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更新日:2025年10月6日

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令和7年10月2日(木曜日)市長定例記者会見

記者会見の動画は、鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。

定例記者会見(10月2日)

日時:令和7年10月2日(木曜日)10時00分~

場所:鹿児島市役所東別館3階災害対策室

報道提供資料はこちらをご覧ください。

報道提供資料(PDF:1,381KB)

冒頭あいさつ

皆さん、おはようございます。

10月に入り、日中はまだまだ暑い日が続いていますが、朝夕は秋の訪れを感じられることも多くなってきました。

これからの秋の行楽シーズンには、動物公園や水族館など、市の公共施設をご利用いただくご家族連れなども多いことと思います。

一部の公共施設においては、昨日より使用料を改定し、「市民料金」を導入している施設がございます。

「市民料金」で利用される際には、運転免許証やマイナンバーカードなどで市内にお住まいであることを証明いただく必要がありますので、市民の皆さまの、ご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

それでは、本日は4項目について発表いたします。

市長発表項目:乳児等通園支援事業(こども誰でも通園制度)がスタート

はじめに、「こども誰でも通園制度」の開始について、ご説明いたします。

今月6日から、保護者の就労要件等を問わず保育所等を利用できる「こども誰でも通園制度」の利用登録を開始いたします。

対象は、6か月から2歳の未就園児で、月10時間を上限に利用できます。利用料金は、1時間あたり300円程度を標準に、各事業所において設定されます。開始時点の区域ごとの事業所数はご覧のとおりで、引き続き、実施事業所の確保に努めてまいります。

ご利用に際しては、はじめに利用登録の申請を行っていただく必要があり、保育幼稚園課や各支所の保育担当窓口で受け付けます。

子どもたちには、同年代の子どもや保育士との関わりを通じて社会性を育む機会に、保護者の方々には、保育士への育児相談や、リフレッシュの機会としてご利用いただくことで、子育て環境のさらなる充実を図ってまいります。

市長発表項目:「女性活躍応援リーダーズ」が始動

次に、「女性活躍応援リーダーズ」の取り組みについて、ご説明いたします。

この度、女性活躍やワーク・ライフ・バランスの推進などに積極的に取り組む、市内のさまざまな業界・規模の企業経営者等14名で構成する「女性活躍応援リーダーズ」を発足いたします。

リーダーズ発足に合わせ、今月4日には「女性活躍応援リーダーズセミナー」を開催し、発足式のほか、リーダーズ3社による先進取り組み事例の発表や、「学生と企業で考える″働きたい″企業とは?」をテーマとした学生とのパネルディスカッションを行います。

一人ひとりが性別に関係なく活躍でき、ワーク・ライフ・バランスの取れた職場環境は、若い方にとっても働きやすく、魅力あるものだと思います。

この取り組みが、若年層をはじめとする人材の地元定着につながり、各企業の魅力向上にも寄与することを期待しております。

市長発表項目:芸術の秋を楽しもう!

次に、芸術の秋にぴったりな本市のイベントについてご説明いたします。

まず、今月19日に、アジア各国と本市の青少年が芸術をとおして交流を深める「第18回かごしまアジア青少年芸術祭」を開催いたします。

青少年音楽祭などが開催される宝山ホールと、アジアンフードの屋台が並ぶ中央公園の2会場を巡って、アジアの中の鹿児島を体感いただけます。

11月8日には、多彩な文化芸術に触れ親しめるイベント「かごしままちなか文化彩」を開催いたします。

今年度は天文館図書館を会場に追加し、切り絵アート作品の展示や音楽ステージ、朗読コンサートなどをお楽しみいただけます。

また、市立美術館では、明日より特別企画展「藤田嗣治(ふじたつぐはる)7つの情熱」を、開催いたします。

国際的に高い評価を得た画家・藤田嗣治の芸術家としての人生を7つの切り口から紹介するもので、多彩な作品群を網羅するほか、藤田本人と交流があった本市出身の海老原喜之助(えびはらきのすけ)らを含む日本人美術家の作品なども展示いたします。

