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更新日:2025年11月28日
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記者会見の動画は、鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。

日時:令和7年11月27日(木曜日)10時00分~
場所:鹿児島市役所東別館3階災害対策室
報道提供資料はこちらをご覧ください。
皆さん、おはようございます。
先週は今季一番の冷え込みとなるなど、本格的な冬の到来を感じるようになってきました。
天文館や鹿児島中央駅では、きらびやかなイルミネーションが街を彩り、道行く人々を楽しませております。
この後発表いたしますが、来月には、デザインを刷新した「みなと大通り公園イルミネーション」や、新たに市立美術館を会場とするイベントも始まります。
県内でもインフルエンザが流行していますので、市民の皆さまには、手洗いやうがい、換気などで、体調管理にご留意いただきながら、この時期ならではの心躍る夜の散策をお楽しみいただきたいと思います。
それでは、本日は3項目について発表いたします。
はじめに、今年度の「かごしま市チャレンジド大賞」について、ご説明いたします。
この賞は、障害福祉への関心と理解を一層深めるため、各分野で活躍している障害のある方や、障害者を積極的に支援している方などを表彰するものです。
13回目となる今回は、鹿児島県視覚障害者団体連合会でICT機器に関するサポートなどに尽力されている叶亜寿香さんなど、3部門で個人4名を表彰いたします。
表彰式は、来月3日に、市役所本館2階講堂で行います。
これからも、障害のある方々のいきいきとしたご活躍を応援してまいります。
次に、「ICTを活用した市民サービスの向上と業務効率化」について、ご説明いたします。
これまで郵送で行ってきた保育所利用等に関する通知をオンライン化し、デジタルIDアプリにご登録いただくことで、保護者の皆さまがスマホでいつでも・どこでも通知を受け取れるようになりました。
対象となる通知の種類はご覧のとおりです。
来月18日から配信を開始し、現在、登録を受け付けております。
登録方法はご覧のとおりで、スマホとマイナンバーカードを使って、簡単に登録することができます。
今後も同アプリを活用し、各種通知のオンライン化の拡充を進めてまいります。
また、各種手続きのオンライン化も進めており、介護認定の進捗確認や性感染症の匿名検査予約が、オンラインで行えるようになりました。
これまで、市役所の開庁時間に電話をいただく必要があった手続きが、スマホで、いつでも簡単に行えるようになり、市民の皆さんなどの利便性の向上や、双方が電話にかけていた時間の有効活用につながっています。
さらに、新たな取り組みとしてノーコードツールを活用し、各部署での簡易でスピーディな業務効率化も進めているところです。
これらの取り組みにより生じた時間は、さらなる業務改善の検討に充て、市民サービスのより一層の向上を図ってまいります。
最後に、「冬のまちを彩るイルミネーション」について、ご説明いたします。
この度、平成4年から開催している「みなと大通り公園イルミネーション」の装いをリニューアルし、来月1日から開催いたします。
約10万球のLEDを使用した、星型のアーチやカーテン状のイルミネーションが会場を華やかに彩り、クリスマスにはご覧のイベントも開催いたします。
また、来月15日から「八重の棚田イルミネーション“八重のきらめき”」を開催いたします。
10回目の開催となる今回は、同じく10周年を迎えた世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」をモチーフにしたイルミネーションを一角に設置し、節目の年を締めくくります。
さらに、歴史的建造物などでイベントを実施するユニークベニューの試みとして、一部休館の市立美術館でイルミネーションを初開催し、夜間の賑わい創出を図ります。
予定している期間や内容はご覧のとおりで、市立美術館と複数団体による共催で開催いたします。
先月には、「歴史景観エリア夜間景観基本計画」を策定し、同館の位置する「歴史と文化の道地区」では、今後、公共空間のライトアップ整備なども予定しております。
