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更新日:2023年12月12日

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感染性胃腸炎(おう吐下痢症)

季節における主な原因ウイルス

冬季にはノロウイルスが主な要因となり、春先には主にロタウイルスが要因となります。

基本的な予防は、手洗いになりますので、帰宅後、調理前、食事前などでの手洗いに十分心がけましょう。

ウイルス感染時の症状

ノロウイルスの場合

おう吐下痢が主な症状で、発熱の頻度は低いとされています。

症状がなくなってからも、ウイルスは、1週間から長い場合は1ヶ月程度も便の中に排泄される場合があるといわれます。

重症度については文献的考察によるとロタウイルスの方が、多くの重症例があるとするものもあれば、同等程度であると記述されているものもあります。

なお、感染していても症状が出ないこと(不顕性感染といいます。)もあります。但し、便の中にウイルスは排泄されますので、感染の予防は患者と同様になります。

ロタウイルスの場合

おう吐下痢発熱が主な症状です。発熱の頻度がノロウイルスに比べて高いことが特徴ですが、発熱は、通常、1日で終わります。おう吐は、1日5回から6回になる場合が多く、激しいおう吐や下痢などにより急激に水分が失われるため脱水も多く見られます。

また、下痢便で特徴的なことは、白色から黄白色便が見られることがあることです。

ウイルスは約1週間くらい便の中に排泄されるともいわれますので、症状がなくなった後も数日間は周囲の方に感染させないよう、手洗いなどに注意する必要があります

ウイルスの感染力、感染経路、潜伏期間

感染力について

どちらのウイルスも、患者のおう吐物や便の中に大量のウイルスが含まれており、その感染力は非常に強いとされています。咳やくしゃみなどでは感染しません

感染経路について

どちらのウイルスもほとんどが経口感染(口から体内に入ること)によるもので、「一般的」には次のような経路が考えられます。

  • (1)ウイルス感染者のふん便やおう吐物からヒトの手などを介して二次感染した場合
  • (2)食品取扱者の手指がウイルスに汚染されており、その手を介して汚染された食品を食べた場合
  • (3)ウイルスに汚染された食品を生あるいは充分に加熱調理をしないで食べた場合

潜伏期間について

どちらのウイルスも非常に短く、おおよそ1日から3日程度で症状が現れます。

季節性について

ノロウイルスが11月から12月(冬季)にかけて流行するのに対して、ロタウイルスは3月から4月(春先)に多いとされています。

施設などでの集団発生について

集団生活を行う施設内で、患者が発生した場合は、大きな集団発生へとつながる可能性があります。

集団発生時に慌てないように、平常時のうちに、施設内での対応についてしっかりと確認しておき、施設内での集団発生に準備しておきましょう

対応の際は、施設内における対応マニュアル(PDF:761KB)をご参考ください。

その他

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お問い合わせ

健康福祉局保健部感染症対策課

〒892-8677 鹿児島市山下町11-1

電話番号:099-803-7023

ファクス:099-803-7026

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