市民の皆さまにはこれらの催しをとおして、古今東西の多彩な文化・芸術に触れていただき、まちなかで「芸術の秋」を満喫していただきたいと思います。

市長発表項目:鹿児島市民表彰の授与

最後に、「鹿児島市民表彰」について、ご説明いたします。

今年度の市民表彰を、永山惠子(ながやまけいこ)氏と上入來幸一(かみいりきこういち)氏に授与することとしました。

永山氏は、NPO法人地域サポートよしのねぎぼうず理事長などの要職にあって、市民が安心して暮らせるまちづくりに尽力されました。

上入來氏は、鹿児島市農業委員会会長などの要職にあって、本市の農業・農村の振興発展に大きく貢献されました。

表彰式は、今月29日に、市役所本館2階特別会議室にて行います。

本日は以上です。報道のご協力をよろしくお願いいたします。

質疑応答要旨:乳児等通園支援事業(こども誰でも通園制度)について

(記者)こども誰でも通園制度についてですが、本格実施は全自治体で2026年度からのスタートになると思うのですが、このタイミングで先行して、募集・利用登録の開始ということで発表された思いや理由があれば教えてください。

(市長)この事業は、児童にとっては、同じ年頃の子供同士が触れ合いながら、家庭とは異なる体験などを通じて物や人への関心が広がり、社会情緒的な成長発達に資するものと考えております。また保護者にとっては、子供との関わりや遊びについて、専門的な知識、技術を持つ保育士との相談機会ができることで、孤立感、不安感の解消につながるものとなっていますので、できる場所から始めていこうと、取組を開始するところでございます。

(記者)ありがとうございます。

市長発表項目:乳児等通園支援事業(こども誰でも通園制度)について

(記者)保護者の皆さんの中には、この制度に対して期待感を持っている方も多いと思うのですが、まずは差し当たって、11事業所、122人が現時点での定員ということですが、この数字についての市長の受け止めと、今後どれぐらいまで伸ばしていきたいのか、現時点でのお考えを聞かせてもらえますでしょうか。

(市長)今回、11事業所でスタートするということになりました。この中で事業所の所在区域それぞれありますが、まずは市内の全区域に事業所が確保できるように努めていきたいと考えております。そして、今回スタートする事業所数、人数に関しては、当初より実施意向を取り下げた事業所も複数あったところでございます。その理由としましては幾つかありますが、現在運営している保育所等への利用希望が増えて、こども誰でも通園制度を受け入れる余裕がなくなったこと、また、国から示された利用料の設定や事業のスキームに照らしたときに、実施体制の維持や採算の確保が難しいといったことを聞いています。中には、この10月には間に合わなかったけれども、体制を整えた上で8年度に実施したいというところもありますので、こういった事業所等の相談にも密接に連携していきながら、少しでも受入れ枠を拡大できるように取り組んでいきたいと考えております。

(記者)まだ始まっているわけではないので、どれぐらいのニーズがあるかは見えないところと思うのですが、適正な事業所数、定員はどれぐらいとお考えでしょうか。

(市長)これから始まっていくところなので、まずは実施をしながら探っていきたいと思います。利用しやすくなるためには、事業所が各地域に存在することが重要であると思いますので、市内の全区域に事業所が確保できるように、まずは努めていきたいと考えております。

(記者)一度は名乗りを上げたものの手を下げた事業所もあったということですが、その根本にあるのは保育士不足といった問題がずっと横たわっているかと思います。新しい制度が始まっていく中で、鹿児島市として来年度以降、保育士確保の制度について考えていること、取り組んでいきたいこと、力を入れていきたいことなどありますでしょうか。

(市長)これまでも鹿児島市としては保育士等の人材確保のために市独自の処遇改善、給料アップをはじめ、また保育士の方々が子供たちに向き合う時間を確保できるようにICTの導入支援であったり、もしくは処遇改善の一環として奨学金の返還支援であったり、家賃の借り上げ補助であったり、こういったところに取り組んできています。その甲斐あって、ここ2年間は待機児童ゼロを維持しているわけですが、一方で、今後、子供の数自体は残念ながら減少傾向であるものの、保育を希望する方、すなわち利用率は上昇する傾向にあることから、引き続きこれらの施策をしっかりと進めていきながら、保育士の確保に取り組んでいきたいと考えております。

