酸は疲労回復や高血圧予防に効果的です。形が良く、皮に張りがあり、お尻がどっしりとして広い物を選びましょう。


旬のこの時季にさまざまな品種を食べ比べてみてはいかがでしょうか。

(令和5年8月16日南日本新聞に掲載)

暑い夏に冷やしレタス

れたすサラダに使うと見栄えがよく、食感も楽しめるレタス。葉が巻いた玉レタスやサニーレタスなどの葉レタスがあります。

高血圧予防に効くとされるカリウムや造血作用のある葉酸を含みます。サニーレタスは鉄、骨の形成に作用するカルシウム、ビタミンKのほか、抗酸化作用のあるベータカロテンも豊富です。

みずみずしく、芯が10円玉くらいの大きさで、切り口が変色していないものを選びましょう。玉レタスは葉の巻きが柔らかく、ふんわりとして軽いものが甘い傾向にあります。葉レタスは葉先まで色がきれいで張りがあるものが良品です。

食べる直前に冷水につけるとパリッとした食感になります。手でちぎると切り口の変色を防げて、ドレッシングも絡みやすくなります。炒め物やスープにするのもお薦めです。

暑い夏に冷やしたレタスの食感を味わってみてはいかがでしょう。

(令和5年8月9日南日本新聞に掲載)

皮も食べられるトウガン

トウガン鹿児島で「つが」と呼ばれるトウガンは、漢字で「冬瓜」と書きますが、実は夏野菜です。貯蔵性が高く風通しのいい場所なら冬まで保存できることが名前の由来と言われています。

約95%が水分です。多く含まれているカリウムには体内の余分なナトリウムを排出する働きがあり、高血圧予防や、利尿作用によるむくみ解消に効果が期待できます。

丸ごとで買うなら皮の緑色が鮮やかでつやがあり、ずっしり重いもの選び、冷暗所で保管しましょう。カット物は実が白く、みずみずしいものがお薦め。種とわたを取り除き、ラップをかけて冷蔵庫に入れてください。

淡泊な味わいのためどんな食材ともなじみます。煮物や汁物、漬物のほか、皮は捨てずに薄切りにすれば、きんぴらや炒め物に使えます。トウガン料理を食べて暑い夏を乗り切りましょう。

(令和5年8月2日南日本新聞に掲載)

モモでエネルギー補給

モモ果汁たっぷりで甘い香りの日本のモモは、白桃が元祖と言われます。改良により「白鳳(はくほう)」「あかつき」など多彩な品種が誕生しました。原産地の中国では3千年以上前から食用栽培されていたそう。いつ日本に伝わったのかは定かではありませんが、古事記や万葉集にも登場しています。

主成分のフルクトースは砂糖の1.5倍の甘さ。疲労回復に即効性があり、体力が落ちやすい暑い夏のエネルギー補給にお薦めです。ペクチンなどの食物繊維や血圧を下げるカリウムも含まれます。

きれいな丸みと張りがあり、赤く色づいた香りの強いものを選びましょう。果肉が硬ければ常温で追熟を。甘みと香りを堪能するには冷やし過ぎないのがコツで、30分から1時間程度が目安です。皮の近くの方が甘みが強いため皮は薄くむきましょう。ジューシーで滑らかな食感をぜひ味わってください。

(令和5年7月26日南日本新聞に掲載)

ダイエットにもヘチマ

ヘチマかごしまの伝統野菜のヘチマを紹介します。本来は糸瓜と言い、鹿児島では「ながうい」「いとうい」とも呼びます。一説には「いとうり」が縮まって「とうり」となり、「と」はいろは歌で「へ」と「ち」の間にあることから「ヘチマ」になったとか。

たわしや「緑のカーテン」のイメージが強いですが、鹿児島や宮崎、沖縄では古くからなじみのある夏野菜。抗酸化作用があるサポニン、βカロテンのほか、ビタミンCは生活習慣病予防や美肌効果、カリウムは高血圧予防、ペクチンは糖尿病や肥満予防と優れた働きがあり、低カロリーでダイエットにも適します。