事業者の皆さまにもご協力いただきながら、夜間の賑わいや美しい景観の創出を図り、夜も歩いて楽しめるまちづくりを推進してまいります。
本日は以上でございます。報道のご協力をよろしくお願いいたします。
(記者)平成4年の開始から33回目を迎えたみなと大通り公園イルミネーションが、今回、6万球からおよそ10万球にグレードアップということですが、何かきっかけがあってリニューアルされたのかということと、行政がこういうことをすることで、市民の皆様、県を訪れた皆様にどういう効果が見込めるかということを教えていただきたいです。
(市長)特に、冬の時期の観光需要の創出というのが大きなテーマでもあります。冬の時期に滞在型の観光を行っていただき、地域経済の活性化を図るために新たな観光スポットとなるよう、今回、企画提案競技を行い、実施するものです。LEDの球数については、これまで天文館ミリオネーションを行っていたときに使用していた10万球のLEDの電球を、こういったイルミネーションを行う際に貸し出して活用するという取組も行っておりまして、その一環として行うものです。電球の貸し出しについては、このみなと大通り公園のイルミネーションや、先ほど発表しました市立美術館のイルミネーションでも活用しております。
(記者)つまり、ナイトタイムエコノミーを市でも活性化させるという認識でよろしいですか。
(市長)そうですね。市民の皆様の楽しみとともに、こういったナイトタイムエコノミーで、観光客向けの滞在時間延長も狙った取組であるということです。
(記者)ありがとうございます。
(記者)高市首相の台湾有事に関する国会答弁をめぐる、中国の渡航自粛について、様々なところで影響が出ていると思うのですが、市に対しての影響など、どう受け止められているかを教えてください。
(市長)鹿児島市を訪れる外国人観光客の中でも、中国は大きな割合を占めておりますので、今後一定の影響はあるだろうと考えております。いずれにしましても、平和的な対話で、ぜひ冷静な外交交渉を積み重ねていただきたいと考えております。
(記者)中国の方や旅行を自粛される方に対して、市としてメッセージを発信する予定はあるのでしょうか。
(市長)今のところ具体的な影響がまだ出ていないところですから、今後、動向を注視してまいりたいと考えております。
(記者)県では江蘇省との交流会議が延期になるという影響もあったと思うのですが、市として、現時点で会議やイベントが延期になったということはございますか。
(市長)鹿児島市は長年にわたり長沙市との友好関係を締結してきているわけですが、その交流について、今のところ影響や連絡はないところです。
(記者)分かりました。ありがとうございます。
(記者)先週の知事とのトップ会談の中で、サッカースタジアムについて2か所が有力な候補地として挙げられたかと思います。その候補地について、来月、議会も始まりますが、改めてどういったことを提案されるのか、どういったことを議論していくのかを教えていただけますか。
(市長)先日の県市意見交換会におきまして、サンロイヤルホテル跡地と県立鴨池庭球場敷地の2か所について、調査を行っていくことを県と市の間で確認したところです。県立鴨池庭球場敷地については、目の前の市の文化公園に移設ができるかどうかも含めて調査をするための予算を、市議会の12月議会にお願いするところでございます。
(記者)調査の内容につきまして、現段階でどういったことをしていきたいとお考えでしょうか。
(市長)この2か所の調査地について、スタジアムの配置図やパース図、さらには概算整備費など、候補地を決めるに当たっての比較検討に資する情報を調査していくと考えております。
(記者)これまで長年議論が続いてきまして、一部では県有地だったことを理由になかなか議論が進まないという場所もあったかと思いますが、今回の2か所については、また白紙になったり、再検討が必要になったりという可能性は、考えられるのでしょうか。それとも、もうないと考えていいのでしょうか。
(市長)今回、調査をするに当たっては、スタジアムの立地が具体的に可能かどうかということをしっかりと調査をしていき、候補地の選定につなげていきたいと考えております。
(記者)12月の議会に提案されるということですが、今回の提案内容について、どのぐらいを目途に調査を終えたいと考えていますか。
(市長)おおむね来年5月ぐらいを目途に、一定の調査結果を出したいと考えております。