(記者)保護者の皆さんから非常に期待感の高いこども誰でも通園制度ですが、一方で、乳幼児を細切れに預かることによって事故のリスクが高まるのではないか、そういった懸念点も挙げられているわけですが、保育現場の混乱を防ぐために大事になってくることはどういったことだと、市長はお考えでしょうか。

(市長)基本的には、子供さんが新たな環境に慣れていくこと、そして人に慣れること、そういった継続した関わりというのが重要になりますので、こども誰でも通園制度におきましても、特定の事業所を定期的に利用することを原則として制度自体成り立っております。

(記者)細切れでいろいろな事業所を利用することは、鹿児島市においてはお薦めしないというか、利用できない状況にするということですか。

(市長)探している間、見つかるまでの間の利用というのは当然あろうかと思いますが、基本的には特定の事業所を定期的に利用する形を、原則としているところです。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

市長発表項目:公共施設の使用料改定について

(記者)公共施設の使用料の件ですが、市外料金について、鹿児島市が県庁所在地ということで、鹿児島県内から様々な人が訪れることを考えれば、県外料金という考え方もあったと思うのですが、市外料金にされた理由を教えていただけますでしょうか。

(市長)公共施設一般の運営や維持管理に関わる費用は、2つのお財布から出ております。1つは実際に利用される方がお支払いいただく入園料や利用料、もう1つは市民の皆様からいただいている税金の2つから成り立っております。さらに申し上げれば、公共施設は民間では採算は取れないが、まちとして必要なもの、というものですので、基本的にはこの使用料だけでは賄い切れず、市民の皆さんからいただいている税金を使わせていただいて、運営、維持管理費を捻出しています。今回の利用料金改定に当たっては、それぞれの施設を実際に利用される方と利用されない方がいらっしゃいますので、その間の公平を取るということです。施設の運営、維持管理に係る費用のうち、実際に利用する方にどれだけの負担をお願いして、残りのどれだけを施設を利用しない方も含めた皆さんからの税金で賄うのか、こういった考え方を整理していたところ、運営費の高騰などで、実際の利用者からいただく比率が非常に低くなってきていたということもあり、利用料金を改定したものです。なぜ市外料金なのか、県外料金ではないのかということですが、市民の皆さんからは利用料以外にも税金という形でご負担をいただいている、市外の方はそうではないということで、市外料金という考え方を導入したところでございます。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

市長発表項目:サマーナイト大花火大会の有料席について

(記者)先日、花火が見えづらかった席の購入者に対して、全額返金か来年度のチケットを贈呈するということを決めましたが、その件に関して市長の受け止めをお伺いします。

(市長)まずはせっかくの花火大会に正面の木の影響で花火の一部が見えづらい席があったということについて、残念に思われた方に心よりおわびを申し上げたいと思います。今回の件につきましては、ご相談があってから事務局の対応がスムーズにいかなかったことが、大きな反省材料だと思っております。大会の翌日にご相談があったわけですが、担当課から私まで情報が上がってくるのに非常に時間を要したということ、また、当初返金をしない方針ということを現場の方針として伝えてしまったことについて、大いに反省しなければならないと考えております。私に報告がありまして、速やかに返金も含めた対応をするように指示をしたところでありまして、サマーナイト大花火大会の実行委員会内における連絡体制を、しっかりと検証していきたいと考えております。

(記者)現場から市長まで情報が上がってくるのに時間を要したというのは、具体的にはどれぐらいかかったということでしょうか。

(市長)花火の翌日に、相談者の方から市の全体のコールセンターにご相談があり、相談があったことが私に上がってくるまで10日ほど要しました。その際にも、返金をお断りする方針は私に諮られていなかったことから、把握した段階で私から返金を含めた対応をするようにと指示を出したところでございます。