小ぶりで表面につやがあるものを選びましょう。ひと口大に切り、みそを使った炒め物や汁物のほか、シチューやカレーにしてもおいしくいただけます。皮が硬いので必ず皮をむくのが調理のポイント。優しい甘みとトロリとした食感をいろいろな調理方法でお試しください。

(令和5年7月19日南日本新聞掲載)

品種改良進み、多種栽培

ブドウ夏から秋にかけて旬を迎えるブドウは、これから出荷量が増え始めます。栽培の歴史は長く、古代エジプトの時代には既にワインの原料として栽培が始まっていたそうです。

世界的には生産量の7割がワイン原料ですが、日本国内だと9割が生食用です。乾燥した土地で育つブドウにとって日本の雨が多い気候はが発生しやすく、栽培に適さない環境でした。しかし、品種改良が進み、巨峰やデラウェア、シャインマスカットなど現在では60種類以上が栽培されています。

ブドウ糖や果糖、ポリフェノール、ミネラル類、ビタミンなどが豊富に含まれ、視力の改善や疲労回復、老化防止といった効果が期待されます。

茎が太く、粒がそろっていて、皮にハリがあるものを選ぶことがポイントです。房の上側ほど甘みが強く、下側から順番に食べていくと、よりおいしく食べられます。

(令和5年7月12日南日本新聞掲載)

シチューや煮込みにも

トマトナス科に属するトマトはアンデス高地が原産。江戸時代に日本に伝わりました。当時は観賞用で、食用栽培は明治以降、一般家庭に普及したのは第二次世界大戦後になります。
今が旬の夏野菜です。大玉の桃太郎、ミニトマトのアイコ、品種ではありませんが塩トマトなど種類はさまざま。赤くずっしり重いもの、皮に張りとつやがあり、ヘタが緑色でピンとしたものが新鮮です。果頂部に放射線状の筋がきれいに出ていると甘みが強いとされています。
青みがある場合は常温でしばらく保存しましょう。酸味が和らぎ果皮も赤くなってきます。完熟したものはラップするかポリ袋に入れて冷蔵庫で保存し、なるべく早く食べましょう。
豊富に含まれるリコピンは、抗酸化作用が高く、免疫力アップや発がんを抑える効果があると言われています。油に溶けやすく、熱にも強いので、シチューやパスタ、煮込み料理もお薦めです。
(令和5年7月5日南日本新聞掲載)

油と相性抜群のナス

ナス代表的な夏野菜の一つであるナスは、これから出荷量のピークを迎え、店頭に多く並びます。

成分の90%以上は水分ですが、ビタミンKやカリウム、葉酸、食物繊維をバランスよく含んでいます。皮には抗酸化作用のあるポリフェノールの一種「ナスニン」が豊富で、高血圧などの生活習慣病予防や眼精疲労の緩和が期待できます。

皮が濃い紫色で、張りとツヤがあり、ふっくらした重みのあるものを選びましょう。冷気と乾燥に弱いので、新聞紙などに包み冷暗所か冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。冷やしすぎると硬くなり、味が落ちます。切って水にさらしてあくを取ってから、または素揚げなど加熱調理をしてから冷凍すると、みそ汁や炒め物にそのまま使えて便利です。

油との相性が良く、加熱すると食感が滑らかになります。天ぷら、焼きナス、煮浸し、マーボーナスなど、幅広いメニューで味わえます。

(令和5年6月28日南日本新聞掲載)

ゴーヤーで夏バテ防げ

ニガウリゴーヤーは代表的な夏野菜で、主に沖縄県で使われる呼び名です。和名は「ツルレイシ」または「ニガウリ」。エコ対策で「緑のカーテン」に使われているのを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

ビタミンC、カリウム、カロテンなどが豊富で、特にビタミンCは油で炒めても減りにくい特長があります。独特の苦み成分はモモルデシンと呼ばれ、血圧や血糖値を下げる効果や食欲増進作用があり、夏バテ予防にぴったりです。