(記者)これまで時間軸ということを、市長も会見等でお話をされてきたと思いますが、今回この2か所を有力な候補地として挙げたことについて、スピード感については、どのように変わっていくとお考えでしょうか。
(市長)調査の中で、実際にどの場所であればどれぐらいの時間軸で走れるのかというところを見ながら、比較検討を行っていくことになるだろうと思います。
(記者)改めてこのサッカースタジアム整備に向けての意気込みを一言いただけますか。
(市長)これから鹿児島市も急激な人口減少時代に突入する中、特に若い世代に選ばれるまちを実現する必要があると考えています。鹿児島でずっと頑張ろう、もしくは1回出たけれども帰ってこようと思っていただくためには、稼げる仕事、子育て・教育の充実、さらにはわくわくするエンターテインメント、この3点が必要であると考えております。そういった中で、年間を通じてわくわくするエンターテインメントを実現する場、さらには、鹿児島にずっと居続けよう、頑張ろうと思うためには、人と人とのつながりやコミュニティーも非常に重要な要素になります。コミュニティーを生む場所という点でも、スタジアムの重要性は大きいものがあり、しっかりと時間軸をにらみながら、実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
(記者)ありがとうございました。
(記者)スタジアムの関連で追加でお聞きしたいのですが、今回2か所の候補地が挙がりましたが、改めてそれぞれの立地の敷地も含めたメリットと、まだ調査前ですが考えられている課題を教えていただけますか。
(市長)1つは、公園の一帯ということで国の補助金の活用というのが視野に入ってくることが、1つの利点として挙げられるだろうと思っているところです。調査しなければならないことは、それぞれの調査地についてどれだけの土地を活用する必要があるのかということや、そもそも県立鴨池庭球場敷地案につきましては、文化公園に庭球場が移設できて、現在の県立鴨池庭球場敷地にスタジアムがはまるかどうかというところもしっかりと調査をしていきながら、比較検討の材料をそろえていきたいと考えております。
(記者)調査自体は来年の5月を目途にということですが、その後、調査結果を踏まえて最終的に決定というところのスケジュール感というのは、今のところお考えとしてはあられますか。
(市長)これは具体的にお示しできる段階ではありませんが、従来、県とも時間軸を意識してということで、この候補地を一緒になって探してきているわけですので、今回の調査によって比較検討できる材料をそろえた上で、なるべく時間軸を意識して候補地の決定に取り組んでいきたいと考えております。
(記者)分かりました。ありがとうございます。
(記者)来年の5月を目途に調査結果を出すお考えだとおっしゃっていたのですが、例えば具体的に配置図や概算整備費など、どういった内容の調査結果を出す予定でしょうか。
(市長)それぞれの調査予定地について、実際にスタジアムがはまるかどうかというところもありますし、その場合に、どれだけの土地を活用する必要があるのかというところから、概算事業費もはじかれてくるでしょうし、そこからある程度の時間軸というのも見えてくるでしょうし、そしてそもそも立地ができるのかどうかといったところも、比較する材料としてそろえていくということであります。
(記者)時間軸ということですが、要はスタジアムを建設するまでにかかる時間みたいなところでしょうか。それとも工事開始までの時間なのか、それこそ工事が大体完成する時間も全部含めての時間軸なのか、時間軸が曖昧過ぎて分からないところがあって、分かりやすく言っていただけると。
(市長)そこはイコールでして、恐らく2つの場所どちらにしても、同等のものの整備であれば、建て始めたらその時間に変わりはないわけでしょうから、着工まで、もしくは完成まで、ほぼほぼイコールになるのではないかと思います。いずれにしても、何年かかるのかを意識していくことになってまいります。
(記者)ありがとうございます。
(記者)今回、調査費を12月定例会へ提案されるということですので、念のための確認ですが、現時点で市としては、この2つの候補地に絞り込んだということでよろしいでしょうか。
(市長)この2つの候補地で、まず前段階として、スタジアムの立地が可能なのかも含めた調査でして、立地ができる場合に、概算事業費がどれぐらいで、そして時間軸はどうなのかを、比較検討していくということです。