(記者)24席のうちの半分の方からは連絡があったということですが、残りの半分の方は、逆に市のほうからアクションを取るご予定はないでしょうか。

(市長)個人情報がどれほど取れるかというところがありますので、それ次第になろうかと思います。

(記者)払戻しを当初しないという方針を転換した大きな理由というのは、何かあったんでしょうか。

(市長)転換というよりも、現場でその時々の判断を伝えてしまったものであって、最終的な判断は当然会長である私が決定するものでありますから、判断が変わったわけではなく、最初の段階で現場が、生煮えな判断を伝えてしまっていたことが、反省材料だと思っております。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

市長発表項目:サマーナイト大花火大会の有料席について

(記者)当初1人の方から連絡があったということですが、返金などの対応を求めている方は、今何人ぐらいで、その後、ほかの方からのご意見はあったのでしょうか。

(補助職員)24升のうち問合せが来ていますのが12升、これは新聞等で報道されている内容と一緒でございます。その中の6升が、住所や名前の照合ができているところでございます。その方々に対して、今手続を行っているところでございます。

(記者)先ほど市長からは生煮えな判断で、ということでしたが、対応が後手に回ってしまったことはお認めになられるんでしょうか。

(市長)こういったトラブル対応は迅速に対応することが基本となりますので、この迅速性を欠いたものと考えております。

(記者)来年もサマーナイト大花火大会は開かれるでしょうし、場所も同じになろうかと思います。あの場所は県の土地とお聞きしていますが、来年の対応のお考えがありましたら、お聞かせください。

(市長)恐らく、今回の当該席は販売しないことになるだろうと思っておりますが、検証は必要だろうと思っております。今回、花火に関しては、3か所の台船と2か所の埠頭の5か所から打ち上げております。その中で、今回、当該席から木が正面になって見えない花火は、そのうちの1か所から打ち上げるものでありまして、全体1万5,000発中のおおむね1,800発から1,900発程度、12%ということが数字としては出ております。一方で、花火の見え方は多分に感覚的、体感的なものがあろうかと思いますので、実行委員会として、改めて来年、当該席から実際はどのように見えたのかを検証したいと考えておりますし、ぜひ記者の皆様もご参加をいただければありがたいなと考えております。

(記者)ありがとうございました。

市長発表項目:国の政権交代について

(記者)国政の話で恐縮ですが、10月4日に自民党の総裁選が行われます。次期総裁にどのようなことを求められるのかを、お伺いできればと思います。

(市長)地方の立場としましては、地方の実情にしっかりと目を配っていただいた上で、地方創生の取組をしっかりと進めていただけること、さらには、人口減少時代をどう仕組みとして乗り越えていくのかに積極的に取り組んでいただけることを、期待しているところです。

(記者)外国人政策に関しても、かなり論点に上がっているかと思うのですが、その点に関してはどのようにお考えでしょうか。

(市長)外国人政策に限らず、ファクトベースでしっかりと議論することが重要でありますので、どの分野にしても、ファクトベースでしっかりと議論、熟議を交わしていくことが重要であろうと考えております。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

市長発表項目:おはら祭の参加申込団体への対応について

(記者)来月のおはら祭についてですが、おはら祭振興会が旧統一教会の関連する踊り連の参加を、去年に引き続き認めないという判断をされました。改めて認めないという判断をした理由について、お聞かせください。

(市長)おはら祭振興会としてお断りした団体名について公表はしておりません。その中で、おはら祭振興会としては1団体をお断りしております。その理由としましては、総踊り等参加の手引2の(2)⑦の「おはら祭の開催に支障をきたすなど、振興会において参加がふさわしくないと判断した踊り連等」に該当すると判断したことによるものでございます。

(記者)1つの団体を公表しない理由はあるのでしょうか。

(市長)参加を断られたということが、当該団体に対する誹謗中傷も含む不利益になるおそれがあることから、団体名については公表をしていないところでございます。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

市長発表項目:桜島フェリー24時間運航の見直しについて

(記者)先日、深夜便の運航を廃止しましたが、24時間運航は非常に全国的にも珍しいことで、1つの看板だったと思うのですが、それが終わったことについて惜しむ声もある中で、市長の今のお考えをお願いします。