鮮やかな緑色で変色しておらず、重みのあるもの、イボが隙間なく詰まって程よい弾力があり、みずみずしいものを選びましょう。色が濃いと苦みが強い傾向があるので、苦手な方は色の薄いものを選ぶのもポイントです。

種とワタをとり、キッチンペーパーに包んで冷蔵庫で保存すると長持ちします。炒め物やおひたし、酢の物、揚げ物などさまざまな料理でお楽しみください。

(令和5年6月21日南日本新聞掲載)

「ピーマン苦み少なく改良」

ピーマン代表的な夏野菜の一つであるピーマンを紹介します。栄養豊富な緑黄色野菜で、パプリカ、ジャンボピーマンと幅広い品種が店頭に並びます。これからが最も出回る時季です。
独特の香りや苦みから、以前は苦手な野菜の代名詞的な扱いを受けることもありました。近年は品種改良によって苦みが少ないものが多く流通しています。パプリカや赤ピーマンはくせがなく、甘くて、生でおいしく食べられます。
主な栄養素はビタミンCで、風邪予防や疲労回復、肌荒れなどに効果があります。
パプリカならオレンジのものは6分の1個、赤色だと3分の1個で一日の必要量を摂取できます。色が均一で濃く、つやがあり、軸の切り口が変色したり干からびたりしてないものを選びましょう。

緑色のピーマンは、加熱すると苦みが和らぐので、チンジャオロースなどの炒め物や肉詰め、天ぷらにお薦めです。食卓を華やかに彩ってくれるでしょう。

(令和5年6月14日南日本新聞掲載)

アスパラガスで疲労回復

アスパラガスアスパラガスには緑色のグリーンアスパラガスと、日光が当たらないように栽培したホワイトアスパラガスがあります。

新陳代謝を促し、疲労回復に効くアミノ酸の一種・アスパラギン酸や、穂先には毛細血管を強くし高血圧予防の効果があるルチンが含まれます。抗酸化作用のあるベータカロテンや造血作用のある葉酸も豊富。グリーンアスパラガスの方が栄養価が高いです。

茎が太めでまっすぐに伸びて張りがあり、穂先がほどよく締まったものを選びましょう。成長しすぎたり、鮮度が落ちたりすると穂先が乾いて開き、味や食感が損なわれます。茎の細すぎるものや縦筋の多いものも避けましょう。

炒め物や煮物、揚げ物のほかサラダにも使えます。天ぷらや炒め物にする場合は、下ゆでせずに生のまま調理したほうが風味よく仕上がります。旬の甘みとシャキッとした食感を味わってください。

(令和5年6月7日南日本新聞掲載)

暑い夏にはスイカが最適

スイカスイカは成分の約90%が水分のため、体を冷やす作用があり、暑い夏に最適です。

血圧上昇を抑えるカリウム、むくみや利尿に効果のあるシトルリンが含まれています。赤いスイカのベータカロテンには抗酸化作用があるといわれます。

近年はカット売りや、食べやすくサイコロ状に切ったパック売りが多く出回っています。少人数で食べきれる小玉の需要も増えています。玉で買うなら、丸みを帯び、縞模様がくっきりしていて、軽くたたいてポンポンと良い音がするものを選びましょう。カットしてある場合は、切り口が滑らかで、果肉に空洞がないものが新鮮です。

収穫から日がたつにつれ、シャリっとした歯ざわりが失われてしまいます。買ったらすぐに冷やして早めに食べましょう。皮の白い部分は薄切りにして漬物にするとおいしく食べられます。ゴミも減らせるので、ぜひ試してみてください。

(令和5年5月31日南日本新聞掲載)

カボチャの春物出回る

カボチャ鹿児島県は全国2位のカボチャ生産量を誇ります。外国産など一年を通して流通していますが、県産のホクホクした味わいは、どこにも負けない一級品です。春と秋楽しむことができ、これからは春物が最も多く出回る時季を迎えます。