(記者)県と市の意見交換会の中で、市のほうが8月に提案されたということであったようですが、それに至るまで、県立鴨池庭球場敷地以外にも市として候補地を挙げられたことがあるのでしょうか。
(市長)県と一緒になって、国が持っている土地、県が持っている土地、市が持っている土地、もしくは民間の方々が持っている土地を幅広に検討してまいりました。そもそもの広さであったり、中心市街地との距離であったり、様々な観点から考えたときに、なかなか適地が難しいという中で、今回、鴨池庭球場案をお示ししました。それまでは未利用地を探してきたわけですが、既存の公共施設を移設した場合に立地が可能となり得るところがないか、そういった観点から出てきたものです。市の持っている土地としては、例えば、ふれあいスポーツランドなどを検討してきたわけですが、様々な条件に適合しないということで、今回2つの土地を調査して比較検討していくことになったわけです。
(記者)スタジアムに関する予算化に向けては、前回、議会のほうから附帯決議ということもございました。今回、より慎重に予算化されたと捉えてよろしいでしょうか。
(市長)これまでも、議会からの附帯決議を踏まえて検討に取り組んできたところです。
(記者)ありがとうございます。
(記者)先日のナポリ訪問について、下鶴市長は就任後初のご訪問ということだと思うのですが、感想を一言お伺いします。
(市長)ナポリとの姉妹都市盟約65周年の訪問団として、私自身、市長就任前後を含めて、初めてナポリを訪問させていただきました。これは、本来は私の就任直後が盟約60周年であったわけですが、当時コロナ禍の真っただ中でして、交流ができなかったということもございます。そうした中で今回、今後の姉妹都市継続の意向確認の署名式も行い、そしてナポリ市長とも親しく懇談を行うことができました。その中でスポーツを含めた今後のさらなる交流継続・拡大について意見交換を行い、合意を行ったところです。現地では国立の火山学研究所も訪問いたしまして、施設の充実ぶりに率直に言って驚き、学ぶべき点がたくさんあると感じました。ナポリの現地は火山地帯で、群発地震が、有感地震、無感地震も含めて日常的に起こるところです。モニターで、たくさんの火山を常時観測していて、ものすごい知見が蓄積されていることを感じました。鹿児島市としては、大正噴火級の大規模噴火に対する警戒を要する時期に入ったとされる中、市町村としては初となる火山防災研究所を設置したところであり、今後とも市民の皆さんの避難に資する研究を積み重ねていく上で、ナポリとの関係というのは非常に有意義なものになっていくだろうということを確信いたしました。さらには、毎年、「青少年の翼」で青少年を派遣しているナポリ東洋大学の学長さんや教授の皆様とも懇談を行いまして、今後の学生さんの受入れ継続についてお願いをしてきたところです。現地にあります鹿児島通り、鹿児島広場も拝見いたしまして、改めてこの65年積み重ねてきた交流の歴史の貴重さを、実感してきたところです。現地では、駐イタリア日本国特命全権大使の方ともお会いし、来年は日本とイタリア国交樹立160周年記念の年に当たるということも伺いました。ぜひ、鹿児島でも日本とイタリア、ナポリとの縁を生かして、160年ということを何らかの形でPRしていければと感じたところです。
(記者)国立の火山学研究機関をご訪問なさったということですが、それを鹿児島の火山防災研究所に学んで生かせる点というのは、実際何かあったでしょうか。
(市長)研究のレベルが非常に高いと感じましたので、今回、市民代表として京都大学の先生にもご同行いただいたわけですが、今後も研究機関同士、そして研究機関の人同士の交流を積み重ねていくことによって、鹿児島市の火山防災力のさらなる強化に資するものと、大いに期待を持てる訪問であったと考えております。
(記者)ナポリにはセリエA(イタリアのプロサッカーリーグ)の強豪チーム「SSCナポリ」があるのですが、そこのサッカースタジアムは視察されなかったでしょうか。