(市長)桜島フェリーにつきましては、桜島住民の貴重な交通手段として、将来にわたってしっかり経営面も含めて維持していく必要があると考えております。一方で、この桜島フェリーをめぐる経営状況は年々非常に厳しさを増しております。特に転換点となっているのが大隅地域への高速道路網、高規格道路網の開通により、この10年で桜島フェリーに乗ってくださる車両の台数が3分の2まで落ちている。桜島フェリーの収益の8割が車両ということで、主に車両で成り立っている中、メインを占める車両がどんどんどんどん急速に減っているということです。大隅地域の人口減少に伴う交流人口の減というのもあろうかと思いますが、経営をしっかりと改善し、将来にわたって運航維持していくために、やむを得ない判断であったと考えております。

(記者)経営改善というところは理解するのですが、先日の議会の委員会等でも、年間約3,100万円の節約になるということでした。累積赤字は二十数億円だったと思うのですが、かなりの大きな額で、その中で3,100万円の節約というのはいかがなものかと。その3,100万円を節約することによって、看板であった24時間運航を外すことの是非は、いかがかという気はするのですが、そこはいかがでしょうか。

(市長)経営の改善というのはできるところから一つ一つ積み上げていくものです。これを1個やれば桜島フェリーの経営が黒字に変わるなどという魔法があれば、私もお聞かせいただきたいわけでありますが、現実はそうはいかない。一つ一つできることを積み重ねていく、逆に一つ一つが小さいからといって、やっても無駄だと言っていては経営改善というのは絶対にできません。できることを一つ一つ着実に積み重ねていく、そのために必要な対応であろうと考えております。

(記者)船舶局については、経営面で非常に厳しい状況が続いていますが、一方で、桜島地区の住民の皆さんの生活の足でありますので、桜島フェリーはずっと維持していく必要があると思うのですが、船舶局自体の改善策の今後の大きな柱はどのようにお考えですか。

(市長)様々な手段を講じながら経営改善に取り組んでいるところでありまして、船舶局では経営改善の計画も持っていますので、それに基づいて、また、社会情勢に応じて、しっかりと計画も改定をしながら、着実に取り組んでいきたいと考えております。

市長発表項目:桜島フェリー24時間運航の見直しについて

(記者)今回、苦渋の選択だったということですが、いわゆる費用対効果を選んだという形になろうかと思います。一方で、今後船舶局としても、緊急車両の搬送や、島民の方のご不安を拭う対応をされると思います。緊急車両の場合は判断が分かりやすいですが、島民の方の危篤の状態など、命に関わるときに島民の方に聞きますと、なかなか自分のためにあの大きなフェリーを動かすというのは、そう簡単に言えるだろうか、という不安を抱える方もいらっしゃいました。市としましては、その辺りををどのように考えていらっしゃいますでしょうか。

(市長)出港するパターンにつきましては、これまでも支所や各町内会等を通じて声を聞いたり、周知を行っているところでありまして、ご相談については柔軟に対応していきたいと考えております。

(記者)後々、いろいろなパターンも出てきて、いろいろな判断も出てくると思いますが、島民の方は安心していいと思ってよろしいでしょうか。

(市長)しっかりと安心してもらえるよう、事例を積み重ねていきたいと考えております。

(記者)ありがとうございます。

市長発表項目:サマーナイト大花火大会の有料席について

(記者)現場での生煮えな判断に課題があったということでしたが、もともとどのような意思決定がされるべきだったのでしょうか。例えば、すぐに報告があって市長が会長として判断されるのか、実行委員会なりで議論されるのか、それとも現場で返金の判断がされるべきだったのか、いろいろ方法はあると思うのですが、お願いします。

(市長)まずは情報の共有だろうと思います。私は常々庁内では、特に悪い情報ほど早く上げてくれという話を口酸っぱく言っております。組織として何らかのトラブル対応をするに当たっては、まずは発生したことをトップまでしっかり共有する必要がある、そこに主な課題があったろうと考えております。

(記者)今回は報告を会長として受けて、そこで会長として判断すべきだったということでしょうか。

(市長)まずは当日、どういう現場の状況があって、そしてどれぐらい見えなくて、それに対してどう対応するかということを、順序を追ってしっかりと対応すべきであっただろうと考えております。