免疫力を高め、がん予防に効果があると言われるベータカロテンが多く含まれています。カリウムやビタミン、食物繊維も豊富で、血圧を抑える効果や便秘の予防・改善も期待できます。

皮が硬く表面につやがあり、ずっしりと重みがあるものを選びましょう。丸ごとなら風通しのいいところで1~2カ月ほど保存できます。カットされている場合は、果肉の色が濃く、肉厚で、種がふっくらしているものがいいでしょう。

煮物やスープ、素揚げにしてカレーのトッピングにもお薦めです。色鮮やかなオレンジ色を生かし、食卓に彩りを加えてみてはいかがでしょう。

(令和5年5月24日南日本新聞掲載)

ヤングコーンは皮付きを

ヤングコーン缶詰や水煮として出回っているヤングコーンは、トウモロコシの実を大きく育てるために摘果された未熟な実のことで、「ベビーコーン」とも呼ばれます。5、6月ごろに収穫され、今の時季は皮付きのまま店頭に並んでいるのを見かけます。

食物繊維やカリウム、ビタミンB1・B2など、栄養成分はトウモロコシとそれほど大きな違いはありませんが、エネルギーや糖質が比較的少なくヘルシーです。

皮付きの方が鮮度が長持ちするので、見かけたら購入してみてください。皮が乾燥しておらず、ひげ根のみずみずしいものがお薦めです。

新鮮な場合は生でも食べられます。ひげ根もゆでればサラダやあえ物、みそ汁の具などに活用でき、皮ごと焼けば実と一緒においしくいただけます。

旬のこの時季、ほのかな甘みとシャキシャキした食感をぜひ味わってください。

(令和5年5月17日南日本新聞掲載)

オクラで免疫力アップ

オクラ夏野菜として知られるオクラ。鹿児島県の生産量は全国最多で、シェアは国内全体の4割を超えます。

原産地はアフリカ北東部と言われ、暖かい環境でよく育ちます。毎年種をまいて栽培するため一年草のイメージがありますが、実は多年草。年中温暖な原産地付近や熱帯地域では繰り返し花を咲かせるそうです。

特徴であるネバネバ成分は水溶性食物繊維です。血液中のコレステロールを減らして血圧をさげ、整腸作用もあります。カルシウムやカリウム、カロテンも豊富に含み、免疫力を高めることができます。

生でも食べられますが、うぶ毛を取ってからゆでると舌触りが良くなります。サラダや揚げ物、酢の物などさまざまなレシピをお楽しみください。

これから旬を迎えるオクラを食べて、初夏の暑さを乗り切りましょう。

(令和5年5月10日南日本新聞に掲載)

旬のラッキョウで健康に

ラッキョウラッキョウはカリッとした食感に、独特の辛みや風味があります。中国原産で生薬としても用いられ、「薤白(ガイハク)」と呼ばれます。鹿児島県は鳥取県に次ぐ全国2位の生産量を誇る産地です。

糖や脂肪の吸収を穏やかにする水溶性食物繊維を多く含み、血糖値やコレステロールの上昇を抑えるなど、その効能が注目されています。健胃、整腸、食欲増進の作用があり、漢方薬に使われることもあります。

生だと刺激が強いため、甘酢に漬けて食べるのが一般的。さっとゆでてから千切りにしてサラダに加えたり、薄切りにして豚肉などと炒めてもおいしく食べられます。

鹿児島県産はこれから旬を迎えます。粒がふっくらとして丸みを帯び、適度な硬さがあるものがお薦め。表面に傷がなく、芽の出ていないものを選びましょう。ぜひ健康づくりに役立てください。

(令和5年5月3日南日本新聞に掲載)

初夏の訪れ告げるビワ

ビワビワは初夏の訪れを告げる果物として親しまれています。鹿児島県産はこれから5月にかけて旬を迎えます。ひとつひとつ丁寧に袋をかぶせて収穫し、運ぶ時も傷がつかないよう慎重に扱われます。

