更新日:2025年10月23日
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鹿児島市水道局では、汚水の処理過程で発生する下水汚泥を発酵させ、有機物を含む肥料として再資源化する取り組みを続けています。
肥料の年間生産量は約1万トンに達し、安定供給が可能で、全国でも最大規模を誇ります。しかし近年、販売量は減少傾向にあり、さらなる有効活用が課題となっています。
従来は「サツマソイル」として長年販売されてきましたが、令和6年11月に国の新たな公定規格「菌体りん酸肥料」に登録し、名称を「マグマソイル」としての販売も開始しました。
両肥料は同じ工程で製造しており、用途や目的に応じて使い分けることができます。「マグマソイル」は成分が保証されており、施肥設計がしやすく、農家の皆さまにも安心してご活用いただけます。
下水汚泥資源の有効活用と循環型農業の推進を目的に、農家の協力を得て、奄美大島と鹿児島市内の圃場で施肥試験を開始しました。
持続可能な農業と資源循環の重要性が高まっています。鹿児島市水道局では、下水汚泥を肥料として再資源化する取り組みを続けています。
今回の試験では「マグマソイル」を使用し、奄美大島と鹿児島市内の圃場で、循環型農業の可能性を検証する試験を開始しました。
鹿児島市水道局は農業の直接的な担い手ではありませんが、下水汚泥由来の肥料を有効に活用することで、農業分野における資源循環の促進に貢献していきたいと考えています。
施肥の様子や圃場の写真、試験結果などを随時公開し、皆様に分かりやすく、丁寧に情報を発信してまいります。
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