(記者)最終的に判断は、会長がすべきだったというふうに。

(市長)そうですね。今回の判断につきましては、対応が遅れたことに対するおわびの気持ちを含めた対応となっております。

市長発表項目:おはら祭の参加申込団体への対応について

(記者)参加を断る団体については明らかにされないということで、昨年と引き続き同じ姿勢なのかなと理解しているのですが、断られた団体からは、断るという不利益が生じている判断だからこそ、できるだけ明らかにすべきだというお話もあるのですが、そのあたりについて改めてご意見をお願いします。

(市長)実際にお断りした当該団体に対しましては、お断りする理由を説明しておりますので、そこで説明を果たしているものと考えております。

(記者)今後も参加を断るときは、公表しない方針を継続するということですか。

(市長)当該団体に対して、お断りする理由をしっかりと説明していきたいと考えております。

(記者)昨年、旧統一教会、世界平和統一家庭連合について、公序良俗に反する団体であるという見解を、市長が会見でお話しされたと思うのですが、去年とは少し状況も変わって解散命令も出た上で、現在は特別抗告をしている段階ではありますが、祭とは切り離して、改めて団体についての認識を教えていただけますでしょうか。

(市長)先ほどからお答えしておりますとおり、参加をお断りした団体につきましては、おはら祭振興会としては公表していないところでございます。

(記者)祭りとは切り離した見解として、旧統一教会についてのご認識をお願いします。

(市長)今、法的な様々な手続が進められておりますので、そこで法的な判断がなされているものだろうと考えております。

市長発表項目:多機能複合型スタジアムの整備について

(記者)今日、県議会でも最終本会議が開かれていて、今後、住吉町15番街区へのサンロイヤルホテルの移転について、知事が何らかの判断をされると思うのですが、市長は先日、9月議会の答弁でも、今後、時間軸や経済的な費用の面を含めて、いろいろ検討を進めるということでしたが、改めて現段階での取組といいますか、どのように進めていくかをお願いします。

(市長)住吉町15番街区につきましては、お触れになりましたように、県議会の論議を踏まえて県並びに知事のほうでご判断をされるということで、その動向を注視してまいりたいと考えております。また、スタジアムの候補地選定につきましては、今、県と一緒になって取り組んでいるところでありますが、議会でもお答えいたしましたが、時間軸をしっかりと意識しながら取り組んでいきたいと考えております。

(記者)北ふ頭での建設、整備を断念するときに、その理由として早期整備があったと思うのですが、それからかなり時間はたっていますが、今後、候補地等が示されるスケジュール感をお持ちだったら教えてください。

(市長)北ふ頭を断念する際に、県から時間軸を意識して進めるべきであるというお考えが示され、それに同意したことから、今、一緒になって取り組んでいるところであります。議会でお答えしましたとおり、時間軸や費用面もしっかりと考慮しながら、なるべく早期に候補地をお示しできるように、県と一緒になって取り組んでまいりたいと考えております。

(記者)候補地を示される方法として、例えば記者会見を開いて市民に向けて発表するとか、いろいろな方法があると思うのですが、どのようにお考えでしょうか。

(市長)どの段階で熟度が高まるかによりますので、今の段階でどういった発表の仕方になるかというのは分からないところです。

(記者)ありがとうございました。

市長発表項目:乳児等通園支援事業(こども誰でも通園制度)について

(記者)IDを申請して15日に一斉発行ということで、利用者からすると、最速でいつから実際にお子さんを通わせられるかというのは関心が高いと思うのですが、希望する事業所の体制が整っていれば、今月の後半からは実際に預けることができるということなのでしょうか。また、市長がさっきおっしゃられたように、待機児童が全国ワーストだったところから実質ゼロにできてきて、キャパシティーの余裕ができたので、こども誰でも通園制度で対応できるようになったということがあると思います。少子化に歯止めをかけるというのはなかなか難しいとは思うのですが、お子さんを地元で産む、あるいは移住してきてもらうためには、子育てしやすい環境というのは多少、オーバーキャパシティー気味でも今後とも維持、ないしは整備拡充していく必要があると思います。いわゆる縮小均衡ではなくて、市としては重点的に、子育てのしやすさを維持改善していく必要があると思いますが、待機児童問題が指摘されてからの振り返りも含めて、お聞かせいただければと思います。