(市長)SSCナポリも視察しました。やはり外交において共通の話題というのは非常に重要でして、ナポリ市長とお会いしたときに、私からは、「スクデット(セリエAで優勝すること)おめでとうございます」と申し上げた瞬間に、非常に和やかになりました。そして、名前入りの鹿児島ユナイテッドFCのユニフォームを、ナポリ市長さんに贈呈しました。昨年、SSCナポリは、鹿児島とのご縁を基に、日本文化をモチーフにしたサードユニフォームを作っており、私はそれを持参しました。インターネットでSSCナポリの公式アカウントが掲載した、ユニフォームのPR画像に、仙巌園や天文館なども掲載されていたところも通じながら、私からは、「スタジアムができた際には、ぜひナポリのユースチームと試合がしたいですね」と申し上げて、サッカー、スポーツを通じた交流というのも、今後さらに取り組んでいければと思っているところです。
(記者)スタジアム自体については、今後整備に生かせるようなところや、参考になる点はありましたか。
(市長)スタジアムについては、苦労して活用しているんだなという印象を持ちました。たしか60年前にできたものに、30年前に屋根をつけたとお聞きし、一方で老朽化という課題もあるということで、なかなか時間がたつと維持も大変になると感じた次第です。SSCナポリのスタジアム自体は、トラックがついていて、たしか七、八万人入る規模のものを、一旦ダウンサイジングして四、五万人規模にしたとのことですので、規模感は違ってくるわけですが、実際に施設の年齢をどう捉えていき、どう活用していくのかという点では、非常に参考になったと思っております。
(記者)分かりました。ありがとうございます。
(記者)現在、ワシントン条約の会議でウナギの取引規制に関して議論がされておりまして、市内にもウナギの料理店がたくさんありますが、ウナギの価格高騰などが懸念されております。市長の受け止めと、鹿児島市内、鹿児島県でどういう影響が懸念されるかをお願いできればと思います。
(市長)今後どのような議論になっていくか次第ですが、私としては、水産資源の涵養、そして確保・育成というのは非常に重要であると思います。一方で、その国々の食文化というものは、しっかりと尊重していただきたいと考えているところです。
(記者)輸入、輸出において許可制になった場合には、その国々のウナギという資産が守られる可能性があるという意味でしょうか。
(市長)両立が必要でして、関係ないところで全てルールを決めるのではなくて、それぞれの国の食文化はしっかりと尊重されるべきだろうと考えています。
(記者)日本としては、採決に対して反対の立場を取っていると思うのですが、下鶴市長としては反対の立場とは言えないということでしょうか。
(市長)規制の内容によりますが、日本のウナギを食べるという食文化に対して甚大な影響が出るようであれば当然反対の立場であります。鹿児島県は日本一の養鰻のところでもありますから、そういった面でも、地域の食文化を踏まえた取組が必要であろうと考えております。
(記者)分かりました。ありがとうございます。
(記者)候補地の1つとなっている県立鴨池庭球場について、こちらは市有地となっています。あわせて、移設場所として検討されている文化公園、こちらも市有地となっていると思いますが、整備を検討するに当たってどのようなメリットがあると捉えているか教えていただけますか。
(市長)市有地ですから、土地取得の必要がないということになります。
(記者)それは時間軸というところにも関わってくるでしょうか。
(市長)比較するときの費用のほうにかかってくると思います。
(記者)旧統一教会の信者が参加拒否決定の取消しを求めて提訴したというところで、来週第1回目の口頭弁論が控えているかと思います。市としてどのような姿勢で臨むか、この訴訟に対する受け止めと併せて教えていただけますか。
(市長)今年のおはら祭におきましては、1団体、規約に基づき参加をお断りした団体がありました。振興会といたしましては、不利益が及ぶおそれがあるために具体名はお示しをしていないところでございます。そのお断りした当該団体から訴訟が提起されたことは事実でありますが、係争中の事案であるために、主張はその法廷において行ってまいりたいと考えております。
(記者)市電の事故が相次ぐ中で、先日、出口扉が開いたまま、およそ30メートルを走行したという事案がありましたが、この件について市長の受け止めと再発防止策について教えてください。