種が大きく食べる部分が少ないと思われがちですが、日本食品標準成分表によると可食部は7割に上り、これはバナナより多いです。豊富に含まれているベータカロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜、消化器官を正常に保つ働きをします。

鮮やかなオレンジ色で、果皮に張りがあり、産毛が残っているものがお薦めです。買ったらすぐに食べるようにしましょう。冷蔵庫に入れると傷みが早くなり、風味が落ちるので、冷やす場合は食べる直前にしましょう。へたを持って反対側から皮をむくと上手にむけます。

ほんのり甘く、みずみずしい味わいをぜひ楽しんでください。

(令和5年4月26日南日本新聞に掲載)

品種増えメロン身近に

メロン高級品の代名詞だったメロンは、最近は多くの品種が開発され、身近な果物として広く食べられるようになりました。

果肉の色によって「赤肉系」や「青肉系」、「白肉系」に分類されます。赤肉は夕張メロン、青肉はアンデスメロン、白肉はホームランメロンがあります。

カリウムを多く含み、動脈硬化や高血圧の予防を期待できます。水分バランスを調節する働きもあり、利尿作用やむくみ解消にも効果があります。

網目がある品種は、筋が浮き上がり、均等に張っているもの、網目がないものは、形が整い、果皮に変色した部分がないものを選びましょう。また、持つ時に重みがあるものがお薦めです。

完熟前なら、常温で追熟するとおいしく食べられます。カットした場合は、ラップで包み、冷蔵庫で保存しましょう。ジュースやシャーベット、サラダなどいろいろな調理法でもお楽しみください。

(令和5年4月19日南日本新聞に掲載)

滑らかで濃厚な甘さ

マンゴー滑らかな口当たりと濃厚な甘さが特長のマンゴーは、南国フルーツの一つ。鹿児島県独自の「夏姫」は、糖度が15度以上、重さ350グラム以上、外観の紅色3分の2以上という基準をクリアしたブランドで、これから夏にかけて出荷されます。
ビタミンAのもとになるベータカロテンを多く含み、肌の健康維持やがん予防への効果が期待できます。貧血に効く葉酸や腸の働きを整える食物繊維も豊富です。
果皮が全体的に赤く、張りがあるものが、よく熟していて食べ頃です。さいの目状に切り込みを入れ、果肉を反り返らせた「花切り」にして食べるのが見た目も良く、お勧めです。
国産品の多くは完熟した状態で出荷され、購入後すぐに食べられます。保存する場合は水で湿らしたペーパータオルで包み、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。
これから旬を迎える南国フルーツを、ぜひ味わってください。

(令和5年4月12日南日本新聞に掲載)

栄養豊富なグリーンピース

グリーンピースグリーンピースはエンドウ豆が熟す前に収穫したもので、春から初夏が旬です。新鮮なものは甘みがあり、豆ご飯や卵とじなどにして季節の味を楽しめます。

レシチンやオレイン酸などの不飽和脂肪酸が多く、高血圧や動脈硬化の予防効果が期待できます。食物繊維も豊富です。疲労回復効果があるビタミンB1やアスパラギン酸、脳を活性化するリジンや子どもの成長に大切なアルギニンなどの必須アミノ酸、カリウムも含まれます。

さやがふっくらとしていて張りがあり、きれいな黄緑から緑色のもの、さやの表面やへたが変色していないものを選びましょう。さやから出して時間がたつと風味が低下するため、さや付きがお薦めです。

ご飯を炊くときなどに、さやも一緒に入れるとだしになり風味が増します。香りも甘みも格別な旬の味をぜひ楽しんでください。

(令和5年4月5日南日本新聞に掲載)

お問い合わせ

産業局中央卸売市場青果市場

〒891-0115 鹿児島市東開町11-1

電話番号:099-267-1311

ファクス:099-267-1314

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