(市長)鹿児島市における待機児童対策はまだまだ終わっていません。今、2年間、待機児童ゼロを継続してはおりますが、保育の利用率が年々上がっています。待機児童ゼロを達成できたことによって、恐らく今まで待機児童が高止まりしていた段階では、申請しても入れないと思われていた方が、ゼロを継続することによって入れるところがあると思い申請されていることも、申込率の上昇につながっているものだろうと思っています。お触れいただいたように、安心して子育てができる、そういった環境の整備のためにも、待機児童解消に向けた対策をしっかりとやっていくことは変わらないと考えておりますので、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。

(補助職員)こども誰でも通園制度の開始時期でございますが、今月6日から制度自体の登録の受付を開始して、市で審査をしまして、保護者の方にシステムのIDを発行します。資料にありますとおり、保護者でそのシステムにログインしていただいて、その後、各希望の施設と面談日の調整をしていただいて、その面談が済んで、面談の中でいつから、何曜日から使いましょうということを調整していただいて、そして登園するということです。それぞれの施設での状況によると思うのですが、おおむね10月の下旬頃から順次スタートしていくのではないかと考えております。

(記者)女性活躍を応援するイベントや取組もそうですが、こういう取り組みが実ってくると、より仕事に力を入れる女性の方が増え、育児は女性が主に担うというものではないと思うのですが、潜在的な保育ニーズはこれからも顕在化してくる可能性が高いとお考えですか。

(市長)待機児童解消を含めた女性活躍の推進は非常に重要だと思っています。特に自分の経験、能力を生かして社会で活躍したいという女性がしっかりと活躍できる仕組みをつくっていくことは、女性の方々本人にとっても望む生き方ができるわけですし、社会全体で働き手が足りない中においても、女性の活躍の場をつくっていくというのは非常に重要なことであると考えております。

市長発表項目:甲突川沿いの賑わい創出について

(記者)リヤカー屋台について、現在5回目が甲突川沿いで開催中だと思うのですが、市長も足を運ばれたとお伺いしたのですが、足を運ばれての感想を教えていただけますでしょうか。

(市長)水辺のオープンスペースで鹿児島の食を楽しむというのはすばらしい空間だなということを実感いたしました。鹿児島市としても私としても、水辺をしっかりと生かしたまちづくりを進めていきたいという中で、鹿児島中央駅からも非常にアクセスのいい甲突川べりの公園を使って、特に民間活力を導入して取り組みを行っていくというのは、非常に可能性を感じることであります。ぜひ多くの方に水辺の魅力を感じていただき、鹿児島市としては、例えば甲突川沿いの活用や、磯ビーチハウスにカフェやゲストハウスなどの民間活力を入れて、磯海水浴場を通年活用するといった取組を、これからも続けていきたいと考えております。

(記者)市民の方々にも少しずつ甲突川の辺りで屋台をやっているなという認識は広がってきていると思うのですが、今後、常設化していきたいという話もあるようですが、市長としてはどうお考えでしょうか。

(市長)水辺を活用したいという民間の方々がいらっしゃいましたら、積極的に連携、協力していきたいと思っておりますし、今回、リヤカー屋台をやっている1つの意義というのは、水辺に実際にどれだけの集客力があるのかということの実証実験的なところもあろうかと思います。例えば、しっかりとお客さんが来て売上げが上がるとなれば、実施期間や店舗数も変わってくると思いますので、まずは水辺のよさを多くの市民、観光客の方に体感していただき、そして実際にどれだけの需要があるのかを見定めていく期間にしていきたいと考えております。

(記者)屋台文化を鹿児島にということで活動されていると思うのですが、他の市でいうと福岡市が条例を制定していて、給排水設備や電気設備などを市が率先して支援しているところもあると思うのですが、市として今後そういった支援を考えられているのであれば教えていただきたいです。