(市長)今回、走行中の市電の扉が開いたまま運行を継続してしまったことを非常に申し訳なく思いますし、改めて報告を受けて、私から交通局のほうに、基本的な安全確認、安全動作の徹底をさらに図るように強く指示をしたところです。今回の事案につきましては、安全装置自体は働いたものの、それを確認することなく切ってしまったというところから発生したものであり、やはり基本的な動作、基本の徹底が安全運行、そして利用者の安全を守るということになりますので、とにかく基本をしっかり徹底するように、改めて強く申し上げたところです。
(記者)ありがとうございます。
(記者)10月に導入されました公共料金の値上げ等について、その後の受け止めを、市長としてどのように感じていらっしゃいますか。
(市長)今回の公共料金の改定につきましては、様々な管理経費、人件費も含めたコストの上昇、さらには実際に施設を利用される方と利用されない方の均衡を図るという目的を含めて改定させていただいたわけであります。そういった中で、市民の方の値上げを少しでも抑えるために、市外利用者が一定以上多い施設については市外料金の導入も図ったところです。市民の皆様にはご理解をお願いして運用しているわけですが、引き続きご理解をお願いしてまいりたいと考えております。
(記者)間もなく2か月が経とうとしておりますが、市長のほうへ、課題であったり、市民の方の反応であったりという声が届いていますか。
(市長)特に混乱の声という報告は、受けていないところです。
(記者)振り返るのは少し早いのですが、今年、物価高ということに関しては、いろいろなことがありました。市長にとってこの1年を振り返るに当たって、物価高というのをどのように捉えていらっしゃいますか。
(市長)物価高騰は、様々な面で顕在化をしてきています。円安もあり、様々な生活に必要な資源・資材を輸入に頼る我が国にとって、為替相場の変動も含めて非常に厳しい状況が続いていると考えております。私は物価高騰について思いを致すときに、もちろん目の前の物価高騰対策をしっかりやらなければならない。実際に苦しい市民、事業者の生活、経済活動をどう支えていくのかということを今、国のほうでもご議論いただいておりますので、国の交付金も活用しながら、速やかに手だてを講じてまいりたいと思っております。一方で、中長期的なスパンで考えたときに、物価高騰を上回る経済成長を実現していかなければならないというのも事実です。今後、鹿児島としてどういう産業で飯を食っていくのかもしっかりと踏まえながら、物価高騰対策につきましては、当然、目の前の対策も大事ですが、その後の中長期的な経済成長、産業をどう育成していくのかもしっかり考えながら、そこまで含めた物価高騰対策として様々取り組んでまいりたいと考えております。
(記者)市長が一市民として、物価が高くなったなという率直な思いというのはございますか。
(市長)私もお昼は、お弁当を取りますので、お弁当も2回ぐらい価格改定もされておりますし、スーパーに買物に行って、お米の棚を見たときにも物価高を感じますし、生活の随所で感じることがございます。
(記者)市外料金・市内料金を設けたわけですが、現場でトラブルといいますか、何か耳に入っておりますか。
(市長)今のところは、目立った混乱についての報告は受けていないところです。
(記者)ありがとうございます。
(記者)先日、「天文館探偵物語」が鹿児島で先行公開されたと思います。私も拝見させていただき、市役所も登場したと思いますが、市長は、ご覧になられたでしょうか。
(市長)はい、見ました。
(記者)ご覧になられた感想はいかがでしょうか。
(市長)特に鹿児島の人からすれば、あの場面がどこというのは容易に想像がつきますので、そういったところも楽しめましたし、この映画を通じていわゆる聖地巡礼、映画のロケ地を実際に訪ねてみるといった面で、観光振興に資することを大いに期待したいと考えております。
(記者)12月5日から全国公開ということで、昨日の舞台挨拶にも私、取材をさせていただいたのですが、県外からのお客さんもかなり多かったと感じております。改めて観光面においても期待するところをお伺いしてもよろしいでしょうか。
(市長)そうですね。今回、映画で描かれた場面の場所を実際に行ってみたいというニーズは、特に若い方を中心に多いものがございますので、ぜひ実際の映画の現場を訪れていただき、そして鹿児島の魅力、天文館の魅力を大いに堪能していただきたいと期待したいと思います。
(記者)ありがとうございます。
よくある質問
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