(市長)そういった点も含めて、今、ニーズがどれだけあるのかを見定めている状況と、お考えいただければと思います。

(記者)ありがとうございます。

市長発表項目:サマーナイト大花火大会の有料席について

(記者)先ほど連絡体制に不備があった、情報共有がしっかりなされなかったというところを、今回の対応の原因に挙げられていたわけですが、実行委員会の会長として、市長としての責任というのはどのようにお考えでしょうか。

(市長)まずは相談があった方々にしっかりと対応し、おわびを申し上げていく、さらには今後に向けて検証を行っていく、といった取組を進めていきたいと考えております。

(記者)常々、悪いことほど情報共有は速やかに行うようにと指導を行っていたということですが、今回のことを踏まえて、今後、市長として何か取り組んでいきたいと思うことはあるでしょうか。

(市長)事あるごとに、悪い情報こそ早く上げるようにということを、改めて徹底をしていきたいと思っております。

(記者)そもそも最初に返金しないという判断をした理由は、どのように報告を受けているでしょうか。

(市長)詳細までは聞いていませんが、恐らくそういう規定がなかった、前例がなかったということだろうと思っております。花火も現実問題100%全ての席から見えるわけではありません。どうしても一部見えないという場合もございます。そういった場合にどのように対応するのか。例えば、コンサート等であれば、一部見えない場合があるがその場合も返金はいたしません、という規約を最初に入れておくといったところも必要でしょうし、もちろん一定程度見えないところはそもそも販売しないというのも大事でしょうから、これは数字の上でも検証しつつ、先ほど申し上げましたとおり、今回相談があった席については、実行委員会として来年、体感的に実際にどれぐらい見えるものか見えないものかの検証を行いたいと思います。重ねてになりますが、マスコミの皆様にもそこは開放いたしますので、ぜひ一緒に検証していただければありがたいなと思います。

市長発表項目:多機能複合型スタジアムの整備について

(記者)住吉町15番街区への移転を希望している鹿児島サンロイヤルホテルを運営している鹿児島国際観光が、最優秀提案者に選ばれて、今月中にも事業予定者という名称に変わると思われますが、改めてサンロイヤルホテル跡地という場所について、市長は、有力な候補地の1つであるとお考えですか。

(市長)サンロイヤルホテルの移転ないし住吉町15番街区の活用につきましては、今、県のほうで県議会でのご議論を踏まえて、県並びに知事としての最終判断をなされるということでありますので、その動向を注視してまいりたいと考えております。また、このサンロイヤルホテルの敷地につきましては、知事も私も既にお答えのとおり、候補地の1つになり得ると考えているところでございます。

(記者)地権者の皆さんからの一定の理解が必要なわけで、恐らく地権者の皆さんと市幹部の方が何度かお会いになっていると思うのですが、地権者の皆さんのお考えは、今のところどのように受け止めていらっしゃるでしょうか。

(市長)まずは住吉町15番街区へのサンロイヤルホテルの移転構想がどうなるか次第であり、その判断が今なされていない状況でありますので、その状況を注視してまいりたいと考えております。

(記者)先ほどの質疑の中でもありましたが、度々登場する時間軸を意識しながら検討するというのはどういうことなんでしょうか。一日でも早く整備できるところはどこかという意味ではなくて、どういうことになるのでしょうか。

(市長)恐らく最終的には、有望な候補地を比較検討する段階があろうかと思います。当然比較をするからには比較の物差しがあるわけでして、その大きな物差しとなるのが時間軸、つまり、それぞれの候補地でどれぐらいの期間で整備できるのか、そしてもちろん費用面が、比較の大きな軸になるだろうと考えているところです。

(記者)つまり時間軸というのは、少しでも早く整備できる場所はどこかと、いう視点ということでよいですか。

(市長)比較する際にそうなるということです。

(記者)ありがとうございます。

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お問い合わせ

総務局市長室広報課

〒892-8677 鹿児島市山下町11-1

電話番号:099-216-1133

ファクス:099-216-1134

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